ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

食の安全

2009-03-31 | 食生活
「あなたの‘食’は 安全だと思いますか?」

そんな調査が新聞に載っていたのは 
もう随分前の事だ。

大半の人が 「私の食は大丈夫」と答えていた。

ええ~? うそお~!



けれど 人の事は人の事、
私の場合は・・・?







去年 買って植えたビオラは この色のみ。早くも虫食い穴が。。。(涙)






「概ね安全」というのが 私の答えだった。

フツーの人よりも
(どういうのがフツーの人なのかは不明;苦笑)、
きっとずっと安心だ、という自信があった。

その根拠は?







あとは、ぜんぶ、こぼれ種から。






まず 第1に、
何と言っても ご近所からいただくお野菜。

無農薬とは限らないが、それほどひどいものはないはずだ。

義さんや クラさん、それからみっちゃんなどなど、
‘お返し物’をしなくても お野菜を持ってきてくださる。

本当に有難い。

複雑なのは、
「こらぁ、自分ち用に作ってっから、無農薬だよ。」
とおっしゃる方が たまにいること。

出荷用のものには 農薬を散布してるけど、
ってことだよね?

フクザツ気分なんだよなあ。







これも、こぼれ種。






第2に スーパーの地場野菜の産直コーナー。

野菜を出荷している人の名前が書いてある。

苗字でどの辺に住む人かがわかるという、
便利な地域(爆)に住んでいる私たち。

知ってる人の名前や写真も混じっている。



アカンボをおんぶしながら
自分ちの野菜に バーコード付きのシールを貼ってる若い女性や

自分ちの野菜自慢をしながら
シールを貼った野菜を棚に載せてるおじいさんに会ったりもする。

新鮮で 美味しくて。

産直コーナー、大好き(笑)。







こんなシックな色も、こぼれ種。






第3に 生協。

野菜以外のものには
生協でなければ、と思っている食品も多い。

薄味だし、化学薬品臭も少ない。

私は なるべく 生協のお店で買うようにしてるから、
これでもけっこう、私の食は 安心なはずだ!






と 思っていたら間もなくの、
毒ギョーザ事件だった(号泣)。







記憶にない色が出現するのも、こぼれ種だから。






食の安全とは。

ムズカシイものだ。。。



ばがいってんじゃねえ

2009-03-30 | 明るい農村
Y郎さんの言葉だ。

「バガ言ってんじゃ、ねえ!」







ことしもドッサリ咲いた、クリスマスローズの大株。






本当は キチンと調べて記事にしたいところだが、
10年はかかりそうなので(爆)、
きょう 書いちゃう事にする(汗)。

有機農法で 野菜を作ると、病害虫に強いらしい。







全部ポット上げしたつもりだったのに、残っていた(苦笑)。
こぼれ種から育った小さな株、大事に育てたい。






Y郎さんは言う。

「無農薬にしたから
 周りの畑の虫が 全部おらいの畑に来て
 虫が食っちったあ?

 虫食い穴べ~り(ばかり)で 
 (市場に)出しても金になんねえ?
 
 俺に言わせりゃ、 ばが言うんじゃね、と。

 俺に言わせりゃ、それは、嘘!

 本当に 無農薬で 有機質肥料をくれてやってれば
 虫はつかねえっつの!」



こんな会話を覚えていたからこそ、
先日はトシちゃんに強気な発言をしたんだけれど。






本当なんだろうか。

病気にも強く、虫もあまりつかない、とは 
聞いた事がある。

生ゴミ堆肥の門田さんも そうおっしゃっていた。

『奇跡のリンゴ』の木村秋則さんも 
そうおっしゃっていただろうか?



だったら、話は簡単、

生ゴミを発酵させて堆肥にして 畑に入れれば

化学肥料も農薬も要らないし

農薬による健康被害も全然ないし

食べて安心だし

土壌が汚染される事もないし

第一、美味しいはず!







石(これは火石ではない)の間から 花を咲かせるスミレ。





私が社長になったら
広大な農地を手に入れて(たぶん、借り上げて)
無農薬で 有機栽培をする。

農協の売り上げが落ちるね(苦笑)。

近隣の 手の空いた人を集めて雇い、
タイムカードを導入して
「なるべくサボんないで仕事してね」とか言って

畑やハウス(なるべく露地栽培がいいよね)で
時間給で働いてもらって お給料を渡す。

値が良くて 儲けが多かったら 働く人たちに還元する。

そんな農業法人みたいの、できないだろうか?

