ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

人間ドック・ショック 2004-胃カメラ

2005-04-30 | 健康オタク
8月の私の挑戦は 胃カメラだった。
人間ドックで 胃カメラを選択した。

考えてみれば、自分で努力することなしに
人に何かをしてもらうのは
挑戦とはいえないのかもしれないが。


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近所の藤。
毎年楽しみにさせていただいている。
今年も綺麗に咲いたところを見せていただいて、
ありがとう!

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ラクといえばラクな挑戦だったが、
選択をしたのは、確かに私。
結構悩んだ。

2003年の 生まれて初めての人間ドックの際に
(生まれて初めてバリウムを飲んだのだ)
若いギョロ目の医師に
「浴びる放射線量を考えたら、
 胃カメラのほうがずっといい。」

とか

「今は いいお薬があって、
 点滴の麻酔でウトウトしているうちに
 検査が終わって、
 検査が終わったら 
 点滴に入れた目が覚めるお薬で
 ぱっと目が覚めて 帰れるようになる。」

とか
聞かされていて、
胃カメラに挑戦しようと ずっと思っていた。



ところが 私の後に 亭主が
同じ検診センターで 検診を受けて、
私の勧めで胃カメラを飲んで、
ヒドイ目に合った、と言うのだ。

亭主は 麻酔の点滴はせずに
‘ヒデー不味い’薬を口に入れて 口の中を麻痺させて、
そのまま胃カメラを飲んだそうだ。

苦しくて 涙が出て 鼻水が出て 息が出来なくて
検診で死にそうになった、と言うのだ。



心はかなり揺れたが、これは8月の挑戦、
意を決して 胃カメラで申し込む。

検診センターから 徒歩1~2分の系列病院へ行くと、
看護士が 麻酔を使いたくないそぶり。

「麻酔で。」と重ねて言うと、
「どうして?」と聞かれる始末。

「胃カメラ、初めてで、怖いから。」
と正直に告げ、強情に麻酔を要求。

点滴は もちろん 健側の腕でお願いします、
と忘れずに告げる。



何が辛いって、最初に口に入れる(あとで吐き出す)
口の中を麻痺させる薬、
あれが 不味くって。

これさえなければなあ、と思いつつ 頑張るわたし!

検査室に入って、血圧だか 脈拍だかを測定しつつ、
若い医師に検査をされる。

そんなに苦しくはない。

初めのうちだけ、ちょっとね。

黒いコードが 目の前にうねうねしているが、
目をつぶると うとうと気持ちよく眠れそう。

眠れそうで、眠れない。

一度、むせた。
たぶん、自分の唾液でむせたのだろう。

誰かが背中をたたいてくれた。

検査が終わって、
看護士に むせたのを覚えているか、と聞かれた。
麻酔をうつと、そういうことがあるのだそうだ。



それから、検査が終わってから
しばらく休んだのだが、
「もっと寝たいよ~」という感じで
はっきりとは目覚めなかった。

空いているベッドを探して、
身体を支えてもらって移り、
そこでもう一眠り。
(でも眠れない。)

ようやく起きだすと、
必ずしも スタスタと 危なげなく
帰れるわけではないのだと
看護士が言う。

とにかく、麻酔はしたくなかったようだ。



今年のドックは どうしようかな。

バリウムを飲むのも、
何日も嫌な気分だし。