ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

巣立ち・その後

2010-08-29 | こどものこと
何を考えているのか、
子供たちの引っ越しは 
少しずつ、少しずつ進んだ。

娘のアパートからは いらなくなった物が戻ってきた。

使いやすそうな片手なべも
「IH (ほら、設備が新しいから) には使えないから。」
と戻ってきたが、
私も要らない。

かと言って、捨てられない。。。






   暑い時期に 暑苦しいほど元気なサルスベリ。






娘は 行ったり来たりして 
私の車を使って 少しずつ荷物を運んだ。

何回も、何回も。

ガソリン代や 事故を心配する母の苦労を考えたら
引っ越し屋を使った方が、絶対 安いと思うんだけど!



息子もまた それを真似して引っ越しをした。

新たに必要な物を 当地に来て購入し、
車で運び、
車を返しに帰ってくる、なんてマネまでしていた。

まあ、そうやって 少しずつ 新しい暮らしに入って行くって方法も
アリなのか、とは 思うが。。。







近所の白っぽいサルスベリは 涼しげな色。
今の時期には、これよりもっとピンクがかってくる。
これは7月23日の撮影。






電話は入っていない。 

今はケータイで たいていの事はケリが付く。

娘のケータイにかけて 息子の事を聞いても
様子がわからない。

息子に お姉ちゃんの事をきいても ハッキリしない。

ようやく聞き出して確認できたのは
ふたりで ひとつのアパートに暮らしていても
ふたりは ほとんど 顔を合わせていない、ということ。

そういう事も アリなのか。。。





同じころの撮影、去年からのグラジオラス。   





娘がバイトを終えて帰ってくると
「お風呂(ほら、設備が新しいから、スイッチひとつで沸くタイプね) 
 が沸いてるよ」
とか

「〇〇(料理名)ができてるよ」
と 息子が言うんだって。



「あの子、自炊してるよォ!」
 
とは、バイト先のマカナイを食べて生きてきた娘の弁。



まあ、そういうのもアリ、か(苦笑)。





8月に入って 夏休みで帰ってきたふたりを見ていて
ヒトの成長とは、かくも ゆっくりなものか、と(涙)。

お盆近くになって 子供たちだけで イバラキへ行って
普段 だれも住んでいない亭主の実家で
掃除や お盆を迎える準備などを手伝ってもらって

それでも 少しずつ ヒトは成長していくのかな、と(嬉し涙)。


まあ、あとは、自分たちで 苦労して、苦労して、
成長していってくれるんだろう、と。

巣立ちの時

2010-08-27 | こどものこと
この春 
息子は 家を出て アパート住まいになった。

息子にとっては 「初めての独り暮らし」、
とは ならず、

アパート住まいの条件は
「お姉ちゃんと一緒」 だった。






   涼しげな美女のまなざし!






私も一緒に アパートを探しに行った。

最初に行ったのは 板橋だった。

都内で 交通の便が良く、その割に安い。



亭主(と私)から出した条件は、
今現在の娘のアパートの家賃よりも安いこと。

つまり
それまでの娘のアパートは かなり家賃が高かった、ということだ。

ふたりで住む都内のアパートが 
東京手前の県の、これまでの1人分。

う~~ん(苦笑)。







4月30日撮影。





残暑厳しき折柄、暑苦しい写真でゴメンナサイ。。。






都内。

二人分だから、広さが必要。

だから、建物が多少古くても、我慢しなさいよ。

そう言って 探し始めた。



古くてもいい、となると 物件は星の数ほどあり、
でも 何故か ピッタリ! な物件はなく、

こんなに山ほどアパートがあるのに、と タメイキが出た。

それでもなんとか これなら、と思える物件が
ひとつ、ふたつ、見つかった。







絶対、毎年 クッションが2個ずつ作れると思う!






我が家では その日 夕方から仕事があり、
私は ふたりを残して 途中で帰宅した。

その後 ふたりで 赤羽へ行った。



いろいろな条件(通学、帰省、それから イバラキ)を考えて

「赤羽にしよう!」
と最初に言ったのは私だった。

そうして、ふたりは 赤羽で 
「これでいい! てか、これがいい!」
と思える物件に出会った。



ママとしては 
「日当たり・風通し」が 一番の条件だった。

ふたりが見つけてきたアパートは 東南の角部屋。

風通しはまあまあかもしれないが、
南側に建物があって
ガッカリするほど 日当たりが悪かった。

けれど その分 家賃が安く、

何よりも 建物が新しく、設備が新しかった。

ふたりが ニコニコしてしまうくらい、
設備が新しかった。

それまで見てきたアパートの設備が 
自分の実家のそれよりも だいぶ古かったのが
哀しかったのかもしれない。



それが 若いモンの価値観なのかもしれない。

お風呂がなくて トイレが共同、なんてアパートを
知らない人間が増えている。



ふたりがニコニコしてるんなら、それでいいか。

ということで、ふたりは 今、
赤羽駅からほど近いアパートに住んでいる。



「あんたが思ってるより、日が当らないよ。

 これまでの お前のアパートとは、全然違うよ。」

と 娘に向かって 言ってきた。

日当たりが悪い、という愚痴は 幸いにも聞いていないが
多少の「ガッカリ」は あったことだろう。

アパートを探して歩いていた時期は
毎日毎日、雨か、良くて曇りだったのだ。








おっと、こんな格好で失礼!