私の頭の中のグルグルなお話、
あまり気にしないで読んでいただけたら、と(笑)。

で、たぶん、一生、私は社長にはならない(笑)。

バガ 言っちったあ(爆)。



トシちゃんとのおしゃべり

2009-03-29 | 明るい農村
トシちゃんは そろそろ80に手が届こうかという年齢。

でも サクサク動くし ハキハキしゃべる。

何より、おしゃべりのテンポが良くて、
私と同じテンポでしゃべる。

年寄りであることを忘れさせてくれるお爺さんだ。

ただし、考えはやや硬直したところがあって、
柔軟性に欠ける。。。(苦笑)。







亭主の実家の 梅の古木の幹を撮影。






先日 久しぶりに会って おしゃべりする機会があった。

相変わらず、テンポ良くしゃべる。

こちらも負けじと 早口で(爆)。






オバサンの井戸端会議と同じで、
四方山話というのは 本当にとりとめがない。

内容が あっちへ行き、こっちへ行き(笑)。

ムラには 
田んぼだけでなく、麦畑も 現在では皆無になっている、
と 今回 トシちゃんに知らされたり。

そんな中、ムラの将来、日本の農業の未来について
嘆息したくなる話も出て来た。






トシちゃんちの周りでは
独身男性が多いのだそうだ。

60歳くらいから 結婚もしていないのが 
ゴロゴロしてる、と言う。

60代から50代の人たちが
農家の後継ぎに嫁が来ない、という事を教えてくれたので(汗)、

50歳前後から40代の人達は
誰も農業をやっていないと言う。

農家の跡を継がず、会社員になって
ムラの外に働きに通っていて、
そして、やはり、独身なのだそうだ。



当地では 結婚して伴侶を得る事を
「人になる」と表現する。

結婚しないうちは、一人前ではない、という意味だろうか。

‘人にならない’跡とり息子が、ゴロゴロゴロ。。。。。



ということは、トシちゃんちの周りは
あと何十年かしたら 
全部が全部ではないにしろ、
誰も住まない廃屋だらけになってしまうのか?

少なくとも、地味の良い優良農地は
耕作放棄されてしまうに違いない。



早晩、こんなド田舎の農村に住む人は どんどん減り続け、

現在と同じ生活を、と望むのは 到底不可能、
そんな日が来ることを予感させる。







亭主の実家の、銀木犀のはず。強剪定を施したらしい?枯れちゃわない?






そんなトシちゃんと 肥料の話になった。

「堆肥だってなんだって、
 ちっとんべえ(少しばかり)くれてやっても
 何にもなんねえかんね。」

「そうですよねー。」

やっぱり、そうか(苦笑)。






農薬の話もした。

「なんだかんだ言ったって、
 農薬、使わねえわけには いかねえかんね!」

そうだろうか?

少しイジワル気分になる私。

「無農薬のお野菜を 少々高くてもいいからと購入して
 穴あき菜っ葉を ありがたがって食べる人、
 
 たまに虫が這い出て来て 
 <キャ~>と叫びながらも頑張る人は
 増えてますよ!」

「そうかね。」



この、「そうかね。」がクセモノ。

トシちゃんは 「そんなはずはねえ!」という顔をしている。

真剣には聞いてくれていない。

トシちゃんの固めの頭は 
私が言いたい事を カチンと音をたてて はね返してしまい、
絶対入っていけそうになかった。



田んぼにも畑にも入ったことのない私が
こんな文章を書いているというだけでも不遜なのに
現役のお百姓に 無農薬がいい、などとは
説教してはいけないのだった。

言いたい事を ちょっと言ってみた後で
私は少しだけ控えめ気分になった(苦笑)。





それはともかく、産直品のコーナーが
どこのスーパーでも キッチリ場所を確保されるようになって
新鮮なお野菜を見ることができるようになって
私は嬉しい。

新鮮さは 絶対にナンバー・ワンだし、
輸送費もCO2もあまりかかってないし、
とにかく、やっぱり、近所のお野菜って、
食べてみて、美味しいんだ!






あ、何を話してたんだっけ?(汗)



いつもは 野菜の事について
消費者が無知過ぎる、と思っていた私だったが、

今回 トシちゃんとしゃべってみて、
実は 現在の消費者の志向について
生産者側も なかなかに無知なのではないか? と思った次第。



農業に関しては やはり 
銅像になりそうなくらいの 素晴らしい指導者が 
必要なのかもしれない。

農薬をセッセと売って設けている農協は
あまり頼りにならない。

政治は、あの通り。

これまでだって、そしてたぶん、これからも。



賢い生産者は 悩んでいると思う、努力を重ねていると思う。

私たちも なるべく賢くなって
美味しい野菜をいただきたいものだ。

でも その智恵を 私たちは どこで仕入れればいいんだ?



