ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

Y郎さんの事

2009-02-28 | いろんな人
去年は、
Y郎さんと 親しくお話する機会が何度かあって、
嬉しかった。

Y郎さんは 以前から 
当地の野菜の、本来なら破棄していた部分を
カット・乾燥させて インスタント食品のメーカーに卸し、
商売(の一部)として成立させている。

近年 特に ‘純国産’として 人気も高まっているらしい。

その点に関しては 鼻息も荒く、得意満面だ。







昨年末から ケシポンを使っている。






Y郎さんは、他に、なんと、糠床を商っている。

プレハブ小屋の、いや、工場の(笑)、
いったいどこで、どんなふうに作っているのかは知らないが、

Y郎さんは、この糠床を
「可愛い! 可愛い!」と連呼なさっていた。








私の糠床は 今は 休んでいる。

あまりに冷たくて 
手を入れると 関節痛がでてしまう。

そして その時の‘冷え’が なかなかとれないのだ。

もっと暖かくなってから、再開する。

そうやって使ってはいるけれど、
そんなに年数の経った糠床ではない。

何故なら、時おり、棄てるから(涙)。




そんな時には
海水の味を思い出しながら塩水を作って
最初から糠床を作ったり 

Y郎さんにいただいた糠床を使わせていただいたりした。

Y郎さんの糠床は 
言うなれば「なんちゃって糠床」かもしれないが、
味はいい。

糠味噌漬けを始めるに当たって 躊躇している人にとっては
最高のサポーターだ。






その糠床、
なんでも、Y郎さん自ら、ひとりで、
作っていらっしゃるのだとか。

そして Y郎さんは これを
「可愛い!」とおっしゃる。






糠床を作って 発酵を始めると
糠床は ぷっくりと膨らんでくる。

酵母菌による発酵なのだとY郎さんはおっしゃる。

そして やがて ‘ぷっくり’はとれて しぼんでくる。

乳酸発酵が始まるから、らしい。



そう、糠床は、生きている。

そして Y郎さんは 可愛くてたまらない、とおっしゃる。







新聞・雑誌・ダンボール以外の紙ゴミも 
資源ごみとして 回収してくれるようになったので。






Y郎さんは 野菜を出荷する市場に関しても
責任ある立場にあるらしい。

このY郎さん、近県に友人がいて、
その友人が 
「どうすれば 旨い野菜を作れるか?」
と聞いてきたそうだ。



当地の土は地味が良く、とにかく、野菜はどれも美味しい。

(米も麦もイマイチだが。)

Y郎さんちの辺りの土地は 
ムラでは特に いい野菜がとれるいい土、
と言われている。



Y郎さんの答えは
「3年 畑を遊ばせる勇気があるか?」
だった。

3年間、畑からの収穫をあきらめて、
有機肥料を梳き込み、梳き込み、していけば
絶対、いい野菜が採れる。

友人は Y郎さんに言われた事を 真面目に実践し、
3年後には 素晴らしい土地になったと言う。

採れる野菜も素晴らしいもので、
それをY郎さんは 
ご自身が関係している市場で売っているという。



3年、という言葉に 
私は 土建屋の社長の裏の畑の話を思い出していた。

Y郎さんに話すと 
「素晴らしい!」
と 大感激していらした(笑)。

(でも、その畑、資材置き場になっちゃうかもしれないんだけどね。。。)



我が家の 瓦礫が出てくるブロック塀際の土地も
土のう袋堆肥で頑張り続ければ 
ふかふかの土になってくれるだろうか。。。?



ゴマと七味唐辛子

2009-02-26 | いろんな人
以前にも書いた事だが、
土建屋の社長に 毎年 金ゴマをいただく。

社長自ら 畑で育てて収穫してくださったものだ。



社長は その他に 毎年 七味を作ってらっしゃる。

薬研(やげん)(→こんなの)でゴリゴリやって
ゴマ・青海苔・陳皮・生姜・山椒、などなど、
細かく、細かく、砕いて混ぜたもので、

社長の凝り性がよくわかる(笑)、
香り高くて 辛味がちょうどいい七味が出来上がる。

私は ゴマと同じく、
毎年 これをいただくのを 楽しみにしているのだ。







なるべく 昔の食材を使った 昔ながらの食餌を、と思うと
豆が登場する。
これは、いただいたものではない(笑)。






畑のゴマを見せていただいた事はないけれど、
美しい薄紫の花をつけるゴマの、
小さなツブツブを サヤから収穫するのは
どれほど面倒な事だろう?

それを 社長は「面白いんですヨ。」とおっしゃって、
楽しみながら 栽培してらっしゃる。



畑は 社長のご自宅の裏手にあるらしい。

その土地を買い取って
(社長ご自身は 昔は まるっきり、資産のない方だった)、
楽しみながらの、畑仕事。

うらやましー(笑)。







実が生ったら 私の好きにしていい、と言われている梅が、
ようやく咲いた。






先日 社長がおいでになった時に
茶飲み話でお聞きしたのだが、

その土地、痩せていて あまりいい野菜は作れなかったそうだ。

丸3年、
肥やしをくれてやって 
ようやくフカフカした、美味しい野菜の採れる畑になった、
とおっしゃる。

その畑を、手放さなくてはならないかもしれない、というお話だった。

県道の拡幅にひっかかるらしい。



社長の家は シャカリキに働いて 財を成してからのもので、
県道に面して 
小さいけれども 本建築の家があり、
家の前には 小さな庭があって

やはり社長らしく チリ一つなく手入れされている。

それから やはり県道に面して 資材置き場。

ここには ユンボを積んだトラックなども出入りして
さまざまな資材を仕入れたり 運び出したりする、
重要な拠点だ。



今回の県道の拡幅には
社長の家の玄関は かろうじて引っ掛からないが、

道路ができると
小さな庭と 資材置き場が
まるまる なくなってしまうことになる。

すなわち、
裏の畑は トラックの出入りに不便な資材置き場、に
変更を余儀なくされる。



いくら田舎で 交通量もたいしたことはないとは言え、
県道の脇 すぐに玄関、というのも物騒だし

肥やしを入れて、入れて、入れて、
ようやく地味の良い畑にした畑を
社長は失う。





公共事業の中でも 道路は重要だし

件の道路は
確かに 交通量の割には 狭いし
歩道もなくて危ないなあ、と思い続けてきた道だけれど

社長は畑を失い、
私は 金ゴマと 七味唐辛子を失う(笑)。







他所の家の梅は とっくに満開、早いものは もう見ごろを過ぎている。
でも、咲いてくれたから、文句はない(笑)。






道路の話は まだ決定ではないらしく、
いつ、どうなる、という 具体的な予定もないらしいが
社長は 心持ち 肩を落としてらっしゃったように見えた。   



呂律(ろれつ)