そうして、それが
それから 引っ越しまでの全部が

義父が転んで 
入院だ、転院だ、体験入所だ、
とやっていた真っ最中で、
家族全体に緊張感があった。

緊張感があったからこそ できたことで、
そうでなければ とてもできなかったと思う。

ともかく、あの頃に よくできたよなあ、と思う。







これじゃ、触診で 乳がん手術の予後は わかりっこない!






ドタバタの中で 息子は巣立って行った。

老いた愛犬

2010-08-04 | なんでもないこと
術後しばらくは 元気いっぱいだったように思ったが
愛犬は だんだんと
弱ってきたな、と思う事が多くなった。

冬が終わるたびに 弱っているように思うのは 気のせいかな?





なんだかよくわかんないもんが、土手に置かれていた時に。






動きが、遅い。

ノタノタ、ノテノテ、テコテコ、ヒョコヒョコ、どっこいしょ。



愛犬ガムも あっという間に食べ終わって(噛み終わって?)いたのに、
ずいぶん時間がかかるようになった。

噛む力が弱ると 身体全部が弱くなるし、ボケやすくなる。

毎日 楽しんで食べてくれれば、と。



時折 関節痛がでているようだ。

サプリメントで対応している。

日常生活には さし障りない。

気にしない、気にしない。



別の居場所に置いてある古座布団には
時折 シミが残っているようになった。

オンナも中年以降は 尿漏れがあって当然、
犬だって仕方ないよね。

こちらは気にしないようにしている。






                      
愛犬があそこでじっとしてるのは、
あそこらへんに よく トカゲがチョロチョロと出没しているから。
社長からいただいた木が置かれてからは
その中に入ると「コラッ!」と叱られる。
一応、シオシオと 出てくる。






お散歩に行けば、最初は威勢がいいが
じきに私が引っ張るように歩くことになる。

お前は もう そんなに歩けなくなったのか?

と 愕然としていると、
ひょいと向きを変えて 勝手に帰ろうとし、
打って変って別犬のように(?) トットコ歩くし、走ったりもする。

つまりは、あまり遠くまで歩きたくないということなのか?(苦笑)

とにかく、お散歩の距離は ダイエットからは程遠くなってしまった。

愛犬にとっても、そして ママにとっても(涙)。





ボケボケですんません。。。
ありゃ、鼻先まで欠けてた。





 「たれパンダのポーズ」。
                                    または、「たれB.B.」。  






ねえ、B.B.

お願い。







お願いだから。              







そのポーズでお昼寝するのは、止めてね(涙)。



息をしているかどうか、とても心配になる。





愛犬は 秋が来て 13歳になる。

社長の親切 (2)

2010-08-01 | なんでもないこと

土建屋の社長からは
去年 たいへんなものをちょうだいした。

それは、木。

請け負った仕事で 伐採した樹木の 大きな幹や枝を 
差し上げましょうか?

という申し出に
私はひるんだが、亭主が飛びついた!







メドーセージと秋明菊は 向かい合わせに植えない方が 歩きやすいと思う(汗)。
ここにも、木が置かれた。
今は 雑草で 木がよく見えなくなっている(涙)。






それはそれは膨大な量で、
どうせ全部 燃やしてしまうのだと言う。

細い枝はいらないが、
太い幹や枝は どうにももったいないし、
何かに使えたら、と 思ってしまう。

どっさり、ほんとうにどっさりと、もらってしまった。

どこへ持っていくにも、運ぶのが大変だア!

写真がないのがクヤシイ。。。







私が帰宅する前に 雷が鳴っていると、たいていここに居る。
今は、植木鉢も置いてない(少泣)。 すぐ上には 窓がある。






オープンガーデンをするご近所の奥さまふたり、
それに やはり庭づくりをなさっている近所の奥さま、

見ていて「欲しい」と言って来た近所のオッサンにも
分けて差し上げて、

外面のよい亭主は 八面六臂の大活躍!

アンタ、ウチの分、これ、いったい、どうすんのよ!?






                       
すぐ上の窓からのぞくと、こんな感じで寝ている。
植木鉢を除いてやったので のびのびしている様子(苦笑)。
                         






木は山ほどある。

亭主の考えと 私の希望の一致するところを探って、
石やレンガで区切りたかった東側のボーダー花壇を
太い木の幹を並べて区切ることにする。







梅雨が明けた日の ボーダー花壇の北の端の部分。
リビングの掃き出し窓の外に当たる。 
秋明菊はここより更に右の方。
元気な緑色は、雑草のように丈夫な コキア、シソ、ホウセンカ。
それから、ホンモノの雑草たち(汗)。





私が石ころを 気長に少しずつ除いてきた場所を
自然の樹木の曲がり具合は 斟酌してくれない。

亭主も同じ。

それでもなんとか 恰好がつくような気がして
少し嬉しかった。

亭主は 重いものを持ち上げたり運んだり。

突然のマイホーム・パパだった。





決して 私の思い通りの庭になったわけではないけれど、
亭主を巻き込むことができたのが嬉しかった。






ドクダミを取り除いたら、ようやく見えてきた、
段菊の鉢植え。 我が家に一鉢だけの、ピンクの段菊が植えられている。
後方のドクダミも、抜かなきゃねえ。。。
ここが木を置いた南の端っこ。






生木は重かったのだろうが、今は枯れてきて
味わいが出てきている。

そのうち腐るのかもしれないが 
その頃には また 何か考えようと思う。

土建屋の社長からの、素敵な贈り物だった。



・・・・・・・・・・・・雑草をなんとかせねば(汗)