ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

飯田 (3) @岐阜県大垣市 (※閉店)

2018年11月22日 | 岐阜県(西濃)

岐阜県大垣市のJR大垣駅を出て東に向かって商店街を歩いていくとその端にあるお気に入りのお好み焼き屋「飯田」(と呼んでいるが店名はどこにも書いてない)。昼過ぎ頃から店が開く、お母さんが1人でやっていらっしゃる店だ。界隈は日曜休みの店ばかりなので、日曜でも開いているのはよそ者にとっては有難い。暖簾が掛かっていたので店に入るが電気が落としてあった。お母さんの姿が見えたので「いいですか?」と声をかけるとすぐに電気を点けてくれた。まずはビールを。お母さんに「ビール貰うよ。」と土間の冷蔵庫から出そうとすると「こっちが冷えとるで出すわ。」と調理場の冷蔵庫からアサヒのドライ大瓶を取り出して、最初の1杯は注いでくれた。

以前から頼んでみたかった肉類をお願いする。「砂肝」と「レバー」。お母さんが冷蔵庫からそれぞれを出し、鉄板に火を入れて準備。鉄板に転がした砂肝は塩胡椒のみの味付けで蓋をして蒸し焼きに。量はしっかりと1人前。平皿に盛られたそれをつまみながらビールを流し込む。添え物は千切りキャベツ。「レバー」はややしっかりめに火を入れ、これも平皿に。同じく味付けは塩胡椒のみ。ちょっと塩加減は強め。こんな若輩にも丁寧な言葉で受け答えして下さるお母さんとしばしの世間話。そういえばいつ来てもその佇まいに虜になってしまっていた向かいのうどん屋(日の出食堂)の建物がとうとう取り壊されていたことを尋ねると、7~8年前までは営業していたのだそう。どこもかしこも取り壊した後には駐車場にしかならないので「この辺もつまらん町になってまった。」と嘆いていらっしゃった。ついでにこの店はいつからと尋ねると「45年くらい。」とのこと。まだまだお元気そうなので大丈夫。次は「焼めし」を頼もうっと。(勘定は¥1,200程)

以前の記事はこちら (1)(2

※閉店されました

 


 

↓ こちらも前を通るたびに写真を撮ってしまう素晴らしい佇まいの高屋町の食堂「玉屋食堂」跡。

 

 


 

飯田 (飯田お好み焼店)

岐阜県大垣市錦町6

 

( 大垣 おおがき 大垣駅 飯田 いいだ お好み焼 お好み焼き おこのみやき 焼そば 焼きそば やきそば やきめし 錦街商店街 近代建築 麺類食堂 大衆食堂 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする