ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

今年は

2005-12-31 | なんでもないこと
なんと言っても パソ子の不調が長くて困った。

頑張ったけど2005年9月までしか 書けなかった。

計画は狂いっぱなし。

来年は 不調がありませんように。



お忙しい中、私の窓を訪れてくださった皆さんには、感謝!



ブログ散歩に費やされる時間を 惜しいと思えるほど元気になってきた。

それでもだいぶ 上手に時間を使えるようになってきたつもり。

来年は 
怠け心をやっつけて
もっともっといろんなことに挑戦できますように。

もっともっと
日常の 小さな 一こま一こまを
大事にできますように。



そして それらを これからもこの窓に綴っていきたい。

来年もどうぞよろしく。

良いお年を。

ビワキュー

2005-12-30 | 健康オタク
友人とふたり、
ビワキューに行ったのも 2005年9月だった。

ビワキューというのは、お灸のひとつ。

昔ながらのお灸ではないが
ビワのエキスをしみこませたモグサを
筒状にしたお灸をする。

教えてくれた友人は
股関節脱臼があり、
パワーは私の何倍もあって 人一倍元気なのに
身体の不調も 人並みではなく持っている。

彼女がいい、と言うものは
私は絶対的に信頼しているので
一緒に行こう、と誘われて
行きたい!と飛びついた。

亭主も彼女には信頼を置いているので
行って来い、と快諾。

やった!



恵比寿で待ち合わせ(笑)。

新幹線を使い、静岡県まで。

ローカル線に乗り換えて、
宿に着く。

「いいお湯!

 あったまった~!」

と友人。

温泉でも 本当に温まるいいお湯と
そうでもないお湯とがあるのだそうだ。

私にはよくわからないが、
あったまったのは確か。

そうか、このわずかな違いが
冷える人には 大きいのね!



その駅からビワキューの先生のお宅までは
変に住所を言うよりも
タクシーの運転手に
ひと言「ビワキュー」と言えば 連れてってくれるのだとか。

なんでもない住宅街に
なんでもないお住まいのような治療院、
いや お住まいも兼ねた建物のようではあった。



素敵なお人柄の先生、
友人はもう 拝まんばかりに信頼しきっている。

さっぱりした口調の、素敵なオバチャマ。

きっとたくさんの人達が
このオバチャマとおしゃべるするだけで
心を軽くしたり あったかくしたりして
助けられているのだろうな、と思う。



このビワキューでお灸をすると
あったまるのだ、私はこれに助けてもらった、
と友人は言う。

ならば 私も、と 安くはないお灸セットを購入して帰る。

あったまるんなら、なんでもいい!

そんな気持ちで、ついて行ったのだから。



とにかく冷える。

関節が冷える。

足が冷える。

ふくらはぎから下は ギンギンに冷える。

つらい。

あったまるのなら。

それほど、私は日々 冷えに悩んでいた。



もう、それだけで 盲目的に買ってきたビワキューだが
あまり使っていない。

腰や背中を亭主にやってもらったことも3回ほど。

確かに、あとあとまで ほかほかしているところは、すごい。

このビワキューのいいところは
太さがあるので 素人がツボをややはずしてもOKなこと。

だけど 部屋がモクモクと煙だらけになる。

排気が悪いと 翌日ヤニ臭さが残る。

それから 暖めたい所を露出しないとお灸ができない。

当然だけど。

それが 寒い日には悲しい。

やはり 冬は換気扇を回したくない寒がりな私は
もう少し暖かくなってから また始めようと思う。

ファミリーコンサート

2005-12-29 | なんでもないこと
ファミリーコンサートの無料招待券を4枚。

ウキウキしてその日を待ったのは
2005年9月。

ところが前日に息子が寝込んだ。

どうやら 部活がなくなってから
夜中までゲームに興じていて
睡眠が足らなくなったらしい。

以後、3回ほど 寝込んでいるが、
その第一回めが この前日だった。



楽しみにしていた私はがっかり。

亭主は 息子と留守番をしているから、
行って来いよと言ってくれた。

息子の症状も 寝てれば治る感じ、

学校を休ませておいて
私は治療院へ出かけ、

帰りに現地で娘と待ち合わせ、
無事にコンサートを聞く事ができた。

去年のゴスペルに続いて
今年はピアノ・サックス・ソプラノの
3人のコンサートになった。

・・・・・・まあ、ただで聞けたのだから。

去年ほどの感激はなかったのは
家族揃って出かけられなかったから?

