ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

8月5日

2014-08-05 | 発酵
8月5日は、発酵の日なんだって。

新聞広告に載っていた。

なるほどね。 

8、5、ハッコーね。

じゃあ、「発酵」のカテゴリーを持ってる私は、
記事にしなきゃね(笑)。






新聞記事の広告には 甘酒が載っていた。

甘酒は、寒い冬に ふーふーしながら飲んで
身体を温める飲み物だと思っていたけど、
本来は 夏の飲み物だったんだって。

知ってた?

夏バテ、暑さによる食欲不振には
ブドウ糖の点滴のように効くらしいよ。






亀戸天神は 甘酒で有名だ、って記事を読んだ時に
夏の飲み物だと知った。

(カセットボンベの爆発なんていう事故も 先日あったけど、
 それは名物ではない。

 怪我をした人達は 軽傷だったというけれど、
 怖かったろうね。)






私は 幼い頃に 母にもち米で作ってもらった記憶があって、
甘酒が大好き。

この夏は 宝来屋の冷やし甘酒をいただいている。


ただし、飲み過ぎには注意している(汗)。

砂糖を入れていないとは言っても、糖分は糖分だし。

外仕事をした後に、点滴代わり(?)に飲む。

ここ数日、体温より暑い日が続いている。

極力、屋外に出ないようにしているので、
飲んでいない(涙)。






夏の暑さと共に 発酵の進みが早くなる、
カドタ式生ゴミ堆肥。

涼しいと 発酵が遅くなり、温かくなると ククッと早くなる。

お主もゲンキンな奴よのう、と 話しかけたくなる。



今年も ボチボチと続けている。

砂利だらけの庭に 畑を作りたい。

花畑(ボーダーガーデン)と、野菜畑(2坪ほど)を。

私にとっては、壮大な夢だ。






味噌汁。

私にとって 味噌汁は大事。

味噌汁がないと、ご飯を食べる気がしなくなる。

頑張って出汁をとって 味噌汁を作ろう。

味噌汁を飲もう。

味噌汁を飲ませよう。 (←これだけ、実行が難しい。)






日本酒。

この頃、少しだけ 飲むようになった。

だって、美味しいお酒があるんだもの。

亭主はお酒は 一切 飲めないのに、
飲めない人が世の中に居る事を理解できない人達がいて、
わざわざ美味しいのを下さるので。

他の人に差し上げちゃうのって、惜しいじゃない?

だったら、私が(笑)。



で、日本酒って、美味しいんだ、と知った。

若い頃に 宴会で舐めていたお酒とは 違うモノなんだ。

お酒って、お米のジュースだ。

するりと喉を通って、ほわんと匂う。

美味しいんだ、お酒って。



ま、ときたまワインも飲むから、
お料理用に、美味しいワインを買っておく(爆)。

酸化防止剤(亜硫酸塩)無添加のやつを、ね。






糠味噌。

なんとか、ぬか床を用意して 今年も糠漬けを食べているよ。

キュウリは、ご近所からいただけなければ、
スーパーで買ってくればいいんだ(笑)。

まだナスの色が 良くないんだけど。



日本人なんだから、乳酸菌は、漬物から!






発酵。

微生物が 人類のために働く。

人類への、天からの贈り物だ。

有益に利用しなくては。

美味しく 健康的に 利用したい。

発酵の日、オメデトウ。



食い改めよ

2012-01-14 | 発酵
秋月医師の『体質と食物』には、
「風土」とか「身土不二」とかいう言葉が出てくる。

風土が人間を作る、と。

日本人には日本人の特殊性があり、<体質>もまた然り、と。

体質を決定するのは、<食物>である、と。

そして、「食い改めよ」と 氏は説く(p19)。

オヤジギャグだ(汗)。







去年の6月の 私の誕生日に仕込んだ味噌。






長崎で 秋月医師とその周囲の人たちに 原爆症が出なかったのは
わかめの味噌汁のおかげだと
氏は確信している、と言う。

確かに 海草を食することは 
放射性ヨードに対抗する手段として
有効らしい。

(ポン酢で食べてもいいはずだ。)

日本人にとって 味噌は
良質の油脂とミネラルの元だから、
味噌が 放射能の害の<一部>を防いでくれたのだろう、
というのは 氏の想像のようだ。

そして、その<一部>の防御が、
「人間の生死の境において 極めて重要」なのだと
強調している。



<一部>の防御。

わかる。 と、思う。

あと一日。 あと一秒。 あと一歩。 あと一言。

それが その後を 決定付けてしまう事がある。

ほんの、少し。

その、ほんの少しの、差。

それが、その後の一生に決定的な差につながる。

その<差>が、味噌によって決定づけられる?







