整体に行って、針灸に行って、
そのあと新宿で待ち合わせ。
姉とふたりで下諏訪温泉に行ったのは、7月下旬。
二泊三日。
義兄が月遅れのお盆で忙しくなる前、
息子の期末テストや通知表などが済んだ後にした。
eeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee
このビオラには、‘ソルベ’と名前がついていた。
‘ソルベ’。
確か、シャーベットのことでは なかったかしら?
eeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee
「お姉ちゃんがねぇ。
あたしと一緒に温泉に行きたいんだって。」
何度目かに
「行きたいねぇ。」の話をした時に、姉は
「あんた、ほんとに、行けない?」と聞いてきたのだ。
行ける筈、ない、と私は思っていた。
そうしたら、亭主に言うと、
「行って来いよ。
お姉ちゃんとなら。」
という返事がすぐに返ってきた。
びっくりした。
心配でもあった。
私が家を空けるなんて、入院でもしなけりゃ
無理だと思っていたので。
いや、入院したから、
家族に(つまり、亭主に)免疫ができていたのか?
加えて、私の入院中&退院後の 姉の働きに
恩義を感じている亭主には
姉の要望は 絶対的に‘善’であり、
執行されるべき最優先事項である、
という雰囲気の、
「行って来いよ。」だった。
これは、行かねば。
今 行かないと、次、いつ行けるかわかんないし。
行き先は、私が要望を出して決めた。
姉は、行ければどこでもいいそうなので。
諏訪神社に行きたい(なんとなく)。
信玄の関係の史跡があったら(これもなんとなく)。
バラクラ・イングリッシュ・ガーデンというのが
どっかにあるはず。
マリーローランサン美術館が近かったら、そこにも。
義兄が作ってプリント・アウトしてくれたのは、
それらが全部含まれたコースだったけれど、
諏訪湖のほとりの温泉に二泊して、
ホテルの周りを散策する、という、
普通の人にはつまらなそうなコース(とは呼べないか?)を
姉と私は選んだ。
(蓼科は、今回とは別個に、また行かなくちゃ!)
いよいよ明日は温泉、という前の晩、
姉は
「心配になってきちゃった。」
と電話してきた。
閉所恐怖症ぎみ。
対人恐怖症ぎみ。
そして、姉は時々 パニック症候群みたいになるのだという。
「行こうよ。」
「でも・・・・」
「行こうよ。」
「・・・・・・じゃあ、とりあえず、新宿まで行ってみる。」
行こうよ。
だって、この冒険、私の7月の挑戦にするんだもの。
行ってきたら、いつもの掲示板に
「私も行って来たよ!」って報告するんだもの。
とは、言わなかったけど。
当日 午前、
恵比寿の整体師のところにいる私の
めったに鳴らないケータイが鳴った。
まだ家にいる姉からだった。
「まだ、なんか、不安でさあ。」
「え~~っ。」
そんなあ。
荷物もしっかり デイパックに詰めて、
手ぶらで歩ける用意をして出てきているのに。
「おいでよー。行こうよー。」
「じゃあ、新宿まで。」
そういえば心配性だったっけ?
