ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

果実香 @岐阜県各務原市

2017年12月21日 | 岐阜県(岐阜)

何やらトンデモないジュースがあると聞いてやって来たのは各務原市神置町の「果実香」。木曽川の堤防もほど近い田んぼの中にあり、車で通る道からも外れているので知っていないと来られない場所。駐車場に車を停めて店に入ると果物の箱がいっぱい陳列されている。小売りをしているので”果物屋さんがやっている喫茶店”という事なのだろう。店の中にはカップルや女性客も多いが、普通に近所のオッサンもコーヒーを飲みに来ている。フルーツが盛り沢山のモーニング・サービスで有名とのことなのだが、この日はもう午後遅い時間。大きめの相席テーブルに座り「メロンジュース」を注文した。

しばらくして運ばれたのはメロン(アールスメロン)丸ごとを半分に切ったもの。その果肉をくり抜き、中にたっぷりのジュースと果肉、そしてクラッシュ・アイスが入っている。す、すごい。そのほかにもカットしたリンゴ、みかん、小さなケーキが付いている。早速いただくが、もちろん文句無しに旨いジュース。氷で冷えていても甘みが強い。小さい頃、自分の長兄はフルーツパフェにのった小さいメロンにさえ異常な執着を見せていたが、そんな頃の彼にこれを差し出したら嬉しさのあまり昇天するだろう(笑)。ストローで吸うのだが果肉や小さな氷が邪魔してなかなか吸いづらい。果肉はスプーンですくって食べていく。家族以外の他人には見せられないオッサンの姿だ(笑)。添えてあった他のフルーツの味もさすがに素晴らしい。他のジュースも旨いんだろうなァ、きっと。次はフルーツの盛り合わせを。(勘定は¥600)

果実香 (かみか)

岐阜県各務原市神置町2-31-1

 

( 各務原 かかみがはら かみか 果物 フルーツ 果物屋 喫茶 喫茶店 フレッシュジュース 半玉 モーニング コーヒー 炭焼珈琲 )

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北京 (3) @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2017年12月21日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜高島屋の南、柳ヶ瀬のアーケード商店街にある中華料理の老舗「北京」へ。最近は”貸し切り”や”休み”に当たることが多く、ちょっと久しぶり。店に入っていつも座る一番奥の回転テーブルへ。店に入る前に店頭に表示されている日替わりのランチが「豚肉のXO醤炒め」だったのでちょっと惹かれてグラついたが、この日は最初から辛いものをと思っていたのでBランチの「四川陳麻婆豆腐ランチ」に決定。自分が店に入った時の先客は1組だけだったが、その後すぐに(1階部分は)満席に近くなる盛況ぶりだった。「ボーン、ボーン」と柱時計が大きな音で鳴ったのでちょうど正午になった頃、まずはいつもの鶏のスープが運ばれる。

しっかりと鶏のエキスが抽出された優しい口当たりのスープで、大根、人参、豆腐が入って玉子が溶かれている。少なめの野菜サラダは味噌風味のドレッシングで。そしてお目当ての「四川陳麻婆豆腐」が深めの鉢に入って運ばれた。それが普通でいったら2~3人前はあろうかという量。これだとご飯は何杯でもお代わりしてしまいそうだが、この日はお代わりはしないと決めていたので、心を鬼にして1杯だけでこの量の麻婆を食べていく(苦笑)。味付けはかなり濃いめ。甜面醤が多いのかな。辛さもしっかりとあるので「ひぃーひぃー」言いながら口に入れていく快感。じんわりと汗もかいてきてしだいに”麻辣ハイ”に(笑)。別に置かれた粉山椒は自分も愛用している「飛騨山椒」なのがうれしい。すでに辛いのに、たっぷり足して鮮烈な香りと痺れを増幅させる。やっぱりこれでご飯1杯は無いわ。最後はシンプルな杏仁豆腐で締める。相変わらず旨かった。

以前の記事はこちらこちら

※残念ながら2018年7月13日を以って閉店されました。

 


 