墓参

2009-03-28 | なんでもないこと
これはお彼岸前のこと。

姪っ子の入試が終わるのを待って
亭主の親族が 討ち揃って墓参りに。

いつもバタバタしていて 写真を撮り忘れているので、
今回は義母のお墓をちゃんと撮ってきた。

この時 私はすでに左足ビッコ状態だった。






 
左端の黒っぽく見えるのが義母の墓。

山の中にある墓地の、周囲を切り開いた新しい区画に
義父は墓地を求めた。

もう少し手前には 昔からの墓地が並んでいるが 
こちらはまだ隙間だらけで
ポツリポツリと 新しい墓地が作られている。

冷たい風が吹いていたが 時おり ウグイスの鳴き音に聞きほれた。







それなりに大きくて立派なはずだが、
周りにもっと大きな墓地があるので それほどには感じない。

正面からの画像をお見せしたくもあるのだが、
それは、ま、止めておく(笑)。



亭主の家と 墓地と。

私は ヒビが入ったばかりの足で
傷みを我慢して靴を履いて
山道や砂利道を歩き回った。

これが、また、良くなかったかも(涙)。







まだ 真新しい六地蔵が並んでいた。

立っていたり座っていたりするんだね。

お地蔵さん、カミナリが恐くはないですか?(苦笑)






少し離れた場所に 美味しいお店があるというので
今回お昼ご飯は そこで会食。

夕方 ファミレスで軽食をとりながら
姪っ子の合格・卒業と
娘の誕生日を祝って解散。





お彼岸の墓参りは この春もできなかった。

(治療院めぐりや ルーヴルには行ったけどね。)




整形外科

2009-03-27 | なんでもないこと
上野の『ルーヴル』を歩き回り、
クリニックのそばの薬局でアドパンを受け取った翌日、
私は整形外科へ出かけた。

前の週にぶつけた左足の小指の傷みが引かなかったのだ。







ミツマタの花。亭主の実家にて撮影。






珍しくパタパタと動いて(働いて)いた時だった。

2×4の我が家には 構造壁とか耐力壁とかがあり、
ちょっと出っ張った壁がある。

いままで十数年、バタバタしていて 
何故かぶつからなかった壁に
何故だか、これまた思い切り、左足の小指をぶつけた(号泣)。



翌日になって 傷みが増したように思った時に
もしかして?とは思ったが
週末なのでそのままに。

いくらか傷みが引いてきたように感じたところで、
上野と主治医のクリニックに 靴を履いて出かけ、
傷みが戻ってしまったので、ようやく整形外科へ。

やっぱり、骨にヒビが入っていた。







ミツマタの花は どうやらうつむき加減に咲く?
亭主の実家に行った話は 次回に。






2週間後に 治ったかどうか、また見せに来てください、
とのことで 湿布薬や飲み薬もなく帰宅。

傷みはだんだん薄れていく。

とはいえ、やはり靴を履くと痛くてビッコを引く。

そうして、ビッコを引くと 右足に負担がかかって
そっちこっち痛くなる(泣)。



そうして、今日、
もう少しで 痛くなくなるかな? と思っていたところで、
再度、今度は木箱に、同じところを強打!

自分のアホさ加減に、ただ今、再起不能中?







ヒマラヤユキノシタかと思う。ド派手に咲いていた。



『ルーヴル美術館展』

2009-03-26 | なんでもないこと
「せっかく 主治医のクリニックに行くんだから。」

とこじつけて(笑)、
『ルーブル美術館展』に行った。

そのために わざと遅めの時間に予約をしてあったのだ(笑)。

私は 電車に乗って まっすぐ上野に向かった。







桃花ユキヤナギの花盛り。






レンブラント、ルーベンス、ベラスケス、フェルメール、
プッサン、ラ・トゥール・・・・・・・・・・・・・・・・。

「西洋絵画とは?」と聞かれたら
「これです!」と答えたい。

国立西洋美術館所蔵の松方コレクションで 絵画に目覚めた私には
今回の『ルーブル美術館展――17世紀ヨーロッパ絵画』
そんな内容だった。



ルーヴル美術館所蔵品の日本における展覧会は 
これまで何度も開催されている。

そのうちの おそらく1、2度を 私も訪れている。

(また、少なくとも1度は 見逃している。)

