ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

乳がん検診の輸出

2014-08-28 | 乳がん
昨日の新聞記事に
「乳がん検診<輸出>の試み」というのがあって
(医療ルネサンス ミャンマーと日本 4/5)、

おやおや、と思った。

もちろん、ミャンマーと日本が仲良くなる事は望ましく、
日本に ミャンマーに足りない部分を補える技術があるのなら
喜んで 「輸出」すべきだ。

だが 日本人は まだまだ 乳がん検診を受けていない。






検診率は なかなか上がって来ない。

「病気が見つかったら 、怖い。」

「その上 入院なんかさせられたら、本物の病人になってしまう。」

などという声を 今でも時折聞く。



加えて、癌の場合、
闘うな、放置せよ、という意見を持つ医師が複数存在し、
著書がよく売れているようだ。

ある種の癌にとっては 積極的な治療を施す事より
無治療のままでいる方が
本人の意思通りの日々を より長く送る事が、
できるのかもしれない。

けれど、乳がんは違う。



乳がんは 治る。

乳がんに限らず、治る癌はある。



その場合、早期発見と 早期治療が
完治の要件だし、
QOLを高く保つ条件となる。






早期に発見し、治療を開始すれば
ほとんどの乳がんは 治る。

リンパ節に転移のあった私でさえ、
11年半を経過して こうして 安穏としていられるのは、
それが まだ 転移の初期であったからだと思っている。

(しかも、温存で!)






ちょうど 風車に立ち向かうドン・キホーテのように
勝ち目のない癌との勝負に 決死の覚悟で挑む必要は
あまりないかもしれない。

けれど 勝てる勝負を 初めから投げ出す必要も
さらさら ないはずだ。



人は 怖さから逃げるために
勝負を初めから投げ出す事がある。

しこりを自分で見つけて
乳がんだと確信したのに
癌は切らずに治せ、と言ってる人がいたはずだ、などと

その本を読みもせずに、
あるいは
ネットなどで 病気の事を調べもせずに
そのまま放置して 
結果、全身への転移を招く人がいる。

その方が、余程 怖いのではないか?





 
瀕死の状態になるまで医者へ行かず、
救急車で運ばれた病院で 抗がん剤治療を開始したら
1回目から すぐに すごく気分が良くなって
食べるものが何でも美味しくて♪
なんて言ってた「バカな女」

「自分は もう、死んでもかまわないや」
と思っていたそうだ。

いくら 両親が他界してても 
まだ60代で、それはないでしょ。

(今は 再入院中。)

「結婚しなかったし、子供もいないし。」
って言っても、
面倒をみてくださっているのは 実の姉妹だ。

私たち、友人・知人は 彼女を失っても
「かまわないや」だったわけ?

って、ここで愚痴っても 仕方ないか。






今日も 言っておこう。

乳がん検診を、受けて。

一年に、一度でいいから。



もし 今まで 乳がん検診を受けた事がないのだったら、
あるいは、気になるしこりがあるのだったら、
すぐに病院へ行って。

(しこりがあっても、乳がんとは限らないよ~!)






新聞の「医療ルネサンス ミャンマーと日本 5/5」は 
今日は透析について述べられている。

どの世界にも 他人のために 身を粉にして 尽力してくれた人がいる。

ミャンマーの医療のために尽力している日本人も
ステキだと思う。



私も 乳がんに奪われずに済んだこの命、
いろんな事に使いたいと思っている。

もちろん、いっぱい楽しい事もしたいし、
やっぱり 人の役に立つ事もしたい。

なかなか思い通りにいかない事も多いけれど
せめて このブログで 
乳がん検診をオススメしなくてはね。

検診、行けよ~!!!



ペコロスの母、逝く

2014-08-25 | なんでもないこと
岡野光江さん。

どこかで聞いた名前だと思った。

そして、親しみを感じる名前だと思った。



今日、夕刊の死亡記事を見て、一瞬、誰だろう? と考えた。

あの、「しみじみペコロス」の、光江さんだった。



映画もされて 有名人になったから、
新聞記事にもなったのだろう。

でも、もしかしたら、

私と同じように、心のどこかで
「私の、もうひとりの母」のように感じている人が
いっぱいいたからかもしれない、と思った。






享年、91歳。

合掌。



8月5日

2014-08-05 | 発酵
8月5日は、発酵の日なんだって。

新聞広告に載っていた。

なるほどね。 

8、5、ハッコーね。

じゃあ、「発酵」のカテゴリーを持ってる私は、
記事にしなきゃね(笑)。






新聞記事の広告には 甘酒が載っていた。

甘酒は、寒い冬に ふーふーしながら飲んで
身体を温める飲み物だと思っていたけど、
本来は 夏の飲み物だったんだって。

知ってた?

夏バテ、暑さによる食欲不振には
ブドウ糖の点滴のように効くらしいよ。






亀戸天神は 甘酒で有名だ、って記事を読んだ時に
夏の飲み物だと知った。

(カセットボンベの爆発なんていう事故も 先日あったけど、
 それは名物ではない。

 怪我をした人達は 軽傷だったというけれど、
 怖かったろうね。)






私は 幼い頃に 母にもち米で作ってもらった記憶があって、
甘酒が大好き。

この夏は 宝来屋の冷やし甘酒をいただいている。


ただし、飲み過ぎには注意している(汗)。

砂糖を入れていないとは言っても、糖分は糖分だし。

外仕事をした後に、点滴代わり(?)に飲む。

ここ数日、体温より暑い日が続いている。

極力、屋外に出ないようにしているので、
飲んでいない(涙)。






夏の暑さと共に 発酵の進みが早くなる、
カドタ式生ゴミ堆肥。

涼しいと 発酵が遅くなり、温かくなると ククッと早くなる。

お主もゲンキンな奴よのう、と 話しかけたくなる。



今年も ボチボチと続けている。

砂利だらけの庭に 畑を作りたい。

花畑(ボーダーガーデン)と、野菜畑(2坪ほど)を。

私にとっては、壮大な夢だ。






味噌汁。

私にとって 味噌汁は大事。

味噌汁がないと、ご飯を食べる気がしなくなる。

頑張って出汁をとって 味噌汁を作ろう。

味噌汁を飲もう。

味噌汁を飲ませよう。 (←これだけ、実行が難しい。)






日本酒。

この頃、少しだけ 飲むようになった。

だって、美味しいお酒があるんだもの。

亭主はお酒は 一切 飲めないのに、
飲めない人が世の中に居る事を理解できない人達がいて、
わざわざ美味しいのを下さるので。

他の人に差し上げちゃうのって、惜しいじゃない?

だったら、私が(笑)。



で、日本酒って、美味しいんだ、と知った。

若い頃に 宴会で舐めていたお酒とは 違うモノなんだ。

お酒って、お米のジュースだ。

するりと喉を通って、ほわんと匂う。

美味しいんだ、お酒って。



ま、ときたまワインも飲むから、
お料理用に、美味しいワインを買っておく(爆)。

酸化防止剤(亜硫酸塩)無添加のやつを、ね。






糠味噌。

なんとか、ぬか床を用意して 今年も糠漬けを食べているよ。

キュウリは、ご近所からいただけなければ、
スーパーで買ってくればいいんだ(笑)。

まだナスの色が 良くないんだけど。



日本人なんだから、乳酸菌は、漬物から!






発酵。

微生物が 人類のために働く。

人類への、天からの贈り物だ。

有益に利用しなくては。

美味しく 健康的に 利用したい。

発酵の日、オメデトウ。