ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

米糠健康法

2006-06-30 | 食生活
途中経過をご報告しようと思っていた。

途中が抜けて、結果だけになってしまったけれど、
一応、結果報告を。

治った。

口内炎。

なんと、たったふつかで。



それまで 大き目の瓶で買っていた飲み薬を
もう一度買い足さなければならないか?
と思っていたのに。

ふつかたったら、
どこに口内炎があったっけ?
というくらいに、口の中はつるつる、ふわふわ。

なんで?
というくらい、
あっという間に治った。

完璧に、治った。



最近 また 一日一度 玄米ご飯を食べる生活に戻った。

外食も 手抜き食も(笑)減らした。

口内炎が再燃する気配は、
今のところ、ない。

できてしまったら、また 食べればいい。

米糠を。



おおさじ5杯くらいの米糠に
はちみつを 小さじに1杯加えて よく混ぜる。

これで むせない米糠になる(笑)。
 
「あんたのニキビにも、効くかもよ。」

高校生の息子に言ったら、
そのまま 白いご飯にかけたり
お茶漬けにふりかけたりして食べている。

「違和感がないんだよ。」

やっぱり悩んでたのね(笑)。

いや、その、やっぱり、
元々 お米だものね。



先日お話した不妊に悩んでいた友人は
米糠を食べたおかげかどうかは知らないが
その後 子宝を授かっている。

裏切って 25歳で結婚なんてするからよ!
とよく話していたのだが(笑)
ゆっくり結婚した組の友人たち(と、私)よりも
ちょっとあとの出産になった。


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画像は、
この春のパンジー。

我ながら、よく飽きないなあ、と思う色がある。

そのひとつが アプリコット。

このアプリコット・カラーのパンジーが好き。

今年は アプリコット・カラーのサンサシアという花を
同じ色のパンジーに組み合わせた。

色は同じで 草丈に差がある組み合わせ。





うまく撮れていない。

というか、もっとキレイだったのに(涙)。



サンサシアは、ラベルによると
ゴマノハグサ科ネメシア属の宿根草。

これは 立ち性タイプのサンサシア、
‘マンゴ’とある。

あ、アプリコットじゃなくて、マンゴーだったのね(笑)。

「他のネメシアに比べ、非常に花が大きく、
 株も大きくなるのが特徴です。」

高さ約30センチ、株張り約30センチ。

変わった形の小さな花が
花の冠のように まあるくつながって咲き、
水さえやっていれば丈夫で次々に花をつけてくれる。

この写真は最近のもので、
一番キレイな時期のものではない。

なによりこの丈夫さが嬉しい。



この組み合わせ、お気に入りになってしまった。

来年も同じプランターを作るかもしれない(笑)。

古い家

2006-06-27 | 考えたこと
私が生まれた家は、もう、ない。

茅葺きで 夏は本当に涼しかった。

大きな石の上に柱がのっかっていて
家全体が傾いでいて、

国道をダンプカーが走ったり 地震があったりすると
よく揺れた。

小さい頃には 手先の器用な父が
大工道具を手に なんでも直してくれていたが

なにしろ真っ直ぐに立っている柱が一本もないような家なので

ある程度のところであきらめて
手を入れなくなった。

飛び地が売れて頭金ができたときに
借金で庫裏(住職とその家族が住まう建物)を建て、

茅葺きの家は つぶしてしまった。

私には 思い出深い 愛する生家だったが
何しろ 
建てて100年、移築して100年、
合わせて200年という古さで
どうしようもなかった。



亭主の実家も古い。

100年は経っているかと思う。

いや、もっとかもしれない。

天井や鴨居は真っ黒で
墨でも塗ったかのようだ。

この家の屋根も茅葺きなのだそうだが
その上にトタンを張ってある。

そして 私の生家に比べれば可愛いものだが
やはり柱は傾いでいる。

部屋は田の字に配され、
仕切りは隙間だらけのふすま。

その家の縁側は
すべて義父母がきれいに張りなおしてある。

いや、もちろん、張りなおしたのは、大工さん。

雨戸があったであろう場所は
すべてサッシになっている。

私の実家と違って
現金収入のあった亭主の実家は(ウラヤマシイ)
それなりに家にもお金を使ってある。