とりあえず 
行ったことのなかった大きな劇場の場所を確認して

よし、今度はここに 迷わずに来れる!

なにかいい催しがあったら また来るぞ!

そんな気持ちで帰宅する。

誤嚥事故・その2

2005-12-29 | 考えたこと
義母の誤嚥事故・パート2は ほどなく起きた。

前回のに懲りて グループホームの側では
義母の食事は 噛まずに飲み込めるものにしてくれた。

それが裏目にでて(?)
義母は他の人のお皿に手を出したらしい。

りんごは 確かにすりおろした物より
そのままの方が美味しそう?

りんごの誤嚥で 義母は入院した。

今度は 肺炎を起こした。

亭主も義父も右往左往。



困ったのは
グループホームの側から

これ以上お母様をお預かりできません、

と言われてしまった事。

同じ系列の 別な老人施設に、というわけだ。



このところの 
義母のアルツハイマーの症状の進み具合を知っている亭主は

無理を言って 今の施設に押し付けるのも
母親のためには 決して良くない、
と判断。

その施設に 転所することを 願い出た。

ところが その老人施設から
なかなか 入所許可が出ない。

そのうち 義母の退院時期が迫る。

片方からは 入所許可が出ず、
片方からは 出てもらいたいとのこと、

何かで聞いたことのある、こんな状況に

まさか 我が家が巻き込まれるとは思っていなかった。



とにかく義母は元気で退院、

矢の催促をして
老人施設に なんとか ひきとってもらって
事なきを得る。

あのころの亭主は よく体力がもった。

というか、気力でもたせた?



それ以降は 忙しくなってしまい、
子供たちも私も 義母の新しい施設には
見舞いに行っていない。

義父は変わらず 定期的に 義母のもとを訪れ、
病院に連れて行ったりしている。

義父が元気でいることが、何より幸い。

精米機

2005-12-28 | 食生活
いただきもので暮らしている我が家、

なんとお米もいただく。

ひとつは亭主の実家から、これは、白米で。

もうひとつは、義さん宅から。

こちらは、玄米で。

「魚沼米、魚沼米というけれど、

 本当の魚沼米は ここのを言うんだ。」

と胸を張る友人がいるらしい。



去年は 中越地震の直後に 持って来てくれた。

地震の直前に行って来たのだそうだ。

「あと一週間 行くのが遅かったら
 どうなっていたか。」

と言いながら 担いで来てくれた。

イバラキの実家で昔 
「ぶだのえさぶぐろ(=豚のエサ袋)」と呼んでいた
茶色い二重になった袋に入っている。




今年はどうかしら、と思っていたが

震災から一年と少し、
変わらず美味しいお米をいただいた。

あぜ道にも田んぼにも亀裂が入った映像の記憶があったが
勤勉な農家は そんな事にはめげずに励んでくれたようだ。



せっかくのお米だもの、
より美味しくいただきたい。

それには精米機よ!
と ここ1、2年 考えていた。

なぜ搗きたてのお米が美味しいか。

それは お米や米ぬかが 酸化しやすいから。

玄米で保存し、食べる分だけを精米して食べれば
酸化とも無縁で美味しいお米が食べられるはず。

電気屋店で見てみると、結構いい値段。

それに カタログで見てお取り寄せ、という商品も。

どうせ手にとって見られないのなら、
と ネットで検索。

山本電気の「ニュー・お米自慢Ⅱ」を購入。

21,000。



ドキドキしながら スイッチ・オン。

コーヒーミルの音を想像していたせいか、
拍子抜けの静かな音。

最初は7分づきにした。

ワクワクしながら 蓋を取る。

ステンレスの籠には 精米されたお米。

その下の白いプラスチックの内籠には
ベージュ色の 細かい米ぬか。

息子に見せたら ぺろりと舐めた。

「甘い!」

「どれ!」

甘くて美味しい、新鮮な糠だ!

玄米胚芽が混ざっているのが もったいない。

案の定、「まっしろでない」と亭主は不満。



白米にすると

ベージュ色の糠の上に
真っ白に 粉雪が舞ったように
米の粉が重なる。

なんと、もったいない。

上品な和菓子のような 薄甘さ。



ダンボールの箱には
「もう米研ぎ不要!」とか書かれていて

この精米機には ‘米研ぎコース’なるものがある。

けれど そもそも 研ぎたての米を炊くのだから

米研ぎは さほど 重要な意味は持たないはず。

そう思っているので
今年は 米研ぎは ぐっと簡単になった。

それに、‘米研ぎコース’にすると
ベージュの糠の上の白い粉が増えるような気がする。



ただ 何故か

精米したてのお米や 玄米ご飯を
土鍋で炊いていない。

どうもやってることが ちゃらんぽらん?

