ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Blowin' The Blues -The Blues Harp Anthology- / Various Artists

2014年05月15日 | ブルーズ

Blues

Blowin' The Blues -The Blues Harp Anthology- / Various Artists (1996)

チェス・レーベルのアーティストのブルース・ハープに焦点を当てた編集盤。リトル・ウォルター(Little Walter)やサニー・ボーイ(Sonny Boy Williamson)などの超有名どころはもちろん、他のアーティストも含めて、計9人のブルース・ハープ名人の曲を収録している。同内容のものが輸入盤で見当たらなかったので、企画、制作は日本なのかな(監修は小出斉氏となっている)。

アンプリファイド(アンプを通した)・ブルース・ハープの音色はハープ(ハーモニカ)そのものの音はもちろん、マイクと一緒に持った時のスタイルや抑揚をつける手の平や指の動きの違い、それにもちろんブロウ(吹き方)で、いろいろな違いがあり、クールな音を出す人、ねっとりとした艶めかしい音を出す人、グッと腰を落とした渋い音を出す人いろいろだ。自分もチェスのアーティストから入ったので、上の2人のような有名どころはずっと聴いてきたし、ここに収録されているようなあまり名前を知らなかった12~15のような楽曲も充分楽しめた。どちらにせよ、自分はハープ専門のアーティストより、あくまでもヴォーカリストの使う楽器としての役割を持った曲の方が楽しめるかな。歌もあってのハープというか。ギターの音で”泣き”を表現する、なんてよく言うが、このアルバムを聴くと、ハープの音がすすり泣いたり、わめき叫んだり、苦笑したり、っていう通り一遍じゃない表現が感じられて味わい深い。

ブックオフにて購入(¥250)

  • CD (1996/10/9)
  • Disc: 1
  • Label: MCAビクター
  • コメント (2)
    • X
    • Facebookでシェアする
    • はてなブックマークに追加する
    • LINEでシェアする