ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

長野

2008-04-29 | なんとなく仏教?
仏教徒の端くれの端っこに位置するもののひとりとして(苦笑)、

これくらいは言っておきたいかなあ、と思って。



先の 北京オリンピックの聖火リレーでの、
トラブルというかアクシデントというか。

世界各地で いろいろあったけど
日本ではどうかなあ? と思っていた。







土手のイヌフグリ。 
空に散りばめられた星のように 土手に散らばった青い花を見ると 
‘宇宙’を思う。






きっと 何事も起こらなかったら 
私は「なあんだ。」とガッカリしたのに違いない。

でも 過激なことが起こると いや~な気分になったに違いないよ。

実際に 充分過激なころがあって
新聞に載った 福原愛ちゃんが 可哀想だった。

(アイちゃんは 息子と同じ年。
 
 辛い練習に耐えてきただけあって ずっと大人だなあ。。)



ただ 目立ちたいだけだったり
周りの雰囲気に踊らされているだけだったのなら
バカだなあ、と思う。

自分の意見を持って 自分の意思で行う行動としては
他に なにかしら もっと適した方法があったのではないかと思う。

なんにも行動を起こしていない私が言うのもなんだけど。。。







土手のタンポポ。
こんなホワホワの球形を見ても ‘宇宙’を思う。





仏教徒として 
チベットという土地に対しては 
ほんの少しではあっても
特別なものを感じている。

『セブン・イヤーズ・イン・チベット』という映画も
(テレビで)見た。

本も (文庫で)読んだ(2004年11月6日に記事にしている)。

『セブン・イヤーズ・イン・チベット』で亡命して以来、
亡命しっぱなしの ダライ・ラマ。

時として 信じられないくらい暴力的になる、強国。

(この巨大な強国に対して 日本は 毎年 膨大な援助をし続けている。)

巨大な国土と人口を持つ国だからこそ、
世界は 
友好的な関係を維持して 何かの折には 入り込んでいって
国益に叶うような関係を取り結ぼうとしている。

日本だってそうだ。

いろいろ グズグズと 考えてしまう。







出先で撮った 新緑の紅葉のこずえ。






とりあえず、
今回の 長野の善光寺の言動は 
まあ なんとか 評価できるんじゃないかな? と思っている。



ところで、
善光寺って 浄土宗と天台宗があるんだそうだけど、
ニュースになってた「善光寺」って、
どっちの宗派だろう? 両方かしら?

どっちでもいい?

そりゃあ、一般の人にはそうかもしれないけど。

ま、どっちでもいいか。



会期はもっと前に終了;

2008-04-27 | なんでもないこと
「少女マンガパワー!」の前にも 川崎市民ミュージアムに行っている。

「与 勇輝 ――神様のすみか」と題した展覧会。

与勇輝(あたえ ゆうき)は「川崎が生んだ世界の人形作家」なんだそうだ。

ちなみに 
このミュージアムで たびたびマンガに関する催し物があるのは
オタクが多いからではなくて、
マンガ家が多く居住しているから、らしい。





右に見えるのは 
私が与勇輝氏を知った頃の「ニングル」の人形たち。

不可思議な雰囲気を持った、妖精たち。

どうやら 北の大地のどこかに 密やかに住んでいる種族らしい?

(倉本聰氏との関連だから、当然、富良野?)



初めて見たのは いつのことだったろう?

その時から 不思議と 心をとらえて放さない妖精たちだった。

いま見ても やはり 心のどこかが す~~っと引かれていってしまう。



与勇輝(あたえ ゆうき)。

その名前を知らない人も 
必ずどこかで 人形達を目にしているはず。







今回は 懐かしい日本の子供の情景を著したものが多かった。

私も 思わず微笑んで見入っていたに違いない。

ところで、
映画「ぽっぽや」に 与氏の人形が出演していたろうか?