義父母が公務員を退職する前に
建て増しした部分がある。

凝った造りの 押入れ・床の間付きの8畳の部屋と
ダイニング・キッチンと風呂・トイレ・洗面所。

私たちが結婚する頃には
まだ新しくてキレイで立派に見えた。

結婚する年の正月に
母と二人で 新年の挨拶に行った時
(父はすでに脳梗塞で倒れた後だった)
(実はこの時に追突されてムチウチになった)、

とても立派な座敷に通された、と感じたっけ。



この家が、古びてしまい、
どうにも寒い。

いや、増築部分はまあなんとか いいのだが、
そこは今は寝室として使っているので

仕事やら 来客への対応やら 何やら、
生活全般は 古くて寒い部分になる。

一人暮らしは 特に寒いに違いない。

義父は この冬、
足のしもやけがひどかった。

亭主が義弟と
「あのしもやけはひどい。」

「あの家は 寒い。

 なんであんなに寒いんだろう。

 こっちより気温は高いはずなのに。」

などとしゃべっていた。

部屋を暖めるのが もったいない、
と言う気持ちも義父にはあったのかもしれない。

心配した息子たちが
電話で、あるいは直接に
部屋を暖かくするように、
家の中では たとえ畳の上でもスリッパを履くように、
と言ったに違いない。



義母の急を聞いて駆けつけた古い家で 義父は 
畳の上では 軽いスポンジのようなスリッパを履いていた。

廊下やキッチンでは いつものスリッパを履くので
廊下から畳の部屋へ上がるときには
スポンジスリッパ。

部屋の向こう側へ行くと
スポンジスリッパをぬいで、
廊下用のスリッパ。

マメなひとだ。マネできない。



義父は
懸命にストーブをたき、
エアコンやファンヒーターを総動員して 
家中を暖かくしてくれた。

ストーブに灯油を入れるだけでも
重労働なのだが。

それから、
ストーブの上には 必ずやかんが乗っている。

空気の乾燥を避けるためでもあるだろう。

いったいいくつのやかんがあるのか?

今度行ったら数えてみよう。

いや、もう
ストーブごと片付けられているかもしれない。

私は怖いな、と思いながら
気をつけて 水のなくなったやかんに
水を補充したり料理に使ったりしたが
二箇所やけどをした。

術側の腕だったけれど
幸い たいしたことはなかった。



その たくさんのやかんのうち、
沸いているお湯を料理に使う可能性のあるものは
台所の水道の蛇口ではなく、
庭の井戸水のでる蛇口のところまで行って
雨に濡れながら汲んでくる。

いつか 義母が滑って転んで骨折した辺り、
坂になっていて滑るので
(庭に平坦な場所がない、車庫の中だけ。)
雨が降ると これも怖い。

雨が降ったり止んだりしながらも
本降りにならなくてよかった。



それから、もうひとつ
どうしようもないことがあった。

玄関から座敷に上がるのに、
とんでもない高さがあるのだ。

「どっこらしょ。」

「よっこいしょ。」

みな口々に掛け声をかけて上がる。

上がりかまちというものがないのか、この家は!

義父が丈夫なわけが わかったような気がした。



おっと、もうひとつ。

小柄な義母にあわせて作られたキッチンの
調理台やシンクには、高さがない。

かがんで仕事をするので、
私にはテキメン。

すぐに腰が痛くなる。

特にお米を研いだりしたら、もう。

義母が亡くなって
亭主の実家にたどり着いたら、
とにかく すぐに腰が痛くなった。

そんな私のポーズを見て
亭主は気が付いたらしく、
「大丈夫か。」
と声をかけてくれる。

大丈夫じゃないけど、
台所に立つとこうなる、どうしようもない。



家は古くても、
台所だけは新しいのがいいなあ。

わずかの差

2006-06-23 | 考えたこと
連日 テレビでワールドカップを楽しんでいる。

当然、少々、寝不足気味(笑)。

サッカーのゲームが好きだから、
日本以外の国の戦いも 楽しめている。

それから、
以前は 顔を云々するのは恥ずかしいこと、と思っていたが
オバサンになってから
遠慮なく顔で 歌手でも俳優でも好きになっているが
サッカー選手にも各国にいろいろなタイプの美青年がおり、
その点でもかなり楽しめている。



スポーツだから、
試合だから、
勝ち負けがある。

どちらかのチームに肩入れして
本気で応援していると
どの国が試合してても
すごく緊張したり嬉しかったり
それはそれは楽しい。

この 勝つチームと負けるチームとの差は
いったいどこにあるのだろう?

