ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

参った!

2014-02-16 | なんでもないこと
先週の降雪は まだ余裕があった。 
                        8日の 我が家の天窓






近所の子供たちにも ゆとりがあった。

             






雪景色も 珍しいから ワクワク感があった。


             


             


             






             

             

            クリームみたいな雪にウキウキしていたのは、9日だった。





我が家には 車が3台あるが、
どれもスタッドレスタイヤを履いている。

積雪は困るが、ま、大丈夫。

という感覚だった。







が、今回は、違う。

道路が雪に埋まって、外に出られない。

除雪をしてくれたが、全然 ダメだ。

なのに、ニュースでは 集落が孤立している、とは 言ってくれない。




15日の昼前






いつもの土手






仕事をキャンセル、というのは
向こうから言ってくれるのはいいが、
こちらから申し出るのは 辛い。


          
           南極の氷が青い事を思い出した。






電車は運休。

息子は 仕事で都内に出ており、帰宅できなくなった。

たとえ電車が動いても 駅から家まで帰って来れないのだから、
帰ってくるな! と言い渡した。

娘の小さなアパートに 無理やり泊めてもらう事ができた。






今日は よく晴れて 雪も融けだした。  
                          今日の天窓は暗い。



            
         分かりづらいが、玄関前から見上げた2階のベランダと屋根。

あれが落ちきるまでは、安心して下を歩くこともできない。。。



            
              サザンカの太い枝が折れた。




サザンカだけではない。

近所では いくつもの車庫が 雪に押しつぶされた。

下にあった車まで 車庫ごと押しつぶされている。

けれど 死者がでなかったので ニュースにはならない。

古い民家も被害を受けたが これもニュースに出てこない。

もちろん、ビニールハウスも 軒並み潰されたが
イチゴを栽培していないせいか、ニュースには出てこない。






今日は そこいらじゅうの人達が 道路に出て
明日の出勤に間に合うように、というか、
夕方に 雪が凍ってしまわないうちに、という感じで
一斉に雪かきをしていた。

頭が下がる。

私も 雪かきをして 汗をかいて 下着を取り換えたり
ズボンを履き換えたりした。

ただし、腰痛と相談しながら。

長いガーデニングブーツにまで雪が入ってくるほどの大雪というのは、
なにしろ、初めてだ!



明日は 車が出せるといいな、と思っている。

こんなに何日も新聞が配達されない、というのも初めてで、
明日は届くかな、と 期待している。



ムギュムギュ教――きっかけ

2014-02-09 | ムギュムギュ教
教祖さまには 手足のシビレがある。

仕事上で 少しそれを気にしていた。

いやいや、ちゃんと、仕事になってますよ、と
皆が言ってくれるんだけど、
不安に思ってらしゃったようだ。



ある日 私は 新聞紙上で見た シビレに対処する漢方薬の話をしてみた。

あんまり、彼女が「シビレ」って言うもんだから。

いや、おっしゃるものだから。

そう、私には 教祖様の言う「シビレ」が どんなものなのか、
わからないのだ。






  






すると 教祖様は 
「今度病院へ行ったら、先生に話してみるわ。」
と のたまった。

なんでも、不安定な場所に足をついたのに 
不安定である事に 気が付かないままに体重を移動し、
そのせいで転んで 膝に怪我をなさったそうなのだ。

危ないではないか、シビレ!













次に会った時に 教祖様がお聞きになってみると、主治医は

「ああ、あれ?

 あれ、効かないのよね~。

 代わりの薬を出しておくわ。」

とおっしゃったそうな。



効かないのか? 漢方!













で、少しは効くはずのお薬が出ているらしいのだが、
それほど効いている様子もない。

教祖様の手の爪は そろそろ 黒く変色し始めている。

若くはないけれど、手の爪が黒いっていうのは、哀しい。

指先というのは、人の視線が注がれる場所だ。

自分の視線だって つい そこにゆく。

生死を分けるとかじゃないけど、小さな事かもしれないけど、
それは とても 哀しみが胸に降り積もる事柄だと思う。













教祖様は 今ではもう 片足10分ずつムギュムギュ、なんて事は
真面目には やってらっしゃらないみたいで、
もっと短いようだ。

だが 「やる」と「やらない」との違いは大きくて、
「やる」と しばし しびれをお忘れになっていられるのだそうだ。

「忘れていられる」だけ、というのも 哀しい。

けれど、忘れる時間もない、というのも 哀しいかと思う。








 

ムギュムギュ教

2014-02-08 | ムギュムギュ教
カテゴリーは 既にいっぱいある。

そこにまたひとつ 付け加える必要性はどこにあるか?