しかし 71点のうち 60点は日本初公開、
うち30点は 初めてルーヴルを出て来たのだという。

「そう、これよ!」
と思うような内容のものが多く、
「これだよ~!」
と感嘆しながら歩いてきた。

館内は それなりに混雑していた。







こちらは 昨日の夕方 駅前で撮影した桜。






ひとつひとつの内容については
数ヶ月かかるおそれがあるので 説明は省くが(笑)、
貴重な人類の宝であることは間違いない。

大作も小品も 重みがあって
見飽きることがない。

けれど、適当にして 次に行かなくては 
クリニックの予約時間が待っている(涙)。







駅前で咲いているんなら、ムラでも! と 
今朝 探しに行って見つけた、近所の桜の開花。






今回、スペシャルなことに、国立新美術館においても
ルーヴル美術館展――美の宮殿の子どもたち』が
ほぼ同時に開催される。

私が出かけたのは お彼岸の入りの17日(火)だったので
こちらはまだ始まっていなかった。

できたら、こちらにも ぜひ行きたい!



嗚呼!

可能ならばフランスに住んで 
一ヶ月ほどかけてルーブルに浸っていたい!(笑)



今度はアドパン

2009-03-23 | 乳がん
過日 主治医のクリニックに行って お薬の処方箋をいただいてきた。

「ジェネリックでいいよ」のハンコは押してなかった。

「ジェネリックではダメ」な場合のみ、印を押すようになっていた。

薬局へ行き、
「この前と同じお薬でお願いします。」

「ジェネリックですね?」

「はい!」



‘この前の薬’とは、エマルック(→2008年12月14日の記事)。

ところが、今回、製造元?の都合か何かで供給できず、
来週になってしまうのだとか。

今回、私にしては珍しく、
ほとんど(苦笑) 薬の飲み残しがなかったので
来週では遅い。



薬剤師が出してくれたのは 今度は‘アドパン’という薬だった。

成分は同じ、クエン酸タモキシフェン。

一日一回、一回2錠ずつ飲むのも同じ。

金額は 確か3500円だったと思う。

「金額は違うんですか?」と聞くと

「あまり変わりません。」 との返事。

え~~? 先の『エマルック』で 私は

「ノルバデックス 11,290円のところが、
 エマルック、2,650円ですゾ!

 ちなみに、タスオミンは 7,760円(90日分)。」

と書いている。

違うよねえ?





さて、いつも書いてるから、例によって(?) 
発現する可能性のある副作用の数々を(笑)。



「月経がない、月経異常、気持ちが悪い、吐く、
 食欲がない、性器出血、おりもの、
 下痢、頭痛、めまい、発疹、発汗、脱毛、ほてり、
 皮膚が赤くなる、肝機能検査異常
                 等が現れることがあります。」




エマルックとまったく同じ(苦笑)。

ま、ボチボチいこうか(笑)。



ジンジャラー

2009-03-16 | 食生活
私がショウガに注目したのは 
‘冷えは万病のモト’という考えを大々的に発表する
医師の本を読んでから。

確かに! と思ったからだった。

ショウガ(ジンジャー)を愛用する人のことは
「ジンジャラー」と呼ぶのだそうだ。













その医師の主張の全部に共感したわけではなかったが
確かに、‘冷え’は万病のモトだと思ったし、
‘冷え’(あるいは、低体温)を改善するだけで
症状が軽くなる人は多そうに思った。

で、「美味しそう♪」と思った‘ショウガ紅茶’を
時おり 黒砂糖で飲んだりしていた。













そのうちに ‘ショウガ’な時代がやってきたようで、
永谷園という
「磯のふきよせ」や 「お茶漬け海苔」や「松茸の味お吸い物」
の会社が「生姜部」なるものを作り、
生姜部ブログなるものを始めた。

身体を内側から温めてくれる食材として
ショウガが注目されているのは
間違いないように思う。






土手のヨモギ






ショウガと言えば 私はずっと
スーパーで 高知県産しか見た事がなかった。

数年前に 
行きつけのスーパーのちょっとだけ手前(笑)にできた
新しい小さなスーパーは
熊本県産のショウガだけを扱っている。

なるほど、ショウガに関しては 
熊本と高知はライバル関係か!?(笑)







このショウガ、
夏も、冬も、何に使っても、美味しい。

冬はブリ大根を作る時には なくてはならないし、
サバの味噌煮にも必須。

夏の冷奴にはもちろん、
煮奴、ガンモ、厚揚げ、薄揚げ、ソウメン、うどん、
煮びたし、天ぷら、
薬味が欲しいものには全部、ショウガが美味しい。

ショウガ紅茶だけでなく、
蜂蜜や黒砂糖と合わせた 甘くて美味しい飲物にしてもいい。







ヨモギ柄の手ぬぐい。






実は私、
ミョウガと青ジソの自給自足が 近年可能になったので

大好きで身体も温まるショウガも 
こっそりと自給自足を狙っているのだが
売られているショウガを土に埋めただけでは
ダメかしら?