見ていて
勝ちそうなチームと 負けそうなチームとは
何故かわかる。

それはわかるけれど、
そこにある<差>は、私にはわからない。



今回のワールドカップは
世界各地の代表国の実力の差が
あまりないように私は思った。

アフリカもヨーロッパも
北米も中南米も。

みな、とても上手い。

それなのに
勝負だから、勝つチームと負けるチームに分かれる。

そして そこには
どこかは 私にはわからないけれど
確かに<差>がある。

わずかな<差>ではあるけれど、
確かに、ある。



それは
サッカーの歴史かもしれないし
ハングリー精神かもしれないし
モチベーションかもしれないし
スポンサーの協力かもしれないし
後押しする国民の声援かもしれないし
選手ひとりひとりの体力の差かもしれないし
技術の差かもしれないし
集中力の差かもしれないし
何かの厳しさ、何かの甘さの差かもしれないし
あるいは監督の経験や技量かもしれない。

それらの差は どのチームも さほどないように
私には思われた。

思われたけれど
その<差>は 
どうしようもなく埋められないものであるようにも
感じられた。



サッカー大国と呼ばれる国に挑戦する各国の代表チームにも
攻撃のスピードが素晴らしかったり
主力選手がヨーロッパのクラブでで活躍していたり
地区予選では守備が素晴らしかったりしていて

それなのに
勝てない、惜しくも敗れる、あるいは 大差で負ける、
そんな結果がついてくる。

そんな試合を見ていて
私は 埋まらない「わずかの<差>の大きさ」を
画面を通して感じていた。

こんなに上手なのに、どうして勝てないのだろう、と。



日本は そんなチームの中でも
もっとも「わずかの<差>の大きさ」が
大きかった、と思う。

どのグループの試合を見ても、
日本が このチームと決勝リーグで対戦したら、
勝てるだろうか?
という問いに
私の心に湧き上がる答えは
<否>だった。

そして、私の予想通りに
今回のワールドカップも なってしまった。



けれど、楽しめた。

だから、選手たちには 「ありがとう」と言いたい。

強いて言うなら、
私はアントラーズのファンだから、

アントラーズに縁のある選手の
活躍を望んでいた、

だから余計に楽しみが多かった。

アントラーズの選手については
身びいきもする。

そして だからこそ
アントラーズ関係の選手の不甲斐なさを
厳しく見てしまう。

身内意識があるからこそ、
ちょっと厳しく考えてしまう。

決定力の差は とても大きかった。



ともかく、
日本サッカーの挑戦は
まだまだ続く。

日本代表の次の挑戦は
今日 始まった。

2010年は 南アフリカ大会。

ドーハの悲劇の頃の 日本代表は
はっきり言って、下手だった。

そのあとの日本サッカーの上達は目覚ましかった。

けれど 今回
4年前と比べて
日本は 思ったほど 上達していなかった。

4年前より脅威を感じなかったクロアチアに
勝てなかった。

Jリーグの試合を見ていて
「上手くなったなあ、日本人も。」
と J発足当時と比べて感心してしまうオバサンは
これからの4年に、
4年後の日本に 期待してしまう。



まだしばらく素晴らしい試合が続くであろうワールドカップ、
寝不足に気をつけながら
楽しもうと思う。

今朝は5時ごろに目が覚めたので
よし!と起き出して
途中から観戦したのだが
間が悪かった。

良かったのは
お弁当を作り始める時間までに
試合が終わってくれたことだけだった。

まとまらなくなってしまった。(反省。)

越中富山の

2006-06-18 | 食生活
薬売りのオジサンは
昔は 背丈より高い 大きな風呂敷包みをしょって 
実家に来ていた。

子どもがいると、
紙風船や 色とりどりのプラスチックのコマを置いていってくれた。

コマには
「ヤマト」と書かれていたのを覚えている。

逆から「トヤマ」と読む、と知ったのは
随分あとになってからだった。



現代では 富山の置き薬屋さんは
車に薬を積んで回ってくる。

当地へ越してきて間もなく、
前に住んでいた人のところへ出入りしていた業者を
そのまま我が家で引き継いだ。

買い物に不便な所だから、
まあ、一年ぐらい付き合ってみようか、と。

実家でも同じような業者が出入りしているのを見ていたし、
ここでちょっと <田舎暮らし>ふうなのを
体験してみてもおもしろいかも、と。

(実際は <田舎暮らし>ふう、ではなくて、
 <田舎暮らし>そのものだったのだが。)