記憶が薄れている。

人形が出ていたような気はしている。

人形を見たら 私なら
「与勇輝の人形だ!」と 気付いたはずだが・・・。



全然気付かなかったのは 
さだまさしの「家族の肖像」のCDジャケットの 
家族全員の後姿、
あれの前からの情景を
「追憶 1985」という作品で見ることができたのだが

CDのジャケットの写真と同じものだ
(ただし、並び方が多少違っている)
とは まったく思いつかなかった。

記憶力の衰えであるとは思いたくないが。。。(苦笑)




上のカラーのものがジャケット。 白黒のものは 展覧会のチラシの裏の写真。



ああ、あのおとうさんは あんな顔をしていたのか・・・。

ああ、あの 小さな子(与氏 本人らしい)は
あんなものを 手にしていたのか・・・。

さまざまなことを感じる作品だ。






人形達は 
息を潜めて そこにじっとしている生き物であるかのように
完成されたものなのだが

完成までには 幾多の手間・時間・苦労があった事と思う。

人形作家という人種は
もしかしたら 全員が全員、完ぺき主義者たちかもしれない。

それほどまでに完全なのだ。

魂を吹き込まれている、としか思えない。



そして 
少女がうたたねしているコタツの
コタツ布団の布の色・柄も懐かしい、
という仕上がり具合になるわけだ。

お使いに出かけた少女の 
風呂敷の布が なかなか見つからなかったがために
完成までに時間がかかった、
などという エピソードが生まれたりしている。



その 根気と努力と その持続力と集中力には
とにかく、敬服する。

作られた人形達の 動作や表情のひとつひとつに
魅了されているひとりとして。






河口湖ミューズ館(→コチラ)というのがあることを 
今回 初めて知った。

与勇輝の作品に会える常設展があるらしい。

行きたい場所が、また増えた(笑)。




チューリップ!




4月25日

2008-04-25 | なんでもないこと
福知山線の事故から3年経ったのだという。

あのような 人災事故は 二度とあってはならないと思う。






早く桜が咲かないかな、そんなふうに思っていた頃の 駅の反対側のコブシの花。
カメラを持っていなかったので ケータイで撮ったが
どうしてこうなったのか? 華やかなデコレーションにびっくり!(苦笑)






そんな今日は、亭主と私の結婚記念日だ。

娘の年齢+1、23年も一緒に居たのだ(タメイキ。。)

いや、メデタイ(苦笑)。






同じ時に撮った 他所のお宅の椿の花。
うまく写っていないが 華やかで バラの花のよう。






亭主は きょうは実家に行ったが
晩ご飯を義父と一緒には食べずに帰って来た。

息子と私と3人で 晩ご飯を食べたが

私は留守居で家に居たし

亭主の帰りの道すがらでは 
ケーキ屋さんは店を閉めてしまった後で

残念ながらケーキはナシ(涙)。







去年のヒヤシンス。 花は小さいけれど 色は鮮やかだった。






亭主は帰り道の書店で
『いばらぎじゃなくていばらき』の続編を買ってきてくれた。
(→こんな本

当地では売っていなくて 取り寄せなくてはいけないから
ちょっと面倒で 買ってなかったんだ。

正直、ちょっと、嬉しい。



私は 亭主のために 足裏部分が畳でできている草履?を。

これは 先日 恵比須の靴屋さんの店の外のカゴに
ドサッと入れて置いてあったもの。

鼻緒がついているので 靴下を履いていては 使えない(笑)。






しばらく記事を更新していなかったので
何から書こうかと悩んだ。

ま、悩んだって どうせ 
たいしたことは書きゃしないんだけどね。







今日こそはブログ三昧の日を、と思っていたが
庭仕事の日になってしまった。






そんなこんなで、
これから使う画像は そうとう古いものになるので
あ、今 咲いてるんだ? と勘違いしないように願いたい(苦笑)。



ゼンマイの思い出

2008-04-14 | なんでもないこと
春には 苦味のある新芽を食べるといい、と言う。

体が その苦味(の成分)で 冬眠状態から目覚めるからだ、と言う。

私は 小さい頃 香りの強い野菜は いっさい食べられなかった。

ところが、息子は、
これが、まあ、いったい誰の子か?!!!
と思うくらい、こういった苦いのが大好きで、
小さな頃から 美味しい、美味しい、とパクパク。




土手のタンポポ。 この葉っぱも食べられる? 
でも 根っこを掘り上げて コーヒーにする気にはならない。
買ってきた袋入りのものを たまに飲む。







毎年 4月の前半は 忙しい。

もしかしたら 一年で一番 忙しい日が続くのが 
この時期かもしれない。

今年も忙しくて 買い物に行けなかった。

冷蔵庫の中もスカスカ。

庭のプランターのレタスも食べつくした。

義さんからの白菜の漬物も
クラさんからのほうれん草も 
「これで今年は最後だよ」。




土手の一角に 白花タンポポの咲く場所がある。






食べ物がなくなると 乾物の出番だ!

と思ったが、切干大根がない。

ヒジキもない。

あるのは ゼンマイ。

仕方がない、これにするか(涙)



ゼンマイには なかなか手を出せない。

作り始めてから 口に入るまでに 時間がかかりすぎるから。

カラカラに干からびたゼンマイを たっぷりのお湯で茹でて
そのまま一晩。

それから 水の色がなくなるまで 揉みながら水を取り替えて、
ようやく調理に入る。

乾物にするのに あれだけ手間がかかって 
それを戻すのに これかけ手間がかかる。
(参考:→ゼンマイ(ゼンマイ科)

それなのに 作って食べるのは、もちろん、好きだから♡

不思議と、私も ゼンマイ・ワラビは 大好きだった♪




白花タンポポの場所には、不思議と、白花タンポポばかりが咲く。
不思議な黒いものは愛犬の鼻、ピンク色のは愛犬の舌(爆)。






息子はもちろん、小さい時からゼンマイが大好き。

そして 今回、ゼンマイを調理していて 思い出した事がある。



保育園は 4月早々、保育が始まる。

保育園の年少か年中の頃、
多忙な次期が明けたところで、保育園のバス遠足があった。

場所は 多分 近場のなんとかパークだったと思う。



買い物に行けなくて 遠足の日は近づいていて
私は 毎日へとへとで お弁当に頭を悩ませていた。

娘は食が細かったので キレイに可愛く見えるお弁当に気を使っていたが
息子は好きなものならモリモリ食べる。

意を決して 私は ゼンマイを戻した。

もちろん、遠足の日に備えて、日程をカウント・ダウンして(笑)。

お弁当には 白いご飯と 茶色のゼンマイを詰めた。

ただ それだけだった(涙)。




土手には こんな色のスミレもある。






お昼に 公園でお弁当を広げようとしたら 
何人かのお母さんたちと それから 園の先生方が
私と息子を取り囲むように座ってくださった。

この彩りの悪いお弁当を 誰にも見せたくなかったのに(汗)。

息子は 何も気にせずに 大好きなゼンマイを食べ、
「美味しそうねえ。」
とおっしゃる先生にも にっこり。

「買い物にずっと行ってなくて・・・。」と
いい訳しきり、の私。



息子が可愛かった頃の、若草色の思い出。




スミレの向こうに見えるのは 菜の花。






今年も忙しい日々を闘い終えたが
魔の三日間の後に 週末が続いてしまい、
少々キツかった。

さっき、無事に買い物に行って来た(笑)。

先日のゼンマイは 
ホンの少しのお浸し、
ジャガイモ・油揚げと一緒に味噌汁、
それから ニンジンの千切り・油揚げと一緒の炒め煮に。

写真を撮る間もなく、パクパク。

家族がみんな好きなので。

(でも やっぱり、 滅多に作らない。)



会期は終了 (:;)

2008-04-05 | なんでもないこと
先月 まだ会期中に 記事を投稿するつもりだった、
川崎市民ミュージアムの「少女マンガパワー!」。

サブタイトルは「――つよく・やさしく・うつくしく――」

武蔵小杉まで出かけるのだから、行かなくちゃ損!と思うよね?

