ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

教祖、逝去

2017-08-05 | ムギュムギュ教
ムギュムギュ経の教祖さまが救急搬送された先の病院には、
緩和ケア病棟があったそうだ。

いつかはそちらに入るのだと 彼女は言っていた。

なんてラッキーな救急搬送!






ところで、「バカな女」さんは、あれからどうなりましたか?

と聞かれて、

「ホスピスに入りました。」

と答えたのは、去年の秋のお彼岸の事だった。



バカな女初出の記事、2013年6月



その日のうちだった。

彼女のお身内から  ショートメールが届いたのは。

「本日 息をひきとりました」



・・・・・・・・・一度くらい、お見舞いに行けば良かった。



けれど、本人から「来ないでほしい」と言われていた。

親戚でもない私が、
(いくら教団の広報担当だからって、)
行けるはずがない。

第一、彼女は 自分がヘンテコな宗教の教祖さまになってるだなんて、
知らないんだもの(笑)。



お釈迦さまだったら、「入滅」とか「入涅槃」とかの言葉がある。

お坊さんだったら「遷化」とか「入寂」、「入定」と言う事もある。

教祖さまだけど、「崩御」じゃまずいかしら?






自分が乳がんだと 知っていた。

おそらく、胸にしこりがあったのだろう。

しこりが大きくなってから、それは 胸のあちこちに増えて。

そして 触ってもわからない場所に 転移していって。



「人はどうせ いつか死ぬから」と。



強い人だって事は、分かっている。

検診は受けない人だって事も、知っていた。

分かっているから、知っているから、
だから、乳がんの治療は、受けて欲しかったなあ。。。



「だって、ほら、最近はさ、

 闘うな、って言うでしょう?

 癌は切るな、って、言うじゃない?」

だからさ、それは、乳がん以外の、見つかったら既に、っていう、、、、、、。



勝てる勝負を、始めからあきらめるなんて。






「あたしは、ほら、

 結婚もしてないし、子どももいないし、さ。

 死んじゃってもいいや、って 思ってたのよ。」



私たち、知人・友人は 役に立たない、って思っていたのね。

私にとって、かけがえのない人だったのに。

って、私も 亡くなってから思い知ったんだけどね。

こんなに長く 記事にできずにいたなんて。

出会ってから、35年たったよ。

ねぇ、知ってた?

私、あなたから、ずいぶん影響受けてきたみたいよ。





彼女は ご実家のお墓に入るつもりだったのだが、
メールをくださったお身内の方によると、
晩年は 樹木葬に心を惹かれて、そちらに変更したとか。

その方は 彼女の住んでいたマンションを会場にして
「お別れの会」を開いて下さったが、
私は多忙でとても出かけられる状態ではない日で、
それきりになってしまった。

「お墓参りしたいので 場所を教えて下さい」と伝え、
納骨したら連絡をします、と言われて、
まだ連絡がない。

どんな場所に葬られたのか。

すごく不便な場所かもしれない。

それに、「これが、彼女の樹」とは わからないかもしれない。

それでも、生きている私としては、
お墓参りだけは させていただかないと、
気持ちに区切りがつかない。



今年は 新盆なのだが。





せめて、教祖さまの逝去を悼み、
ムギュムギュ教の布教につとめる事を
もう一度 心に誓おうと思う。

芯のしっかりした、
酒はぬる燗が好きで、
出不精の、
でも友達に恵まれた
60代で亡くなったバカな女の教えを
折に触れて 周囲の人に 広めていこうと思う。






この記事の最後に、ムギュムギュ教の教義を。

「お風呂に入った時に 湯船の中で 

 足を 片足5分ずつ、両足で10分、
 
 足首からひざまでを
  下から上へ
  ムギュ、ムギュ、ムギュ・・ と手で握っていくと

 ドッと汗が出て
 血行が良くなって
 足のシビレや 冷えや ムクミに効く。

引いては、全身の美容と健康に役立つ!(かも?)」


参照:ムギュムギュ