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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Original Album Series / The J.Geils Band

2014年05月22日 | クラシック・ロック

Jgeils

Original Album Series / The J.Geils Band (2010)

J・ガイルズ・バンド(The J. Geils Band)はブルースをルーツに持つロックン・ロール・バンドだが、不思議と暗さとか苦しみとかは感じさせない明るさが特徴でもある。恋多き、せつない歌詞の歌でもピーター・ウルフ(Peter Wolf)が歌うと、笑い飛ばしてしまえるような快活さが魅力。バンドとしては何と言ってもマジック・ディック(Magic Dick)がブロウするハープの音が最高にかっこいい。自分はピーターの声が好きなので、彼が脱退したあとはピーターのソロに興味が移った。その後バンドは消滅し、何度も再結成を繰り返しているようだ。

これは最近いくつか購入している5枚組オリジナル・アルバム・シリーズのひとつ。J・ガイルズ・バンドの初期5枚を収録。紙ジャケだが、そちらは(たぶん)オリジナル仕様ではなく、アルバムとディスクを分かり易くするためか、ジャケットの縁が5色に色分けされており、ディスクの色と合わせてある。ま、どのみち簡易ジャケでクオリティを求めるものではないから便利でいいか。自分はライヴの3作目(72年)以外、どのアルバムも持っていなかったのでお買い得だった。80年頃のポップ路線から入ったので(故に髭面のピーターにも慣れていない)、最初期のアルバムはもっと泥臭いかなと敬遠していたが、何のことはない、洗練はされていないものの、やっぱりご機嫌な内容だった。バンドとして日本への来日経験はあるのかな?

81年のローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)の全米ツアーの前座3アーティストのうちのひとつがJ・ガイルズ・バンドだったらしい。そんなツアーを見る事が出来たら最高だったろうなぁ。ちなみに残りはジョージ・サラグッド(George Thorogood )とプリンス(Prince)!。ジョージ・サラグッドは、のちに(84年頃だったか?)通信販売にて高額で手に入れたブートレグ・VHSビデオ(「ハンプトン’81」)に収録されていたので見た事があったが、J・ガイルズ・バンドの映像は無く、見たことがなかった。この2つのバンドはとても好意的に受け入れられたそうだが、プリンスは…ミック(Mick Jagger)のいち押しだったらしいが、ブーイングの嵐だったそう(笑)。まだまだ全米では知られていなかった頃のプリンス、ちょっと早過ぎだったんだろう。

それにしてもピーターのソロ第1弾で(個人的に)名作の「Lights Out」が永い間廃盤のままだが、いっこうに再発されない。アナログしか持っていないから再発してくれないかなぁ。彼のソロはどの作品もとてもいい出来なのに、なんか扱いが不当というか不運な感じがする。

オークションにて購入(¥1,360)

  • CD (2010/2/27)
  • Disc: 5
  • Format: Box set, CD, Import
  • Label: Warner Music
コメント (2)
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