2009-02-25 | なんとなく仏教?
先に辞任した大臣の、
辞任のきっかけが、呂律(ろれつ)だった。

「呂律」は、仏教語だ。

それは、知っている。

それ以上は、わからない(苦笑)。






 雪の中のミニ葉牡丹






2月19日 朝刊(13面)の 
「日本語・日めくり」のコーナーのテーマは
「ろれつ」だった。



「漢字で書けば<呂律>。

 もともとは、「りょりつ」と読んで、
 中国や日本の音楽用語に由来する。

 <律呂(りつりょ)>とも言う。



あれれ? そうだっけ?



「1オクターブ 12音を 6音ずつ 呂と律に配し、
 
 合わせて 六律六呂 または 十二律呂と呼んだ・・・」



ぜんぜん、意味、わかんないんだけど!



「たいていは <ろれつが回らない>の形で、
 舌の動きが滑らかでなく、
 言葉がはっきりしない場合に使われる。」

その原因の第1位は、やはり お酒の飲みすぎか。。。







またまた、20日朝の雪の写真。






私の記憶では、確か、
「声明(しょうみょう)」という仏教音楽に関して
使われる言葉だったと思う。



あんまり関係ないけど、

18日の夕刊の大1面に載った 
「薬師寺<声明> パリに響く」という記事
(→奈良・薬師寺の「声明」、パリっ子を魅了
によると、

「声明は 6、7世紀から伝わる声楽で、
 仏への供養や 人々の幸福祈願などの目的で、
 僧侶たちが仏教行事で唱えてきた。」

とある。

やっぱり、よくわかんないじゃないか!


ちなみに、読売映像ニュース
これを見ても、わかりません~ん。






一時期、声明とミュージシャンとのセッション?が流行ったが
最近はあまり聞いていない。

その中でも、私が一度耳にして いいと思ったのは、
元トワ・エ・モアの白鳥英美子さんと 
宗派は忘れたが、若手僧侶たちとのコンサートだった。

たぶん、ラジオで聞いたか、
テレビのインタビュー番組で聞いたのだと思う。

即興で歌って、声明に合わせた、と言っていたが
それが すごく自然で 無理なく合っていて
ああ、いいなあ、と。







これは、地面に落ちていた柚子。
これほどキレイに啄ばんでいただけたら、柚子も本望?






さてさて、いつもの『佛教大辞典』で
「声明(シヤウミヤウ)」を見てみると・・・、
読んでも、意味、わっからな~い(苦笑)。

「声明家(シヤウミャウケ)」、これも・・・、
なんて言うか、わかりにくい。。。

「ろれつ」「りつりょ」「りょりつ」、
いずれも見つからない(泣)。



そんな時は、これだ、
中村元の『仏教語大辞典 縮刷版』(東京書籍)!

やはり、「ろれつ」は、みつからなかった。

「律呂(りつりょ)」は、あった。



【律呂】りつりょ

また 呂律・律調・呂調 ともいう。

シナ・日本において 讃唄・奏楽における
楽音の高さを示す音階。

黄鐘(おうじき)または壱越(いちこつ)(洋楽音階のレ)
を基準として、

1オクターブ中に 6音程をもったものを
律と名づけ、

律よりも各半音高い6音階を呂と名づける。

律と呂と 各6 あるために
十二律とも称される。

ただし、その名称は 
シナと日本とでは異なる。(p1420)



「シナ」だって!



・・・・・・・結局、よくわからない、ということで。。。






 
鳥たちは何故 ミニ葉牡丹を食べないのだろう?
茎ブロッコリーと 似たような味じゃないのか?
いや、私も、食べる気にはならないけどね(笑)。



不況(3)

2009-02-24 | 明るい農村
ありとあらゆる業界が 今 不況の波に洗われているようだ。

景気がいい、という話は しばらく聞いていない。



バブル崩壊の頃、
メディアがいかに不況だ、不況だ、と騒いでいても
我が家の近所はみな農家で
当地に不況はなかった。

不況に一番強いのは、農業かもしれない。

高齢化し、人手の足りない第一次産業。

仕事にあぶれた人たちに 第一次産業を担ってもらえば?