先日 この置き薬屋さんが久しぶりに来てくれた。

最近は 私が居ない時に来てくれることが 何故か多い。

「奥さん、ひさしぶりです。」
なんて、言われてしまった。

昔の富山の薬屋さんと同じく、
ちょっと特徴のある訛りがあって、
そして同じく何故かとても早口で。

そして、同じく、よくしゃべる(笑)。

オーストラリアに負けた後、クロアチア戦の前、
ということもあって、
サッカー日本代表の話題にもなって。

そうそう、
富山って、柳澤の地元じゃん?

話を振ったら、止まらない(笑)。



柳澤のプレーの質は あれでいいんだ、と
最近では認められてきた、という話。

ジーコが認めてくれた、という話。

そうだ、ジーコが直接 
アントラーズに来ないか、と誘いに行ったので
柳澤はアントラーズ入りを決めたんじゃなかったっけ?

ジーコ自身も たとえ自分の登録がMFであっても
MFだと思ったことはない、
という談話が新聞に載っていたっけ。

チャンスがあれば 点を取りに行く。

そうだよねー。

柳澤よ、そうなんだよ!



何の話だっけ?

そうそう、薬屋(笑)。

私は最近、またまた 口内炎ができては消え、
消えてはできている。

潰瘍が次々できるなんて、恐ろしいことなはずだ。

乳がんの手術をするために入院した時にも
口内炎がひどかったのを思い出す。

今は そのままにはしないようにして
まず、薬を飲む。

食生活には 気をつけるけど
その前にまずサプリメントを飲む。

飲んで、それから 食事を見直す。

ここんとこ、ちょっと偏っていたなあ、との自覚がある。

で、売薬を飲みながら 
食生活に再度‘カツ’を入れているところ。

‘カツ’を入れてるけど、すぐにはよくならない。

どうせまた 売薬がなくなってしまうのだろう。

で、富山の置き薬にも 何かいいのはないか、と思い、
聞いてみた。



「それならねえ、奥さん。」

なんと、薬を売ろうとしない。

そして、【ぬか】がいい、と言う。

ビタミンB2、B6、B12。

ならば、【ぬか】を飲んでごらんなさい。

そうなのか!

糠ならば、
精米機で玄米をついたときにできるものを
糠みそにしたり
入浴剤がわりにお風呂に入れてみたり
(家族には「臭い」と不評だった。)
したけれど

使い切れなくてフライパンで乾煎りして
冷蔵庫にとっておいてある。

これはこれで、場所ふさぎなものだ。

この糠を むせないようにゆっくりなめるように摂取すれば
その方がいい、との仰せ。

薬を飲むのを止めれば またできてくる口内炎の治療には
薬よりも糠、なのだそうだ。

そうして、抵抗力の落ちた体をいたわり、
食生活を建て直し、
免疫力を強くして
口内炎をやっつける、という話だった。

富山の置き薬屋さん、ありがとう。

目からウロコの思い。



今朝、さっそく冷蔵庫から糠を取り出し、
思いついて とろっと蜂蜜をかけて 食べてみた。

美味しいじゃない!

いくら甘みがあるからといって、糠は糠。

毎日のように食べるには これくらいの蜂蜜はいいのでは?

これなら むせないし!

最近 ふとした拍子にむせることが以前より増えて

「いったい何の老化の証だろうか?」
と思っているところなので(笑)