それから、 ‘冷え’に関しては
保温や加温で外側から温めたり
食べ物・飲物で内側から温める他に

自分で身体を動かして温めるという方法もあり、
こちらもなかなかの効果がある。

これからの季節、もっともっと動かねば!



きょうはポカポカな天気の良い日で 
桜が咲き出しそうな陽気だった。



マヨラー

2009-03-11 | 食生活
『気分はだぼだぼソース』という本が 昔 あった。
(椎名誠 著、新潮文庫、1981)

亭主は このタイトルが気に入っていた。

そして、ソースも醤油も、‘だぼだぼ’が好き。













あのね、仏教の修行をする人たちはね、
その器を お茶で洗って、あとで、全部、飲むんだよ。

ソースも、醤油も、もったいないから、器に残らないように使う、
それは、尊い行為だと思う。

亭主に言っても この習慣を変えることはできなかった。



そして・・・私は、かなりの、マヨネーズ好き(苦笑)。

マヨネーズが残った器を お茶で洗って 飲むとしたら。。。。。。

かなり! 気持ち悪い(涙)(爆)。













マヨネーズ好きのことを ‘マヨラー’と呼ぶらしい。

私も、ちょっとは、マヨラーだ。

「ちょっとは」と書いたのは、
とても娘にはかなわないから。

娘は ものすごいマヨラー。

これは私からの遺伝ではないよね?(苦笑)。













師匠は(→師匠の食生活日記) ‘マヨケソ’と呼んで
マヨネーズ、ケチャップ、ソースを使う食事を避けよ、と教える。

なるほど! と思った私だったが
どれも、好き(苦笑)。

特に、茹でた野菜に、マヨネーズ。

美味しいよね!(笑)




マヨネーズに醤油を入れて、ブラウンソース。

これに摺りゴマを入れると さらに味わいが深くなる。



マヨネーズにケチャップを混ぜて オーロラソース。

色がキレイで甘くて美味しい。



マヨネーズとゆで卵。

同じ材料だから 相性抜群!



マヨネーズに細かく切ったゆで卵、
パセリなどの香味野菜のみじん切りに
ありったけのスパイスを。

大好き。






でも 皆さんには オススメできない(苦笑)。

私も 使う時にはたっぷり使いたいから、
使う回数を減らすように努めている。

(これからの季節、美味しいのよね~。
 菜の花も、茹でてマヨネーズ!)

で、お皿に残ったマヨネーズは、
できたら お茶で洗わずに、舐めたい(爆)。

それから、
洗鉢(せんぱつ)、私はやってない(苦笑)。



球春

2009-03-08 | なんでもないこと
我がアントラーズは 2月28日、
2008年度リーグ王者として
同天皇杯勝者ガンバ大阪を 3-0で降し、
4回目の富士ゼロックススーパーカップのタイトルを獲得した。

そして 昨日は 17年目のJリーグ開幕戦。

強敵浦和レッズを 鹿島スタジアムに迎えて 2-0の快勝。

最高のスタートを切った。





イバラキに住んでいたら 
アントラーズに これほど夢中になったかどうかはわからない。

私の実家の姉夫婦も 甥・姪も あまり興味がないようだ。

が、もしかしたら 亭主の従兄弟と一緒に 
何度もスタジアムに足を運んでいたかもしれない。

従兄弟はきっと昨日も あのサポーター集団の中に居たと思う。

とにかく、Jリーグが開幕して 楽しみが増えた!







アントラーズのマスコットのお皿(笑)。






ここ数年、子どもの駅までの送迎がなくなり、
早朝にラジオ(NAC5)を聞かなくなったので

レッズに関する情報は入らなくなったが
(車の中では良く聞こえるが 家に居ては 雑音ばかりで聞き取れない)、
レッズというチームも 私は好きだ。

いい選手もたっくさん!

どうして去年 ひとつもタイトルを取る事ができなかったのか?



