ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

ことば備忘録

2013-12-20 | ことば
備忘録、かも。

ことばについての。

(また、カテゴリーを増やしちゃった。。。)




ことばについて、アンテナができてきた頃に、

「エラゴン――遺志を継ぐ者――」



という洋画を テレビで見た。



ドラゴンが出てきて、思いっきり、ファンタジー。

ハッキリ言って、このストーリーは好み(笑)。






この中で、

「物の本質は ことばだ。

 ことばを知れば 物を支配できる。」

ということばが出てきた。

オット! と思ってメモした次第。






「物の本質は、ことば」ですかー。 そうですかー。(笑)






ん? 支配?

ことばを知れば、物を支配できる?

それって。。。

夢枕獏の、つまり、『陰陽師』の世界だな~(笑)



いや? あれは、「ことば」じゃなくて、「名前」だったかな?

「名前はこの世で一番短い呪」、
名前を教えてしまえば、支配されてしまうかもしれない。



ことば」と「名前」は、違うな。 うん。

でも、支配できるかどうか、は、人によるな。

私は安倍清明じゃ、ないもんな。



でも、人は、案外たやすく「ことば」によって支配されうるな。

「ことば」は、大事だな(笑)。

でもでも、本当に、物の本質は、「ことば」なんだろうか?



ことば

2013-11-02 | ことば
最近、「ことば」について 考える事が増えている。

私の いつめだったか? のテーマは、
「ことば」になるに違いない。



「脳」。 「発酵」。 「天狗」。

じゃ、四つめかな?(笑)







我が家のサザンカ。






私は、こんなふうに ブログなんか綴っているけれど、
「ことば」を使う事が、不得手だ。

打ち間違いは 消して 打ち直す事ができるけれど、
発したら 間違えても消せない「話し言葉」は、
本当に、苦手。

そんな私が、どうにかして、なんとかして、
もう少し、「言葉」をうまく操れないものだろうか、
と考えるようになった。

ねえ、皆さん。

何か、いい方法、ないかしら?













「ことば」に関する本に、目が行ってしまう。

そして、気になる。

読む事になる。

「人は見た目が9割」みたいな本も気になるんだけど、
こちらは まだ読んでいない(笑)。



たとえば、「ことば」の意識はないまま、
『本日は、お日柄もよく』という本を読んだ。

(浜田マハ著、徳間文庫、2013.6.15、648円)

タイトルに相応しい、お目出度そうな表紙に、思わずニッコリ(笑)。




         






主人公の女性は、その名も「こと葉(ことは)」という。

振袖で出席した友人の披露宴で ポカをやってから(同情!) 
スピーチを通して どんどん成長し、サナギになり、
蝶へと変態してゆく様が、
痛快というか、気持ち良く 面白い。

こと葉は、スピーチライターを目指す事になってしまう。



この本は、「お仕事小説」なのだそうだ。

そして、「ことば」に気を引き付けられつつある私にとって、
「う!」と なってしまう言葉が 埋め込まれている。













「言葉っていうのは、魔物だ。

 人を傷つけも、励ましもする。

 本やネットを目で追うよりも、
 話せば なおのこと、
 生きた力をみなぎらせる。

 この魔物をどう操るか。  

 それは、話す人次第なのだ。」(p.134)



「言葉は 書くものでも 読むものでもない。

 操るものだ。」(p.144)



「聞くことは、話すことよりも ずっと エネルギーがいる。

 だけど その分、
 話すための勇気を得られるんだ、と思います。」(p.158)













「最初の一撃が肝心。

 それがうまく決まれば 聴衆は オフェンス側につく。

 人間の心理ってのは そういうものよ。

 守るよりも 攻めるほうが、そりゃあ興奮する。

 その心理を うまく操るのが、 すぐれたスピーチの妙なのよ。」(p.214)



「ディベートのときは、できるだけ 具体的に例を盛り込んで」(p.218)






「困難に向かい合ったとき、

 もうだめだ、と思ったとき、

 想像してみるといい。



 三時間後の君、涙がとまっている。



 二十四時間後の君、涙は乾いている。



 二日後の君、顔を上げている。



 三日後の君、歩きだしている。」
                    (さて、どこに書いてあ~るか? 笑)













解説にあったが、確かに、
この本のタイトル、「本日は、お日柄もよく」というフレーズは、

親戚のオジサンの
「た~、か~、さ~、ご~、や~~~。」
という謡(うたい)と同じく、

披露宴(昔は、「祝言(しゅうげん)」と言っていた)の定番だったが、
あまり耳にしなくなった。

今 思えば、失くすには惜しい文化だったかもしれない。













同じ著者の、『楽園のカンヴァス』や 『生きるぼくら』
も読んでみたくなった。

さて、いったい、いつ頃に 読めるだろうか?