「実は私、乳がんなんです。
来月、手術を受けることになっているんです。」
深刻そうな顔で 打ち明けてくださった女性に、
亭主は 私を指さして
「これも そうです。」
と言った。
指を指した亭主に 少しばかりムッとしながらも
(「これ」はないだろう!)、
いつになく (不必要なまでに)
ニコニコしてしまった私(苦笑)。
去年の事だ。
走る、愛犬。
その女性客は かなり悩んでいらしたようだったが
手術直前には かなり快復(精神面で)なさっていたし
何の気なしに受けた検診で見つかった
かなりの初期の乳がんだそうなので
心配はしていなかった。
術後はより一層 お元気で・・・・・・、
おいでになると、かなり、ヤカマシイ(汗)。
なんでも、その方のがん細胞は
ヒコーキに乗って 海を渡って
アメリカに行ってるんだそうで(汗)。
クール宅配便?(笑)
アメリカでの遺伝子検査を経て
術後の治療法を決めるのだとおっしゃっていた。
・・・お金、かかるんでしょうねえ(苦笑)。
顔が・・・・・・笑ってる?
そして、かなり、太った?(汗)
乳がんというのは、(たいていの場合、)
癌の中でも、ラッキーな病気だと思う。
スイスのザンクトガレンという町に
乳がん専門家が終結して
乳がんの最新戦略:
最新のデータに基づいた 今もっとも効果的とされる治療法は何か?
が2年に一度 更新され続けているからだ。
残念ながら これは‘初期治療’ということになっているが
私の服薬治療が 5年間から10年間に伸びたのは
こうした医療者たちの精進によって
その方が生存率が高まる、という確証が得られたからで、
恩恵に浴することができるのは、
やはりラッキーだと私は思っている。
粘液癌や 炎症性癌など
これまで症例が少なくて 効果的治療法が未知数だったものも
少しずつ情報が増えてきている。
新しい治療法も 次々と出てきている。
免疫細胞療法なんてのも(高額らしいけど)出てきたよね。
この時代に癌になった私は 選択肢をたくさん持っている。
これは 持っていた方が やっぱり得だよね?
今日の写真は、去年の秋のもの。セイタカアワダチソウが盛りだった日。
根拠に基づいた抗がん剤を使った標準治療というものに
疑問を投げかける人もいる。
(たとえば→現在のガン治療の功罪~抗ガン剤治療と免疫治療)
ただし、乳がんは、
この、髪が抜ける‘標準治療’が
効を奏する癌なのだそうだ。
これも、相当、ラッキーだと思う。
私の場合は 術前の療法はなく、
術後の補助療法がホルモン療法のみだったが
今後 何かあれば
これから標準治療の抗がん剤を使うことができる。
人の ひとりひとりの顔が違うように
癌は やはり ひとりひとり、違っている。
治療による副作用も 違っている。
あの人に効いた治療が 私にも有効とは限らない。
たとえ癌の場所や病期が同じだったとしても
ひとりひとりの育った環境が違えば
価値観も違うし 職場環境も違う、
家庭(家族)環境も違う。
あの人にはできた通院が 私には苦痛かもしれない。
さまざまな選択肢から
自分で納得した治療を受けて
納得したうえて料金をはらわなくては。
経済状況が違えば、
お金の価値も ひとりひとり違うだろう。
治癒率が99.9%だったとしても
残りの0.1%に入ってしまったとしら
その人にとっては 100%ということ。
0 または 100。 なのだ。
エビデンスがどうのこうの、と言っても
実際に 思い通りの行動ができなければ
(動きや活動が制限されるような状態になってしまっては)
ラッキーだとかは
あまり言っていられないだろう。
それでも、「働き盛りのがん」での発言にあったように、
「癌で失ったものがあっても 人生が終わったわけではない。」
「癌を早期発見することはできなかったけれど
別の大切なことを 早期発見できた。」
というのは、私の実感でもある。
乳がんが アンラッキーと思えるのは
再発や転移しやすい癌であるということと
治療が10年にわたることが多いということ。
癌の手術をした人にとっては
(たいていの場合)手術が治療の始まりで、
長い長い闘病が それから始まるのだ、ということ。
30代で乳がんの手術をした女性は
「リスク期間が10年というのは とても長い。
人生の一番良い時期を
治療に費やす事は とても悔しい。」
ということを述べている。
けれど 人生は まだまだ先がある(はず)。
「そんなの、どうって事ないわ!」
と 笑い飛ばせる日が来るかもしれない。
癌の人も そうでない人も
これから癌になる「2人に1人」も
そうでない方の「2人に1人」も
「いつ死が訪れようと 悔いを残さない人生を心がけよう」
・・・・・・ココロガケマス(汗)。
私も もう 術後7年を過ぎた。
乳がんの 最新の治療法には 関心が薄れてきている(苦笑)。
来月、手術を受けることになっているんです。」
深刻そうな顔で 打ち明けてくださった女性に、
亭主は 私を指さして
「これも そうです。」
と言った。
指を指した亭主に 少しばかりムッとしながらも
(「これ」はないだろう!)、
いつになく (不必要なまでに)
ニコニコしてしまった私(苦笑)。
去年の事だ。
走る、愛犬。
その女性客は かなり悩んでいらしたようだったが
手術直前には かなり快復(精神面で)なさっていたし
何の気なしに受けた検診で見つかった
かなりの初期の乳がんだそうなので
心配はしていなかった。
術後はより一層 お元気で・・・・・・、
おいでになると、かなり、ヤカマシイ(汗)。
なんでも、その方のがん細胞は
ヒコーキに乗って 海を渡って
アメリカに行ってるんだそうで(汗)。
クール宅配便?(笑)
アメリカでの遺伝子検査を経て
術後の治療法を決めるのだとおっしゃっていた。
・・・お金、かかるんでしょうねえ(苦笑)。
顔が・・・・・・笑ってる?
そして、かなり、太った?(汗)
乳がんというのは、(たいていの場合、)
癌の中でも、ラッキーな病気だと思う。
スイスのザンクトガレンという町に
乳がん専門家が終結して
乳がんの最新戦略:
最新のデータに基づいた 今もっとも効果的とされる治療法は何か?
が2年に一度 更新され続けているからだ。
残念ながら これは‘初期治療’ということになっているが
私の服薬治療が 5年間から10年間に伸びたのは
こうした医療者たちの精進によって
その方が生存率が高まる、という確証が得られたからで、
恩恵に浴することができるのは、
やはりラッキーだと私は思っている。
粘液癌や 炎症性癌など
これまで症例が少なくて 効果的治療法が未知数だったものも
少しずつ情報が増えてきている。
新しい治療法も 次々と出てきている。
免疫細胞療法なんてのも(高額らしいけど)出てきたよね。
この時代に癌になった私は 選択肢をたくさん持っている。
これは 持っていた方が やっぱり得だよね?
今日の写真は、去年の秋のもの。セイタカアワダチソウが盛りだった日。
根拠に基づいた抗がん剤を使った標準治療というものに
疑問を投げかける人もいる。
(たとえば→現在のガン治療の功罪~抗ガン剤治療と免疫治療)
ただし、乳がんは、
この、髪が抜ける‘標準治療’が
効を奏する癌なのだそうだ。
これも、相当、ラッキーだと思う。
私の場合は 術前の療法はなく、
術後の補助療法がホルモン療法のみだったが
今後 何かあれば
これから標準治療の抗がん剤を使うことができる。
人の ひとりひとりの顔が違うように
癌は やはり ひとりひとり、違っている。
治療による副作用も 違っている。
あの人に効いた治療が 私にも有効とは限らない。
たとえ癌の場所や病期が同じだったとしても
ひとりひとりの育った環境が違えば
価値観も違うし 職場環境も違う、
家庭(家族)環境も違う。
あの人にはできた通院が 私には苦痛かもしれない。
さまざまな選択肢から
自分で納得した治療を受けて
納得したうえて料金をはらわなくては。
経済状況が違えば、
お金の価値も ひとりひとり違うだろう。
治癒率が99.9%だったとしても
残りの0.1%に入ってしまったとしら
その人にとっては 100%ということ。
0 または 100。 なのだ。
エビデンスがどうのこうの、と言っても
実際に 思い通りの行動ができなければ
(動きや活動が制限されるような状態になってしまっては)
ラッキーだとかは
あまり言っていられないだろう。
それでも、「働き盛りのがん」での発言にあったように、
「癌で失ったものがあっても 人生が終わったわけではない。」
「癌を早期発見することはできなかったけれど
別の大切なことを 早期発見できた。」
というのは、私の実感でもある。
乳がんが アンラッキーと思えるのは
再発や転移しやすい癌であるということと
治療が10年にわたることが多いということ。
癌の手術をした人にとっては
(たいていの場合)手術が治療の始まりで、
長い長い闘病が それから始まるのだ、ということ。
30代で乳がんの手術をした女性は
「リスク期間が10年というのは とても長い。
人生の一番良い時期を
治療に費やす事は とても悔しい。」
ということを述べている。
けれど 人生は まだまだ先がある(はず)。
「そんなの、どうって事ないわ!」
と 笑い飛ばせる日が来るかもしれない。
癌の人も そうでない人も
これから癌になる「2人に1人」も
そうでない方の「2人に1人」も
「いつ死が訪れようと 悔いを残さない人生を心がけよう」
・・・・・・ココロガケマス(汗)。
私も もう 術後7年を過ぎた。
乳がんの 最新の治療法には 関心が薄れてきている(苦笑)。