ただ 息子が「巨人みたいだ」と言っていたが、
大型補強を繰り返していたことがあって
その時に だいぶ興味を失ってしまった。

チームにとっては
(もしかしたら)良い事であったのかも知れないが、

選手として出来上がっていて 一定の評価も得ている選手を
潤沢な予算にものを言わせて引っ張ってくる、というのは
見ていてそれほど楽しいものではない。



選手の移籍というのも 悪い事ばかりではなく、
チームに変化もつけられるし 
リーグ全体が活性化することもあり、
また 新たな天地を求める選手にとっては
なくてなはらない制度だと思う。

アントラーズから出て よそのチームへ行った選手を
我が家では 今でも応援し続けているし、
活躍してくれると嬉しい。



けれど もっと嬉しいのは
アントラーズの一員として練習を重ね、
成長していく選手を見る事。

まるで 自分の子どもも成長を見るように
とても楽しく 嬉しいものだ。

顔がカワイイと、もっと嬉しい(爆)。







こちらのお皿には しっかりスポンサー名が(笑)。
そういえば、最近 アントラーズのお皿をもらってない!(怒)





開幕戦でレッズと当たると聞いた時から
私はとても楽しみにしていた。

(観戦に行けたらもっとよかったのに!)

レッズの田中達也は 好きな選手。

縦横無尽に駆け回られると、「ヤバイ!」と思う。

抑えたアントラーズDFはエライ!(笑)



今回、原口元気という17歳の選手が先発していて
名前の通り元気なプレーを見せてくれた。

(アントラーズのFW大迫選手は ゼロックスカップの時に
 途中から出場してくれた。

 こちらは、18歳。)

昨日は 途中で交代させられてしまったけど、
若い人には ぜひ たくさんの失敗をして 
大きく成長していってもらいたい。

細貝が右サイドに定着したのかな?

それから、ポンテ、これが、いい選手!

今年は怪我をしないでもらいたい。






怪我もしてもらいたくないけど、カードにも気をつけてもらいたい。

私がカワイイ!とお気に入りだった内田クンは
去年 骨折という大怪我を挟んで
日本代表の右サイドバックに定着し、
顔つきに初々しさがなくなり(涙)、
可愛くなくなってしまった(苦笑)。

老獪さを身に着けつつあるのか?(現在20歳)。

昨日はさっそくイエローカードをもらった(タメイキ)。

クリーンなプレースタイルは、できたらそのままでいてね。



去年 大活躍してくれた中後が
ジェフに帰ってしまって寂しい。

きっとジェフでも活躍してくれると期待している。

深井と一緒に頑張ってね。



それから、昨日は 
ゲームの終了間際に小笠原がピッチに復帰した。

膝の怪我で 半年間の手術にリハビリ、ご苦労さま。

もう、絶対に、怪我をしないように!













韓国戦は大丈夫なのか?と心配していたWBCは
なんとコールド勝ちだった。

我が家は BSのイングランドプレミアリーグの
合間に見ていたのだけれど。



イングランドのサッカーは やっぱりスピードが違う!

当たりもかなり強いから、日本の選手では 吹っ飛ばされてしまうだろう。

そして 審判の笛の質も違う。

ゲームの流れを すごく上手くコントロールしているみたい。




プレミアリーグを見た後に
サッカー番組で アントラーズ戦を見たら
カウンター攻撃での得点だったせいか、
得点シーンは 少しだけ、プレミアリーグに近づいているように思えた。

そう口に出して言ってみたけど、
亭主も息子も同意はしてくれなかった(苦笑)。  



『MASTERキートン』

2009-03-07 | マンガ
このマンガのファンは キートニアと言うらしい(→MASTERキートン復刊運動

(浦沢直樹、ビッグコミックス、小学館 全18巻)

1988年から1994年にかけて「ビッグコミックオリジナル」に連載された。

アニメにもなったらしい。



浦沢直樹氏は 『YAWARA!』や『MONSTER』、
『PLUTO』などで有名なマンガ家。

最近では『20世紀少年』で話題になっている。

連載マンガは 連載中に 1、2度 読み飛ばすと
ストーリーがつかめなくなってしまうものだが、
『MASTERキートン』は
この作者のマンガのワリには、一話完結型で 読みやすかった。













亭主の友人、○山さんという人にはお会いしたことがある。

最初は もう何年も前、たまたまお会いして
ほとんど言葉も交わさなかった。

2度目は、○山氏が 我が家に来てくださった。

その時、廊下の書棚にずらりと並んだマンガをご覧になって、
感心なさっていた。

ウソは良くないし、どうせバレバレだから、
子ども達でのはなく、親の趣味です、
(子ども達のマンガは、もちろん、廊下ではなくそれぞれの部屋にある)
とお話したら、感激なさった。

