ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

ハッピー?

2008-10-31 | なんでもないこと
ハロウィンなんて よくわからないくせに
「ハッピー・ハロウィン!」なんちゃって、
世の中には オレンジ色の巨大なカボチャが続々と出現中。





私も、楽しいことなら大好き。

美味しそうなカボチャのプリンでも、と考えていたら
成城石井でこんなものを発見♪

ダラコスタ ハロウィンパスタ。








標準ゆで時間:7~9分。

原材料名:デュラム小麦のセモリナ、にんじん、イカスミ。

原産国名:イタリア。

カボチャのオバケ、魔女、コウモリの形、とあるが
魔女は私には見えない(汗)。







スパイダーとフクロウもありそう?

こんなものでも 食卓が楽しくなるなら、たまにはいいか、と。







それに、地元産のきゅうりと 亭主の好きな竹輪、
息子の好きなゴマは 土建屋の社長の金ゴマ、
それにマヨネーズに柚子酢をたっぷり。

これで、我が家流のパスタ・サラダに。

美味しいよ。





我が家は 一年で一番仕事が忙しい11月に向けて カウントダウン中。

おまけに、今年はピークが例年よりもかなり早めに来る予定。

おまけに、ガーデニングも 秋のピーク(苦笑)。

あと半月もすれば きっと どちらも落ち着くはず。

なんとか今年も 健康で乗り切りたい。



今できること

2008-10-19 | 考えたこと
YouTubeとかいうものに、
こんなのがある→Apple創始者・スティーヴ・ジョブスの伝説のスピーチ(2)



「一日一日を 人生最後の日として生きよう。

 いずれ その日が 本当にやってくる。」



これだけは、なかなかできない!(汗)







せっかく、がん患者になったというのにね(苦笑)。

明日という日は、永遠にやってくる。

そう信じているよ。













「遠い将来」のこととして、だけれども、
ホスピスが身近に感じられたこの夏だった。

今月、そのホスピスを舞台にした
「スペース・ターミナル・ケア」というお芝居が
上演される、という記事を読んだ。
(→評:スペース・ターミナル・ケア

残念ながら 足を運ばなかったし、既に終わってしまったけれど。



私が読んだ記事には その中のセリフがひとつ、書いてあった。
(→ホスピスの日々と宇宙の旅


癌に侵された医師の植田のセリフ、
「今できることを やらないでいる理由がない。」

主演(だと思う)加藤佳男氏が
ドキリとした、という、このセリフ。

私もドキリとした。

すごく前向きで、 
気分が良くなる言葉だと思った。







~~今できることを やらないでいる理由がない~~



では、
私の「今できること」って、何だろう。

案外、ちっぽけなことかもしれない(苦笑)。

ならば、それを、
一所懸命にやるっきゃないか。







じゃ、今夜の味噌汁の出汁をとるね(笑)。



考えること

2008-10-17 | なんでもないこと
2004年6月、このブログを始めるに当たり、
ブログの紹介文に
「いろんなことについて、考えたい。」
と書いた。

それは そのまま 今でも冒頭にある。

「いろんなこと」って、何だろう?

そう、それは、「いろんなこと」である(笑)。







朝顔ならぬ白花に つるべならぬ自転車のタイヤを絡め取られて。






もしかしたら、それは、
「生」と「死」かもしれない、と思い始めてから
すでに2年近く過ぎた。

やはり
「生」と「死」なのだろう、と 今でも思っている。

これだけ、
猫も杓子も「ブログ」をやってるのに、
そんなことを ブログに綴る人は 
多くはないのでは? とも思うが、

私の興味の多くを引き付けるものは
「生」と「死」。

それは お寺に生まれた、とか
仏教を(ほんのちょっとだけ)ベンキョウした、とかいう
過去の事実の上にあるかもしれない。

とにかく、
そういうところに興味をもってしまうのは、
自分でもどうしようもないことなので。







息子も もう自転車に乗るのこともないので、誰も困っていないけど。






フツーの人が
「生」とか「死」とかについて
ウダウダ書いているというのは
どうもウソくさい気がしてならない。

フツーに読める文章は、
書いた人が フツーじゃないからこそ、
そんなこっぱずかしいことを書けるんだろう、とも思う。

そして 私の場合、
乳がん患者になった、という事実が
その「こっぱずかしさ」を消してくれる。

だから、私にとって、
癌になった、ということは
幸運だった、と言いきれる。

癌になった、ということは
不運だった、ということばかりでは決してなく、
他にもいろいろとイイコトはある。

上手く言えない。

けれど 
「生」と「死」を扱う時に
割と 堂々と? こっぱずかしくなく、
投稿ボタンを押せる、というメリットは
確かにある。







面倒を見てやっていないので 全部地面に倒れている、白花ホトトギス。






延々と 私の乳がん関連の記事にお付き合いいただき、感謝!

