ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Live At The Orpheum / King Crimson

2022年06月27日 | プログレッシヴ・ロック

Live At The Orpheum / King Crimson (2015)

今頃になってキング・クリムゾン(King Crimson)にハマってしまった。昨年11月の来日公演の前に山ほど既発CDを買い求めたが、こちらもその1つ。2015年に発売されたライヴ盤で、前年のロサンゼルスはOrpheum Theatreでの公演を収録している。この時の北米ツアーは「The Elements Tour 2014」と名付けられ、約1ヵ月公演を行ったとのこと(その後は欧州、カナダ、日本へ)。最近はどんな演奏をしているのだろうと気になって、オリジナル・アルバムが揃う前に買ってみた次第。Orpheum Theatreは調べてみると2,000人規模だというからバンドの格にしたら随分と小さい会場だ。ストーンズ(The Rolling Stones)が2002年のリックス・ツアーで同じ名前の会場を使っていたので会場名に聞き覚えがあったのだが、調べてみるとそちらはボストンなので全く違う会場のようだ。

1枚物なので実際のライヴを追体験出来る訳ではないが、今も続くトリプル・ドラム体制がどんななのかのサンプリングという意味合いもあったのかもしれない。実際そのドラムが印象的な部分が多いし、音の振り分け方も左、中、右、と強調している感じがある。トニー・レヴィン(Tony Levin)のベースの鳴りがなかなか凄い。ジャッコ・ジャクジク(Jakko  Jakszyk)は、70年代前半の楽曲の雰囲気をよく再現しているヴォーカルで、やはりアメリカ人のエイドリアン(Adrian Belew)のあっけらかんとしたヴォーカルとは違い、当時の曲にはしっくりとハマっている気がする。にしてもこの人、ヴォーカル、ギターにスタジオ・ワークまで、器用だなァ。ある意味、御大フリップ翁(Robert Fripp)が目立たない1枚。ミニ・アルバムなのであっけなく終わる。

ネットにて購入(¥820)

  • Label ‏ : ‎ Discipline Us
  • ASIN ‏ : ‎ B00QJH5O9K
  • Disc ‏ : ‎ 1

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