ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Dancing In Berlin / Berlin

2021年10月15日 | エイティーズ

Dancing In Berlin / Berlin (1987)

80年代にエレクトリック・ポップで活躍したベルリン(Berlin)。英国出身バンド全盛の中で気を吐いたアメリカ人によるバンド。紅一点でヴォーカルのテリー・ナン(Terry Nunn)にコケティッシュな魅力があった。歌詞はあからさまにセックスを歌った曲が多く際どく、その名も「Sex (I'm a...)」という曲もあった。自分が彼女らを知ったのはその曲のPVか、テレビ放送された「US Festival」でのライヴ映像(1曲のみ)を見たのが最初だと思う。ただ当時彼女らのアルバムは地元の小さなレコード屋にはもちろん置いてなく、自分は84年に発売された「Love Life」を先に買って、82年の「Pleasure Victim」はその後にアメリカでカセット・テープ(!)で購入した(←まだ持っている)。彼女らの大ヒット曲といえば映画「Top Gun」の主題歌だった「Take My Breath Away」だが、もうその頃には自分の興味は失せていて…。

こちらはそんな彼女らの代表曲の別ヴァージョンを集めた企画盤CD(収録曲は下に記載)。これ、元々アナログで発売された日本独自企画だったようだ(全然知らなかった)。全て当時のままのヴァージョン。自分は80年代に多くのアーティストが足をつっこんだ12インチ・シングルの別ヴァージョン(当初はロング・ヴァージョンが多かった)が大好きだったので、これらの曲も一部はコンピ盤などで聴いていたが、CDで発売されていたとは知らなかった。聴きまくった楽曲のロング・ヴァージョンやダンス・リミックス。懐かしい。この頃はまだ原曲のイメージをそのまま残したアレンジが多かったので、聴き慣れた楽曲の改変が面白くてハマったなァ。色んなアーティストの”ヴァージョン”を集めたものだが、当時12インチ・シングルは¥1,200~2,000くらいだったので、ガキの小遣いでよく買えていたものだ。80年代も半ば過ぎになると原曲の雰囲気を留めていない突拍子もないヴァージョンが増えてしまい、自分の興味も薄らいだ。

01 Masquerade (Extended Version)
02 Like Flames (Extended Version)
03 Sex (I'm A...) (Long Version)
04 Dancing In Berlin (Dance Re-Mix)
05 You Don't Know (Extended Re-Mix)
06 The Metro (Re-Mix)
06 No More Words (Dance Re-Mix)

ネットにて購入(¥580)

  • Label ‏ : ‎ Mercury
  • ASIN ‏ : ‎ B005IF3982
  • Disc ‏ : ‎ 1

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 栄屋 (4) @岐阜県関市 ... | トップ | へそまがりラーメン (2) ... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
愛は吐息のように (ムンドリ)
2021-10-15 20:16:54
ぼくは”Take My Breath Away”トップ・ガンの主題歌を歌うベルリンしか知りませんでした。こんな尖ったエレクトリック・ポップをやっていたんだ。

12インチ・シングルの別ヴァージョン(ロングヴァージョン)、ナントカかんとかMixなんて当時流行ってましたね!
返信する
Unknown (ハリー)
2021-10-15 20:30:47
ムンドリさん、こんにちは。

>尖ったエレクトリック・ポップ

ホント、アメリカ人らしからぬ耽美というかアンニュイな雰囲気を持ったバンドで大好きでした。あの映画で大ヒット
したのですが、その後長続きしませんでしたね。

>ナントカかんとかMixなんて当時流行ってました

私、あれにハマったクチです(笑)。レコード収集には(金銭的に)限界がありましたが、今でもPCにはネット上の
色んなところから集めた当時(85年位までの)のヴァージョンが山のように…。でもヒップホップが流行り出してくると
換骨奪胎しすぎて逆に興味を失ってしまいました。好きだったのはロング・ヴァージョンとかシンプルなやつなんです。
返信する

コメントを投稿

エイティーズ」カテゴリの最新記事