これからも、たまには出てくると思うけど。

それと、
「生」と「死」の話題、
これも もっともっと書きたい。

ただ やはり
頭の中で 言いたい事が カタマリになってきてからじゃないと
なかなか書けない。

これからも、
ゆっくりと、お付き合いいただけたら。







南無六地蔵菩薩

2008-10-16 | なんとなく仏教?
夢を見ていた。

怖かった。

何が怖かったのか、覚えていない。

覚えていないけど、怖かった。






私は 危急の場合でも
意外としっかりしていたり 
冷静だったり
よく 周囲が腹を立てるくらいに
ノンビリ(または、ボンヤリ)していたりするのだが

その時 私は 夢の中で
危機に立っていた。

すがるものが欲しかった。

あれは 検査の結果が出る9月9日よりも
前のことだったろうか?






私は 
「ここは観音さまでしょう!」
と思った(笑)。

そして、冷静に、
阿弥陀さまじゃなくて、観音さまを選び、
手を合わせて
「南無観世音菩薩」と唱えた。






何度くらい唱えただろう?

気がつくと 私は
違う名号(みょうごう)を唱えていた。

「南無六地蔵菩薩」。



あれ? 変わっちゃってる。

気がついたけど、
口は もう そういう癖がついて動いているので
そのまま
「南無六地蔵菩薩、南無六地蔵菩薩、・・・」
と。






今 考えれば、
六道の 6つの世界で
私たちに救いの手を差し伸べてくださるお地蔵さまにすがっていた、
ということは、
私は、 
まだまだ、解脱には程遠いらしい。。。(爆)

ただ とにかく
普段 そんな名号をとなえることのない私が
一心に 
「南無六地蔵菩薩」
と(笑)。

それが、目覚めてからも やけに鮮明に
記憶に残っていた。













翌日、
事務所で 亭主と
カタログをめくっていた。

顧客にお渡しする粗品を選ぶ必要があったのだ。

亭主が これがいいだろう、と 
指し示すものは 
なにしろ値段が安く(これ、大事!)、
今回の趣旨には 沿ったもののように思えた。

カタログのそのページの右下に それは あった。













六地蔵菩薩さま。

「コレが欲しい!」
と言うと、亭主はチラ見して
「高い。 値段ほどのことはないと思う。」

「そっか。。。」




それきりになったのだったが、
やがて 小さな商品が多数入荷されると
私が言っていた六地蔵さまが 
ひとつだけ、一緒だった。

可愛い。













以前にも書いたが、
術後 間もなく6年を迎える私の周りで、
最近、

乳房再建手術を受けて
新たな人生を歩み始める女性や

転移が見つかって 
再度の入院・手術・治療に挑む女性が
増えている。

この世での生を終えて 
私たちの誰もが行くその先で
待っていてくれることになった女性も。

愛犬は きっと 
年内にもう一度手術を受けると思う。



きっと そんな私たち みんなを
お地蔵さまは守ってくれている。

そう思いたい。

名号を唱えることは、
私も もうしていないんだけれども(爆)。










復活!!!(2)

2008-10-15 | 乳がん
生理の復活を告げた 9月9日、

主治医は 「貴女のお薬をどうするか。」と言った。

方法は3つある、とも言った。

服用を止める。

このまま続ける。

薬を替える。



その前に グチャグチャと話しているから、
よく考えたら 誘導されてた気もするんだけど(苦笑)、
やはり、ここは、
閉経前、ということで。

「ノルバに戻した方がよさそうですね。」

「じゃあ、処方箋にそう書くよ。」

「ハイ。」







復活した、ノルバデックス、90日分。あれ? タスオミンじゃないの?(爆)






ジェネリックのタスオミンでも良かったはずだが、
何故か、ノルバデックス。

こちらの方が馴染みが深かったから、
疑問に思わずに帰って来てしまった。

今度行ったら、タスオミンに替えてもらおう。







丁子草の黄葉。






ノルバが復活して、
少しは予想していた変化が、あった。

一番痛い手指が、左から右へ、戻った(笑)。

足の関節痛も、多少、左右が、揺れた。

オリモノが増えた。

オリモノかぶれでヒリヒリ、も再発した。







もしかして、丁子草の種が採れるかも?!






