ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

自然災害の国・ニッポン

2014-09-29 | なんでもないこと
ニッポンが、こんなに自然災害豊かな国だった事を
忘れて暮らしていた。

あんなに 地震や大雨洪水や 三原山の噴火や
竜巻や津波にさらされていてさえ。



けれど 
太古から こうだったし、
これからも こうであり続けるはずだ。







今年のテーマカラー、オレンジの フレンチマリーゴールド。
種を播いて ちゃんとした苗になったのは少しだったが
一株がものすごく大きい。






先日のイバラキが震源地の地震(震度5弱)では、
亭主は実家に居た。

実家に居て、地震があって、
(屋根が 茅葺きにトタンを貼った軽い屋根だから
 被害は最小なのだが)
家中に ススが落ちて 掃除が大変だったという。

マックロクロスケが出た! という感じ?






花スベリヒユ。いろんな色のがある。

          






今回の御嶽山の噴火では 
想像以上の被害者が出て
予想以上に救出活動に時間がかかって
イライラしたり 憔悴したりする人が大勢いそうだ。

何もできない。

ただ 手を合わせるだけだ。













        




今回の災害で 息子が「木曽節」を知らない事が発覚した。



知っていなくてはならない事柄ではないのかもしれないが、
少し、寂しく感じた。

民謡という文化を 教えないまま 大人にしてしまった。



息子は 木曽に行った事がないだろう。

災害を身近に感じる事もできないだろう。

彼の想像力に頼るだけだ。






          



日本人は、と言いたいところだが、
少なくとも、息子には、
もっと 日本のあちこちに出かけてもらわなくては。



さっき、NHKのニュースで アナウンサーが
「おんたけさん」を「みたけやま」と言った。

「木曽」と言えば、「木曽のな~~~ァ」と 
渋い声の 美しい節回しが 耳に聞こえてこなくとも、
関係者の悲嘆が聞こえなくとも、
ご家族の心情を想像する力を 息子に与えたい。



忘れ物の楽しみ

2014-09-11 | なんでもないこと
いろんな事があるよね。

日本人が、テニスの4大大会で、
決勝に残る、
なんて事が、私が生きている間に
本当にあるなんて、思ってなかったよ(笑)。



          おめでとう、ユニクロ!(笑)


ウィンブルドン(シングルス)で ベスト8、
あれ以上の場面が見たい、と思ってはいたんだけど。



          松岡修三、1995年






全米オープンで、決勝だって!

そして、
「勝てるかも!?」
「勝つかも!?」
「優勝だ!!!」
って思わせてもらえるなんて!

残念だったけど、「残念だね」って言葉は、
この場合、すごくいい言葉だね。






新聞のコラムの筆者は、

出張で旅をした時に
帰宅してから「しまった!」と悔やむ事があるという。
(9月10日 朝刊)

空き時間に 少し足を延ばせば、
景勝地や 有名なお店や 珍しい博物館があった、
と 後で気が付いた時だそうだ。

実は、私も そんな事を さんざんやっている(苦笑)。



コラムは、
錦織圭選手が コートに 
大切な忘れ物を受け取りに 戻る日が来る、
と書いている。

いろんな新聞や週刊誌やブログに
同じような事が書かれているに違いない。

書かなくても、いろんな人が 同じように思っているに違いない。



自分が努力したわけでも、
たいして(苦笑)、応援してたわけでもないのに、
「優勝」の美酒を捧げる日は、
いつだろう?

今から、ワクワクしない?(笑)






ちなみに、コラムには
レジナルド・ヒル という人の小説
『骨と沈黙』(早川書房、秋津知子訳)のセリフが引かれている。

「人はたまたま物を置き忘れるのではない、
 その場所へ戻ってきたいからだ。」



なるほど~!
 
訪れたいのに 時間が足りずに 
後ろ髪を引かれる思いで帰路に就く時など、

「あそこは、今度来た時にね」と
自分に言い聞かせる事があるんだけど、

また来たいからこそ、そういった思いを残す事も
あるんだよね。

今度来る時が、楽しみだよね!