↓ 同じ通りの角に立つ「玉屋工芸社」(建築詳細不明)◇。壁面いっぱいの大きな看板はモザイクタイルで作ってある職人技。

 

↓ 「OK横丁」と同様にスナックが入居する「神室小路」。夜に来たことはないので営業しているのかは知らないが、再開発ではこちらも消えていく運命にあるだろうな。

 

 


 

 

中華料理 北京

岐阜県岐阜市神室町2-23

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 柳ケ瀬 やながせ ぺきん ペキン 中国料理 中華料理 名物北京式酢豚 鮎の春巻き 酢豚 ランチ 近代建築 再開発 )

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In The Beginning...The Mod Story : 50 MODern Dance Tracks / Various Artists

2017年12月20日 | ソウル・ファンク・R&B

In The Beginning...The Mod Story : 50 MODern Dance Tracks / Various Artists (2011)

1950年代から60年代にかけてイギリスで労働者階級の若者を中心に流行したスタイル「MOD」(モッド)をテーマにしたコンピ盤は数多くあるものの、その昔は権利関係が怪しい編集盤も沢山あり、選曲はいいものの、何だか音質がイマイチ、いつの時代の録音か不明、あるいはジャケやインナーが思い切り手抜き、みたいなのが数多くてなかなか心から楽しめるものは多くなかった。今までにも記事にしてきたこの「Not Now Music」は作りこそチープなものの、選曲も良く、音も問題無く、価格も激安なのでお勧めのレーベルだ。このモッドをテーマとしたコンピも2枚組に50曲を詰め込んてヴォリュームも充分。気になる選曲は、以下の通り。

<Disc 1>

1-01 The Mar-Keys - Last Night   
1-02 The Marvelettes - Please Mr. Postman   
1-03 Rosco Gordon - Just A Little Bit   
1-04 Bobby Parker - Watch Your Step   
1-05 Carl Lester & The Showstoppers - When You See Me Hurt   
1-06 Dave "Baby" Cortez - Hurricane   
1-07 Nat Kendrick & The Swans - (Do The) Mashed Potatoes, Pt. 1   
1-08 Bobby Bland Turn On Your Love Light   
1-09 James Ray - If You Gotta Make A Fool Of Somebody   
1-10 Chris Kenner - I Like It Like That (Part 1)   
1-11 The Contours - Whole Lotta Woman   
1-12 Bill Black - My Girl Josephine   
1-13 Bruce Channel - Hey! Baby   
1-14 The Miracles - Shop Around   
1-15 The Isley Brothers - Shout   
1-16 Paul Gayten - The Hunch   
1-17 Bo Diddley - I'm A Man   
1-18 Mary Wells - Bye Bye Baby   
1-19 Muddy Waters - Got My Mojo Working   
1-20 James Booker - Gonzo   
1-21 Arthur Alexander - You Better Move On   
1-22 The Shirelles - Baby It's You   
1-23 The Chantels - Well, I Told You   
1-24 Ray Charles - Unchain My Heart   
1-25 Phil Upchurch - You Can't Sit Down

<Disc 2>
  
2-01 Dick And Dee Dee - The Mountain's High   
2-02 The Marathons - Peanut Butter   
2-03 Don Covay - Pony Time   
2-04 Dee Clark - Hey Little Girl   
2-05 Diana Ross & The Supremes - Buttered Popcorn   
2-06 Bobby Bland - I Pity The Fool   
2-07 Joey Dee & The Starliters - Peppermint Twist   
2-08 Billy Preston - Volcano   
2-09 The Coasters - Searchin'   
2-10 The Drifters Sweets For My Sweet   
2-11 Freddie King - Hide Away   
2-12 Ernie K. Doe - A Certain Girl   
2-13 Maximilian - The Snake   
2-14 Marty Lewis - Satisfied With My Lovin'   
2-15 Huey "Piano" Smith & His Clowns - Don't You Just Know It   
2-16 Ike & Tina Turner - A Fool In Love   
2-17 Little Walter - My Babe   
2-18 The Duals - Stick Shift   
2-19 The Miracles Ain't It Baby   
2-20 Maurice Williams & The Zodiacs - Stay   
2-21 Etta James - I Just Want To Make Love To You   
2-22 Ray Charles - What'd I Say Pt. 1   
2-23 The Shirelles - Mama Said   
2-24 The Top Notes - Twist & Shout   
2-25 Phil Upchurch - You Can't Sit Down, Part 2