母の命日に 初めて手をつけて 味噌汁にした。
小皿に取って 母に供えた。






氏は説く。

味噌汁を食べたからといって、すぐに病気に効くものではない。

けれど 毎日 欠かさず食べていれば
体質が いつの間にか 病気に負けない体質になっている、と。

薬が効きやすい身体になっている、と。



ずっと不思議だった。

同じものを食べて 
食中毒で亡くなる人と 苦しむ人と そうでもない人とがいる事が。



O-157が騒がれた時だって そうだった。



去年も 焼肉のチェーン店でユッケを食べて 
腸管出血性大腸菌(O111)に感染して

意識障害や痙攣を起こして亡くなった人、
退院後も腎不全で人工透析を続けている人、
運動機能の障害が残った人、
などがいる。

食べた量や 身体に入った病原菌の数が違うのかもしれない、
という気もするが
それだけではない、という気もする。



あれほど強力な菌でなくても、
ちょっと悪くなったものを食べると 
すぐに下痢する人と、
ちょっとトイレに行けば済む人と
全然 なんともない人とがいる。

どうやら腸内環境がモノをいうのかな、という気がしていた。

だから、味噌も 腸内環境に効くのかもしれない。






氏は 説く。

味噌は 長く常用しても副作用がなく、身体が良くなる上薬である、と。

味噌は
たんぱく質、脂肪、ミネラル、
それから乳酸菌や酵母菌などの菌類が
味噌には含まれている、と。

牛乳やバターを食すよりも
揚げ豆腐、わかめ、その他の野菜の入った味噌汁を食べよ、
毎朝、食べよ、と。

耳が痛い。






もちろん、私は ほぼ毎朝、味噌汁を食べる。

そうして、晩御飯でも食べる。

愛犬も、薄めた味噌汁と一緒にエサを食べる。

けれど、
亭主は そうではない。



どうやら 私の 今年初めの懺悔は、
(懺悔:仏教では「さんげ」と読む。
    悔い改める事は 仏教でも大切な事だ)

亭主に毎朝 味噌汁を飲ませよう、という事になるのかもしれない。

ただいま、苦戦中(汗)。





これっぱかりの事を書くのに、
ふた月以上もかかってしまった。

バカか、おのれは。

と、思う。

申し訳ない。



という訳で、新年 明けまして おめでとうございます。

この扉も、ようやく 明けました。



と、いう訳で、
こんなジョルジュを、今年も、どうぞよろしく。



あまりに

2009-01-24 | 発酵
あまりに残念で あまりに腹の立つ偽装事件があったので、

ついでながら 鰹節のお店をご紹介(笑)。




丸久鰹節店 → http://www.japan-food.jp/kenbun/44.html

『にぎやかな天地』の中で 
「古武士のよう」と評された社長さんがいらっしゃる(笑)。

「商品一覧」のページから お買い上げも可能!



かね七株式会社→ http://www.shokoren-toyama.or.jp/~mizuhasi/kane7.html

私に頼まれた息子が スーパーで買ってきた鰹節の、富山の会社。

なにも、枕崎でなくたって、鰹節屋はある!



カネヒコ森田 森田鰹節株式会社 →http://www.oroshidanchi.or.jp/002-42.htm

本日教えていただいたばかりの会社(笑)。


きっと他にも、いっぱいあるだろう。

どちらも、良心的な会社だといいなあ。 



鰹節(4)

2009-01-21 | 発酵
4度のカビ付けをした「本枯れ節」は
それまでの 食べなれた「かつお・ふし」と どう違うか?

それはもう、全然違う!