誤嚥事故・その1

2005-12-28 | 考えたこと
2005年9月

亭主は 
グループホームからの電話で 
あわててイバラキへ向かった。

義母が誤嚥事故で
救急車で病院に入ったという。

なんでも 
肉団子を噛まずに飲み込んだらしい。


kkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkkk

土鍋にはこれでしょう、ということで、

亀の子束子を買った。

「品名:亀の子束子(かめのこたわし)1号型(小)

 用途:主にキッチン用

 材料:パーム(ヤシの実の繊維)・針金。

 株式会社 亀の子束子西尾商店

kamekamekamekamekamekamekamekamekamekamekamekamekamekame


呼吸が止まり、
唇の色、顔の色まで変わってしまったという。

グループホームの職員も 
そうとう動転した電話をよこしたらしい。

(私は不在だった。)

その後持ち直したと聞いて ほっとはしたが
一晩の入院は避けられないものと思い、

今夜は亭主は戻れない、と思いつつ留守を預かる。



ところが 義母はすっかり元気になり、
入院もしなかったとのこと。

亭主も夜中には戻り、
すっかり気抜け。

まあ、なんにしても、大事にならなくてよかった。

後遺症が残るような事になったら大変だった。

土鍋でご飯

2005-12-28 | 食生活
「土鍋でご飯を炊くと、おいしいわよ~。」

あ、そうですか。

「ご飯が、一粒・一粒が立っててさ。

 甘みがあって、おかずがたいして要らないのよ。」

ほ~。

「これが、冷めても、美味しいの!」



会うたび聞かされて ちょっと悔しく、

とうとう私も買ってしまった、お高い土鍋、三合炊き。

なんというか、匂い?

そう、匂いがいい。

炊いてる時から あま~い、いい匂いがする。

炊き上がってからも、いい匂い。

さめてからも、いい匂い。

もちろん、ご飯はつやつや、ふっくら、すごい弾力。

おこげを作ると、また美味しい。



長谷(ながたに)製陶という会社の商品。

伊賀焼き、らしい。

蓋が二重になっていて、
中蓋が重たい。

この重さに 秘密がありそう。



3合のお米(白米)に 3カップ(200cc)のお水。

ガスコンロにかけて
中強火(? ま、中ぐらいの強火でしょ?)で19~21分。

(2合のときは15~17分、1合では11~13分。)