実際に当時のモッズがベスパに乗ってこういう曲を聴き漁っていたかどうかは知る由も無いのだが、労働者階級では現状を変えられない若者も数多くいただろうから、海を渡ったアメリカの音楽に対する憧憬はより強かったのだろうと想像する。こぞってこういうレコード(たぶんシングル盤)を探しては自慢していたんじゃないかな。ミック・ジャガー(Mick Jagger)なんかはアメリカのブルーズ・レーベル「Chess Records」に直接手紙を書いて、イギリスでは手に入らなかったレアなブルーズのレコードを通販で購入していたそうだから、どの時代にもマニアックな奴は居るものだ(ちなみに余談だが、その頃にその手紙を受け取ってレコードを送っていたのが、後にローリング・ストーンズ・レーベルの社長に就任するマーシャル・チェスだとか)。

閑話休題。ソウル、ブルーズ、モータウン、スタックス、ロカビリー、R&B、ジャズ、など呼び方や”くくり”は色々あれど、有名な曲、そうでない曲も含めてゴキゲンな曲ばかり。いつも不思議なのだが、レーベルも軽々と飛び越えてしまっているが権利関係とかどうなっているのかしらん…。もちろん自分が初めて聴いた曲もあるし、内容、曲順が新鮮。音質も揃っていて充分なクオリティー。

中古店にて購入(¥350)

  • CD (2011/12/20)
  • Disc : 2
  • Format: CD, Import
  • Label : Not Now UK
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鮨屋とんぼ @名古屋市中区・新栄 (※移転)

2017年12月20日 | 名古屋(中区)

昨年秋に開業し、名古屋ではこの1年で最も話題に上がった店のひとつ、新栄の立ち喰い「鮨屋とんぼ」へ。主人は日本橋の「吉野鮨」出身で、入ったことは無かったが以前は池下でも店をやっていた。開店当初は他の鮨屋の女将でさえ「行ってきた」と話題になることしきり。自分が出掛けた頃にはいつも行列が出来ていて、立ち喰いの店に並ぶのが嫌だったのでほとぼりが冷めてからにしようと、気になりつつも放っておいた。そして今さらながらやっとの初訪問。念の為に口開けの時間に伺ったら、さすがにすんなりと入ることが出来た。狭小の店舗は詰めれば7人ぐらい立てるのかな。握り手は主人ともう1人。壁に掛かった品札を見ながら、カウンターに置いてある値段ごとに色分けされたプラスチックの札を差し出して握ってもらう寸法。

最初から喰う気満々で来たので、酒はもらわずお茶だけにしておく。品札と冷蔵ケースの中のタネの様子を見ながら、順番など気にせず適当に食べたいものを2種類づつ次々と握ってもらった。頼んだのは、こはだ、本マグロ赤身、しめさば、さより、赤貝、鰹、平貝、かすご鯛、すみいか、車海老、煮はまぐり、しゃこ、穴子、だったかな。握り手2人で連携しながらも丁寧な客捌きでストレスは感じない。握りはやや小振りのちょうどいい大きさで、煮きりはあらかじめ塗られている。立って食べていることもあってスイスイと入っていく。値段は安いがどのタネの調子も良く、酢飯との一体感もいい。なるほど評判になるだけはあって旨い。最後に吉野鮨ならではの薄焼きの玉子と、海苔巻(干瓢巻)を追加して、滞在時間20分程で了。この日のようにスッと入れるのであれば通いたいなァ。(勘定は¥4,000程)

この後の記事はこちら

鮨屋とんぼ

愛知県名古屋市中区東桜2-18-30

 

( 名古屋 なごや しんさかえ とんぼ 寿司 鮨 鮓 江戸前鮨 江戸前寿司 握り寿司 握り 吉野鮨 吉野寿司 立ち食い そめいよしの 恵那 )