行ってきたよ~ん。







きょうは もう 桜吹雪が舞っている。これは先月の ムラの神社の桜。






私は 文字を覚える時に カルタで覚えた。

取り札の右上にある ○でかこまれた文字をひとつずつ覚えた。

それを覚えると 今度は 読み札を読みたがった。

耳から聞いて暗記した「文句」を 読める文字と組み合わせ、
時には 札を見てもらって 読み方を教えてもらいながら
読むようになった。



小さい頃 身体が弱かった私は いつも家の中で遊んでいた。

父も母も 委託された事務所の仕事や 田畑で仕事をしていた。

働かなくては たとえ 田んぼや畑の中に住んでいても
食べる物がないのだった。



私の遊び相手は
当時 まだ丈夫で 同居していた、実家のお寺の前住職。

(というか、当時の住職。父はまだ住職ではなかった。)

血の繋がりはなかった。

70代後半のおじいさんだった。

お正月に覚えたカルタ遊びを、
その年 一年中 前住職を相手に遊んで
ひらがなを 完璧に読めるようになったのだった。

こんな時、飽きることを知らない子供の相手に
根気良く付き合ってくれる年寄りが 家の中に居てくれるというのは
とてもいいことだ。







数えてみたら 神社に桜の木は4本しかなかった。
それでもこれだけの古木なら、まるで境内中が桜! もう、圧倒されてしまう!!






ひらがなが読めるようになった私は
次にマンガに挑戦した。

4歳年上の姉が読んでいた 「なかよし」に「りぼん」。

横山光輝や 手塚治虫や 水野英子のマンガが
私の世界の大半を占めてきた。

「少女フレンド」、「マーガレット」、別マこと「別冊マーガレット」。

西谷祥子は 後にセブンティーン」に移った。



ちばてつや、わたなべまさこ、くらもちふさこ。

ひらがなばっかり。最近では よしながふみ(笑)。

細川知栄子、北島洋子、美内すずえ、

本村三四子、忠津陽子、河あきら、志賀君江、

楳図かずお、古賀真一。



亜月裕の『伊賀のカバ丸』、浦野千賀子の『アタックNo.1』、
アニメになったのもいっぱいあった。

あれ? 『ただいまの記録2分20秒5』はドラマになってない?

細野みち子の『金メダルへのターン』はドラマになったね。

武田京子の『サボテンとマシュマロ』の沖雅也、好きだったなあ。

先ごろ亡くなった鈴原研一郎、
面白くてゲラゲラ笑いながらも泣かされるストーリーマンガの名手、
泣きながら笑ったっけ。

キリがないから、次、行こう(笑)。







強い西風が吹いて 
事務所前の階段に置いたヒヤシンスは みんな揃って東へ曲がる(涙)。
あらやだ、指が写ってる(泣)。






「世界に誇る 少女マンガ家23人の展覧会!」とチラシに書かれたこの企画展、
原画(または、「原画ダッシュ」)がずらり!

世界が白黒だった頃からハマっていた私にとって
夢か現実か、という世界に入っていったようだった!

そして、そこに書かれた学芸員によって書かれたと思われる文章。

そのマンガ家が いかに 日本の少女マンガ界に、
そしてマンガ界全般に、
引いては 日本文化にとって 大きく寄与したか、
簡潔 且つ 小難しく(笑)解説してあって、読み応えがある!

「少女マンガは そのバリエーションの豊富さと 
 人間の内面をとらえた独特の表現力が魅力とされる」のだそうで。
(新聞の中の展覧会紹介記事より。)

「ふむふむ。」「あ、そうか!」「そうだよねー。」
などと 心の中でつぶやきつつ じっくりと読んで回ったら
帰宅が遅くなってしまった。。。。。

春休み中とあって、
入館して 置いてあるマンガ本をじっくり読んでる親子も多くて、
すごく羨ましかった!







この時の 出展作家名を記しておく。

手塚治虫 わたなべまさこ 松本零士 石ノ森章太郎 ちばてつや 水野英子 牧美也子 里中満知子 一条ゆかり 池田理代子 美内すずえ 竹宮惠子 山岸涼子 萩尾望都 陸奥A子 くらもちふさこ 岩館真理子 佐藤史生 吉田秋生 岡野玲子 CLAMP 今市子 よしながふみ。

勝手に 男性と思い込んでいたマンガ家も入っていて
「おんなだったの?」というオドロキも(苦笑)。