私もそう考えたよ。






 先日の、雪をかぶった茎ブロッコリー






Uターン、Jターン、I ターン。。

地元に戻って、あるいは 知らない土地で
第2の人生の始まり、とばかり
田舎に住んで 農業と読書に勤しむ日々。。

私も憧れてはいるのだ。



けれど その仕事で収入を得て 食べていく、
年金はハナから当てにはできない、
老後に備えての蓄えもしていかなくてはならない、

そういう時に頼るには
第一次産業は 少し不安がある。

天候などに左右されやすいからだ。

貧乏でもいい、というなら話は別だが、
高収入を得たい、となると 
オススメの職とはいい難い。



だからこそ、当地においても
若きはサラリーマンになっていて、

だからこそ、今回の不況には 手を焼いているわけだ。







プランターに針金を刺してガードしてはいるんだけど。






リストラにあった人たちを
農業・林業・漁業などに迎え入れよう、という動きは
各界にあるらしい。

しかし うまくいく場合ばかりとは限らない。

どうやら その人の育った環境にもよるらしく思える。

つまり、
実家が林業だ、
漁業を手伝ったことがある、
畑仕事が、なにしろ、大好き、などの場合、
比較的すんなり入り込めるらしい。

もちろん、慣れない仕事、住み慣れた都市を離れ、
家族にも新しい環境を強いて、
相当頑張って、の話ではある。







ヒヨドリやら ムクドリやら? 食欲は今年も旺盛(涙)。






これは 亭主が義さんから聞いた話だが、
農業の業界紙には 求人が山ほど載っているのだという。

日本農業新聞(→コチラ)などのことかと思う。

たくさんの求人広告が載っていて、
おそらくは、応募する人たちがいて。

農村の家屋に住んで 土地を耕して。。

けれど、2、3日で 
みんな仕事のキツさに ねを上げるのだそうだ。

腰の曲がった年寄りがやっている仕事に、だ。



‘慣れ’というのは、そういうものだろう。

やり慣れていることは さほど苦痛には感じないものだ。

キーボードを叩いてきた手に クワを持っても
畦を作り上げるのは至難だろう。







私は 階段があまり得意ではないので(汗)、二階に上がることは少ない。
けれど 食べるのに困ったら、真っ先にベランダで野菜を作ると思う。
あそこなら、日当たりは抜群なのだ!
・・・・・・・・・・・・栄養失調になるのが目に見えるようだ?






それでもなお、
新しい一歩を 農林水産業に求める人が増えてくれることを
私は望む。

だって、それが 日本の将来のためになると思うから。

日本の食料自給率を見よ!






とは言え、
内定を取り消された若者たちに 
「君たち、ぜひ農業を!」
とは言えない。

畑違いのことに これまで従事してきた人たちに
「クワを持て」 「耕運機を動かせ」 「耕起せよ」
とは言えない。 

林業・漁業においても同様だ。

なんとか うまい具合に 良い方へ、良い方へ、と
回っていかないものだろうか?

今のところ、負の連鎖が回っている感じだねえ。



不況(2)

2009-02-23 | なんでもないこと
さて。

この不況、我が家の場合。

我がギョーカイは 不況には強い、と思われている。

実際、バブル崩壊の時は あまり影響はなかった。

というか、その頃はまだまだ貧乏だったから、
感じなかっただけかも(苦笑)。






 先日のヒイラギナンテン。






とは言っても、やはり好況・不況の波はある。

少しずつ、ジワリ、と 真綿で絞めるように 効いてくるのだ。

ここのところ、
目立たないように、しかし確実に 仕事は減っている。

去年の後半からは かなり確実に 
以前のような忙しさがなくなっている。

週末だというのに、
一日中バタバタ、なんて日がなくなった。

それどころか、
週末に 予定表が ひとつも仕事で埋まっていない、
なんて日もある。



大口の仕事が入らなくなっている。

あっても、中口(?)や小口だ。

そして その小さめの仕事であっても
これまた確実に 収入が控えめになっている。

収入が途絶えたならば すぐに対策を講じなければならない。

ところが、収入はあるのだ。

あるけれど、減っている。

これは、ヤバイ。







こころなしか、美味しそう?






同業他社も 危機感は抱えているようだ。

危機感はあるのだが、
では、どう対処しようか?となった時、
指をくわえて見ている、そんな感じがする。

「今すぐモーションを起こさなくてはならない」

「食べて行けなくなる」

「なんとかしないといけない」

といった 切羽詰った考え方をしている亭主とは
かなり温度差があるのだという。








過日 神奈川県に住む同業の知人から電話がありった。

その知人ののところでは
亭主には今までどおりの仕事のみを期待し、
女房と息子は 副業に精を出すという計画を立て、

過酷な研修を経て
奥さんはすでに資格を取得したのだと言う。



ウチは。。。

ウチは、どうしよう?

このままでも しばらくは行けると思う。

けれどジリ貧というのは 精神的に辛い。

自分たちは 子どもの頃に 豊かでない生活も経験しているから、
それほど苦労とは思わずにやっていけるかもしれない。

けれど 我が家の場合、
子ども達が学業を終えていない。

息子も もう成人式を今年済ませたのだから、
アルバイトでもなんでもやって
卒業することは可能だろうけれど、

学費くらいは 親として出してやりたい。

娘は・・・(タメイキ)、
最悪、卒業せずに就職すればいいか。。。







先日 ヒイラギナンテンの枝に居座って 
ひとつつづ丁寧に啄ばんでいたのは ムクドリだと思う。






すぐにどうこう、ではなさそうだから、
かえって 思い切ったことはできない。

けれど 将来的には
少子化の末、仕事をたたむ、看板を下ろす、という同業者は
やはり少なからず出てくるはず。

残るのは、有名な「ブランド」を抱えているところと、
交通至便なところだろうと思う。

ダイレクト・メールの効果は目に見えてはいるけれど、
我が家の場合は・・・・・・かなり、アブナイ(汗)。






我が家には 定期昇給もベースアップもない。

ただ リストラもない。

給料は 儲けが少なくなったら 自分で減らす。

願わくは 子どもたちが卒業するまで(あと何年?涙)
波に飲まれることなく 過ごせますように。



不況

2009-02-22 | 明るい農村
ともあれ、世は 今 
未曾有(み・ぞ・う;笑)の経済危機にあるのだそうだ。

「世界同時不況」というのだそうだ。

漢字、6文字だぞ!(笑)



これまで 不況だ、不況だ、と マスメディアが喧伝していても
どこか 
「うそ~」という気分があったが

去年辺りからは
どうやらこれは ただごとではないな、
という雰囲気だ。

たとえば。







20日の朝に積もった、クリスマスローズの雪。
老犬はもう 雪が降ったからといって、庭で駆け回ったりはしないけれど。






冬になると
いつも白菜の漬物をくださる義さんちは、
花作り農家。

(最近は わさびも作ってるけどね;苦笑)

