ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

松月堂 @岐阜県中津川市

2017年11月03日 | 岐阜県(東濃・老舗)

今や「栗きんとん」で全国区になった岐阜県中津川市。この日も「すや」の本店には行列が出来ていた。「すや」や「川上屋」の他にも有名な和菓子屋が多くあり、どこも栗きんとんを出している。駅の横のビルにある物産館では各店舗の栗きんとんを詰め合わせた便利なものも売っていた。ま、便利ではあるが、それって興醒めでもあるので(笑)、ちゃんと店を廻ってみる。訪れたのは太田町の商店街にある創業明治40年(1907)の「松月堂」。”栗”と大きく書かれた暖簾をくぐると中はモダンなしつらえ。店内にも積み荷の箱が置いてあるところをみると、最盛期を迎えて通販等が忙しいのだろう。

若い店員さんに6個入った箱入りの「栗きんとん」をお願いした。勘定をすると「こちら栗きんとんを作った時に出た”おこげ”です。よろしかったらどうぞ。」とビニール袋に入ったおこげをいただいた。これは嬉しいなァ。家に帰って父母と嫁とひとつづ「栗きんとん」をいただく。肌理細かくしっとりとした口当たり。甘味は抑えめ。栗きんとんで大きく外すことなどないが、これもまた旨い。おこげは仕事中のお茶請けとしていただいた。焦げたといっても真っ黒なわけではないので香ばしく、硬い食感ではあるが栗の風味も甘みもちゃんと残っていてめっぽう旨い。とても嬉しいプレゼントだった。(勘定は¥1,539)

 

 


 

↓ 店の横の路地を入ってすぐの「梅信亭弁当部」(建築詳細不明)。日本家屋の表に近代建築らしい構えがくっついている。ここって駅構内でそば・うどんを出している「梅信亭」なのかな?

 

↓ その向かいに立つ建物(建築詳細不明)もかなり年季が入っていそう。シンメトリーな造りがまるで銭湯の入口のよう(そうだったとか…?)。

 

↓ すぐその先の日本家屋も素晴らしい建物(建築詳細不明)だった。2階の大きなガラス窓や欄干、鶴が描かれた鬼瓦も素敵。

 

 


 

御菓子司 松月堂

岐阜県中津川市太田町2-5-29

 

( 中津川 なかつがわ しょうげつどう 御栗菓子 くりきんとん 栗菓子 老舗 和菓子 おんかしつかさ おんかしし 近代建築 ばいしんてい 駅そば )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする