ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

お習字

2012-03-31 | なんでもないこと
もしかしたら「書道」と呼ぶべきなのかもしれないが、

昨今、どうも 「お習字」が これまでになく脚光を浴びていると感じる。

かつて 書道のパフォーマンスでテレビに出るのは
書道の大家や スターのかくし芸だけだったが

高校生の、しかも女生徒たちのものが
ニュースになる事が増えた。

テレビドラマにまでなるなんて!



  
『とめはねっ! 鈴里高校書道部』(ヤングサンデーコミックス)


マンガの『とめはねっ』を買ってきた亭主は 「トメワネ」と読んでいた。。。(爆!)






私は 「チョー」の付く引っ込み思案のせいで
そろばんもお習字も習いに行かない子供だった。

私自身、字が下手な事が かなりコンプレックスで、
子供二人は お習字に通わせたが
母親の血を引いてしまったようだ。。。(涙)

顔のコンプレックスは 歳を重ねると共に 薄れていったけど、
字が下手なのは 今でも 私のコンプレックス。



でもね。

下手でも、手書きがいい。 って思う事が、最近、増えた。

どこでも、どんな大書したものでも、
昨今はパソコン入力で済む。

文字に 個性もなければ 温かみもない。

独特な文字のソフトもあるらしく、
あら、ちょっとステキ♡ 
と思ったら 
あっちの「あ」と こっちの「あ」が
寸分たがわず、同じ筆文字だったり。

気が付かなければいいんだけど、
気が付いた時の興ざめさは、もう、如何ともしがたい。。。






俳優 西村和彦の奥さんの國重友美が ‘英漢字’という 独創的な書を始めた。

面白いと思った。

きっと七転八倒して考えて書くのだろうと思う。







書道家として人気が出たのは 武田双雲。

大河ドラマの題字などで 
目にはおなじみだ。


あの人の書は
「ああ、お習字をマジメにやってると こんなふうになれるのね。」
と思わせてくれる。

  






大河ドラマの題字と言えば、
『平清盛』の題字を書いた金澤翔子がいる。

NHKのお昼の番組で「夢」と書いているのを見た。

素晴らしい字を書いてくれた。

『平清盛』の題字より、ずっといい、と私は思った(笑)。

お母さまという素晴らしい指導者に恵まれたとは言え、
それだけではないものを見せてもらえた、と思った。








私は 石巻には 素晴らしい書家がいると思っている。

もしかして これらがパソコンソフトによるものならば、
どうか教えてほしい。

  






お習字とは関係ないけれど、
センバツで選手宣誓をした 石巻工業の主将、
彼、いい声だったね!(笑)



「黒井 健 絵本原画の世界 ~物語との出会い~」展

2012-03-18 | なんでもないこと
金曜日、久しぶりに銀座に出た。

以前 工事中だったデパートへ。

その近くの交差点で撮影。



   昔はなかった、こんなビル(笑)。

ユニクロが開店したのがこの日だと知っていたら 
撮影しに行ったかな?(笑)






さて、銀座まで出た目的は
「黒井 健 絵本原画の世界 ~物語との出会い~」展

氏の 画業40年記念展だという。

黒井健氏は
言わずと知れた、『ごんぎつね』『手ぶくろを買いに』で有名な絵本画家で、
境界線がぼんやりとした ほんにゃらとした画風で
どんな人の心も ふんわりと包んでしまう優しさにあふれている。

氏が手がけた絵本は 私が子供の頃に 巷にあふれていたわけではない。

けれど その絵の持つ叙情性にやられてしまって(笑)、
子ども達が小さかった頃、
私は私のために 『ごんぎつね』『てぶくろをかいに』を購入した。

本来 自分のために買った本だったせいか、
子どもに読んでやった、という記憶がない(苦笑)。

私は 自分のために読んで 
酔いしれていたらしい。

その絵本たちも 他のたくさんの絵本たちと一緒に
後に 義さんちの孫のために 手元を離れており、
今はどこでどうしているか・・・。






      






じいぃぃん、としてしまう。

年齢がいくつになっても。

ゴンが死んでしまうところ。

会場では 大滝修二氏の朗読が流れていた。

ああ、この物語は 子どものために書かれたものではないなぁ、
と思う。

(子どものためには 特段 必要とは思えない描写があるのだ。)






作者の新美南吉に まず私は傾倒していたのだが
それは子供の頃からだった。

黒井健氏の絵には
その気持ちを増幅させる働きがあって
もしかしたら
それは
日本の「ふるさと」を描いているからかもしれない、と思う。

絵葉書を数枚 購入してきたのだが
そのうちの一枚には 私のふるさとが描かれており、、
別の一枚には 亭主の実家あたりの風景が そのまま切り取られている。



    

これらは イバラキの県南を写生したものに違いない!(笑)






今回 初めて知った絵本も数多く、
それらは そこのソファに座って読む事ができるし、
じっくりと読み込んで(眺めて?)いるオバサン達もいた。

帰宅に時間がかかる私は それを横目で睨みながら(笑)、
晩のおかずを考えながら
地下の食品売り場へと向かったのだった。

(デパ地下! これが、まあ、ゼータクで、タメイキがでたのよ~!)





山梨の清里に黒井健 絵本ハウス というのがあると知った。

行ってみたい場所が増えた。



脇の下の痛み

2012-03-12 | 乳がん
術側(左側)の脇の下が 急に痛み出した。

ヒリヒリとした強い痛みで、
出血してるんじゃないか?と思うほど。

翌朝になっても痛かったので
クリニックに電話して 診てもらいたいと伝えた。

診察は 午後になったけれど、
その日のうちに診てもらえる事に。

術後9年の 定期検診のための予約の 一週間前、
12月の事だった。







亭主が イバラキのお土産に <海草>をスーパーで買ってきてくれた。
内容量:160g、  価格:198円






主治医の視診・触診と 採血、胸のレントゲンに 胸のエコーを
ほんの一週間だけれど、繰り上げて 早めにしてもらう。

結果は、異常ナシ!

採血の結果と お腹のエコーは 翌週。



翌週の結果も 異常ナシ。







原材料:コトジツノマタ、ツノマタ。  味:特にナシ(爆)






脇の下の痛みも
以前に書いた【胸の痛み】同様、

参照:「と、いうわけで(笑)」(2005年6月7日の記事)
    「胸のボッチ」(2005年6月10日の記事)

≪冷え≫が原因、との主治医の判断。

貼るカイロを貼って
(ただし、低温やけどをしないように)、
よく温めて、と言われて帰ってきた。



なぁんだ、と言わないでいただきたい。

とにかく、痛かったので。

そして、それが、術側だったので。

この痛みを もうあと一週間我慢できるか? と問われれば
痛みに耐える事も
不安に耐える事も 私には できなかった。







テレビで紹介されていた、「海草」。
見ていて 亭主は「オフクロが大好きだった」、
私は「オッカサンが大好きだった」と 盛り上がって。






≪冷え≫が良くないのは知っている。

≪冷え≫によって 胸が痛む事も知っている。

脇の下も痛くなるなんて、ねえ。



私が 本当は 腕や胸を 布団から出して眠りたい人だった、と
ようやくわかった(苦笑)。







醤油やポン酢に「漬け込んで」、冷やして食べる。 七味を振って食べる。
味がよく染み込んだのが美味しい。
母は 醤油に漬け込んで真っ黒になったのを 喜んで食べたものだった。






術側は 腕も 脇の下も 背中も 
神経が普通より感じにくくなっており、
どうしても カイロを貼るのは 不安でできなかった。

神経がフツウの部分、つまり肩に貼って温めると
脇の下の痛みも消えた。

寒い日には カイロがないと 薄っすらとした痛みを感じる。



今日は なかなか寒い。

私のカイロ依存症は まだまだ続くもよう。