近所からは「花屋」と呼ばれている。

(キュウリ農家のことは「キュウリ屋」、
 トウ立ちさせて 種を採って売る農家は「種屋」と呼ぶ。)

その「花屋」の義さんちに 昨年 異変があった。

花作りを止めたのだ。




バブル崩壊の頃、義さんは

「花は不況に強い。

 人は一度 花を飾る生活を覚えると、
 多少は無理してでも 花を飾るものだ。」

と 得意そうに言っていた。

それが、どうやら、
世間では 花を飾る無理が できなくなっているらしい。



ハウスを自力で建てた息子さんは 勤め人になった。

子ども達を育てるためには それも仕方がないだろう。



義さんは 朝起きると 食事までにすませたい仕事が
ちょうど良くあったのだったが
今では 目が覚めてから暇でしょうがないので
ウォーキングに出ているという(苦笑)。






もちろん、
義さんが 歳をとって衰えつつある上に
時おり軽い脳梗塞の発作を起こしていて
だいぶ体力も落ちている、とか

もう それほど 無理できない、とか

そういう理由も 他にはあるだろうけれど
老夫婦で 畑やハウスで ワサビ、その他の野菜を作って 
(たぶん)年金ももらって 生活しているようだ。

(花屋さんも 出荷の時は 真夜中に車を走らせていたりする。

 もう少し別の方法はないのかな?と ずっと思ってたんだけど。)







同じく、チューリップの鉢に積もった雪。
飼い主の方は、雪が珍しくて カメラを手に家を飛び出した。






右肩上がりの成長が続く方がおかしい、と
ずっと私は思っていた。

ジグザグ、上がり・下がりがあるのが自然だろう、と。

けれど ここのところの不景気さには
どうも 不安を感じる。

せめて 義さんが 健康を(なるべく)維持して
長生きしてくれますように。



未曾有(み・ぞ・う)

2009-02-20 | なんとなく仏教?
「未曾有」という言葉は、
私は「み・ぞう・う」と読むのだと思っていた。

国語が苦手な首相のおかげで、
正しくは「み・ぞ・う」と読むのだと知った。

ありがたい。

ただし、あれ以来、
「み・ぞう・ゆう」と読んでしまいたくなるのには、
ホント、困った!










首相のおかげでバカ売れだという、あの本を、買った!(爆)

(出口宗和著、『読めそうで読めない間違いやすい漢字』
 二見書房、2008.2.15、476円)

あれ? あれ? と思うものが多かったから。

そして 買って中身を見てみたら、
もっともっと、読めないものが多かった。



あいまいなものも多かった。

テストなら○がもらえるかもしれないが、
本当は、半信半疑だった、という読みも多い。

(当然、意味なんか、ぜんっぜん、わかんない!)

私は、こんなに、国語ができなかったのか!!!??

ちなみに、この表紙にある漢字の中では、
「頌春」と「独擅場」がダメだった。






子どもの頃、国語は 実力でも そこそこ点が取れていた。

加えて、まがりなりにも、仏教を勉強したことがある。

仏教語は、日本語の中の、奥深くに 根っこを下ろしている。

ただし、読み方は 漢音ではなく、呉音読みだ。

その、仏教語が読める!

これは、かなり、強みだ。



フツーの人には、読めない(読みづらい)だろうなあ、
と思うものが すらすら読める、
という部分も、確かにあった。

それでも、この本で見てみると、
私は決して優秀な方ではなかった。

ああ、これも読めない

また! これも、読めない。

もう、ガッカリだ!(涙)






ところで、
先日の「冥加」を調べていて
「未曾有」が仏教語だったことに気付いた。

知らなかった!(恥)

adbhuta:稀有、未曾有。 

        意外なこと。 びっくりした。

        これまでなになかったこと。 非常に珍しいこと。

        世にも不思議なこと。 奇蹟。




中村元著 『仏教語大辞典 縮刷版』(東京書籍、1981.5.20)では

「未曾有 みぞうう」という項目もあって、

「→みぞう」と書かれている。

そんなにひどい間違いじゃなかった? 「み・ぞう・う」。






 雪とプリムラ

昨夜は 雨の音を聞きならが寝入った。
起きて見たら、雪だった。



オバマ就任演説

2009-02-17 | なんとなく仏教?
あそうさんの施政方針演説は 1月28日の朝刊に載ったけど、
読んでいない。

読んでも、楽しい気分にはなれなそう。。。



22日の朝刊の オバマさんの就任演説は
途中まで読んだ。

疲れた。。。(爆)



このオバマさんの演説の中に、
すごくがっかりした部分がある。







娘から送られてきたチョコレート。 違う種類のものが、ひとり一箱。
バレンタイン・デイを祝う。この、ゆる~い宗教がいい!?
東急ハンズに行って チョコを選ぶヒマがあるなら、
コンビニで買って、持って来い!






「多様な我々の伝統は強みであり、弱点ではない。」

に続く部分だ。

「我々は、キリスト教徒や イスラム教徒、
 ユダヤ教徒、ヒンズー教徒、
 それに 神を信じない人による国家だ。」



これまでは アメリカに於いて
無宗教である事や 無宗教者がいるという事を
あまりおおっぴらに語るのは 避ける雰囲気があった、
というような内容をしゃべっている人が
(テレビの中に)いた。

その人によると、
それを 堂々と「神を信じない人」と 
明確に言葉にしてスピーチに取り入れていた部分は
新しいらしい。



いや、問題は、そこじゃないだろう!

仏教! 

仏教はどこへ行ったのよ!?

仏教徒は アメリカにはいないっての?