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とんきち (2) @岐阜県関市

2017年12月19日 | 岐阜県(中濃)

岐阜県関市で知る人ぞ知る呑み屋「とんきち」へ。薄暗い路地にいつものように赤提灯が灯っている。この日は仕事上の知人と一緒。知人は前に何度かこの店に来たことがあるのだとか。お母さんに瓶ビール(キリンラガー)を注文し、カウンターの上の大皿に入っていた惣菜を少しと、串を焼いてもらう。注文したのは「きも」「心ぞう」「はちのす」「せせり」など。どれも旨いが、どうしても仕事の話が中心になってしまうのでしっかりと串の旨さを味わえない(苦笑)。ま、たぶん喋るだけ喋って相手の話は半分も聞いていなかったと思うけれど(酔っ払いってそんなもの・笑)。(勘定は¥2,200/1人程)

という訳で別日に1人で訪問し直し(笑)。また瓶ビールをもらうが、この日はアサヒスーパードライしかなかった。まずは串を焼いてもらう。「きも」「心ぞう」「かわ」全部タレでお願いした。お母さんは切り分けた部位をその場で串に刺してから焼きに入る。「きも」はプリッとしていて鮮度の良さが分かるし、「心ぞう」はクニュッとした食感がイイ。「かわ」はパリッと油が落ちていて旨い。ビールと「どて煮」を追加。「どて煮」の濃い味付けは当然だが、どての質は良く、これまた旨い。ただ普通の居酒屋で出てくるものよりも量が多く、1人では持て余してしまうほど(と言いつつ前も食べているのだが)。コの字カウンターの斜め向こうに座った客のうちかなり酔っぱらった女性が甲高い大きな声を出すので鬱陶しい。ま、その相手をしているのはこの店の親父だけれど(笑)。親父もずいぶん酔っぱらっているようだ(※この店で親父は客席担当のようです)。頼んだものは残さない主義なのでどて煮も完食したが、さすがに単調になって帰ってから喉が渇いたなァ(と、またビールを呑む)。(勘定は¥1,900程)

以前の記事はこちら (1

この後の記事はこちら (3)(4)(5

 

とんきち

岐阜県関市宮地町4-20-101

 

( 岐阜 ぎふ 関 せき 関市 とんきち とん焼き とん焼 豚足 とんそく 酒場 焼鳥 焼き鳥 居酒屋 大衆酒場 串物 どて どて煮 )

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巴家 @岐阜県岐阜市

2017年12月19日 | 岐阜県(岐阜)

休日の昼時に岐阜市本郷町の串揚げの「巴家」へ。店の横に駐車出来るのだがいっぱい。仕方ないので少し離れた南の駐車場に車を停め、歩いて店へ。でも店に入るとなぜか先客は1組だけ。丸みのついたカウンターの席に座って「串揚げランチ」を注文。店はご夫婦でやっていらっしゃるようで、コックコートを着た主人が調理、給仕は奥様。目の前で調理が始まる。ひとつひとつ提供されるのではなく、盆にのった籠の上に5種類の串揚げがのせられ、ご飯と味噌汁、小鉢(枝豆とがんも)に漬物が置かれた。

串揚げは牛串、大きなアスパラガス、サツマイモ、うずらの玉子、ふぐの5種類(内容は都度変わるようだ)。串カツ(豚)中心かなと思っていたので意外。ふぐだけはポン酢を勧められ、他の調味料は塩とソースでいただく。ふぐはホクホクに揚がっている。ランチでふぐって珍しい。揚げたての串揚げは旨いなァ。これらのタネだとご飯というよりビールかなんか欲しいところ。グッと我慢しご飯を食べ進めていく。ただこの日のご飯の調子はあまり良くなく、残念。これは夜に来てビールだな、やっぱり。オープンキッチンなので目に付くフライヤー周りはもうちょっと綺麗だといいが、次は夜に串とビールを存分に味わいに。(勘定は¥880)

串あげ処 巴家

岐阜県岐阜市本郷町3-16

 