上蓋の穴から湯気が噴出し始めてから2~3分で火を止める。

10~20分、蒸らす時間は長めにとりたい。

本当におかず要らずで 美味しいご飯がいただける。

嬉しいような、怖いような(爆)。

息子の部活

2005-12-28 | こどものこと
2005年 秋

息子は部活を止めた。

男子バスケットボール部。

夏ごろから急に 
彼の部活に対する情熱が冷えるのを感じていた。

夏休みは 真面目に部活に出た日は少ない。

理由はいろいろあったようだ。


CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC

亭主がイバラキの義父からいただいてきた塩釜。

その辺には売ってない、
ご当地でなければ手に入らないものだとか。

なるほど、ほのかな甘さと紫蘇の香が上品で
ちょっと違うな、と思われた。

ccccccccccccccccccccccccccccccccccc


部活の先生との間がうまくいっていない、とか

3年生が引退したら レギュラーになれるかと思っていたが
新しく入部した生徒や1年生のほうが上手かった、とか

理由はいろいろありそう。

そして一番の理由は 
今まで一緒にやってきた仲間が
次々に退部していったことかと 想像している。



無理に続けさせるつもりもなく、
あっさりと 退部届けに判を押してやった。

本人は 夏前ごろから 悩んでいたようだった。

「今部活を辞めるってことは、
 勉強に専念するってことだろ?」

と友達に言われて、辞めるのを断念した?らしい(怒!)。

そんな息子だから、
退部したからといって
勉強に身を入れるわけでもなく。。。

というか、さらに緊張感のない生活になってしまい、
朝はなかなか起きない、

家を出るのが遅くなる、

私はイライラする、

と悪循環。



その上 帰宅時間が早くなり、
私の自由時間が短くなったような印象。

ああ、子供がいない時間って、束縛がなくて
開放されていたのかも、
と思う。

手がかからなくても 
なんとなく そこにいるだけで
母として存在していないといけないような、
そんな感じ。

向こうは決してそんなことは感じてはいないのだろうな。



ともかく、
それまで8時半とか9時半とかの帰りだった息子が
日が落ちる前に帰宅することになった。

かと言って 
晩御飯をそんなに早い時間にもできない。

ただ 食事の準備に取り掛かるのは
ぐぐっと早まって

のんびりした無駄な時間が減ったのは確か。

食事が早く終わったからって
就寝時間は早まらない。

慢性的寝不足は解消しない。

永田農法

2005-12-27 | 明るい農村
糸井重里氏は言う。

「あ、そろそろ日本だ」っていうときに
飛行機の中から下を見たら、
一面に緑が青々と繁っているんです。

それまで、砂漠とか、山岳地帯とかを
えんえん飛んできて、
帰ってきたら、大地に緑しかない。

これこそ農業にほんとに適した、
緑なる国だって思いました。

ところが、地上では、
離農だとか、
捨てられていく畑の話ばかり耳にする。

矛盾がありますよね。

(『糸井重里のつくって食べようおいしい野菜』p4)

pppppppppppppppppppppppppppppppppppppppppppppppppppppp

喜びに満ちて収穫した
我が家の赤と黄色のパプリカ。

きちんとしたものが採れたのは
これっきりだった(涙)。

PPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPP


永田氏はいう。

農業は、自然破壊なんです。

自然を破壊しながら
わたしたちはそこでできたものを食べて、生きている。

だから、遠慮しながらやらなければならない。(p70)



大量の肥料は 植物の根を傷めるだけでなく、
土の中に残った肥料分が蓄積されて
環境にも余計な負担をかけるのだとか。

なるほど、
かつて 日本の農業は 
謙虚さの上に成り立っていたのね。

わずかの肥料でも 効率よく吸収させれば
美味しい野菜が育つのだそうだ。

この本の中では
「すきっ腹にビールが効く」と表現されている(笑)。



こぐれひでこ氏はいう。

作物を育てるのはたしかに楽しいけれど、

作業は1日2回見回りをするくらいの
淡々としたつき合いで済ませたい。

自給自足なんてことは考えてないの。

自給自足の「ふり」をしながら、
野菜作りをファッションにしたい、と思ってるんだ。(p47)

カッコイイ!



さらに 糸井氏は言う。

「おいしいっていう付加価値に対して、
 人々がお金を払う時代がもう始まっています。」

「おいしいってことの価値観が どれだけ人を突き動かすか、
 そのパワーはあなどれません。」(p5)

安全である事は 当り前、という大前提だそうだ。

同感である。



ただ 私としては 

昔の言葉の
「大農は土をつくり云々」がまだ頭を離れない。

当地の年寄りたちにも
有機農法にチャレンジする人たちが出てきた。

有機肥料に手間とお金とをかけて
害虫や病気に負けない野菜を作る。

そんな考え方が理解されてきたのだと思う。



この本の中で
戦後の日本では 国民の8割が農業をしていたが
今では8パーセントに満たない、
という話が出てくる(p40)。

8パーセント!

戦後の日本に還れ、とは言わないが
食料自給率は下がるばかり、
これは尋常な数字ではない。

なにか大切なものが抜け落ちていないか?
日本の政治。
日本の教育。
日本の家庭。

自らの手で 何かをつくりだし、
収穫する喜びは大きいもの。

農家の仕事をもっと尊び、
もっともっといろんな人が 真似事から農業を始めたら
少しは変わらないだろうか。

だって、
スーパーに並んでいる野菜とは 全然味の違うものが 
素人でも作れるらしいよ。



それから
養分のない赤玉土に苗を植え、
液体肥料をばらまくというのは

私としては なんとなく 不自然なものに思える。

それでも、そんなに美味しいのなら・・・!



青虫の食害で春に収穫できなかったブロッコリー、
この本を読んでから
日当たりイマイチな庭の
赤玉土のプランターに植えてあるんだけど、

来春には 大きくなるかな・・・?