味と言おうか、香りと言おうか、
ともかく、こう、
まろやかで、ふくよかで、深みがあって。
 
匂いを鼻から吸い込むだけで
身体の中がキレイになっていくような、
えもいわれぬ、美味しい匂いがする。



鰹節は カビ付けすることで、
他の有害なカビの発生を抑えることができるらしい。

さらにそのカビが
鰹節に独特な香りをつける・・。

ということは、これは、カビの‘お陰’の匂いだ。





作者は『にぎやかな天地』の中で 
鰹節店の社長の言葉として、たしか二度ほど、
「若いお母さん」と言う言葉を使っている。

若いお母さん方が 子どもに「本物の味」を食べさせたくて
「だしの素」などではなく、
本物の鰹節、「本枯れ節」を買ってくださる、
と言う話だった。

「この仕事をやり続けてきた私には、
 ほんとに嬉しいことです。」(下巻 p57)



偉いな~、そのお母さん。

そして、そのためのお金を稼いでくれている人。

私も 出汁にはけっこうお金を使っているつもりだったが、
「かつお・ふし」だったし(涙)。

「本枯れ節」を使い続けるとなると、
やはり けっこうな出費になるはず。

おひたしや オニオンスライスならそうでもないが、
毎日の出汁となると、
ひと手間かかる。

私も引き出しのついた逆さまカンナの鰹節削りを買って
「本枯れ節」を削るかな。







以前使っていた鰹節削り器。 「オカカ」という名前(笑)。 
これだと、指を削る心配がないが、削りにくい時がある。
すごく便利なのだが、色だけはどうにかしてほしいと思っていた。
最近はもう少し進歩しているらしい(→オカカ7型






ところで、鰹節製造業、というか、
カツオという食材そのものが危機にある、
という事はご存知だろうか?

鰹節としては枕崎市が有名かと思うが、
その枕崎の鰹節の業者が 
今年は5、6軒も 営業を止めてしまった、
と言う記事を新聞で読んだのは もう一昨年の事になったろうか。

切り抜きもなく、ネットで調べても 
誰かが新聞に寄せたその文章は見つからないのだが
確かに 手間がかかってたいへんな仕事は全般、
現在の日本では冷遇されている。



だからこそ、若いお母さんたちに期待しなくてはならないのだが、
材料のカツオそのものが、減っているらしい。

原因は 日本食・健康食がブームで 
海外のカツオの需要が高まったためというから、
うらめしい。

2007年7月18日 読売新聞

品薄は 当然高値を呼ぶ。

美味しい鰹節を どっさりふりかけて
義さんの白菜漬けを食べたい私は、
やはり 削り節ではなくて、 
「ルビー色」の、
打ち合わせるとカンカンと高音の音がする鰹節を、
カシュカシュと削る方が安いかな、という気がする。



また、忙しい方々にも、
「だしパック」という簡便なものもあるのだから、
ぜひ 白い粉や顆粒状のものではなく、
ホンモノのお出汁をとることをお勧めしたい。

何故なら、
化学的に合成されたものの影響は
まだ(本当には)どうなるか わからないから。

科学はこれまで 
古来からの人間の智恵を裏付けることはしてきたが
姑息な手段の安全性を完璧に保障できるところまでは
発達しきっていないから。

古くからのやり方が間違っていた、ということは
‘食’に関しては
今までほとんどなかった、と思うから。



私はこれからも、大好きなカツオのお出汁の味噌汁を飲むつもり。

鰹節業者の方々も、頑張って!



                      完(笑)



鰹節(3)

2009-01-20 | 発酵
『にぎやかな天地』の中で 聖司たちは
鰹節については、鹿児島県枕崎市の「丸久鰹節店」というところに
取材に行っている。

カメラマンは 無駄のない作業を邪魔しないように写真を撮るのに
苦心している。

「日本の優れた発酵食品を、
 もうこれ以上のものはないというくらい丁寧に取材して
 後世に残すための書物」(下巻 p14)
を作る取材のためだ。







びっくりするほど濃密な芳しい香りを放つ水仙。






恐ろしいほどに すさまじく良く切れる刃物で 
熟練の技によって 瞬く間に切り分けられる鰹。

「この一連の作業は ほとんど誰もひとことも発しないまま
 延々とつづけられていった。

 無駄口を叩いたら、その瞬間に指を切り落としてしまいかねない・・・・・。

 そんな緊張感が、彼らを一様に寡黙にさせている・・・・・・。」(下巻p47)