ちなみに、薬局でくれた紙切れによると、
ノルバデックス錠(クエン酸タモキシフェン)の働きとは

「腫瘍細胞の増殖に関わる女性ホルモン(エストロゲン)の
 働きを妨げることにより、
 細胞の増殖を抑えます。」
 
であり、その副作用は

「月経がない、月経異常、気持ちが悪い、吐く、食欲がない、

 性器出血、おりもの、下痢、頭痛、めまい、発疹、発汗、

 脱毛、ほてり、皮膚が赤くなる、肝機能検査値異常  等。」







夕方の酔芙蓉。






副作用も たいしたことがなければ フツーに生活できる。

というか、働かなきゃいけない。

けれど 過敏に反応してしまうと、お薬を替えなきゃいけなくなる。

私の場合は、薬の服用を止めるだろう。

止めれば、またまた、不安が襲ってくるに違いない。







終わってみれば、金木犀の香りの季節は、あっという間。






まだ もう少し。

4年か。 5年か。 10年か。 20年か。

そんな不安と 共存していかなくてはならない。



復活!!!(1)

2008-10-14 | 乳がん
アリミデックスがなくなるので
お薬をいただくために 
主治医のもとを訪れるのが 9月9日の予定だった。

再度の エコーの検査の予定も入れてあった。

モトノ病院で そう話をしたら、
じゃあ、その日を再診日(結果を聞く日)にしましょう、
と言ってくれて嬉しかった。

9月9日。

腹ペコでモトノ病院を出て、
美味しいものを食べてからクリニックの予約の時間。







この頃、駐車場から駅へ歩く途中の家に咲いていたクレマチス。
花の咲く家の傍を歩くのは楽しい。






骨シンチに異常は認められない。

主治医は 「やっぱり!」 といった顔(笑)。

まあ、今 思えば、確かに、
マーカー値にも現われていなかったしね。

そういうの、医師なら、わかるんだろうな。

でも、患者は、いちいち、不安になるからね。

何度も言うけど、マーカーに現れにくい癌、てのもあるわけで。



で、エコーの検査。

技師さんは、以前に診てくださった人。

そうしたら、結果は、
リンパ節が あれ以上に大きくなってないから、
炎症性のものだろう、
ということになった。

あれ、あれ、あれ。

気抜け。

どこかで、そうじゃないか、とも思っていたんだ。

思いたかったのかも?



でも 小さくもなってないんだけどね(苦笑)。







こちらは現在の 我が家の白い秋明菊。






9月9日。

これで、6月24日の告知から始まった、
「転移の再発」騒動?の終了だ。

ひと夏、ずっと、再発だと信じてたよ。

それほど騒いだつもりはないけど、
胸騒ぎは 少々あったし、

それは 家族の胸の中にも 多少はあったはず。

心配してくれた家族にも、「ありがとう」。

この窓を読んで 心配してくださった方々にも、
「ありがとう」を。







今年は 花茎が3本立って、ようやく「ここにあるわよ」という感じに。 






今回は 私から主治医へ、報告がひとつ。

「生理、始まりました。」



以前から、
「2度目の ちゃんとした生理が始まったら、
 すぐに来るように。」
と言われていた。

まだ、全然、チャントは、してないんだけども。

せっかくお会いしたんだから、これは、報告しておこう。






最初の復活は、なんと、8月下旬、骨シンチの日。

あら~、すっかり忘れていた頃に帰ってきたのね~、と。

でも、まだまだ、「生理です」というカンジではなかった。

そうしたら、9月上旬、またすぐやって来て、
その最中の9月9日だった。






心理というのは不思議なもので。

生理がもうない、と思ったら
女性でなくなってしまったような寂しさがあった。

でも それに慣れたら、
もう 生理なんて要らないと思っていた。

戻って来てみたら・・・なんて、邪魔なものなんだろう!

もう、すっかり、アガッタものだと思い込んでいたのに。



世の中の女性達は
こうして 「産む性」であることを甘受している。

それだけで
世界中から守られる権利が与えられていると思う。













先日 復活3度目の生理があった。

ノルバを飲んでるのに、
もう・・・妊娠・出産できそうなくらい、
イキのよい生理!(涙)

生理用ショーツは 
新品は娘にあげて、古いものは棄て、
2枚あるだけだった。

買い足すべきだろうか?



ナプキンも買ってきた。

その袋に
「ドッと出ても スキッと閉じ込める」
と書いてあった。

スキッと閉じ込めてくれる、とは感じなかったが
ドッと、は、出る。

生理って、こんなだったろうか?(涙)



「多い日の夜用」なんてのも買ってきた。

こんなのを使う日々が 戻って来て。

これからも毎月 使うんだろうか??



ふと 思った。

この数十年間、
電化製品が増え 家事労働が軽減されてきた日々だったけど

生理用品が 格段の進歩を遂げた数十年間でもあったなあ、と。

生理用品は進歩したけれど、
生理って、なくなって欲しいからと なくすわけにはいかないの?

タメイキ・・・・・・・。



不安の為せるワザ?