それは わからないんだけど、
加えたいかも、と思ったので 加える事にする。



ムギュムギュ教。

教祖様(末期の乳がん患者)は、
自分が教祖である事を、知らない(笑)。







画像は、内容とは関係のない、去年のもの(汗)。






これまでの ムギュムギュ教の記事:

     ムギュムギュ  2013-07-03

     ムギュムギュ教――汗をかく  2013-07-24

     ムギュムギュ教――ツボ押し  2013-09-06










     


それにしても、私は 意外な事に
「ムギュムギュ」という擬音語?擬態語? が好きなようだ。

「ムギュムギュ」で このブログを検索してみたら、

ご飯を 仏様用のお茶碗にムギュムギュ、
骨壷の中の遺骨をムギュムギュ、
看護師さんが 患者さんの呼吸のための袋をムギュムギュ。

いろんな事があったな~。



飲酒

2014-02-07 | なんでもないこと
「いんしゅ」と読んでほしい。

「おんじゅ」ではなく(苦笑)。






亭主は 親ゆずりの、お酒が飲めない体質。

お盆だろうが、正月だろうが、お酒は飲まない。いや、飲めない。

だから 私も ずっと飲まずにきた。

娘を妊娠して 退職してから、ずっと、だ。



その娘が、お酒(を飲む雰囲気)大好き人間に育ち、
震災の前の東北を訪れた土産に







を買って来てくれたと 以前 書いた。

(ただし、小瓶。)






お酒が好きな人っていうのは、
お酒が飲めない人がいる、という事を 理解できないようだ。

少しは飲むだろう、と思うらしい。

で、お酒を頂戴する機会ができる。

そういう人は やはり 普通のお酒ではなく、
ちょっと美味しいのを 持ってきてくれたりするのだ。

以前は 「もったいないから」と言って
お酒が好きな人に 差し上げていた。

今は 「もったいないから」と 私がいただく(笑)。








昨日 飲み終わったのは これだった。



今夜は、白雪の純米酒をいただいた。

これがなくなると、次は 純米大吟醸の八海山。

楽しみ!



乳がん11年

2014-02-06 | 乳がん
定期検診。

レントゲンと 採血と お腹のエコーで1日。

そして 胸のエコーと 検査結果の報告で もう1日。

いつも、1回で済まないのかなあ、と思うんだ。

ま、都会に出かけるチャンスなんだけどね。






異常ナシ。

当然でしょ!?

でも 検査技師さんが
機械を操りつつ、何か スイッチを入れていたり
やたら しつこく 何度も見てたりすると

また 何か 見えるのか?!

と 不安になってくる。



また 何か 言われちゃうかな? と
少しドキドキして 診察室に入る。

「異常、ありません!」

やっぱり、ホッとする。






チェックが入るのは、コレステロール。

中性脂肪は 大丈夫だった。

「脂肪肝」も なかった。



リウマチ因子 RF は 以前は505、今回は452。

正常値が17以下、という事は、これって、すごく高い数値だと思う。

でも、同時に見ていただいたCRPというのは、0.04だって。

だから、私、リウマチじゃないんだって。

ま、どうでもいいけどね。

リウマチの薬は 飲まないよ~。






お昼は ケンタッキーのチキンサンドと ペプシコーラ。

それからそれから、帰る前には、お楽しみ!



          

          ワイヤードカフェというお店の、ロイヤルチョコレートパフェ。





さて、と。

明日から、ちゃんとダイエットしようっと。





あ、それから、ね。

ピンクのバッグを買っちゃった。

色が、キレイだったの。

ビニールの安物だけど、ウキウキした気分になれそうな色だったの。



ホスピスにタブレットを

2014-02-04 | 乳がん
ジャジャ馬さんのブログで知った、
久美子ママの話。

私はまだまだ生きられる~~余命宣告の期日を過ぎてからの毎日を綴ります
というブログをなさっているブロガーなんだけど、
最近 その活動が 中日新聞で紹介された。



たぶれっとというものを末期がんの患者に、
という動きがある事を知ったので、
皆さんにも知っておいていただきたくて。



→→→ 中日新聞 中日メディカルサイト 久美子ママ (2014年1月20日)

→→→ 中日新聞 中日 メディカルサイト 続 久美子ママ (2014年1月25日)

→→→ 中日新聞 中日 メディカルサイト 続々 久美子ママ (2014年1月27日)

→→→ 中日新聞 ブログが私の抗がん剤 ホスピスから発信 (2014年1月27日)






乳がんの化学療法のために
手足にしびれが出る人は多いようだ。

(化学療法未経験のジョルジュだが、
 お読みになる時は そこは気になさらないでいただきたい。)

それが進むと、様々な事に障害が出る。

ペンを持って字を書く。

キーボードを打つ。

そんな事ができなくなったら、どんなに不自由な事だろう!