その切り身(?)を茹でるのだが、その温度が難しい。

茹でたら、それを棚に載せて燻す(いぶす)。

樫の木の薪で 燻し続けること、15日間。

今日 燻した身は、明日は一段上にのぼり、
一番下の段には 新しい身を載せて 燻す。

それを繰り返して 鰹の身は 一日に一段ずつ のぼっていく。

15日目に最上段に達して、取り出される。

燻されて3、4日目には 美味しい生節ができるそうだ。






さて、15日間 樫の木の薪で燻し続けた鰹の身に
カビ菌(コウジカビ)をふりかける。 

これが、一番カビ。

カビは 水分のない所では 生息できない。

だから彼らは 鰹に残っている水分を吸収していく。

しかし このカビには寿命があって、15~20日で死滅するらしい。

このカビを払って、天日に干して、同じように、2番カビへ。

2番カビも懸命に水分を吸収する。

寿命は、20日くらい。

2番カビを払って、天日に干して、また3番カビへ。



こうして鰹節は出来上がるのだが、
この鰹節店では 更に4番カビをつける。

カビをつけづに 何日かの天日干しだけで出荷するのが、「花かつお」。

「花かつお」と「鰹節」は、まったくの別物だった!



このようにして、作るのに 約6ヶ月。

さらに卸業者のところで6ヶ月寝かせるのだそうだ。

これを昔は キカイの力を借りずにやっていたはず。

ため息が出そうだ。






カビは 自分たちが生きるために 必死で水分を吸収し、
同時にすごいことをしている。

酵素を作り出すのだ。

その酵素を 鰹節の中に送り込むのだ。

その酵素は、鰹の切り身の中のたんぱく質から
アミノ酸やイノシン酸などの「旨味」を生成する。

そうして、最後の最後まで 水分を吸収しつくして、
同時に、油脂成分を完全に分解してしまうのだという。

カビが 鰹の脂を 完璧に分解してしまう。

だから、鰹節からとった出汁に脂は浮かない。

限りなくヘルシー!

これは 鶏がらや 仔牛の骨でとったスープとは
まったく違う点だろう。








近くのスーパーや生協の店で購入した商品。

上の写真の中の、「かつおパック」とある商品には、
「四番かび付け鹿児島県枕崎産かつお節使用」
とある。

おお!

頼もしいではないか!!!



しかし、たいていの袋には「出汁のとりかた」が書かれているものだが、
このかつおパックの袋には

「お好み焼き、焼きそば、たこ焼き、湯豆腐、冷奴にふわりかけて。

 ほうれん草などのおひたしや オニオンスライスにふりかけて。
 
 醤油をからめておむすびの具や、おたたかいご飯にのせて、
 お召し上がりくださいませ。」

としか書いてない。

これで出汁をとってはいけないのか?

小さなパックに小分けしてあるから、無理なのか?

大きな方の袋のものは 2番カビ付けまでと書いてある。

そして 大袋は 今ではもう 棚に置かれていない。


                      もう少しだけ、つづく



鰹節(2)

2009-01-13 | 発酵
私はパタンと本を閉じ、
台所へ行って 我が家の鰹節を調べた。

私が出汁をとるのに使っていたものには、
「かつお・ふし」と書かれていた!(涙)。





   
昨秋の土手の芝草は 例年になく赤く鮮やかに染まったように思う。





ショックだった。

ということは、カビは使われていないってこと?

発酵食品ではなかったってこと?

ショックだった・・・・・・・・・・・・・・・。



じゃあ、じゃあ、どういうのが、「本枯れ節」な鰹節なわけ?

そこでジョルジュは 探求すべく、スーパーへお買物に(笑)。



乾物の袋がたくさん並べられたその棚には
鰹節ふうの商品が たくさん並べられていた!

厚削く削ったものやら 粉になったものもある。

ひとつひとつ、商品を手にとっては、
ひっくり返して袋の後ろ側を見るジョルジュ。

これも。

これも。

ああ! これも。

「かつお・ふし」なのだった!







年が明けてからの寒波で 葉はシックな色に変化した。






「本枯れ節」と書かれていたものは極めて稀で、
私がいつも行くスーパーでは
「かつお・かれぶし」とあった。

つい先日 息子に
「原材料名を見て<かつお>だけ、
 アジとかサバとか書いてないものを!」
と教えて買ってきてもらった、富山県のメーカーのものには
「かつおのかれぶし」と書かれていた。

それにしても、ほとんどが、「かつお・ふし」。

ニセモノの鰹節だったなんて。







もしもし、どうしてあなたは そんなに色鮮やかなんですか?