2008-10-13 | 乳がん
私は、割と冷静に、
自分の「転移の再発」を信じていた。

「再発」じゃなかった、とわかった今でも、
よく冷静でいたなあ、と 感心するくらい。

パニックしたかった、とは思わないけど。

怖いから、パニクるんだよね。

怖くなかったんだね。

再発は、怖いよ。

本当は、初発の時より、ずっと怖いよ。







きょうの画像も、土手の草から。






ある晩、
ベッドで寝ていて、
左胸の奥のほうが ジンジンしていたことがある。

ごく脇の方の、小さな一部分だけ、だ。

ああ、ここに、癌があるんだなあ。

がん細胞が、リンパ節に入っているんだなあ。

そう思った。







イヌタデも 白なら 茶花になりそうな風情。






しばらくしたら
左胸全体も ジンジンしていることに気がついた。

その他の部分は まったく何ともないのに、だ。

きっと リンパ節から 左胸に広がってしまっている、ということかなあ、
と思った。

癌が、というより、
がん細胞が。

リンパ液に乗って どこまで行くかわからない、がん細胞。

網膜にだって 転移する、と 眼科医が言っていたっけ。













主治医の言うとおりにしていたら
きっと 私の この胸は 切り取ってしまうことになるだろう。

胸筋も取ってしまうのだろうか?

それは、止めたいなあ。



やはり、ここは、化学療法を先にしてもらって
これ以上 癌があちこちに飛ぶのを阻止してしまいたい。

乳がんは 標準的化学療法が 比較的有効な癌だという話なので
やるときは普通にやろうと思っていた。

髪が抜けるなあ。

カツラが要るなあ。

今回は 近所の人に内緒、というわけにはいかないかなあ。

転移、と言ったら、
いつものように、
「はあ(もう)、長くねえみてえよ。」
と言われちゃうのかなあ(苦笑)。













髪がないうちは、母には逢えないなあ。

化学療法が始まる前には、
お墓参りに行かなくちゃなあ。

姉ちゃんにも逢わなくちゃなあ。

姉ちゃんは 私が乳がんだった、ってこと、
(記憶障害で)忘れちゃってるかなあ。

そしたら、今さら、妹が癌だなんて、
教えない方がいいかなあ。

そしたら、化学療法が始まる前に逢って、
次には 髪が生えて 自毛デビューするまで
逢わない方がいいかなあ。




化学療法を始める前に
髪を短く切ってしまおう。

ある人は 
前髪を残して短く切ったら
IKKOさんみたくなった、
と書いていた。

私はもっと短くしたいなあ。

スポーツ刈りくらいにしたら、短すぎるかなあ。

できたら その前に 一度 パーマをかけたいなあ。

パーマ、かけたら、やっぱり、フケだらけになるかなあ。

ベル樹バン酢ウェーブなら、大丈夫かなあ(笑)。

やっぱり、パーマだけは、あきらめた方がいいかなあ。。。。













吐き気は酷いのかなあ。

仕事の方はともかく、
台所仕事はどのくらいできるのかなあ。

亭主の作ったものや スーパーで買ってきたものじゃあ、
今の私は 耐えられないなあ、不味くて(涙)。






入院するのなら、パジャマを買わなくちゃなあ。

ガウンは、要らないかなあ。

冬の入院はイヤだなあ。



それは それは、いろんなことを考える。







骨シンチの時、モトノ病院でもらって来たチラシ。
緩和ケアは 治療法がなくなった時だけのためのものではない。






それにしても、あの、胸のジンジンは、
いったい、何だったんだ?(笑)

ただの、シビレ?(爆)

「転移の再発」が否定された今、
それだけが、残った疑問(苦笑)。



と、いうわけで。

2008-10-12 | 乳がん
と、いうわけで、
ハリーポッターを2冊も持って(涙)、
骨シンチを受けて来た。

それが、8月29日の記事だ。







ホビットの 小さいけれど居心地の良い家の入り口のよう、と私は思っている。






グジグジと ゆっくり考えて、

骨転移の心配をしながら
背中の痛みをこらえることができるほど
私は不可解な人間ではないつもり、

行って 検査して 安心できるなら、
費用なんて(15370円)、 
安いもんだ!(`ヘ´#)

