ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

飯田お好み焼き店 @岐阜県大垣市 (※閉店)

2015年07月13日 | 岐阜県(西濃)

久しぶりに岐阜県大垣市を訪れた際に、前から気になっていた店を訪問。駅から東に歩いていったところにある「飯田お好み焼き店」(本当にこの店名なのか分からない)。昔はさぞかし賑わっただろう商店街にあり、店の佇まいは完全に「昭和」のそれ。ふた昔前くらいまでは、こういう雰囲気の店がどの街にもあったものだが、最近はあまり見かけなくなってきた。あまりにも地元密着過ぎて、若干入りづらい雰囲気が無きにしも非ず。わざわざ暖簾が掛かっているサッシの引戸から入ったら、鉄板と常連客のすぐ目の前でびっくり。横が開け放しだったので、そこから入ればよかったか。焼き場の中には高齢の女性主人が1人。テーブル席の常連客はもうお酒が入っているらしく上機嫌。他にも何人か先客が。皆地元の人ばかりのようだ。土間のテーブル席のひとつに座り、店の壁に貼られた品書きから、物腰やさしいお母さんに焼そば(肉玉)とビールを注文。ビールは銘柄も訊かれ、キリンを選択。こういう店で選べるというのも素晴しい。お母さんは全部1人で切り盛りしているので、注文が入ると忙しくなる。それでも常連客と楽しそうにしゃべりながら、てきぱきと鉄板調理が続く。

素晴しい手際で、思ったよりも早く平皿にのせられた焼そばが登場。ごく普通の焼そばかと思ったら、麺は細平打ちで、食感も良く、すごく旨い。ソースの加減もちょうどいい。上にのった目玉焼きの焼き加減も完璧。途中で目玉焼きの黄身を崩して麺に絡めて食べると、また旨い。のんびりとした雰囲気の中、冷たいビールで喉を潤しながら、あっという間に食べ切った。うーん、ここは天国かも(笑)。品書きは意外に豊富で、お好み焼き、ネギお好み、焼めし、焼そば、モダン焼、焼うどん各種の他にも焼肉、砂肝、レバーなんてものもある。そうか、お母さんにこれらを焼いてもらってビールを呑んで、締めにもうひとつ炭水化物で腹を満たす。それが出来たら本当に天国だ。値付けも安いし、こんな店が近くにあったら、寄ってばかりで大変(笑)。もう、また行きたくなってきた。(勘定は¥1,000程)

この後の記事はこちらこちら

※閉店されました

 

 ↓ 斜め向かいにあった食堂の跡。素晴しい旭日看板と佇まい。「薄利多賣」の文字が力強い。いつ頃まで営業していたんだろう。

 

飯田お好み焼き店

岐阜県大垣市錦町6

 

( 大垣 大垣駅 飯田 いいだ お好み焼 焼きそば 焼きめし 錦町商店街 )


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