右端から順に ヨトウムシにやられて 
一株だけ残ってるんだけど。



この番組のプロデューサーを勤め、
自身の家庭菜園も10年以上というキャリアの諏訪氏は

「永田式でやると 肥料も水も少ないし
 収穫の後、またすぐ次の作物を植えられるし、
 本当に無駄がないですね。」

と言っている。

永田氏の答えは

「そうです。

 わたしの野菜づくりには 無駄はありません。

 無駄が必要なのは、人生だけです。」(p93)

わあ、同感。

私の人生に必要な無駄は 
野菜も含めたガーデニングと ブログかな?

いやいや、
もっともっとたくさん、無駄なものがないと。

私の中には ‘むだ’と言うものを食べて成長する何かが
住んでいる。

『糸井重里のつくって食べようおいしい野菜』

2005-12-26 | 読書
お野菜を 自分で作って 新鮮なうちに美味しく食べる。

これは 私の究極の願いと言ってもいい。

そんな私を応援してくれそうな本を見つけて読んだ。

著者:糸井重里、永田照喜治、こぐれひでこ、
   NHK「糸井重里のおいしい野菜つくっちゃいました」制作班、
NHK出版、2005.4.30、1200円



本の帯に
「NHK総合テレビで2004年8月8日にほうそうされた
 〈糸井重里のおいしい野菜つくっちゃいました」が
 本になっちゃいました!!!」
とある。

そんな番組があったとは知らなかった。

また 
「あの永田農法で 究極の野菜づくりに挑戦!
 さあ、あなたも この本を見ながら
 おいしい野菜つくって食べちゃいましょう!」
とある。



永田農法。

聞いたことがある。

パラパラとめくってみる。

著者の中の 永田さんと言う人は
「永田農法」を確立させた人だという。

え?

「永田農法」ってのは、永田さんが作った農法だから
「永田農法」っていうのか?

じゃあ、読み方も 「えいでん」とかじゃなくて、
「ながた」でいいんだ!

やっぱり何も知らない私。

お手軽な読み物としても楽しめそう、と
たしか 上野駅のブックガーデンにて購入。



農地は 周囲に山ほど(山はないけど)あるが、
畑を持たない我が家。

食いしん坊で 野菜の収穫を楽しみたいけど
階段の上り下りをも厭う私。

日当たりのいい二階のベランダで作れば 
それなりの収穫ができそうだが
なるべく二階に上がらずに生きてゆきたい。

とりあえずこの本を読んで作れば
日当たりの悪い我が家の庭でも
美味しい野菜が作れるかもしれない?



こぐれひでこというイラストレーターの名前にも
覚えがあった。

しばらく考えていたが
夕刊に載る 「おいしい画帳」という
食べ物のイラストつきの 食いしん坊なエッセイの主じゃないか。

なるほど、食いしん坊そうな
太目のオバチャンだ。(親近感!)

写真は 「おいしい画帳」に影響されて作った、
ダシを濃くひいて作ったとろろ。



この本は 冒頭の写真でびっくりする。

野球チームのメンバーらしい子供たちが
紫色のタマネギに群がるところ、

そして 齧られた紫タマネギ。

そこに書かれた、
「そのタマネギは まるでナシのよう」
の一文。

信じられない。
だって、タマネギだろ?



永田さんの指導で 50坪の石ころだらけの農園で
こぐれさんが農作業を始める。

石ころだらけだから、野菜作りに向いているのだという。

「永田式」では、
必要最低限の栄養分で作物を育てる、
肥沃な土壌はいらないのだとか。

うそ?!



土は 植物が根を張るためのもの、

しっかりと根を張ることができれば
植物は自分で 土の中から微量要素を取り込む。

水分も最低限しかやらない。

野菜たちは 水を求めて 根を伸ばし、成長する。

それは、わかる。

しかしそれでは 
土作りに精魂傾けている人たちとはまるで逆?

栄養も水も 
化学肥料やスプリンクラーで
そら、そら、と どんどんぶちまけるような
現代の農業とは またずいぶんと違っているようだ。

過保護な野菜にゃ用はない?



そのかわりに 液体肥料をやる。

・・・え?

あの高価な、
うす~~~く薄めて10日に一回とかやる、
あの液肥?

そういえば薄めながら水まきできるキカイが
園芸雑誌のカタログにあったなあ。



苗の植え付け。

なに?

ポットから出した苗の根っこについた土を
きれいに落として洗って 

それからハサミでチョキンと3分の1に切る?

そんなことして、いいの???



ビックリの連続!