と 決意。







ツタはからまっていないけれど、プミラがからみついている。
斑入りと、先祖がえりしたものと。






主治医の紹介状を持って モトノ病院へ。

骨シンチを希望している、とのことですが、
と聞かれ、

背中の、今まで痛くならなかった場所が痛んで
なかなか治らない、と説明。

翌々日に 骨シンチの予約をしてくれて
やけにあっさりとサヨナラされそうになったので
あわてて呼び止めた(苦笑)。

主治医に聞くより、
若い女医さんの方が 聞きやすいんじゃない?
って、思ってたので。

そしたら、
やけに、そっけない。

私が引っ張ったから、
少しは時間をとってもらえたけど、
大切な部分は全て、
「主治医の先生にご相談なさってください。」
と返されてしまった。

あ、そうですよね。。。 _/ ̄|○゛

それには、確かに、ものすごく、納得なんですけども。。。



それから、
やはり、場所がわからない転移癌については
PETは有効だ、という話だった。

が、ここにはない、と(涙)。

県内でも、有数の病院でないと、とのことだが、
ここって、
「県内有数」の病院じゃなかったのか?!!! (@゜Д゜)-。。o○







愛犬は たまに上に乗りたがるが、
よっこらしょと抱き上げて 乗せてやらなければならない。






紹介状に対するお返事? みたいのを託されたので
帰り道だし、
クリニックに寄ってから帰ることにした。

窓口に出すと、「少々お待ちください。」

ハイ。

いいですよ。

この先生、
モトノ病院時代には3時間半待ちもアリでしたから、
「待つ」となったら、3時間はアキラメで、待ちますとも。



ややあって 診察室に入っていくと、
主治医は モトノ病院の、紹介した医師の対応が気になる様子。

「どうだった?」と、身を乗り出すように。。

「え? ですから・・・、
 骨シンチの予約をしてきただけなんですけど。」

「え!!!」
(え?! 先生、ここ、そんなに大きな声出して驚く所?)

「それだけ?!」

「ハイ。」

「他に検査は?!」

「イエ。 骨シンチだけです。」




紹介状には 
他に検査の必要があるものがあったら、ヨロシク頼む、と
書かれていたようだった。

要するに・・・検査の必要はナシ、と見たのだろう。

というか、エコーなら、クリニックでもできるしね。

そう、モトノ病院で そんな受け答えをした記憶もあるよ。

エコーがクリニックで受けられるんなら、
中核病院である(有数の病院じゃあないけれど)モトノ病院で 
エコーを受けさせる必要は、ナシ、と。

というか、
まだまだ若くて モトノ病院を引退して間もない主治医に
楯突く気持ちは、サラサラない、
という意思表示かも?(苦笑)







実はこれ、彼女のお家なんだけれど、
この夏、とうとう、彼女は この中に入ろうとはしなくなった。
パパ、10年ごしの犬小屋、まだ完成しない?






と、いうわけで、
骨シンチをしてきたけれど、
(実は、転移じゃなかったんだから、アタリマエかもしれないけど、)
検査結果に異常はなく。

それは、メデタイことだったけれど、
背中の痛みは 最近ようやく薄くなった。

ちょうど 人間ドックの頃から痛み出したんだけど、
これ、もしかしたら、原因はストレスかも?(爆)



でも、やっぱり。

2008-10-10 | 乳がん
アリミデックスが効いてないんじゃないか?
という疑問は消えなくて。

半年前にはなかったものができてたんだからね。

(それが、「転移の再発」じゃ、なかったんだけどサ。)

主治医には悪いけど、
HPの先生の答えの方が 信用できる気がした。







この薄黄色の花も、土手の新顔。






だから、
ホルモン療法 → 化学療法 → 摘出手術 
という順番をとりたい、と思った。

手術を受けるとしたら、モトノ病院だ。

そうしたら、モトノ病院のあの医師の意見も聞くことができるだろう。

もし 恩師である主治医の意見に同意見だったとしたら、
どこかでセカンド・オピニョンを取ってみてもいいだろうと思う。



せっかく 面の皮が分厚くなってからの再発なんだから、
そのくらいやらせてもらっても、いいだろう。













ちょっと、久々に、モトノ病院にも行ってみたいな。
そんな気分もあって、
前から気になっていた 骨シンチを受けさせてもらうことを決意。

これはやっぱり、いっぺん 主治医に会いに行かないといけないのかな?













クリニックに電話。

「骨シンチの検査を受けさせていただきたくて、
 お電話したんですけど。」

その後に返ってきた返事が、
なんとも、トンチンカンというか、わけがわからん。

もう一度。

「あの~。 

 骨シンチを受けたいんですけど。」

「・・・それは、骨密度の検査とは、違うものですか?」

OH,NO!

「違います。」

「それでは、お待ちください。」

オイオイ、
貴女のお勤め場所は ブレスト・センターじゃないんかい?!