「○○さんが、マンガを読むんですか!」と。

それほど亭主と親しい間柄ではなかったらしい。。。

それから、○山さん、貴方の方こそ、
マンガをお読みになるタイプには見えませんから。。。






先日 亭主が出かけた時には
お会いすることが お互いにわかっていたらしい。

○山氏は なんと
この『MASTERキートン』全18巻を
小ぶりの段ボール箱に入れて わざわざ持って来て、
亭主に渡したのだという。

「読んでください」と。

そして、読み終わったら、返してほしいと(笑)。

そ・・・そんなに価値あるマンガなのか?(汗)













主人公の平賀・キートン・太一は 日英ハーフの、一応、考古学者。

大学で 考古学の非常勤講師の職を得たり 
クビになったり、の繰り返しをしている。

副業として ロイズの保険調査員をしていて忙しい。

且つ、とても危険!

冴えない風采だが
元・英国特殊空挺部隊のサバイバル教官で
素晴らしい能力を発揮する。

保険の調査で サバイバル能力や 考古学の知識などが
無理なく発揮されており、

事件そのものも ちょっといい話や しんみりする話に持っていくので
陰惨・悲惨な話も読みやすくなっている。







気の早いユリは もう芽が出ている。 まだ鳥に食べられていない。






彼は ロマンチストでもある。

(考古学者はみんなそうなのか?)

犬が死んでしまって泣きじゃくる少女に

「人類に文明をもたらしたものは何だと思う?」と問う。

「農耕と牧畜。」

と少女は答える。

教科書にあった答えだ。

キートンは

「ところがそうじゃないんだ。

 答えは犬さ。」(第15巻 p42)



犬は 家畜や畑の番をし、狩を手伝い、ソリを引いた。

犬がいるから、人類は 初めて
獣に襲われる心配もなく 安心して眠れるようになった。

5千年ほど昔、
人類が犬を飼うようになって初めて
我々は 文明を持つだけの余裕が生まれた。



なるほど、そうかも?(笑)

(参考になるかな?
 『MASTERキートン』の話って本当なの?













彼は ‘ドナウ=ヨーロッパ文明説(「西欧文明ドナウ起源論」)’
を信じている。

ドナウ河流域に眠る ヨーロッパ文明の源を発掘する夢を持っている。

(どうやら、その遺跡は ルーマニア近辺の村に眠っているらしい。)



その説の提唱者である、彼の考古学の恩師の言葉がいい。

繰り返し出てくる言葉で、

「人間は どんな所でも 学ぶことができる。

 知りたいという心さえあれは。」

というものだ。



いいなあ。

私も、興味・関心が ひとつ所に集中していれば
今からでも 論文のひとつも書けるようになれるだろうに。。。?

そういう性格じゃないから、論文は無理だが、
いろんな、雑多なことに、
これからも、いつも興味を持っていたい。






このマンガは 少なくとも、○山氏や 
‘『MASRWEキートン』復活運動’に署名している人たちにとっては、
大事な本のようだから、
大事に読んで お返ししなくては。。。

(その割には、食べ物のカスが、
 チョイチョイと はさまってたけどね。)



春の息吹

2009-03-05 | 乳がん
3月になったね。

今日は、啓蟄。

お雛さま、今年は出さない。

寒い日も まだまだあるけど、風邪を引かないように
気をつけて過ごしていこう。

春になったら 嬉しいことがいっぱいある。

花が咲く!







駐車場から駅への道で この花を撮影したりして、
昨日も電車に乗り遅れた! (昨日は寒かった!)






早春の力」という文章を読んで、
ああ、本当に、その通りだよねえ、と思った。

たとえ がん患者でなくても、
春の息吹に 元気をいっぱいもらおう!







門の外側であっても 他所さまのお宅をカメラに収めるのは 
やっぱりドキドキする(苦笑)。 慌てて撮るから、ね(涙)。






この‘早春パワー’のいいところは、
吸っても吸っても 吸い尽くされることがない、ってこと。

一歩一歩 死に向かって歩いている私たちだけれど
少しずつ少しずつ 何かしらにチャンレンジして
何かしら上達して
前進していきたい。







先日 カンちゃんが、「うちにカンアヤメがあるよ。」と自慢していたが、
これだろうか? 青い色が美しい。



奇跡のりんご

2009-03-02 | 読書
「具体例をいっしょうけんめい見ていくと、
 やがて 一般解にいたる。」

と言った人がいた。

(動物行動学者、日高敏隆。『青春と読書』2009年2月号 p24)