春にプランターに植えたパプリカが
ほとんど収穫できなかった私は
悔しい気持ちで 熟読。

     づづく


三年番茶

2005-12-25 | 食生活
今年は 折々に マクロビオティックの真似事を楽しもうと
電車の中で 本を読んだりしていた。

味噌も‘手前味噌’という言葉があるくらいだから、
自分で作ったものの味は 格別だろうと思う。

いつか作ってみたい。



梅干も今年は漬けてみた。

ずいぶん古い本だが『私の健康料理』(丸山光代著、
朝日出版社、1983.3.30)の
「梅干の作り方」のページを見て漬けた。

ほんの1ページほどの 簡単な記述だった。

義父からもらう梅干と
昔母が漬けた梅干の思い出とを参照しつつ
素朴で田舎臭い梅干を作ろうと思っていた。

梅の重さの2割の自然塩に 
梅の重さの2倍の重しをかけて。

フルーティーな梅干のいい香。

このままもうひと夏置いておくつもり。

まくろび生活のはじまり、はじまり?



まくろび・・・?」で書いた本を
改めて読んでみて
気になるものがあったので
ヨーカドーの近くの自然食品店に入った。

「三年番茶というの、ありますか?」

「はい、そこの棚に。

 うちで一番売れているのがそれです。」

なるほど。

山と積んであった、確かに一番売れているとわかる、そのお茶の
小さい方の袋を買ってきて
まくろびの真似事を楽しむ。

・・・・・・と言っても、すこうし、面倒。

お茶をやかんで煮出すなんて、麦茶でも最近はやってないし。

それでも なんかこう 昔の風景に逢ったような懐かしさ。



三年番茶。

初めて聞いた(見た)名前だった。

なんだ?そりゃ。 三年古酒のお茶版か?

180g入り、452円の袋には

「1.8ℓのお湯にひとつかみ(15~20g)の
 無双番茶を入れ、弱火で15分煮出すと
 おいしい番茶が出来上がります。」

とある。

私は真夏の麦茶も お湯を沸かして作るが
煮出すまではしない。

暑いし。

そんなわけでなかなか消費は進まなかった。

「夏はこれを冷やすと 尚おいしくいただけます。」

冷やす前までが、大変なんじゃない。



けれども お茶の袋に書いてあった
「ムソー株式会社」というのは
いくつかの本の中に紹介されていた会社で、

「お、お~。

 これで私も、まくろび入門を果たしたゾ~。」

という気分になれた。

よかった、よかった(笑)。



今年の夏ごろに 
仕事の関係で初めて会った若い女性がいた。

その場の話が 私の体の不調になった時
乳がんを隠しているので、更年期の話に。

ほてり、冷え、関節痛、etc、etc...

そしたら 寒くなりかけた頃
その女性から 亭主を通して
冷えに悩む私へ、ということで

‘梅醤番茶’というものをいただいた。

お湯で適宜薄めてお飲み下さい、と
添えた手紙に書いてあった。

それこそくだらない茶飲み話、愚痴話を覚えていてくださって、
感激。

飲んでみると それなりに美味しく飲める。

酸性に傾いた身体が アルカリ性に戻れそう。



風邪気味になった亭主と息子、
それぞれに飲ませたら
悪評紛々。

二度と飲んでもらえそうにない。

亭主曰く、「これは漢方薬だ!」

息子曰く、「こんなもの飲むんだったら、薬飲む!」

美味しいのに。

今回 私に風邪の番が回ってきたら
ますます美味しく感じたし
身体が温まってよさそうに思ったので
日に何度も飲んでいて なくなってしまった。

今度行ったときに 自然食品の店で 探してみよう。



今 久しぶりに 
中島デコさんのマクロビオティックのレシピ本を見ていたら
梅醤番茶は 三年番茶の隣に
パートナーのごとくに 写真に納まっている。

ただし、こちらは手作りレシピ付き。

梅干・・・・・・1個

しょうが・・・・少々

醤油・・・・・・小さじ1/2から

三年番茶・・・・150cc



湯飲みに梅干と醤油を入れ、箸で梅干の果肉をつぶしながら
醤油とよく混ぜる。

しょうが汁を少々加え、そこに熱い三年番茶を注ぎいれ、
よく混ぜていただく。

好みの塩気に醤油の量で加減して作る。


「とても陽性な飲み物で、身体をスピーディーに温めたり
 引き締めたりする作用があります。」

やっぱり、風邪引きには よさそう!



