ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ナトゥール・ビュフェー @愛知県瀬戸市

2022年06月26日 | 愛知県(尾張)

愛知県瀬戸市を散策。末広町商店街にある”トランシルヴァニア料理”の店「ナトゥール・ビュフェー」。欧州の地理には疎いが、トランシルヴァニアというとルーマニア領だそう。何でこの古い商店街にそんな店が出来たのかは知らないが、ずっと興味があって寄ってみたいと思っていた。この日は祝日で店が開いているかどうかの情報がなかったので、実はここに来るまでに昼を軽く済ませてしまったが、本来はこちらを目当てにしていた。店の前まで来ると素っ気ない飾りつけの店には数人の外国人が座って談笑しているのが見える。でも外に置いた小さな看板が無いと何の店かも分からないゾ。瀬戸にはなかなか来ることが出来ないのでやっぱり食べていこうと中に入ってみた。

4つあるテーブル席のひとつに腰掛ける。年配の主人が出てきて注文を訊いてくるが、そもそもメニューが無い。表に書いてあった”盛合せ”というのがあるかと尋ねると、「ナイ。鶏、豚、牛、ロールキャベツ、ドレガイイ?。」と。トランシルヴァニア地方でどんなのがメインなのか知識が無いので、どれが一般的なのか尋ねても「スキナノ。」と要領を得ない(苦笑)。出来れば現地で食べられているようなのを食べたいが、果たしてどうなのか分からず「牛」をお願いしてみた。後から入って来た客もあちらの人達で、英語ではないのでそちらの地方出身者だろうか。民族音楽が流れる中、異言語の会話をBGMにして、外国旅行気分で料理の出来上がりを待った。

しばらくして主人(ハンガリー出身だとか)がワンプレートの料理を持って来てくれた(これ、盛合せじゃないのか?)。プレートの上にはグリルした肉、マッシュポテト、オムレツ、ピクルス、コーン、ハムと豆を煮たの、そしてライスが盛られ、上から軽い味わいのトマトソースがかけられている。それぞれの料理の境界は曖昧なので、混ぜたりしながらナイフとフォークでいただいていく。牛肉はやや濃いめの味付けで水分は少なめ。カットしてトマトソースと混ぜたり、ライスと混ぜたり。トマトソースの酸味がちょうどいい繋ぎ役になっていて、なかなか旨い。バイクで来ていなかったらワインを呑みたいところ。見た目ほど重くなく、最後の方は全部を混ぜる感じで平らげて勘定してもらった。(勘定は¥900)

 


 

↓ 商店街にある薬局「中央堂」(建築詳細不明)。祝日だったので現役かどうかは分からなかったが渋い佇まいが残っている。

 

↓ 旅館だった「松千代館」(大正4年・1915・建造)。「松千代館再生の会」なる組織もあって、昨年クラウドファンディングも実施したようだが、中を覗いてみても何が企画されているかよく分からない。

 

 

 


 

ナトゥール・ビュフェー (Natúr Büfé)

愛知県瀬戸市末広町3-7

 

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