間違いなくホンモノを手に入れたい場合には 
やはり 昔ながらの鰹を干した形のままの鰹節を
さかさまカンナで削らなければならないのだろうか?

いつも行くスーパーでは
もう 何年も前から
あの形のままの鰹節は 棚から姿を消している。

買いたいと思ったら ヨーカドーまで行かなければならない。

ヨーカドーに行けばあるから、まあ、いいんだけれども。

とにかく、人はみんなズボラになってしまって、
鰹節を削ることさえ しなくなってしまっていることの証だろう。

その代表者がこの私で(汗)、
もう何年も ガシガシと鰹節を削ってはいない(恥)。







場所によっては、冬でも緑。






発酵食品が身体にいい、という事は 周知の事実だろうと思う。

そして 日本人は 
世界の中でも 多くの種類の発酵食品を
日常に食べてきた民族なのではないかと思う。

コーカサスの人にはヨーグルトであるかもしれない。

モンゴルの人には馬乳酒がいいのかもしれない。

けれど日本人には 伝統的な食卓に毎日登っていたであろう
味噌や醤油、そして鰹節、
そういったものが 体質的に必要なのではないだろうか?

そういった食生活を 現代の人が実行することは難しいのだろうか?

そして何より、
私は キチンと 鰹節の味と香りを
子ども達の舌に沁み込ませることは できなかったのだろうか・・・。




                      まだまだつづく(汗)



玄米ジュース

2007-11-07 | 発酵
師匠のブログに載ってた「玄米ジュース」(→コチラ)、
「玄米ジュース」というよりも
「玄米カルピス」とか「玄米カルタン」といった感じの飲み物ができた。

さわやかで控えめな 甘みと酸味。

画像はナシ(涙)。







仕方がないから、同じ頃作った 葉トウガラシの佃煮を。(レシピはコチラ
でも、下のレシピは 玄米ジュース(笑)。






① 玄米1合を水に浸して 発芽玄米にする。 
  水は毎日取り替える。


② ミキサーに発芽した玄米と水を入れてドロドロにする。

③ 一升瓶に ドロドロと 蜂蜜1合を入れ、
  8文目くらいまで水を加える。

④ 毎日 手で栓をしてビンを振る。
  発酵してきたら 「シュッ」っとガスが抜けるようになる。

⑤ 甘酸っぱくなってきたら出来上がり。
  冷蔵庫に保存して飲む。



発酵には温度が必要なので 今はちょっと寒すぎるかも?

私は9月末ごろに作ったら
すぐに発酵してきて

ビンを振ったら「シュッ」っと音がして
玄米ジュースがすごい勢いで
フタとともにそこいらじゅうに飛び散ってしまった。。。。。

水を9文目くらいまで入れたせい?

フタをしたまま振ったせい?(おバカ)

フタを取って 手で栓をしよう。。



これって、蜂蜜も入っているし、
もしかして 酵母として パンを作るのに使えるかしら???





ドクター新谷の著書にもあったように
エンザイム(酵素)は 健康の維持に重要。

そして エンザイムは高温で死滅する。

しかし
生でなければならないのではなく、

発酵すると エンザイムは増加するのだ!

発酵食品は やはり 健康のカギだった!!!?



というわけで ずっと注目してきた「発酵」だが
なかなかオベンキョウが進まない。

進まないけれど とりあえず
2つめの記事として投稿してみる。

これからも 少しずつ オベンキョウを続けていくつもり。



追記:土のう袋堆肥についての記事を 
   「発酵」のカテゴリーに移したので
   2つ目ではなく、「馬乳酒」と合わせて6つ目の
   「発酵」の記事になった。
   これからちゃんと増えてくれるかなあ?(11月8日)