(少ないであろう事は想像できるけど。)







自分が食べたいチョコを買ってきて 息子と亭主におすそわけ。
それが最近の我が家のバレンタインだ。
これは ルーマニアで成型したという、ベルギーチョコ。
ホットミルクの中に入れて 棒を持ってくるくるまわすと 
融けて チョコレート・ドリンクになる。ソニプラで発見。






「仏教東漸」という言葉がある。

仏教は 生まれてから 少しずつ、少しずつ、
東に向かって広まっていった。

やがて「極東」と呼ばれる地域に達した。

半島から日本へ。

それから?

それから まだ どんどん東に行かなかったの?

だとしたら、それは日本の怠慢。

太平洋を越えて、仏教は やはり 
東に向かって広まっていくべきだった!

戦後は 特に そうすべき時だったはずだ!

それがなかったから、
東西の冷戦の残像や 核の混乱や テロの恐怖が 
今も残ってしまっているのだ。

(じゃないかな?と思う。。)







レンギョウが咲き始めた。 ウキウキする季節が もうすぐそこに!






アメリカにこそ、仏教を!(笑)

<グローバル>もいいけれど、
<ホリスティック>な考え方を もっと自然に取り入れよう!

(取り入れてもらおう!)



日々、<感謝>して、生きていこう!

(と、願っている。)







コブシは今、こんなふう。
昨日の朝 駐車場から駅へ向かう道で こんなことをしてたから 
電車に乗り遅れてしまった・・・(泣)。



協調性とチャンスカード

2009-02-16 | 考えたこと
先月末だと思う、
シリーズ「日本の活力  最前線は今 ①」として
「欧米と 一味違う しなやか援助」という記事が
新聞の一面に載った。

大きな文字で「溶け込み 井戸掘り」と見出しになっている。

日本人が海外で 井戸掘りの援助活動をしている話は
時おり耳にする。

水は大切なものだし 井戸を掘るという行為は重要だ。

私にそういう技術があったら 海外に出向いて掘りたいくらいだ。

(たとえ技術があったとしても 体力的に無理!?)







玄関前の寄せ植えの中のステラ。ステラ・コスモスピンクと書いてある。
ゴマノハグサ科ステラ属






日本人の自画自賛ともとれそうだが、記事は
「米国や西欧の支援団体とは  ひと味もふた味も違う、
 地域密着型の しなやかなアプローチで
 共感と尊敬を集めている。」
としている。

これは かつて「顔が見えない」と酷評されてきた
日本の海外援助の変化を物語る。

スーダンでの井戸掘りも
「日本ならではの きめ細かさ」
と褒めてもらっているようだ。

井戸が完成すると 住民達に管理組合を作らせ、
共同管理のしかたを指導して 
「使い続けるしくみ」を作るのだ。

確かに、井戸を掘ってオシマイ、じゃ
完璧ではない。

その後のメンテナンスが自分たちでできてこそ、の
井戸の掘削だろう。



活躍してくれている人たちの 健康と安全を祈る。

ちなみに、ここで名前が登場するのは、
西野ゆかりさん(32)という女性だった。







こちらは 玄関脇の風の当たらない場所にハンギングしてあるステラ。
ブライダルステラ・グラマラスラベンダー。やや大輪。







記事はその裏の紙面に続いている。

アフリカ東部・ソマリランドの首都、ハルゲイサで働く
ある女性に対する現地職員の評価は

「ナオコの怒ったのは見たことがない。

 我々の文化に違和感を隠さない白人と違い、
 いつも冷静で壁をつくらない。」

というものだ。

「ナオコ」とは、保坂菜穂子さん(35)、
ユニセフの事務所に勤めている方だ。





これまでの国際人道支援団体では
キリスト教などの欧米の価値観が濃厚で、 
自己主張も声高だった、

だが ソマリアのような過酷な現場では
協調性・柔軟性が 成果を上げる、と
記事は語っている。

(ソマリアとソマリランドは別の国らしいけど。)





(前回投稿の記事の中で
 どのくらいの数に登っているのかわからない、と書いたが
 囲み記事の中にその数字があった。

 国際協力NGOセンターのまとめでは 
 国外で活動するNGOの日本人スタッフの数は
 2006年現在、計 役300人という。

 また国際協力機構(JAICA)では
 海外駐在者800人の他に 専門家4940人、
 青年海外協力隊員などボランティア1892人を派遣した
 (2007年度)。

 合わせて数千人の日本人が 
 国外で援助活動に携わっているとみられる。

 この人数は、多いか? 少ないか?)






ここまで読んで、
「ああ、協調性と柔軟性かあ!」
と 私は 納得・感嘆した。

「協調性」って、日本人には、
時として、ありすぎるほど、あるよね!?



そしてこの時、 私は 
脈絡があるような、ないような?
全く別の本の 内容を思い出した。

そこには「チャンスカード」という言葉が書かれていた。







ネメシア。同じくゴマノハグサ科のネメシア属。
ネメシアメロウ・クールシルク。 
ステラのハンギングのそばに植え込んである。






その本とは、
林真一郎氏の『美しさと若さが蘇るハーブの教え』
(講談社MOOK、2008年4月18日、1470円)
だった(p40)。

「医療的にハーブを見る」の中の
「ホリスティックな価値観」という項目の中で。

「ホリスティック」とは
「全包括的」とか「全体的」とかの意味。



ホリスティック医学には
「要素」がたくさんある、と書かれている。

人間の身体には さまざまな要素があるが、
ハーブにもたくさんの成分があり、
お互いに関係して 何かが起きている、
という考え方、

いろいろな見方ができるという事を知った方がいい、
という 多元的な考え方
なんだそうだ。



西洋医学は 身体を中心に進歩した一元的なもの。

これに「こころ」とか「気・スピリチュアル」
などを加えて まんまる、全部、ひっくるめて、
「人間」として考えよう、ということかな?



著者はここで

「日本人には 
 あれもこれもというDNAが刷り込まれていますから、
 ホリスティックな見方は得意な方だと思います。

 一方で 科学的な教育もしっかり受けているから、
 理解度は高いでしょう。

 世界でも 日本は
 チャンスカードをもっている と云われています。」

と言う。



なんか、嬉しい。

日本人がチャンスカードを持ってる、と言われると。

(↑ ただのアホ?)