久美子ママとは、
大阪市のホスピスで暮らす主婦の久美子さん(50)だ。







彼女の場合は、大腸がんだった。

このブログでは、「乳がん」のカテゴリーに入れておく。



上の画像は、朝日新聞の医療サイトapital
      [iPadでつづる命 末期がんの主婦、病棟からブログ]

から拝借。






病院に公衆電話が置いてあっても 
歩けないので使うことができない。

携帯電話があってももう指が動かない。

そんな自分と同じような人のために
タブレット等があると言うことに気づいてもらいたい。

ペンは持てなくても、
スポンジにくるんだタッチペンで 画面をたたく事はできる。



久美子ママは、動いた!

ホスピスへのタブレット端末の配備を求めて。



「もし、iPadが、日本中のホスピスにあったら! 

 末期ケアの革命になるかもしれません。

 もう、私の命は風前の灯なので、

 消えてしまう前に、何か、人のお役に立てることがしたい。」



私は タブレットも持っていないし、
<くらうど>とやらが どんな“雲”なのか
何度 説明を聞いても サッパリわからない うぇぶ音痴だが、
“ねっと”というものは 人の役に 立つものだと思っている。






「ブログが私の抗がん剤になった。

 この部屋から、世界とつながれたんです。」



この久美子ママの言葉は、
そのまま 私の言葉でもある。

私は この窓から 世界とつながれたし、
たくさんの人が この窓辺を訪れてくださったからこそ
生きている確証を得る事ができた。

退院したばかりの頃の私は
ネットにつながっていた事で 生きていられた。

(あの孤独感はなかった! 家族が支えてくれていてさえも。)






末期がんで 外出もままならない人にも
ネットが 生き甲斐や 喜びを与えてくれる事だって あると思う。

必要な知識や情報をもたらしてくれる事だって あると思う。

久美子ママの運動は 間違ってはいないと思う。

私たちは 誰でも
自己否定せず 生き生きと 生き甲斐を持って生きていてもいいはずだ。



久美子ママの運動が 実を結ぶかどうかは 私にはわからない。

けれど 
そういう思いを持つ人がいるという事を
どうか 知っていてほしい。



私に何ができるのか、私にもわからない。

けれど
何かができるんじゃないか、と 思っている。

だから、ここに書く。

他に 何か できる事は あるだろうか?



今日は、立春。

雪は降っているけれど、春になる。



まだ若い!かも?

2014-02-03 | なんでもないこと
上を見ても果てがなく、下を見ても やはり果てしない。

若い頃の自分を思い出すと
恥ずかしくもあり また 羨ましくも思う。



けど 人は 若けりゃいい、ってもんでも、ないよね。

無駄に時を過ごしてきたように思ってたけれど、
ウン十年と 年を重ねれば
それなりに いい部分だってあるはず。

(最近 キーボードを打つ指に 間違いが多いのは気になるけど。汗)






私は 小さな頃から 自信のない子だった。

成長してからも 自信をつけると 失敗する子だった。

大人になって 何事も 目立たぬように、前に出ぬように、と
心得ていた。

それが 失敗しないための 最善の方法だと信じてきた。



だけど、そんなんじゃ、ちっとも面白くない!

だったら、ちょっとくらい、失敗したって、いいじゃない?

命に関わる失敗なんて、やりたくたって、そうそうできるものじゃないし!






98歳まで生きるとして。

もう人生の半分以上は 来てしまってるんだし。



もっと いろんな事、やりたいよ!

もっといっぱい、失敗したいよ!






もしかしたら。

私、意外と もっともっと 可能性を持ってるかもしんない!

意外な才能だって 秘めてるかもしんない?



もっといろんな事に 挑戦してみたい。

行った事のない所へ 行ってみたい。





最近、そう思うんだよね。



私にも もっと できる事が、あるかもしんない。








30歳の、美しきリケ女ほどでは ないにしろ。

と書き足そうと思ったら、もう とほさんからコメントが届いてた。

ほうら、ね。

繋がってるね。(笑)

ご縁だね。