モンゴルの馬乳酒

2007-07-11 | 発酵
初日には 白鵬は勝って 朝青竜は負けた。

明暗を分けた結果に これからどうなる?と 注目した名古屋場所、

ようやく東西の横綱がそろって
お相撲らしくなったかしら、とも思えるが

やはり日本人力士の横綱がいないのは寂しい。

寂しいけれど、モンゴル出身の力士にも 頑張ってもらいたい。







こぼれ種シリーズ。このペチュニアは 鉢上げしてお引越し。





白鵬が 小さい頃から たくさん飲んで育った、というのが
モンゴルの馬乳酒。

皇太子がモンゴルに向けて旅立ったとニュースにあったが
皇太子さまも あちらで飲まれるに違いない。

私も飲んでみたいなあ。。(笑)



これは確か 去年の年末のテレビ番組、と思ったらなんと10月だった、
「素敵な宇宙船地球号」で
モンゴルの馬乳酒をとりあげていた(→コチラ)。

題して「台所から地球が見える ~最強の乳酸菌を守れ!~」

発酵のキーワードに アンテナがピピッとなって 録画したけれど 
やっと先日見たところ。

ずいぶん長い間 眠っていたねえ。。



宍戸開は 勇気があるというか あれが仕事というか、
微生物が発酵させた馬乳酒を 
あちこちのお宅で がぶりと飲んでいる。

すっぱいらしい。

ヨーグルトドリンクに 炭酸を入れた感じ、と言っている。

アルコールは2%程度で、
これを 白鵬でなくても 大人も子どもも
ガブガブと飲んでいるのだ。

一日に何度も、ガブガブと。







ん~~、白のグラデーションということで、このままにしましょうか。





北海道の酪農大学の先生が 微生物を調査・研究中。

先生によると、
ビタミンCがたっぷりの馬乳酒は(馬乳酒の乳酸菌は)
野菜・果物をほとんど食べないモンゴルの人たちの健康に
不可欠な飲み物。

たくさん飲む人は 
一日の必要なエネルギー量すべてを 馬乳酒でまかなえるほど。

乳酸菌はなんと6~8種類、
おまけに酵母菌も2種類くらい入っている。

この点で 私たちがスーパーで目にしているヨーグルトとは
はっきりとした違いがある。



糠みそは 
糠床をかき混ぜる人の手によって
味が変わるという。

馬乳酒の味は 
日本における糠付けのように
家によって違うのだそうだ。

そして 馬乳酒を発酵させるために(ここが大事)、
フルルという大きな入れ物を使う。

このフルルとは
牛 一頭分の皮で作った容器で、
その家 その家の菌が フルルに住み着いているのだという。

要するに フルルが 馬乳酒を美味しく発酵させてくれるのだ。



ところが このフルルが 減ってきている。

手に入りにくくなっているのだろう。

都会の人には かっこ悪いと思われているかもしれない。

第一、真夜中までかかって 家族総出で 1万回以上も
フルルの中の馬乳をかき混ぜる、というのは
現実的ではなくなっているのかもしれない。

何より、人と馬と馬乳酒との深いつながりが
都会では希薄になっているのだろう。







あなたは、お引越しね。




人間は 体内の細菌をやっつけるために
抗生物質を発明し
数々の病気を克服してきた。

けれど 
耐性菌の問題もあるし 
まだまだ原因や治療法のわからない病気もある。

乳酸菌などの有用微生物は

悪玉菌も善玉菌も攻撃してしまう抗生物質と違って

腸の中で‘共生’するのだという。→プロバイオティクス

(この‘共生’というのも、
 これからのキーワードになると思わない?)



なにしろ 発酵は ミラクル・エンザイムを壊さないし

「そのエンザイムを作り出しているのは 
 細菌などの微生物です。」(『病気にならない生き方』)

ピロリ菌を抑制してくれる。

飲食物を 美味しく、そして 吸収しやすくしてくれるらしい。

そして、
なにしろ 乳酸菌は <免疫力>に関わっているらしい。

まだまだ 発酵ということが 私にはグチャグチャなのだが
どうやら 未知の微生物が 
これからの医学においても キーワードになるに違いない。







もう、好きにして!(爆)



ブルガリア人にとってのヨーグルトも同様だと思うが
こういうのって、
科学という教科書が生まれる以前からの伝統の中で 
人間は 次世代の人に 伝え伝えてきたんだよね。

簡単になくしてしまっては いけないよね。

モンゴルのフルルよ、永遠なれ!

日本人は 漬物を食べよう!!!(笑)