新宿で会った姉は
「ここまで来たら 腹が据わった。」
とかなんとか言って、行く気になっていた。
よかったあ。
それは、本当に、のんびり・ゆったりした旅だった。
温泉もよかった。
最上階の温泉は 見晴らしもいい。
諏訪湖が少し煙っている。
混んではいない。
私は今回、タオルで胸を隠さずに
ぺたぺたと歩き回った。
露天風呂も 気持ちが良かった。
姉は露天風呂で出会ったオバサンと言葉を交わす。
「姉妹で温泉、いいねー。」
「ええ。でも、今回が初めてなんですよ。」
「これまでは 子供が小さかったり、
なんだかんだで、忙しくって。」
「そうだよねー。忙しいよねー。
そんでも、姉妹で来れるのは、いいよねー。」
「大きい方が、妹なんですよ。」
これは姉のモチネタ。
ホテルに用意された水は霧降高原からの湧水で、
とっても美味しい。
一夜明けて、朝湯に入った後、
美味しい水を水筒に分けてもらい、
(この時も姉はホテルマンにモチネタ披露。)
市内循環バスにのって 諏訪神社へ。
巨木が何本も立っていて、そんな中にいると、
人間がちっぽけなものに思えてくる。
平日とはいえ観光客が他にもいて、
人目を少しだけ気にしながら、
巨木に抱きついた。
大地の、生物の、地球のパワーを分けてもらえそう。
へんてこオバサン二人組。
小奇麗な店を見つけてお昼にしていたら
帰りの循環バスが来る時刻。
「どうする?」
「ゆっくり食べよ。」
「そうだね。」
ゆっくり食べて、タクシーで戻る。
最近あちこちで見かける、ガラス工房へも行った。
ガラスの美術館もある。
姉と私は 顔は似ていないけれど、
趣味は似ているのを再確認。
お土産を物色するのは、私。
「写真撮ろう。」というのも、私。
姉は 心のフィルムに 焼き付けている。
明るいうちにホテルに帰り、
最上階のお風呂へ。
気になっていたフット・マッサージを覗く。
だれか、ひとり入ってる。
椅子はふたつしかない。
女性ふたりが マッサージをしてくれるみたい。
姉は あまり乗り気ではなさそう。
「あたし、やったことないもん。」
私は 一度はやってみたいと、興味津々。
「あたしも、やったことないのよ!」
「じゃあ、ね。
お風呂から出た時に、空いていたらね!」
そしたら 空いていたので、ふたりで椅子に座った。
オンナふたりの、初体験。
ふたりだからこそ、できる挑戦。
ちっぽけでも、挑戦。
いい気持ちで、うとうと。
そんなに心配する事、なんにもないや。
一度 私が痛さのあまり「ひーーーっ」と飛び起きた。
一番ビックリしたのは、私の足をマッサージしてくれてた人。
姉は気づかなかったらしい。
寝ていたので。
パーキンソンで ゆっくりゆっくり動く姉と
関節痛で ゆっくりゆっくり歩く私。
ペアとしては、上出来の珍道中。
上野で別れる時、
私を見送ろうとする姉。
こんな時には しっかり者のお姉さんになる。
「今回、平気で行って来れて、
自信が付いたから、また行こう。」と頼もしい。
姉を心配する妹は 好きではないかもしれない。
「またね。」と私が先に電車に乗った。
そのあと新宿で待ち合わせ。
姉とふたりで下諏訪温泉に行ったのは、7月下旬。
二泊三日。
義兄が月遅れのお盆で忙しくなる前、
息子の期末テストや通知表などが済んだ後にした。
eeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee
このビオラには、‘ソルベ’と名前がついていた。
‘ソルベ’。
確か、シャーベットのことでは なかったかしら?
eeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee
「お姉ちゃんがねぇ。
あたしと一緒に温泉に行きたいんだって。」
何度目かに
「行きたいねぇ。」の話をした時に、姉は
「あんた、ほんとに、行けない?」と聞いてきたのだ。
行ける筈、ない、と私は思っていた。
そうしたら、亭主に言うと、
「行って来いよ。
お姉ちゃんとなら。」
という返事がすぐに返ってきた。
びっくりした。
心配でもあった。
私が家を空けるなんて、入院でもしなけりゃ
無理だと思っていたので。
いや、入院したから、
家族に(つまり、亭主に)免疫ができていたのか?
加えて、私の入院中&退院後の 姉の働きに
恩義を感じている亭主には
姉の要望は 絶対的に‘善’であり、
執行されるべき最優先事項である、
という雰囲気の、
「行って来いよ。」だった。
これは、行かねば。
今 行かないと、次、いつ行けるかわかんないし。
行き先は、私が要望を出して決めた。
姉は、行ければどこでもいいそうなので。
諏訪神社に行きたい(なんとなく)。
信玄の関係の史跡があったら(これもなんとなく)。
バラクラ・イングリッシュ・ガーデンというのが
どっかにあるはず。
マリーローランサン美術館が近かったら、そこにも。
義兄が作ってプリント・アウトしてくれたのは、
それらが全部含まれたコースだったけれど、
諏訪湖のほとりの温泉に二泊して、
ホテルの周りを散策する、という、
普通の人にはつまらなそうなコース(とは呼べないか?)を
姉と私は選んだ。
(蓼科は、今回とは別個に、また行かなくちゃ!)