花後には 綿毛になる。 綿毛も、美しい。






予約して、主治医に会って、
紹介状を書いてもらって、
モトノ病院の医師に その場で電話で予約を入れてもらって、
紹介状を受け取って 帰って来た。









では、先ず。

2008-10-09 | 乳がん
久々にアクセスした。

Q&A掲示板の中で質問すると 
乳腺専門の医師が答えてくれるHP。

それが、最初にしたことだった。

腫瘍マーカーを調べてもらうよりも先に。

セカンド・オピニョンというほど、
大げさじゃないし 面倒ではないし
診察費も交通費もかからないけど
とても頼りになる専門医の 
真摯な意見をうかがう事ができる場所だ。







今日の画像も 土手の花々。






私の今回のこれは、転移なの?再発なの?と思っていたが

まず これが
「乳がんのリンパ節転移の再発」というらしい、
とわかって、少し、スッキリした。

でも、「転移の再発」って、やっぱり、スッキリしきれない(爆)。


こちらの先生は 
私の stage IIB の乳がんの「転移の再発」について
全身療法を優先させる必要がある、と言う。

針生検・病理診断の後、
ホルモン療法、化学療法、その後 残っていれば摘出手術。

「リンパ節転移が再発したと言うことは、
 他にも多数の転移、遠隔転移の可能性を秘めており、

 (ハイ、ハイ、さいザマス)

 今までの治療では
 全滅させることが出来ていないと言うことです。

 (そう、そう、それが、怖いのよ)

 安易に摘出手術は行わず、 
 まずホルモン療法を含め、
 全身療法を行うことをお勧めします。」

すごく、納得!

でも、これを 主治医に持って行って見せて、
このようにやってください、とも言えないし・・・=´、`=)ゞ






あ゛~、これ。愛犬にいっぱい付く。気をつけなくちゃ。






でも、できるところから、ということで。

主治医に聞きたいことを 久しぶりにメモに書き出して
(ちゃんと見ながら質問しないと、すっ飛ぶからね)、
主治医に会いに行く。



「先生、
 半年前には見つからなかったものが
 できてしまった、ということは、
 
 アリミデックス(や、アロマシン)は、効かなかった、
 ということですよね?」

と問うと

「いや! 効いているのかもしれない。」

と切り返す。



そう来るかあ?!



それで 頭が また いつものように真っ白になった私は
すごすごと引き返して
アリミデックスを飲み続けた。

効いてないんじゃないの? と 半分疑いながら。







これは何でしょう? 手のひらほどの大きな純白の花。






などなどの日々を過ごしつつ、
マーカー値を調べたり、骨シンチを調べてもらったり。

白とも黒ともつかない、グレーの日々だった。



そんなグレーの日々に
無治療というのは心理的に辛い。

ある方は その間に 何キロも体重を落とした、
とおっしゃった。

私も 十全大補湯(といったかな?)という漢方での
癌治療を考えたりもした。

今度 主治医のとこに行ったら、
そっちを請求しよう、と思っていた。



請求しないうちに 
再発ではなさそう、ということに 落ち着いてしまったが。







斑入りのヤブカラシ発見! 
珍しいからと持って帰って植えたら、たぶん、大変なことに!(笑)






あちこちに ネット上で質問に答えてくれる医療機関がある。

メールでの質問を受け付けてくれるところもある。

モトノ病院でも 
私の主治医が勤務している時に そういうシステムを
少なくとも乳腺外科には創ることができた。

その頃は 温存できるか否か?が大きな問題点だった。

今では モトノ病院でも 同時再建ができるらしい。

時代は変わるね。



ありがたい世の中だと思う。

活用しなくては、とも思う。

対応する医師の多忙さも想像する。

お医者のみなさんも、頑張ってね。



れんこんサブレー

2008-10-08 | なんでもないこと
乳がんの話ばかりじゃ、私も飽きる(笑)。

先日 姉夫婦が久しぶりに来てくれて、
お土産にこんなものを持って来てくれた。


「れんこんサブレー ハスだっぺ」。





イバラキ県南の大都会(爆)、土浦は
蓮根の産地としても有名。

スーパーで売っている蓮根のほとんどが 
土浦周辺でとれたもの、と思っている。

その蓮根の粉末が入ったサブレだと言う。

(土浦農業協同組合製「蓮根粉末」使用、とのこと。)

美味しいよ!






原材料:小麦粉、バター、砂糖、三温糖、
     クリーミーパウダー、鶏卵、
     蓮根粉末、食塩、膨張剤。

この表示は、
使用されている量が多い順番だ、ということだけど。。。

ま、入ってることは、入ってるわな(汗)。



なにしろ、この、蓮根そっくりの、
穴のあいた姿が可愛らしい。

「見通しがいい」とか言っちゃって、
縁起物のお菓子になるかな?

♪あなーのあいた、れんこんさん♬









入ってる紙切れの写真がボケボケなのが
なんともシロウトっぽくて、・・・・・・いい感じ?(爆)

お皿の無意味な花柄も田舎っぽくて?(爆)

製造元:レンコンホンポ「ハスだっぺ」(笑)





なになに?