これからますます 日本人が活躍して、
日本的な考え方が 世界を救うんじゃないかな?

(↑ ますます、アホ?)







地面に植えてあるから、愛犬の被害を蒙ることがある。
なんとか無事でいてくれる(汗)。






この、「あれもこれもというDNA」って、
要するに、
神さまが世界中に八百万柱もいらっしゃる、という、
あの考え方かしら?と思った。

八百万(やおよろず)、というのは 
ひと柱、ふた柱・・・と数えて800万、というわけでは
決して(たぶん)なくて、
ようするに、「無限!」 
あるいは「無限に近いくらい、いっぱい!」
という意味だと思う。

すごいよな~。

そこいらじゅうに 神さまがいっぱいなんだもん。



それから、神道と融合してきた仏教も 同じだと思った。

たくさんの神さま。

たくさんの仏さま。

「あれも、これも」のDNAで
そういうの、全部を信仰してきたから、
日本人は 「協調性・柔軟性」があるんだろうなあ、と思う。

私は 仏教の 
こういう なんでもアリのいい加減さが大好きなんだ(笑)。



私は、この、日本的な、神さま・仏さまの考え方が
世界を救うのではないかな?と
本気で思っている。

「稲尾さま」とか「上野さま」とかを
同列に並べる、あの感覚だよ!(笑)

そうしたら、未開と呼ばれる地域の人々の
ありもしなそうな怪物(?)に対する怖れとか
やっかいな、しかもくだらない、してはいけないタブーとかにも
理解を示すことができると思う。

どんな信仰に対しても 
あまり「違和感」は覚えないんじゃないかな。

節操がないとか いい加減とか 芯がないとか
いろいろな言われ方をする日本人の信仰だけど
「なんでもアリ」っていうのも、いいじゃないか!

まして それで世界が救えるならば!(爆)



T子説

2009-02-09 | 考えたこと
蒸し土鍋のT子さん(参照:T子さんの話)が
かつて話してくれたこと。

それは

「日本人は こっちの人とあっちの人とを
 うまく仲立ちしてあげる、
 ということが得意なの。

 だから 紛争してる国と国を説得して
 仲直りさせることなんかが、上手なの。」

という話だった。

やはり、日本人は、スピリチュアルに、そうなんだろうか。。



「だから、これまでも 
 明石さん(明石 康:元国連事務次長)とか
 緒方さん(緒方貞子:元国連事務次長)みたいな人が出てきてるけど、

 これからもっと そういう人が出てくるはずよ。」







大好きなガーデンシクラメンには メイちゃんのガーデンピックを♪







そういえば NHKの
『爆問学問』(爆笑問題のニッポンの教養)に
紛争地域の武装解除を促す仕事をしている男性が
出ていたことがある。

たいへんな危険を伴う仕事だ。

(→FILE023:「平和は闘いだ」2008年1月15日放送




また、『プロフェッショナル――仕事の流儀』に
国連難民高等弁務官事務所の
ウガンダ・リラ事務所長を務める女性が
出演したこともある。

(→「人は強い、希望は消えない」2008年5月27日放送







もうすぐ咲くよ、オキザリス。






世界をまたにかけて 
国と国との融和のために働いている日本人が
どのくらいの数に登っているのかが わからないので

T子説が当たっているかどうか、判定はできないのだが

昔に比べたら やはり格段の違いで 
増えているのではないだろうか。



同時に、紛争地域で活動していて 
拉致されたり、殺害されたり、といった事件も増えており、

私は ひとりの母として、人間として、 
そういった活動をしている人たちの安全・無事を
心から祈っている。

そして ひとりの日本人として
彼らに心からのエールを贈る。





付記:明石氏はボスニア紛争の解決において 欧米諸国から
   「指導力不足により、スプレニッツアの虐殺を招いた」
   とバッシングを受けたのだそうだ。
   
   これに対し、木村元彦という人は 
   何度か旧ユーゴに足を運んでみて
   明石氏は きわめて公正な視座から
   政治的な解決を求めていたことに気付かされた、と言う。
   (『青春と読書』2008年12月号、「ノーベル平和賞とはなにか?
   ――マルッティ・アハティサーリ受賞によせて」)

   集英社の雑誌、『青春と読書』の今年の1月号から
   木村氏がインタビュアーとなって
   「<独裁者>との交渉術」と題して
   明石康氏の話の連載が始まったので
   楽しみにしている。           
                        (2月10日)

   
  

蒸し料理

2009-02-04 | 食生活
T子さんが 

「最近 レンジで使う 蒸し物専用の土鍋を買った、

 それが すこぶる具合がよくて、

 何でもかんでも レンジでチンすれば お野菜がすごく美味しい!」

と自慢する。

私も欲しい!(笑)







義さんからいただいたカリフラワー。 葉っぱも美味しい!
ブロッコリーを作ってる農家は いっぱいあるから、だって(笑)。







できたら私は 電子レンジじゃなくて、
ガスコンロで過熱したかった。

でも コンロ用の蒸し土鍋は 大きさもドデカくて
お値段もドデカかった(涙)。

(レンジ用のは 少しお安くて 大きさもグッとコンパクト。)

買いたい、でも、どうしよう・・・。



そうしたら、思い出した!

昔 飲茶が流行っていた時に買った小さな2段セイロ!

いや、実は 私は
飲茶があまり得意じゃなくて

(手作りするのが面倒で、買ってきたものは美味しく思えなくて)

ジャマだ!とばかり、一つを棄ててしまったので
一段だけのセイロ、
あれがまだとっておいてあった!

ヨカッタ!(笑)。







ちょっと多過ぎた? キャベツ(爆)。 むりやりフタをして蒸す。
家族3人の他に 愛犬の分まであった(苦笑)。






これが、美味しいんだ。

キャベツにカリフラワー、ブロッコリー、ネギ、タマネギ、
人参、ジャガイモ、それから、モヤシが美味しい!