それにしても。

玄米を食べてりゃ、要らない工夫なんだよねえ。

プチ*あゆ

2006-06-17 | こどものこと
6月に入って 各地で漁が解禁された
鮎の稚魚の話、
では、
もちろん、ない(笑)。



小学生の時に 周りじゅうみんな 
ピンクレディーに夢中だった、という人は
結構多いと思う。

私が小学生のときは
グループ・サウンズが真っ盛りで、
そして、下火になっていった。

ジャニーズ事務所には
フォー・リーブスというアイドルがいた。



ウチの娘の時には
モーニング娘。だった。

そして 
あの カリスマとまで呼ばれる、
浜崎あゆみという歌手が出た。

娘は、歌っている歌の歌詞がいいんだ、という。

顔は私もかわいいと思う。

声が、可愛すぎて、どうも私は受け付けないが
娘はあゆ♡の歌が大好き。



浜崎あゆみが 「カリスマ」と呼ばれたのは、
ファッションまで全て、若い女性の憧れの対象になり、
みんなが真似たから。

娘も どうやら 真似したかったらしい。

それまでも 

電車の中でメイクを始めたり

眉を細くしてみたり

「友達に開けてもらった。」
と ピアスの穴を開けてみたりしていた。

高校を卒業し、イチオウ大学生になり、
車の免許を取得し、アルバイトを始めた。

そしたら、お金の使い方が、荒いこと、荒いこと。

安っぽい服を次々買ってくる。

豊満なボディーの女性だったら色っぽくてクラクラするような、
キャミソールばっかり買ってくる。

(そうね、ママには そんなの買ってもらえないわよね。)

それが 若い女性の着るべき装い、と思っているらしい。




そして、
メイクも濃くなった。

浜崎あゆみ*メイクだ。



目の周りが、真っ黒になる。

でも それで けっこう 目が大きく見える。

ママに似てしまった目だものね。

「知ってる?
 
 欧米人って、
 無人島にひとつだけメイク道具を
 持って行くとしたら、
 マスカラなんだってよ。」

ああ。

そうね。

髪の色が薄い人たちはね。

納得するわ。

マスカラ(や、付けまつげ)をつけないと、
目の周りの印象が ぼんやりするものね。

でも、貴女は、まつげ、黒いよ。



貴女の愛するアヴリル・ラヴィーンも
かわいい顔をしていて、
で、目の周りが真っ黒だね。

そして、声は 浜崎あゆみの声に近いイメージだね。

あんな顔に生まれたら
それはそれで 苦労が絶えないかもよ?



初めて生まれた孫が 待望の女の子、
つまり ウチの娘であったので
娘は義母に溺愛されてきた。

その後 王女様の座というか アイドルの座は
義弟の下の女の子に移ってしまったが

メタメタに可愛がられた記憶は
薄れるほど昔ではない。

娘は 義母に対面して
目の周りを黒くした。

「あんた、マスカラ付けてきたの?
 
 バカだね~。」

ベショベショになって泣いてる娘は
それでも懲りなかった。

どうやら 目の周り真っ黒、でなければ
お化粧をしたとは 言えないものだと思っているらしい。

若いネーチャンの考えてることは、
わっかんねえ。



ナビつきのレンタカーを待ちながら
亭主の実家に行く準備をしていた時のこと。

「あのね。

 お葬式とか、こういう時って、
 誰もがみんな 普通の精神状態じゃないからね。

 いろんな人がいろんなことを 言ったり やったりして
 
 その度に 殺したいほど憎らしくなったりするけどね。

 それは こちらも普通じゃないからだから、

 殺しちゃダメだよ(笑)。」

と、私。


「あたし、その医者、
 
 マジで、ぶっ殺してやりたいんだけど。」

「・・・・・・。

 だから、ね。
 
 あんたも、誰かにぶっ殺したいと思われたくなかったら、
  
 その爪、落としておいで。」

「・・・・・・」

浜崎あゆみばりの ゴージャスな爪をしていた娘は、
驚いたように黙ったかと思うと
スタスタと二階へ行った。

爪の装飾を リムーバーで落としてるのかと思ったら、
間もなく降りてきて、

「ヨーカドーに行って
 爪をとって来る。」
と言う。

なんと、エナメル・リムーバーでは取れない、
付け爪をくっつけていたのだ。

道理で、長いのに丈夫な爪なわけだ。

この爪も、娘にはジョーシキなんだろうなあ。

わっかんねえなあ。

三年半検診

2006-06-16 | 乳がん
先月受けた検査の結果を聞いてきた。

全部クリア!



肺のレントゲンもキレイ。

胸も何もナシ。

血液検査の結果も オーケー。

貧血もナシ。

(コレステロール214って、どうなんだろう?)

腫瘍マーカー値は
CEA、NCC-ST-439、CA15-3 の三つとも
わずかずつだが 下がっている。

次は初冬に4年めの検査。



今回、超音波検査は 胸部のみ。

腹部はしなかった。

そして 次回から 
一年ごとに受けていた 骨シンチがなくなるらしい。

これまでひっかからずにこれたから
徐々に検査の種類が少なくなるんだろう。

時間もかからなくなるし、
健康保健の面からも(国保) お金がかからなくなるし、
やっぱりいいことよね!

今回はお薬(ノルバデックス)を3ヶ月分で 
1万2~3千円くらいの支出。



これまで こうして 順調にきていて
私の中では
何もないのが当たり前になっている。

けれどそうでない人たちは、
手術の後も 闘病が続いている。

(お金もかかっている。)

私はココロが狭いから
全世界の全ての人のために、
とは思えないが

せめて乳がんになった人たちのために
私の祈りのパワーを届けたいと思う。

元気になれ!

キレイになれ!

体の中のがん細胞よ、なくなれ!!!

できるなら 
全部のがん患者の人たちに
私の祈りのパワーが届いて
いい影響がありますように。



私としては 何もなくて当たり前なのだけれど
亭主や子どもたちは 本当に喜んでくれる。

亭主は心配性なので(笑)、
私が病院から出て
結果を電話で伝えるまで、
まだか、まだか、と待っているらしい。

いつだったか
主治医が例によって例のごとく多忙で
やたら待たされた時には

「あ~、よかった~。」

と大げさだった。

「電話が遅いから、
 なにかあったかと 心配したよ。」



そうだ、
癌の告知の時に
出張で立ち会えなくて
しかも 何日も内緒にされて、
その上 自分より先に他の人に私が相談した、
などというプライドを傷つけられるようなことが
あったんだっけ。

(私が、したんだっけ。)

何にしても 心配してもらえるというのは
申し訳なくも ありがたいこと。



ね。

新しいバッグ、買っていい?


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

レモンの花の写真を載せることができた。

葉っぱが虫食いだらけだ!

サッカー・ファン

2006-06-13 | 考えたこと
よし!

私、サッカーファンになる!

と思ったのは、
Jリーグが開幕した時。

なんせ、Jリーグ開幕!だし。

メディアの宣伝も かまびすしかったし。



まさか本当に作るだろうとは思っていなかった協会が
「まだ日本にはない全天候型スタジアムを建設したら
 Jリーグに入れてやる。」
と約束したら、

故郷のイバラキは
本当に全天候型のスタジアムを建設してしまった。

神様と呼ばれていたジーコというブラジル人が
アントラーズで大活躍。

鹿島アントラーズは
開幕後 予想以上の大健闘。



試合の放送も多く、
テレビで観戦していると
目を離す暇、息をつく暇もないほど
スピード感あふれる試合に

「ああ、これだ!」
と思った。

野球とは違う。

ビールを飲みながら、なんて、観戦できない。

こっちがいい!



私の大脳皮質の柔らかいところには、
日本代表、オリンピックで銅メダル!というのが刻まれている。

釜本・杉山というのは
ヒーローだった。

他のメンバーは覚えていないけど(苦笑)。

メキシコ・オリンピックの記憶は
古びてしまったけれど
そのあとに読んだ読み物の中で
感動はより大きくなった。



世界のサッカーの強豪国は
オリンピックではなく ワールドカップに集中する、
ということを知ってから
日本のワールドカップでの活躍を願った。

ところが
何度も何度も 日本は予選で敗退して。

なあんだ、日本って、弱かったのか。

あきらめきった頃に
Jリーグは開幕した。

強くなってほしい。



ドーハの悲劇の時には
日本はまだ弱かった。

ワールドカップに出場するのは、まだ早い、
と、サッカーの神様(または、仏様)は言った。

その次には まあまあ強くなって。

でも 決勝リーグには進めなかった。

私は この程度だなあ、と思った。



日韓ワールドカップの時は
決勝リーグに進める、と思った。

けれど それだけかも、と思った。

そして、それだけだった。



今回は。

厳しいなあ、と思っていた。

でもまさか 3点も取られるなんて思っていなかった。

決勝リーグ、
やっぱり厳しいかなあ(タメイキ)。

遺影(2)

2006-06-09 | 考えたこと
チャンス到来! と思った。

免許証の書き換えの通知が届いたのだ。



一度書き換えれば 
まあ 滅多に眺めない写真だが
5年間そのままになる。

(モチ、ゴールド免許!)

頑張ってキレイに写ってやろうじゃないか!