「蓮根の食物繊維・鉄分・ビタミンCなどの栄養素がそのまま」?

・・・・・・なはず、ないでしょ!

でも バターの風味も楽しめて ホント、美味しい。

マーガリンやショートニングが入ってなくて嬉しい。

クリーミングパウダーってのが曲者だけど。

最近じゃあ、離乳食の食器みたいのが入ってたりするからね(苦笑)。



お買い求めは、→コチラ

スーパーで 生の蓮根をお求めの際には、
穴の中が白くてきれいなものが新鮮。



さて、と。

2008-10-06 | 乳がん
ハッキリ言って、恐くはなかった。

あんなに、あんなに、恐いと思っていた転移だけど、
転移は、確かに、恐いけれど、
転移と聞いただけで やみくもに恐怖にかられる必要はない、と知ったから。

元気に? イキイキと 転移と付き合っている女性を
何人も知っているから。

私にだって、できる! と信じられた。



転移という(と思われていた)事実は哀しいけれど、
それほど大きな「どっこいしょ」がなくても、
対処していける、と思っていた。

「冷静に 慎重に そして 大胆に」
転移癌に挑もう、と思っていた。







新しい土を入れた土手には 新顔の植物が増えた。






さて、と。





では、どうするか。

主治医は もう少し リンパ節が大きくなるまで 数ヶ月待ってから、
手術して 取り出そう、と言う。

確かに、目の前に 癌の転移したリンパ節そのものがあるのだから、
その性質を 如実に調べることもできるし、
そういう意味での確実性はある。



数ヶ月 待つ、というのは、
今、5ミリ程度では、探し当てるのが難しいから、と言う。

昔ならば 
ハルステッドで 胸筋とかリンパとか 全部取っていたから、
私ならできるけれども、
今の若い人たちでは
そういう手術は やったことがないから、
もう少し大きくなるのを待たなくては 手術できない、
ということだった。

そう、
若い人たちに 温存術を広めた、張本人だったよね、先生は。

そうか。

そういう弊害があったのか(苦笑)。

まさか、先生が執刀する、ということは 
もう たぶん ないだろうし。

というか、外科の発想だね、先生(笑)。







赤紫蘇なんかも生えてきた。緑の土手に赤紫色はすごく鮮やかに見える。






でも、
数ヶ月待つ、というのは、

・・・・・・・・・・・・・・・・・・怖いでしょ?

じゃあ、まず、どうしようか。



7月1日の夕食

2008-10-04 | なんでもないこと
病院の帰途、電車の中で 私は頭痛が始まっていた。

乗換駅から電話して 外で食べよう、と亭主に提案し、いったん帰宅。

息子と三人で カレー専門店へ行ったが定休日(涙)。

仕方がないので 行ったことのないカレー屋さんを探してドライブ。

カレーが食べたかったのに、見つからない(涙)。



急遽 見つけて入った和食のお店で 
「石焼ひつまぶし」を食す。

これは、
石に当たっていた部分のご飯がカリッとしてて、美味しい!

たちまち、私はゴキゲンに!(笑)








いつもと違う道を歩けば、いつもと違う植物に出逢う。






亭主がお金を払っている時に
(我が家は 亭主がお金を払うのがキマリ。)

レジの向こうに 七夕の笹を見つけた私。 

店に入る時には気付かなかった。

プラスチック製の枝に ビニール製の葉?

緑の笹には いろとりどりの短冊が付けられていた。



見ると

「さっかーせんしゅになりたい」 だの

「家族みんなが 健康でありますように」 だのと 

どこにでもありそうな願い事が書かれている。



ふと後ろを振り返ると
机の上に 色とりどりの短冊と 
それ以上に色とりどりの マーカーのセットが置かれている。

短冊には ひとつひとつ、コヨリが付いている。

そうか!

これを あの笹に結びつければいいわけね!














私は 薄いグリーンの短冊を取り、
グリーンのマーカーを握って

「ちょっと待ってて!」
と亭主に声を掛けて 書き始めた。

息子がブツブツと 傍らで何かモンクを言っているようだ。

いいじゃないの。

気になんかしないわ。



「ビョーキが 治りますように」













書き上げた短冊を手に振り返ると
息子が それを私から取り上げてしまった。

そして また ブツブツ言いながら
一番高い所に 結びつけてくれた。

ちょっと、嬉しかった(涙)。

ボソボソしゃべってるから、
ホント、何言ってるか、わかんないんだけどね(爆)。













支払いを済ませた亭主もやってきて

「ママのビョーキがなおりますように  パパ」

とか書いて 結びつけた。





まあ、なんとか なるか。

なんとか なるさ。

なるようにしか、ならないもんね。

なんとか、するわよ(笑)。 

ゆっくり、考えるわ。













この頃には、十中八九、癌の再発だと思ってた。



7月1日のマーカー

2008-10-03 | 乳がん
血液検査の結果は 一週間後?