素朴で美味しい私のまくろび料理を 
この窓でいろいろ紹介するつもりだったのに
なかなかできなかったのは
パソ子とサーバーの不調のせいだった、
ということにしておこう(笑)。

理想の昼ごはん

2005-12-24 | 食生活
理想の朝ごはんと言う記事を書いたのだから、
理想の昼ごはんというのも書いてみようと思いながらいた。

ところが これまでエラソウに色々書いてきた私も
昼ごはんについては
これがまったくエラソウにかけそうにないので・・・。


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ブロッコリーの茎の ぬか漬け。

美味しいよ!

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なんせ、私の作る昼ごはんは、
店屋物と同じ。

(もちろん、味は 向こうのが、当然、上。)

そば、うどん、ラーメン、スパゲティー、
焼きそば、焼きうどん、
これに夏はそうめん、ひやむぎ・・・。

そうそう、忘れちゃいけない、
週末は 残りご飯を使ったチャーハンがあるけど、
なにしろ、麺類ばかり。

ここに、たまに、丼物が入ってくる。

なぜか。

当地へ来るまでの 何年間か、
私の昼ごはんは 事務所の奥の部屋で
職場のみんなと一緒に 出前をとって食べる、
そういう日が続いていて

お昼ごはんに何を作ったらいいかわからなかった。

いつも食べていた店屋物のようなものばかりを
作って食べていたから。

幼稚な好みを持つ人間にも、おおむね好評だし(苦笑)。

カロリーを控えるようにしてからは
天ぷらや 揚げ玉などの具を少なくし、
ラーメンを減らして そばの登場回数を増やしたが
内容的には さほど変化はしていない。



そんな私が注目したのは
町の歯医者さんとこで 毎日食べてるお昼ご飯を紹介したブログ

これが 師匠が推薦しそうな、スローな粗食。
(最近随分デラックスになっってきたような気が。)

必ず ごはんとみそ汁に ぬか漬けが付く。

食事は 生活習慣病のみならず 
キレそうな青少年の精神や
なんと虫歯、歯周病にまでも
大きく影響するらしい。

この歯科医院のブログを見ながら
ああ、こういう‘なんでもない当り前の昼ごはん’を
用意しなくちゃなあ、と いつも思いつつ。

こんな私のごはんを食べて育っているから、
娘や息子に作らせると
昼ごはんはたいていバスタになる。

(今日の息子の手になるお昼ご飯も スパゲティ。。)



それでも 少しは近づこうかと
2005年の夏(も) 何度もぬか漬けにトライ。

何度も捨てた(涙)。

すぐに酸っぱくなったり 臭くなったり。

それが 涼しくなってから 
なんとか ぬか漬けらしくなってきた。

今も ぬか床は 健在である(エヘン)。

風邪ひいた

2005-12-24 | なんでもないこと
風邪はひいたけど、たいしたことない。

たいしたことがない証拠に、
とっても楽しく マンガが読める。

亭主が コンビニで買ってきたらしい、単行本を、
次々と読破中!



これが 辛い風邪だと
マンガとは言え 活字を目で追う気になれない。

それが、活字も多けりゃ 漢字も多い、
時代物を次々 楽しんでいる。



熱もせきもたいしたことないのに、
身体の芯が ふわふわしているので

きのうから亭主が家にいるのを幸い、
グデグデとベッドで マンガ三昧。

極楽~(?)。



今日は 昨日読み始めた『信長』(全8巻)を読了、

これから 『眠狂四郎』に取り組むところ。

原作がしっかりしたものは マンガでもやはりいい!

ダイエット2005

2005-12-22 | ダイエット
今年のダイエットは、はっきり言って 失敗だった。

8月には けっこう順調だったのに
体重も体脂肪も落ちない。

去年より状態が良くないと 成功した気にならないのに
去年の一番いい数値には遠く及ばない。

原因はわかっている。


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神社の裏手のヒノキの林でみつけた、カラスウリ。

散歩の往きに
朝日が当たって美しかったので興奮気味に撮影。

帰りに見たら 日が翳って それ程の感動はなかった。

日が当たっていない方が キレイに撮れるのに。

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ダイエットを甘く見ていた。

去年 そこそこ成功したものだから、
今年もきっと大丈夫、と たかをくくっていた。

ダイエットに対する 緊張感というか、
切実な思いが足りなかった。

それは うすうす自分でも感じていたので
あちこちにお邪魔しては
「今年もダイエット頑張ります!」
だの
「今年は去年よりもう少し体重を落とすぞ!」
だの
宣言していたのに。