6月生まれの私は 5月のその日から免許の書き換えが可能。

忙しい日々がひと段落ついた今週、
私は美容院に電話をして
いつもの美容師のあっちゃんで、なるべく早く、
カットとセットを、と頼んだ。

昼過ぎになってしまったが仕方がない。

見合い写真を撮るから、というのも面白くないと思った。

けど、遺影を撮るからと言ってみたけどウケなかった。

免許証の書き換えで 同じ写真を5年間使うのだから、
と言ったら 納得してもらえた。



いつもと違って
「うるさいから、そこ、もっと短く!」
なんていう注文はナシ。

そろえる程度に髪を切ってもらって
いつもよりチョイ丁寧にブローしてもらって。

ふんわり、ナチュラルにふくらましてもらった。

お天気は不安定で 雷が鳴ったり
雨が降ったり 日が差したりしている。

お店を出るときは ちょうど雨が上がってて
ラッキー!

もちろん、湿気で髪がへたらないように
スプレーで固めてもらってある。

特別なセットはしなかったので、いつもの料金。



その足でスーパーに寄り、
食品売り場でお寿司のパックとおかずを少し購入、
家に帰って 亭主と食べた。

そのあと、
ドレッサーの前で入念にお化粧。

いつもスッピンで飛び回っているから
よけいに気合が入る。



私の好きなワインカラーの
光沢のあるブラウスを選ぶ。

鏡の前に立つ。

ギャ! 襟ぐりが大きくて、下着の肩の紐が見えてる!

でももうお化粧しちゃったし。

ブラウスに化粧品が付くことよりも
せっかく塗った化粧が 衣類のどこかに触れて
落ちてしまうことが心配。

器用にブラウスを着たまま タンクトップ型の下着を脱ぎ、
キャミソール型の下着を着る。

素肌に着るわけにはいかない。

これがないと、汗をかいたときに
ブラウスに汗が染みてしまう。

もう、さっきから 汗かいてるし。



う~ん。

このブラウス、光沢がありすぎて
どうも胸のラインが目立つ。

胸の高さの左右差が・・・。

ブラの中に いくつもパッドを入れて補正。



やっぱり、イヤリングをしよう。

こっちのが色があうか?

いや、やっぱりこっちの方が上品かも。

あ! ネックレス?

ネックレス。あったわよね。

遺影にするんなら、このパールのネックレスくらい、いいわよね。

合うじゃない?

全身バッチリ着替えて、
靴下まで取り替えて、

でもネックレスははずして
(だって遺影写真用だもの)
バッグにしのばせて、
外出用の(でもヒールは低い)靴を履いて、
いざ!警察署へ!



そしたら。。。

3時半を過ぎてしまったから、
また来てください、だって。

7月のその日まで まだ日にちがありますから、って。











メイクが遅すぎたのか?

ご飯をそんなにゆっくり食べたっけ?

下着を取り替えるのに手間取った?

おっぱいの左右差に気をとられた?

アクセサリーを前もって決めてなかった?

う~ん、やっぱりお化粧に時間がかかったけど。

でも、でも、キレイにお化粧できたよね。

そうよ!

こんなにキレイに(出来る限り)
髪だって顔だって仕上がったのに。

遺影写真だけは、撮らなくちゃ!




予約はしていなかったけど平日だし、なんとかなるでしょ、
と出かけた、写真館。

お休み。シャッターが閉まってる。

ショック!

警察署と合わせて、二重のショック!

ここの写真館は人物写真にちょっとリキを入れているらしく、
以前からいいな、と思っていたのよ。

ああ、休みだったなんて!



仕方ない、帰ろう。

その前に、
薬屋さんに寄って
冷える関節用のサポーターを買う。

買っている間に、別の写真屋さんを思い出した。

そうよ!

あそこだって、まあまあに撮れるかもしれないわ。

車はもう一度駅の方向へ。

なんと!

その写真屋も休み。

ええい、こうなったら。



あそこでは撮らない、と思っていたけど、
行ってみよう。

え?

そこの写真屋も休み?

日本写真屋さん協会が 定休日と決めた日だった?



精神疲労でクタクタになって家に帰って、
この窓で愚痴ろうと思ったら
パソ子は娘が占拠して2階に。

こういう時は 不貞寝するに限る!



今度は いつ、どうやって、撮りにいこうか。。。

結構、真剣に悩んでるんだけど。