イエイエ、3日には出たよ。

週に一度の 治療院めぐりの日の夕方、
東京方面からの帰り道で 
クリニックに立ち寄ることにした。

こちらのクリニックに移ってからの数値も
合わせて メモしてきた。







駐車場から駅への通り道で 2箇所、ジュズダマの生息地を発見!







           基準値     2007.6    2007・12   今回

CEA        5.0以下/    2.2 →  2.3   → 2.1

αフェトプロテイン 10.0以下/   4.0 →  3.6   → 3.0

NCC-ST-439   4.5以下/   2.5以下 →  2.5以下 → 2.5以下

CA15-3     31.0以下/  7.7  →   8.9   →  8.8   




・・・?

もしかして・・・。

あんまり、変わってない?(爆)













モトノ病院時代のマーカー値も探し出してみたけど、
大きく変わったところは、
「αフェトプロテイン」とう項目が加わったこと。

気になる所は、
乳がんでない人には ほとんど存在しないという
[CA15-3]というのが、
若干 増えてるみたい?

でも 基準値の範囲内だし。

というか、私、
病期がⅡbで リンパ節に転移があったのにもかかわらず、
手術前でも マーカー値は 基準範囲内だった人だし。

すべてがすべて、マーカー値に現われるわけではない、と。

それにしても、これじゃ、
やっぱり、よく、わかんない!



主治医も ちょっと「?」な様子。

普通なら、もうちょっとマーカーが上がるんだろうと思う。(想像。)







子どもの頃 一生懸命に採ってきて 長い、長い、首飾りにしたっけ。





でもね、先生。

私、気になることがあるの。

背中が、痛いの。



小さい頃から 腰や背中が痛かった。

ずっと、ずっと、「腰痛持ち」として生きて来た。

でも、ここ、ここのあたり、
今まで痛くなかった所なのに、
この頃、痛むようになった。

それが、なかなか、傷みがとれない。

どうしちゃったのか?と思っていたところだった。

もしかして・・・?



って、思うよね、普通。

癌が転移した、って聞いたら。

リンパ液に乗って、体中、どこへ旅したかわからない、って知ったら。

脳と 肺と 肝臓と 骨に
転移しやすい、と知っていたら。



・・・転移じゃなかったけどサ。



マーカーはどうした?

2008-10-02 | 乳がん
胸筋の奥のリンパ節が腫れている。

乳がんの転移が疑われる。

そう言われて、
あまり詳しい話はしないで 帰って来た。

と、思う(苦笑)。

まあ、聞いても、多分忘れてしまったろうけどね。







アジサイで有名になったお寺さんだけど、もちろん、アジサイ以外の花もある。






腫れているとは言え、
リンパ節はまだ小さく、5ミリ程度とのこと。

これを手術で取るには もう少ししてからがいい、と言われたのは
この日じゃなかったかと思う。

ほうら、もう、ハッキリしてないよ(笑)。







手術をするなら、どこを紹介するか?

いつもよりも少しだけ優しい口調の主治医が
どこでもいいよ、と言う。

多分 私は 以前通っていたモトノ病院を選ぶな、と思った。

地元のアノ総合病院じゃ、いろいろ煩わしいし。

そんな話も 少し済ませて、
「ゆっくり考えてみます。」
と帰って来た。

時間は まだあるからね。

どうやら、
そんなにあわてて手術しなくてはいけない状況ではないらしいし。













家に帰ってきて、
ゆっくり考えて、
そうして思った疑問は、
「マーカー値は、どうだしたの?」
ということ。

マーカー値を見れば 
もっとハッキリしたことがわかるだろう、という
私の「頼みの綱」的思い込みもあり、
医師に尋ねたのだったが、
「今回は測っていない。」
とのことだった。

よ~く考えてみたら、
というか、考えてみなくても、
そんなはずないでしょ!?

あれだけサワギをして 血を抜いてもらったんだから!

怒り!!!!!













帰宅してから探したのだが、 
以前からのマーカー値をメモしたノートが見当たらない。

この窓で探した方が 見つかりそう(汗)。

ま、聞けばいいか、ビョーインに(爆)。













いつものように グジグジと逡巡して、
ようやく決心して(大げさ?)、電話した。

「今回、
 マーカー値を測定していなかったそうですが、
 マーカー値を測定していただきたいので、
 明日、血を抜いてもらいに行きたいと思いますが、
 いいですか?」

それが、6月30日の月曜日だった。

手術後 初めて、愛犬が ワンと吼えたのも この日だった。