ビタミンBの豚肉の薄切りを載せて蒸しても。

バターやオリーブオイルやごま油をたらしても美味しそう。

すりゴマ入りのマヨネーズの時もあるが、
もっぱら酢醤油で。

柚子やレモンやカボスを絞った汁と醤油、
これにちょっとつけて食べると
山盛りの野菜が どんどん食べられる。

しかも、ローカロリーでヘルシー!

&、食物繊維たっぷり!

ついでに、チョー簡単!!!(笑)

オススメよ~ん。



義父のQOL

2009-02-03 | いろんな人
義父は仕事を持っている。

普段はヒマなのだが たまに仕事が入ってくる。

地方公務員を退職した後に身を入れ始めたた仕事だが、
今では義父の生きがいになっているようだ。







寒さなんて平気、フォックスグローブの際から咲き出す、スノードロップ。






歳をとるということは 体力が衰えるということ。

エベレストを目指す年寄りもいるようだが、
あの人は、別!(爆)。



退職したばかりの頃はよかったが、
65歳、70歳、となってくると 
忙しい時には 義父ひとりでは間に合わない。

休日のない我が家は 滅多にイバラキに帰ることはなかったから
たいてい マメな義弟が 休みの日に行って
手伝っていた。



75歳、80歳。

たまの義弟の手伝いだけでは
義父は仕事をこなせなくなっていた。

仕事はどんどん手抜きになっていったが
それで仕事がなくなるわけではない。

義母が亡くなって
ひとり暮らしになって
義父は毎日食べて生きているだけで大変になった。

それでも仕事を止める気配はない。

儲かるならともかく・・・。(←結局は、そこ! 爆)







日当たりも良く 霜の当たらない場所で
どうやら冬を越しそうな、サマーロベリア。






義父は 「ドッカン治療」の後の最初の診察の日にも
仕事を入れていた。

仕事を断わるか、診察日をずらすかすればよかったのだが
どちらもできなくて
亭主と私が 義父の仕事と 義父の通院を 
ふたりでサポートせざるを得なかった。

決断が必要な事柄に対して、義父は本当に受身な人で、

「どうしてもこの日に」と頼まれると断われない。

絶対無理だ、と思う量の仕事を引き受けてしまって、
くたびれてしまう。



「きょう、私が行って見たら、
 おじいちゃん、くたびれて寝てたんだよ!」

と 立ち寄ってくれた親戚の人から電話をいただいたこともある。



ヘルパーさんは週に2度来てくれるようになったし

亭主も出来る限り実家に帰って
義父の面倒を見たり 仕事を手伝ったりしてはいるのだが。

せめて仕事を止めてくれれば、と亭主も思っているはず。

そんな義父から、
「俺から仕事をとったら 俺はダメになる。」
と、脅しの文句を言われたという。

ここはやっぱり、なるべく今までどおり生活していけるように、
仕事の方もサポートしていった方がいいのかなあ。



義父は間もなく 84歳の誕生日を迎える。







ピンク色の椿。



筑波をドライブ

2009-02-02 | いろんな人
新しい年がはじまってから 
もう既に 1ヶ月以上が経ってしまっているというのに、
古い話をしてもいいかしら?(笑)

義父は 不整脈を持っている。






 神社からいただいたお供物。(去年のこと。汗)






肌寒さを感じることがあっても、まだまだ紅葉には早い。

そんな時期だった。

いつも地味な服を着ていた(つもりの)私が
術後に買ったワインカラーのジャケットを着て行ったことを
よく覚えている。

ジャケットに合わせた 濃いめの口紅を 
バッチリとひいて行ったことも、

常磐線の駅で待ち合わせた亭主が
このジャケットと口紅とを
「すごいな!」
と言ったことも、覚えている(苦笑)。



義父が筑波の方にある病院に行くというので、
亭主と私でイバラキへ向かった。

亭主は義父の仕事を肩代わりするために、
私は 義父を病院へ連れて行くために。





義父は 以前にも書いたことだが
検査や検診は 毎年キッチリと受ける。

その後の治療となると、腰が引けるのだが(笑)。



なんでも、以前からの義父の心不全は 
心房性のものだったが
それが 最近の検査で 
心室性のものになっていたのだという。

心房性は さほど心配はないが
心室性だと アブナイのだという。

「いつ突然死しても おかしくない。」
と医師に脅されていて
義父は 治療をする決心をした。






その治療は、なんでも、全身麻酔が必要なのだという。

短期間ではあるが 入院して 全身麻酔で、という。

最初の頃、亭主は「手術」と言っていたが、
メスを使うものではなかった。

そして なんでも
電気ショックを与えるものだという。

電気治療とは、ちょっと違うみたい?



私のイメージは
映画『E.T.』の中で 
E.T.と 少年とが受けていた治療、

あるいは アメリカのTV番組『ER』の中で
エリザベスなんかが

「○○にチャージ! 離れて!」

とか言いながらやる治療、あれだ。

最後に亭主は 
「おじいちゃんのドッカン治療」と呼ぶようになった。







こんなのが入っていた。 実家でも同じようなお供物のお菓子を用意していた。






私が義父と筑波に向かったのは
その「ドッカン治療」が無事に終わって
最初の診察の日だったのだ。

義父の車は 亭主のよりもずっとキレイ!

小さめな車なので 少し運転すれば すぐに慣れることは、
義母が亡くなった時に 
スーパーにインゲンを(苦笑)買いに行って 実証済み。

その日の筑波方面はお天気もよく、
おしゃべりも楽しく、
スムーズにドライブは続く。

ところが、なんだか、
道路の雰囲気が変わってきた。

「通り過ぎたんであんめか。」

「え~~~!!!」






私は悲しい田舎住まい、
片道一車線道路以外は 走り慣れていない。

ところが、筑波の学園道路は2車線だ。

それを 病院へは左折だというので
早めに亭主の実家を出て
ゆっくり左車線を走っていたのだ。

楽しくおしゃべりをしてるうちに
病院の看板を見落として
学園道路の向こうの端まで行ってしまったらしい。

なんとかUターンして、
今度は必死に右車線を行く。

どこで右折するかわからないのだから、仕方がない。



それでもどうにか看板をみつけて右折、
病院に着いて 意外に美味しい食堂でお昼を済ませ、
診察時間にピッタンコだった。

義父の心臓は ドッカン治療の後は
かなり良くなったようだった。



どんな医師に診せるかで 寿命が大きく変わる時代だ。

こういうのを 早く見つけて治療をするかどうか、で
その人の寿命は変わってくると思う。

義父は 明らかに 寿命を延ばしたのだ、と思った。



それともうひとつ思ったことは、
ひとり暮らしをしている義父には
人恋しい部分がある。

おしゃべりの相手が 本当はもう少し欲しいんじゃないかな。



テレビ東京

2009-02-01 | なんでもないこと
過日、新聞のテレビ番組の「試写室」という解説欄に

「テレビ東京には、
 “定型”にとらわれない ユニークな番組作りが目立つ。」

とあった。

近年、私は テレビ東京の番組に注目することが増えていたので
じっくり読んでみた。



文章は

「それが面白い場合もあれば、
 まとまりがつかなくなってしまう場合がある。」

と続く。






ツリー仕立てのギョリュウバイ。
去年の12月に ふたつ買って、表の玄関にシンメトリーに置いた。






「テレビ東京」(→参考:テレビ東京を彩る数々の伝説)。

以前は「東京12チャンネル」と呼んでいた。

子どもの頃の私にとっては 
アニメを見るための、第2・第3の選択のチャンネルだった。

今は そうではない。







12月にはクリスマス・ツリーに、
1月になったら梅の花に見立てられないか?
と思ったのだった。






月曜日。

『和風総本家』(→番組HP)。
時として
「それは間違いだ!」と言いたくなる内容のことがある(困)。



『カンブリア宮殿』(→番組HP)。
司会の村上龍の顔がアクドイ事以外は なかなかな番組。

顔がアクドイけれども、おそらく、この番組は 
村上龍だから、な部分もかなりあるのだろうと想像。

オベンキョーになって嬉しい。

考えさせられることも多い。

放送が見られる方には オススメしたい番組。






火曜日。

『開運!なんでも鑑定団』(→番組HP)。

中島誠之助氏の「いい仕事してますね~。」
のフレーズがヒットしたことでもおなじみ。

15年くらい前から放送されている。

不思議と、見ていて飽きない。

私は 日曜日の 昼の再放送を見ていることがほとんどだが。



『ガイアの夜明け』(→番組HP)。

『カンブリア宮殿』と同じく、「日経スペシャル」と冠が付いている。

こちらは、役所広司が案内人。

NHKの『プロフェッショナル』と同じ曜日・同じ時間なのが惜しい。





水曜日。

『いい旅夢気分』(→番組HP)。

これは、1000回以上の、長寿番組。

旅行番組の先駆けとなったものの一つだろうと思う。

実家で 一緒に見ていると、決まって母が

「いーな~あ。 

 オラ、ああいうどごさ いっぺん行ってみでえ。

 おめ、大人になったら、おっかさんのごど、
 連れでってくろ。」

と言うのだった。

今では 母もすっかり出不精になり、
そんな事を言われる心配もなくなった(苦笑)。

今は見ていない(苦笑)。






木曜日。

『チャンピオンズ』(番組HP)。

16年続いた『TVビチャンピオン』の後続番組。

時たま見ては 感心・感嘆していたひとりとしては、
どうして『TVチャンピオン』のままではいけなかったのか?
と思うんだけど。

下手な演出は不必要!





金曜日。

『世界を変える100人の日本人』(→番組HP)。

日本人のエライ人を紹介してくれる番組で、
見終わった後、すこ~~し、気分がいい(笑)。



『たけしの誰でもピカソ』(→番組HP)。

これも10年以上続いている番組。

バカバカしい内容や 好きではない内容の事もあるが、
見ないと「損をした!」と思うことがある。






土曜日。

『出没!アド街ック天国』(→番組HP)。

この番組も、古い!

1995年からの放送だとか。

知っている街が特集されると、一所懸命に見てしまう。

知ってる場所やお店が出てくると、
わけもなく、嬉しい(笑)。



土曜日は他にも 10時以降、
『美の巨人』、『地球街道』、『ミューズ』が並ぶ。






日曜日。

ソロモン流。 

衛星放送の『天地人』を見たいから、あまり見ないか(笑)。







ギョリュウバイ2本と、エレモフィア・ニベア2本を買い、
それに実生で生えていたこの万両(たぶん)を2本 鉢上げして 
鉢ごと左右対称に置いた寄せ鉢にした。
万両に実が付いたら嬉しいなあ。






テレビ東京ばかり見ているわけではないが、
「毎週見たい」番組が、予想以上に多い。

今期、私は
『天地人』、『ヴォイス』、『キイナ』を見ている。

あ、あと、いくつかの定番のバラエティー番組も。

なんだ、私って、けっこうTVっ子なんだなあ(苦笑)。

大忙しだね!(爆)







ビニールポットのまま冬を越す 去年買ったばかりのクリスマス・ローズ。
うつむきっぱなし(苦笑)の花も、つぼみも、純白!






「試写室」は
『タカトシの空飛ぶチェリーパイ』という新番組を
さんざん けなした後に、

「このまとまりのなさの中にこそ、
 面白さに変化する可能性も見えるような気がする。

 テレ東はやっぱり、魅力的だ。」

と結んでいる。

タカトシは嫌いじゃないけど、
この番組は・・・・・・まあ、見なくていいか(笑)。