( 岐阜 ぎふ ともえや 串揚げ 串あげ ランチ 串あげランチ コース )

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鯱乃家 (2) @名古屋市北区・黒川

2017年12月18日 | 名古屋(東区・北区)

名古屋のカレーうどんの元祖「鯱乃家」へ。創業は昭和51年(1976)とのこと。先日、驚いた事にいつも客でいっぱいだった出来町通りの「清明山店」が閉店し、これでこの店の系譜を正当に引き継いでいるのは「犬山店」と小牧の「歩々亭」のみとなってしまった模様。店に入るとカウンターに座っている先客はひと組。でも様子から見ると主人のご家族かな。もちろん「カレーうどん」を注文。この系譜に来るといつも”冷たいの”(水で締めたうどんに熱いカレーがかかったもの)ばかりだったが、この日は普通のカレーうどん。他に客がいないのと、下茹で済みの麺があったのであっという間に提供された。

カレーの中には葱、肉片、蒲鉾、揚げが入っている。麺は茹で置きをゆがいただけだったがしっかり角が残ってダレていないので印象はいつもとあまり変わらなかった。寒くなってきたこともあって熱くてもスルスルと入っていく。餡のとろみも辛さもちょうど良く、いい感じ。いつも店に入ると、つい自動的に「カレーうどん」と言ってしまうが、次こそは「絹カレー」か「カツカレーうどん」、あるいはカレーでない「さしみたぬき」か何かを頼んでみようっと(←きっとまた「カレーうどん」と言うな…)。(勘定は¥700)

以前の記事はこちら

系譜の店の記事はこちら 「犬山店」、「清明山店」(※平成29年10月閉店)

 

鯱乃家

愛知県名古屋市北区田幡2-14-1

 

( 名古屋 なごや 黒川 しゃちのや 本店鯱乃家 若鯱家 わかしゃちや 清明山店閉店 カレーうどん 元祖 )

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Smiley Smile, Wild Honey / The Beach Boys

2017年12月18日 | クラシック・ロック

 

Smiley Smile, Wild Honey / The Beach Boys (1967)

ビーチ・ボーイズ(The Beach Boys)が1967年に発表したオリジナル・アルバム「Smiley Smile」と「Wild Honey」(写真下)を2in1にして数曲追加したCD。ブライアン・ウィルソン(Brian Wilson)の傑作「Pet Sounds」と、それに続く作品となるはずだった「Smile」。もう語り尽くされた感があるが、結局精神的に破綻したブライアンはアルバムを完成させることが出来ず、収録予定だった曲のいくつかがこの「Smily Smile」に収録され、幻のアルバムとなる。自分がビーチボーイズを初めて聴いたのは、もうすでに懐メロバンド化した頃(80年代初め)。もちろん全然気に入らず、アルバムは全く持っていなかった。世間の評価も芳しくなく、今のように色々な音源が発掘されたり、研究されたりという雰囲気じゃなかったと記憶している。それがだんだんと再評価され、自分もCDで「Pet Sounds」を買ったり、当時一番センスの良かったグレイテスト・ヒッツ盤を買ったりした。そのベスト盤にこの2作品に収録されている曲も入っていたが、従来の能天気なサーフィン、ホットロッド系の曲とはまるで違う雰囲気だったので興味が湧くようになり、買って聴くようになった。

自分は後年にブライアンが再演までした「Smile」の世界観はいまだによく知らないが、ここに収録されている曲群は、流麗なコーラスは登場するものの、どこか暗い雰囲気も持ち合わせていて、奇妙な効果音や楽器を挿入したり、イフェクトを多用したりとポップとは言い難いサウンドが展開されている。それらは当時のブライアンの精神状態を反映したものなのか、過渡期のバンドがなせることなのか、それとも時代(ビートルズは「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」を、ストーンズは「Their Satanic Majesties Request」を発表した時期)がそうさせたのか、何とははっきり言えないが、”正気の沙汰”ではない何かを感じさせる。「Wild Honey」を初めて聴いた時には、カール(Carl Wilson)のヴォーカルの荒れっぷりに驚いたものだ。その混沌としたサウンドが、昔ならともかく、今となっては何だか魅力的に感じるんだから面白いもの。