ああ、だから。

それが 
野菜作りであれ、料理であれ、医療であれ、野球であれ、
ひとつの事に打ち込んでいる人は
まるで 求道者のように見え、

ひとつの事を極めた人は
ある種の‘悟り’を得た人であるかのように 見えるのか。



一般解へと至る道だから、

いつかは‘悟り’に至る道を求めているから、

ひとつの事を突詰めていく人たちは皆
同じような 自信や信念のカタマリを持っているように見えるのか。



そう、納得してしまった。










NHKの『プロフェッショナル  仕事の流儀』に出てくる人たちは皆
悩み、つまづきながらも ひとつの事を追い求めて来た人たちなので
同じ‘なにか’、匂いのようなもの?を持っているように感じていた。

ところが、このオッサンは違っていた。

本の表紙でも、
歯の抜けた口を パッカリと開けて笑っている。

偉そうにも 立派そうにも見えない‘プロフェッショナル’の、
一等賞ではないか?(笑)

『奇跡のリンゴ――「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録』
(石川拓治著、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」製作班 監修、
 幻冬社、1300円)






りんごは愛で育てる(2006年12月7日放送)。

私はだぶん、アンコール放送で見たのだと思う。



自分たち家族が ご飯を食べることさえ棄てて
無農薬でリンゴを作ることに挑戦し続けた農民がいる。

木村秋則さんという。





私は かつて 玄米食を始めた頃に
自然食のお店で お米を置いているかどうかを尋ね、

「無農薬です!」

と自信たっぷりに言われた時に 思わず

「うそ!」

と瞬時に返してしまい、
いや~~~な顔をされたことがある(苦笑)。



だって、無農薬でお米を育てるって、手間が大変なんだよ!?

私の頭の中では 田んぼでお米を作るときに
農薬は 使って欲しくはないけれど 使わなくてはならないもの、
という位置づけだった。

それと同じように、
青森のりんご農家の人たちにとって
農薬は 使わなければ りんごの収穫ができなくなるもの、
だった。



(まだ田んぼを売り払う前のことだが、
 木村さんは 農薬も肥料も使わずに 
 一反当たり九俵余りの収穫を 
 上げられるようになったという。)



それは 木村家のりんご畑でも 同様だった。

だから、木村家は どんどん 貧乏になっていった。

田んぼも売ってしまい、お米を買って食べた。

近所では 5キロ単位でなければ 米が買えなかった。

町に通って 1キロずつ買った。

7人家族で 1キロの米を お粥にして食い延ばした。




健康保険料を払えなくて 保険証を取り上げられた。

電話は もう ずっと前から 通じなくなっていた。

PTA会費も払えなかった。

靴下の穴に ‘つぎあて’をして使った。

消しゴムは ひとつを3つに切って 子どもに渡した。

昭和30年代の話ではない。

1980年代の初め、
『ジャパン・アズ・ナンバーワン』がベストセラーになった頃のことだ。

木村さんは 近所からは
「カマドケシ(竈消し)」と呼ばれ、蔑まれた。



何年たっても、必死で働いても
無農薬では リンゴは実ってくれなかった。

気弱になって「もう諦めようか」とつぶやく。

おとうさんも苦しんでいるんだよ、と伝えたくて
妻が その事を 子どもに伝えた。

文房具も満足に買ってもらえず、辛い思いをしていたはずの、
いつもはおとなしい娘が 気色ばんだ。

「そんなの嫌だ。

 なんのために、
 私たちは こんなに貧乏してるの?」



電車の中でこの本を読んでいた私は
不覚にも落涙しそうになった。

オッサンの夢は 娘の夢でもあったのだ。






ある日 木村さんは 死を決意し
首をくくるためのロープを手に
枝振りのよい木をさがしながら 山の中を彷徨う。

そうして見つけた、
「フカフカの土」という答え。

そこから始まる、逆転への再挑戦。






木村さんのリンゴは 腐らないという。

古くなって シワシワになっても 芳香を放つ、
と テレビでも言っていた。



アダムとイブが食べたという木の実には
化学肥料は使われていなかったはず。

ニュートンが万有引力を発見したリンゴにも
ウィリアム・テルが 息子の頭に載せたリンゴにも
農薬はかかっていなかったはず。

そんなものを使わなくても
美味しいリンゴは どうやら本当に 作れるらしい。

それを 私たちは 「奇跡」と呼ぶのか、。。。。。。。



それにしても、テレビ番組というものは
取材した材料の、ほんの一部しか、
紹介してもらっていないものなんだね。。

   

この本を、Y郎さんに一度 読んでもらいたいものだ、と思う。