ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

一冨士 @名古屋市中区・伏見

2018年11月25日 | 名古屋(中区 老舗)

用事が早く済んだ平日の午後。昼営業には遅く、夜営業には早い時間帯。最近は中休みを取る店ばかりで困ってしまうが、老舗には中休みを取らない店もまだ残っている。次の予定にはまだ時間が沢山あったので休憩がてら鰻屋を居酒屋代わりに使ってみた。店は伏見・広小路沿いの「一冨士」。創業は大正12年(1923)という。店に入るとさすがに客は1組の老夫婦のみ。テーブル席が並んでいるのでひとつに腰掛け、洋装の女将さんに「日本酒」(日本盛・特撰)と「きもてり」をお願いした。燗は温めでお願いすると「鈍燗(どんかん)でいいですか?」と確認されるのはこの地方の老舗らしい。すぐに袴をはいた徳利と猪口が用意される。ゆったりとして静かな店内で腰を下ろせる幸せ。

しばらく待っていると「きもてり」が到着。最近は鰻の高騰で肝焼きも値が張る酒肴になってしまったし、出てくる肝も貧弱な事も少なくないが、こちらのは来てみてビックリ、とても立派な大きさの肝の炙りたてが6つ程。甘辛のたれで焼かれた肝は何とも旨い! 思わず品書きを見返してしまったが物凄く値打ちだ。つい「う巻き」も追加。こちらの「う巻き」は崩した身が巻いてある大きいものが2つ。綺麗な色味で焼かれた玉子の部分は淡い味そのままで、身の部分の味付けも濃くはない。これもいいなァ。最高の小休止になった。他の酒肴も多いので、このまま他のつまみで呑んで鰻丼に突入したくなったが、予定があるのでこの辺で。また居酒屋使いしてしまいそう…。(勘定は¥1,750)

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うなぎ ふぐ料理 一冨士

愛知県名古屋市中区栄2-2-7

 

( 名古屋 なごや 伏見 ふしみ いちふじ 一富士 鰻 河豚 日本料理 老舗 広小路 どんかん 鰻丼 うなぎ丼 )

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