いよいよ明日は温泉、という前の晩、
姉は
「心配になってきちゃった。」
と電話してきた。
閉所恐怖症ぎみ。
対人恐怖症ぎみ。
そして、姉は時々 パニック症候群みたいになるのだという。
「行こうよ。」
「でも・・・・」
「行こうよ。」
「・・・・・・じゃあ、とりあえず、新宿まで行ってみる。」
行こうよ。
だって、この冒険、私の7月の挑戦にするんだもの。
行ってきたら、いつもの掲示板に
「私も行って来たよ!」って報告するんだもの。
とは、言わなかったけど。
当日 午前、
恵比寿の整体師のところにいる私の
めったに鳴らないケータイが鳴った。
まだ家にいる姉からだった。
「まだ、なんか、不安でさあ。」
「え~~っ。」
そんなあ。
荷物もしっかり デイパックに詰めて、
手ぶらで歩ける用意をして出てきているのに。
「おいでよー。行こうよー。」
「じゃあ、新宿まで。」
そういえば心配性だったっけ?
新宿で会った姉は
「ここまで来たら 腹が据わった。」
とかなんとか言って、行く気になっていた。
よかったあ。
それは、本当に、のんびり・ゆったりした旅だった。
温泉もよかった。
最上階の温泉は 見晴らしもいい。
諏訪湖が少し煙っている。
混んではいない。
私は今回、タオルで胸を隠さずに
ぺたぺたと歩き回った。
露天風呂も 気持ちが良かった。
姉は露天風呂で出会ったオバサンと言葉を交わす。
「姉妹で温泉、いいねー。」
「ええ。でも、今回が初めてなんですよ。」
「これまでは 子供が小さかったり、
なんだかんだで、忙しくって。」
「そうだよねー。忙しいよねー。
そんでも、姉妹で来れるのは、いいよねー。」
「大きい方が、妹なんですよ。」
これは姉のモチネタ。
ホテルに用意された水は霧降高原からの湧水で、
とっても美味しい。
一夜明けて、朝湯に入った後、
美味しい水を水筒に分けてもらい、
(この時も姉はホテルマンにモチネタ披露。)
市内循環バスにのって 諏訪神社へ。
巨木が何本も立っていて、そんな中にいると、
人間がちっぽけなものに思えてくる。
平日とはいえ観光客が他にもいて、
人目を少しだけ気にしながら、
巨木に抱きついた。
大地の、生物の、地球のパワーを分けてもらえそう。
へんてこオバサン二人組。
小奇麗な店を見つけてお昼にしていたら
帰りの循環バスが来る時刻。
「どうする?」
「ゆっくり食べよ。」
「そうだね。」
ゆっくり食べて、タクシーで戻る。
最近あちこちで見かける、ガラス工房へも行った。
ガラスの美術館もある。
姉と私は 顔は似ていないけれど、
趣味は似ているのを再確認。
お土産を物色するのは、私。
「写真撮ろう。」というのも、私。
姉は 心のフィルムに 焼き付けている。
明るいうちにホテルに帰り、
最上階のお風呂へ。
気になっていたフット・マッサージを覗く。
だれか、ひとり入ってる。
椅子はふたつしかない。
女性ふたりが マッサージをしてくれるみたい。
姉は あまり乗り気ではなさそう。
「あたし、やったことないもん。」
私は 一度はやってみたいと、興味津々。
「あたしも、やったことないのよ!」
「じゃあ、ね。
お風呂から出た時に、空いていたらね!」
そしたら 空いていたので、ふたりで椅子に座った。
オンナふたりの、初体験。
ふたりだからこそ、できる挑戦。
ちっぽけでも、挑戦。
いい気持ちで、うとうと。
そんなに心配する事、なんにもないや。
一度 私が痛さのあまり「ひーーーっ」と飛び起きた。
一番ビックリしたのは、私の足をマッサージしてくれてた人。
姉は気づかなかったらしい。
寝ていたので。
パーキンソンで ゆっくりゆっくり動く姉と
関節痛で ゆっくりゆっくり歩く私。
ペアとしては、上出来の珍道中。
上野で別れる時、
私を見送ろうとする姉。
こんな時には しっかり者のお姉さんになる。
「今回、平気で行って来れて、
自信が付いたから、また行こう。」と頼もしい。
姉を心配する妹は 好きではないかもしれない。
「またね。」と私が先に電車に乗った。