ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

源蔵本店 @広島県広島市

2017年08月16日 | 広島県

取引先との宴会が終わり、速攻で外出。営業時間内に辿り着けるか分からなかったが、慣れない訪問先の路面電車で「猿猴橋(えんこうばし)町駅」まで行き、訪れてみたかった酒場「源蔵本店」へ(写真は暖簾を仕舞った後に撮影)。ラストオーダーが9時頃のはずなので、何とか間に合った。早速中に入るとほぼテーブルが埋まる盛況。小さい子供を連れた家族連れも居てとても賑やか。意外と広い土間の奥のテーブル席が空いていたので腰かけて、給仕のお兄さんに酒(「酔心・生酒純米酒」ブナのしずく・写真下)をお願いする。酒肴に「小いわし刺身」を頼むも「まだ入っていない」とのこと。「今日は〆さばがいいですよ」と勧め上手なお兄さんにノッてそれをもらう。このお兄さん、酒を持って来てくれた時も「チェイサー要りますか?」と水を持って来てくれたり、1人の自分を見て「新聞読みますか?」と持って来てくれたりと、とても気が利く。サラリと言ってくれるのも嬉しい。これだけでこちらの気分は上々だ。

お兄さんの言葉通り「〆さば刺身」は鮮度良く、浅い絞め具合でとても良い。追加したのは「鳥もつ煮」。こちらはかなり濃いめの味付け。キンカンはスライスされている。他に運ばれていく酒肴を見てもどれも旨そうだ。広島カープのテレビ中継を見ながらデイリースポーツを拡げて(笑)、しばし広島市民気分になりつつ少しの時間を楽しんだ。どんどんやりたいが涙の(店の)タイムアップ。すでに暖簾は中に仕舞われているので長居は出来ない。後ろ髪を引かれる思いで勘定してもらった。もっと時間があればなァ…。でもほんの少しでもこの”いい酒場”の空気を感じられただけでも幸せ。次に広島へ行くことがあっても絶対に寄ってみたい。(勘定は¥2,080)

 


 

↓ 前日の昼間に地元ガイド付きで訪れた「原爆ドーム(旧・広島県物産陳列館)」(大正4年・1915・建造)。その時は人でごった返していて、とても静かに思いを馳せる雰囲気でなかったので、翌日早朝にホテルから歩いて改めて訪れてみた。前日とは全く違う静謐な空気が漂う原爆投下から72年経過したドームの下で、しばしその重い歴史を考える。合掌。

 

 

 


 

 

大衆食堂 源蔵本店

広島県広島市南区猿猴橋町5-18

 

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