ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

オリモノ(2)

2012-09-13 | 乳がん
これまでに 薬を【閉経後患者用】のものに変えて
月経 ―― いや、不整出血(1) が もどってきてしまい、
また 【閉経前患者用】の薬にもどした、という事がある。

今回も 無治療にして 
不整出血や オリモノかぶれが復活するようならば
治療を再開するべきか、
などと考えていた。






結果は、もどって来なかった!












12月で 薬を飲むのを止めた。

無治療になった。

けれど 月経 ―― いや、不整出血は もどって来なかった。



当然と言えば、当然。

45歳で手術を受けた私は 現在 55歳。

ホルモン療法がなくても、月経はなくなっているはずの年令になっている。

晴れて、サッパリAGEに。






オリモノは タマゴの白身みたいのが、パンツに付く。

それは 想像通り、気持ちのいいものではない。

それを 妊娠時期を除いて、 延々と 何十年も続けてきたのだ。

オンナは ガマンすべき事柄が多すぎる!



それが、なくなった。

パンツは常に、サッパリしている。

パンティーライナーも不要。

気分もサッパリ。

他の同年代の人たちも やはり 同様に サッパリしているのだろうか。

パンツ、サッパリ! の年代である。













「産む性」に生れて、
確かに出産はしたけれども、
「産めない」身体になった事は、
予想以上に、寂しい。

ニンシンするかもしれない、という恐怖(?)は、ない。

それに関しては、もうずっと サッパリしっぱなしだった。

それとは別問題。

産みたくても産めない、生殖のお役御免の身体になった。






・・・・・・・・・・・やっぱり、サッパリ! かな?






乳輪に沿って弧を描くくぼみを撮りたかった。

それは 乳輪を撮る事と等しい、とわかった。  

このくぼみ、手入れをしないと へそのゴマができる。

弧を描くゴマが採れる?   

                      



オリモノ(1)

2012-09-12 | 更年期
「タマゴの白身みたいのが、
 こう・・・、 パンツに付くんですよ。」

なんなんだ!? それは!!!



知らないものを教えられた衝撃、だったのかな。

小学校の高学年の時。

映写機を使って 生理について教える時間。

女子だけが集められて 暗室の中で行なわれた授業の後の、
保健の先生の説明だった。



ふざけた男子が 「オット、間違えた!」
と言って 入ってくる、という
お約束? も もちろん、あった(笑)。

(ちょっと好きだった、ひょうきんな子だった。)







私の 今年の色は、ブルー。 ターコイズブルーにはまっている。

今年も 当然ながら、汗をかかない左胸と 
いっそう汗をかくようになった左腕とで 
この夏を乗り切りつつある私。






そんな事を思い出したのは、
娘が 小学校の高学年になって 同じ話を聞いてきた時だった。

(もう、15年以上経ってる。。。)






私は オリモノという、聞いた事のない単語に恐れを抱いて、
家に帰って 母に聞いたのだった。

母は  ああ、あるよ。 といった感じで、
とりわけハッキリした反応をしてくれたわけではなかった。



娘も同様に感じたのだろうか、
「ママ、オリモノってあるの?」と。

う~~~~~ん。(汗)

「先生は、どんなふうに言ってた?」

「タマゴの白身みたいのだって。」

「う~~ん。   そうだね。」






オリモノ。

下り物(おりもの)とは、
女性の膣口から 妊娠中や月経以外の時期に出てくる粘液や組織片などの総称。
こしけ、帯下(たいげ)とも呼ばれる。
内部生殖器官で発生あるいは分泌される。
                 (ウィキペディアより)






母は 
月経に比べて オリモノなんて、たいしたもんじゃない、
と思っていたのではないだろうか。

私も そう思っていた。

お腹の痛み、腰の張り、などなど、
生理には 不快な症状は つきものだ。

が、オリモノそれ自体は
月経血がダダ漏れする事にくらべれば、
どうって事はないのだ。



母である私に 「オリモノ」について訪ねた時に
娘は シカとした返事をもらえなくて
物足りなさや 頼りなさを感じただろうか。






それから何年かの後、
私は そのオリモノで ひどくかぶれるようになってしまい、
それがきっかけで 
プラセンタ治療を始める事になったのだが(苦笑)。

(→ホルモン療法の副作用メルスモン注射(1)メルスモン注射(2)



                         つづく