中古店にて購入(¥540)

  • CD (2001/4/20)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Extra tracks, Import, Original recording remastered
  • Label : CAPITAL

 

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末広堂 (2) @岐阜県美濃市

2017年12月17日 | 岐阜県(中濃・老舗)

仕事で岐阜県美濃市に居たのでちょっと寄り道をしてアイスクリームの「末広堂」へ。創業は昭和29年(1954)。店の入口の横に窓口があり、そちらで購入する。この日はいつもここに座っていらっしゃったご高齢のお母さんではなく主人が応対(ちょっと心配)。いくつか新作(柿、桜など※)も出来ていたようだったが、この日は「抹茶アイスモナカ」をお願いした。

※今年の4月に新発売されたのだそう

すぐに車に戻って、車の中でいただく。分厚い最中種(皮)の中にはとてもあっさりとした口当たりのアイス。静岡産の抹茶が入っているという抹茶アイスは、抹茶の風味が強い訳ではないが後味がとても良く旨い。サクッとした最中種と一緒に食べても口の中がモタっとしない。やっぱりここのアイスは好みだ。次は最中種からして違うという新作の「柿」と「桜」の両方いってみましょう。(勘定は¥130/個)

 以前の記事はこちら

 

末広堂 (末広堂美濃アイス)

岐阜県美濃市俵町2636

 

( 美濃 みの すえひろどう 美濃アイス 末広堂美濃アイス アイスモナカ アイス最中 新作 ) 

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ボーデン @岐阜県岐阜市

2017年12月17日 | 岐阜県(岐阜)

平日でも休日でも店の前を通るといつもやっているという印象の長良橋通り沿いのカフェ・レストラン「ボーデン」(第3土曜だけ休みだそうです)。以前に店の前を歩いていた時に店頭に掲示されていた洋食やら定食のメニュー写真の豊富さを見ていて、いつか入ろうと思っていた。いつもやっているのでどんどん後回しになり…やっとの訪問。創業して40年以上は経っているようだ。隣の建物との間から裏の駐車場に入れるようになっている。車を入れて店の中へ。店に入ると片側の壁一面の棚と手前のラックにずらっと雑誌が揃っていた。いったい何種類あるんだろう。スゴイ。いわゆる昭和喫茶の風情がある店だと予想していたが、BGMにジャズが流れちょっと洒落ていて意外。腰を下ろしてすぐにランチメニューも運ばれたが、迷うほどの品数。ぱっと見ただけでは何推しなのか分からないが、”バーグ”の文字がよく目に付いたので、「鉄板バーグナポリタンB」を注文。ちなみにAはボリュームが多いようだ(メニューには”ポリーム”と書いてあったが・笑)。雑誌を数冊持ち出してペラペラとめくっていると、しばらくたって鉄板スパが運ばれた。

鉄板ステーキ皿の上には普通の太さのスパゲティーナポリタン、そしてその上にドーンとハンバーグがのせられている。ハンバーグの上にはケチャップ。他にはソーセージが1本。玉子液は周りから流し入れられているのかな。これに和風ドレッシングのかかったサラダが添えられている。エクストラ調味料はタバスコの瓶だけで粉チーズは無し。早速スパゲティーを手繰る。ミックスベジタブルが沢山入っていて麺量はやや少なめ。きっとAを選ぶとずっと多いのだろう。しっかりと濃いめの味付け。上のハンバーグは肉が詰まったタイプ。提供はそんなに時間がかかった訳ではないので最初に火入れはしてあるのかも。玉子液は早くも固まりつつあったので、初めのうちから麺に絡ませていただいた。次は好物のオムライスか、それともご飯のお代わりも出来るという定食か。(勘定失念)

 

カフェ・レストラン ボーデン

岐阜県岐阜市矢島町2-61

 

( 岐阜 ぎふ 喫茶 喫茶店 BORDEN ランチ 日替りランチ 洋食 定食 鉄板スパ スパゲッティ 鉄板スパゲティー モーニング 伊奈波神社 )

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