私の場合、体重はそれほど減らなくていい。
 
ただ 体脂肪を燃焼させ、減らしたい。

筋肉を もう少しつけたい。

筋肉がつけば 基礎代謝も上がって 
やせやすく 太りにくくなるはずだ。

そのためには やはり普段の努力が必要だった。



ウォーキングは やった。

去年より ややサボり気味だった。

腹筋もやった。

今年は 「いんなあ・まっする~」と唱えながら
ゆっくり上体を起こすやり方だった。

ただし 腹筋も 柔軟体操も 
去年よりずっと サボりがちだった。



体重が落ちていたので 油断もあった。

寒くなって 歩かなくなったら たちまち元通りだ。

癌とわかる前、
ダイエットの初めに測った体のあちこち。

二の腕、ウエスト、ヒップ、ふともも、ふくらはぎ。

どれもこれも ほとんどかわっていない。



いや、それは、いい。

問題は、一番の悩み、
下腹部の 巨大で柔らかいコブ。

これが取れないことには。

はきたいズボンがはけない。

どうしようもない体型。

からだスキャンは 最近怖くて 測っていない。

このまま春まで 半冬眠状態が続く。
(食べるだけ食べて、動かない。)

怖い結果が待っている。(ドキドキ)

トヨタ・カップ

2005-12-20 | 考えたこと
一昨日のことになるが、トヨタカップの決勝があった。

いつものように、テレビ観戦。

スイッチを入れて間もなく、点が入った!


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先週の月曜日の イチョウ。

一晩で

地面を埋め尽くすグラデーションに変わった。

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結果を言えば、
その一点を守りきったブラジルのサンパウロが優勝。

今年から 
ヨーロッパチャンピオンと 
南米チャンピオンのみの戦いではなく

世界王者決定戦ということで 
‘地球一’を決めるのだ、と言っていた。



決勝は 予想通り 
ヨーロッパと南米の王者の対決になり、
見ごたえのある試合だった。

点をとられた後の
イングランド リバプールの反撃は続く。

好セーブを連発するサンパウロのゴールキーパー。

私は 後半途中、
「MVPは キーパーだ!」と叫んだが
その通りになった。

キーパーのセニが選ばれ、
トヨタのハイブリッドカー、プリウスをゲットした。

(いいなあ。ほしいなあ。)

逆転できていたら リバプールのジェラードだったろう。



これが世界レベル。

早いし、正確だし、とにかく走る。

攻撃もうならせるが、守備がものすごい。

どちらが勝ってもおかしくない試合、
W杯のような 国別対抗とはまた違う面白さ。

そういや、
オーストラリアの選手も いい動きをしていたな。

あんなのとW杯の予選リーグで戦うのか。。



それから、
目を引いたのが、審判の技術の高さ。

FIFAから派遣されてくるようだが、
さすがの笛をふく。

最近日本人の審判が 
国際試合でミスジャッジをしたりして
日本サッカー協会では 悩みのタネだろう。

審判の待遇も 徐々に上がってきているというし、
技術もかなり良くなってきていると思うが

こういう大舞台での審判と比べると
Jリーグの審判は 
かなり質が落ちているのがよくわかる。

審判の皆さんには 今後も 精進を願う。



個人的には
同じアジアということで
サウジアラビアのアルイテハドを応援していた。

すばやくて 見ていて楽しいサッカーをしていたが
3位決定戦で 
北中米カリブ海王者・コスタリカのサプリサに
惜敗したようだが、こちらの試合は見なかった。



どうしても
Jリーグや 日本代表とくらべてしまうが
アルイテハドを破らなければ
アジア王者になれないのだとしたら、
う~~~ん(笑)。

道は険しくとも、頑張っていこう!

それにしても、
こういうビッグ・マッチが 
日本で開催されることの幸運を思う。

トヨタ・カップを
スタジアムに見に行ったことはないけれど
放送時間だって、夜中や早朝ではないし。

サッカー少年たちは
目を皿のようにして 
ひとつひとつのプレーを見ていたのに違いない。

この世界チャンピオンシップを
日本にもってきてくれたトヨタは偉い。

こんど車を買い換える時にも
トヨタにしようか。

ハイブリッドカーは 無理かもしれないが(笑)。