ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Earphoria / The Smashing Pumpkins

2014年05月02日 | オルタナティヴ・ロック

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Earphoria / The Smashing Pumpkins (2002)

以前VHSで発売されていたビデオ作品で、スマッシング・パンプキンズ(The Smashing Pumpkins)のライブ音源(TVショー出演時など)等をコンパイルした作品「Viewphoria」のCD版。映像はずいぶん前に見たが、若干チープなビデオ画像でTV番組っぽさがあり、まだこの頃のビリー・コーガン(Billy Corgan)は坊主頭じゃなかった。神経質そうで、ひ弱な外見のメンバーだが、ギターは轟音で印象的だった。今まで知らなかったがDVD化されているみたいだ。

自分にとっての彼らの最盛期はボックス・セット「Aeroplane Flies High」を発表した頃じゃなかったかなと思う。もちろん名作「Mellon Collie & the Infinite Sadness」を発表したすぐあと。あれだけの名大作を出したばかりで、5枚組マキシ・シングル集という寄せ集めだったにも関わらず、不思議な統一感があり、素晴しい出来だった。今でも愛聴している。この頃の彼らはやること成すこと冴えていて、ノリに乗っている感じだった。その頃のライヴに参加出来なかったのが悔やまれる。そうこうするうちにバンド内に色々なトラブルが持ち上がり、メンバーが変わったりしたので、のちに出たアルバムを聴いたりしてもいまいちのめり込めない状況が続き、自分の中の関心はフェード・アウト。

このアルバムを聴いても(時期的にはちょっと前だが)ライヴ演奏の凄さの片鱗は窺える。ハードな音と繊細な音のコントラストが魅力で、どの曲もテンションは高い。でも寄せ集めなのとスタジオ音源も入っているので、さすがに純粋にライヴ作品としては捉えにくい。あの絶頂期にしっかりとしたライヴ盤を発表出来ていたら大名盤になったんじゃないだろうかと夢想する。デラックス・エディションのボーナスとかじゃなくてしっかりとしたライヴ音源発掘なんて事にならないだろうか。

中古店にて購入(¥480)

  • CD (2002/11/5)
  • Disc: 1
  • Format: CD, Import
  • Label: Virgin Records Us
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