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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

孝和堂本店 @名古屋市中村区・中村公園前

2015年07月05日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

名古屋市の中村公園前にある「中村の大鳥居」。鉄筋コンクリート製で昭和4年(1929)建造だとか。豊国神社の参道にあるから、神社の物かと思いきや、この地が名古屋市に編入された記念に建てられたそう。今でも目立つが、周囲の建物が低いその時代にはものすごいインパクトがあった事だろう。その大鳥居の根本に店を構えるのは、創業昭和14年(1939)の和菓子屋「孝和堂」。昭和初期は別の地で駄菓子屋だったそう。現在は交差点に位置する大きなビルで、1階部分が店舗になっている。この日は休日の昼前だったが、店には入れ替わり立ち替わり客が入ってきて、勘定待ちが出るほどの大盛況。とても人気があるようだ。何しろ大鳥居の下だし、交差点に面しているからとても目立つし、入り易い。

メインはおはぎや饅頭のようだったが、持ち歩く事が出来なかったので、「鳥まん」という変わった饅頭をひとついただいた。饅頭はサクっとした皮に包まれており、鳥の形をした焼き印がある。餡は白餡。あとから店のHPで確かめてみると、白餡に黄身と胡桃が加えてあるとのこと。皮にはシナモンの風味がある。正直言うと、自分は小さいころからニッキとかシナモンが得意ではない。知らずにこの饅頭を口に入れた時も「しまった!」と思ったが、食べてみるとなかなかの味。やさしい餡の味と、皮の食感がいい。歳をとってからだんだん味覚が変わってきたかな(昔は餡子だって好きじゃなかったもんなァ)。(勘定は¥170/個)

 ↓ 「中村の大鳥居」。右下に見える大きな建物が「孝和堂」。

 

孝和堂本店

愛知県名古屋市中村区鳥居通5-32

( 中村 中村公園前 大鳥居 豊国神社 孝和堂 こうわどう こうわどうほんてん )

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ひょうたんや @名古屋市中村区・中村公園

2015年06月20日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

名古屋市中村区の中村公園近くにある洋食屋「ひょうたんや」。創業は昭和25年(1950)というから古い。昭和46年から裏メニューだった大エビフライをメニューに載せ、それが評判を呼び人気の店になったそう。バイクを近くに停め、店に入ってみた。もちろん満員の大盛況。ひとりだったのでかろうじて厨房前の小さいカウンターに腰を下ろすことが出来たが、後から後から客が入ってきて、駐車場がないか訊いている。店が幹線道路沿いにあって、一応駐車場もあるのだが、すぐに埋まってしまうようで、昼時ともなると、駐車場を探したり、空きを待つ人がひっきりなしのようだ。壁には訪れた芸能人らのサインがぎっしり。メニューを眺めていると、大好物のオムライスを発見。名物の大エビフライも食べてみたいのだが…、ということで、エビフライはサイズダウンして単品にし、オムライスも注文してしまった。

まずオムライスが登場。丸い形で量も結構あり、赤だしが付いている。しっとりとしたケチャップライスに、包んだというより、乗っけた感じの薄皮の玉子焼き。老舗洋食屋らしい濃い味付けで、なかなか旨い。実は名物のエビフライを「大」にしなかったので、少し後悔していた。というのも他の客に運ばれていくエビフライがものすごくデカく、大迫力だったのだ。やっぱり自制せずにあれを注文しなくてはダメだったかな、と思っていたら…自分のところにも同じエビフライがどーんっと置かれた。なんとあれが「並」サイズだったのだ。並でもデカいエビフライが2匹。これが「大」だったらどういう事になるのか…。しっかりめに揚げられたエビフライはウスターソースとタルタルソースでいただく。付け合わせはレタス、トマト、キュウリ、キャベツのサラダと、マカロニ。衣が厚く仕上げてあるのかと思ったら、しっかり海老がデカい。ゆえにかぶりついた時の満足度は最高。海老は天然のブラックタイガーだとか。こういうデカいメニューって大味になりがちだが、しっかり海老が楽しめるのが素晴しい。他にも色々食べてみたいメニューがあるが、やはり次はこの上の「中」か「大」か、それともさらに大きい「わらじ」か…。(勘定は¥1,950)

 ↓ 太閤通から脇に入った稲葉地小学校付近で見つけた雰囲気のある洋館。戦前(かどうか分からないが)の裕福な家には住居である日本家屋の前に洋館を建てたスタイルが多い。

 

 ひょうたんや

愛知県名古屋市中村区本陣通5-34-2

( 中村公園前 大海老フライ 大エビフライ とんかつ ) 

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はね海老 (2) @名古屋市西区・那古野

2015年04月09日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

時々散策する名古屋市西区・那古野(なごの)にある円頓寺(えんどうじ)商店街。名古屋で一番古い商店街だとか。この日は商店街のイベントがあって、アーケード下には露店(フリーマーケット)がいくつも店を構えていた。最近になって近辺には新しい店がいくつも誕生している。ずっと閉まっていた老舗喫茶「西アサヒ」が改装オープンしたと聞いて、店の前まで行ってみたが、お洒落で明るいカフェ・レストランに変身していて、店先の「NIS-HIA-SAH-I」と書いてあった味のあるテント屋根も撤去されていた。中には若い店員が何人も居て、ゲストハウス(いわゆる民宿)も併設しているんだとか。自分の行きたかった店ではなくなってしまったので、入るのは止めて、斜め向かいにある洋食店「はね海老」に入る。

こちらの創業は昭和36年(1961)とのことにはエビフライをいただいたが、今度の目当ては好物のオムライス。間口が狭く、奥に長い店に入ると、昼どきを過ぎていた事もあって先客は1組のみ。奥のテレビの見える席に座って周りを見回すと、手書きでカキフライとの組み合わせメニューがいっぱい書きだされていた。カキフライも大好物なので、ものすごく惹かれたが初志貫徹して、いつもクールな給仕の男性(息子さん?)に「オムライス」と告げる。カチカチにねじってある独特なおしぼりで手を拭き、調理の音に耳を傾けながら出来あがりを待った。

しばらくして紙ナプキンとスプーンが置かれ、オムライスがやってきた。もちろん玉子でくるんであるオールド・スタイルなもの。付け合わせは千切りキャベツのみ。上からはサラッとしたデミグラスソースがかけられている。スプーンで玉子を崩すと、中からはしっとりめのケチャップ・ライス。しっかりと味が付けられている。デミ・ソースはまろやかな口当たりでとてもおいしい。かかっているソースの量が少ないので残念だが、このソースならハヤシライスも食べてみたくなる。キャベツにはウスター・ソースをかけて、あっという間に完食した。男性店員ばかりで華が無いが、安い値付けといい、実質本位の素晴しい洋食。次に来るころには牡蠣は終わっているだろうから、次はハヤシライスかな。それとも前から食べてみたいカニチャーハンか…。(勘定は¥630)

前回の記事はこちら (1

この後の記事はこちら (3)(4

 


 

 

 ↑ 商店街には歴史ある「松川屋道具店」が。戦後この土地に移ってきたそう。建物も戦後すぐのものだそうです。

 

 

 ↑ 名城公園まで自転車で移動。お堀端の桜ももうそろそろ見納め。

 ↑ 丸の内にある石造りの「大津橋」(昭和8年・1933建造)

 


 

はね海老

名古屋市西区那古野1-20-37

 

 ( 那古野 円頓寺 なごの えんどうじ はねえび 円頓寺商店街 西アサヒ 玉子サンド )

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太陽堂本店 @名古屋市西区・那古野

2014年10月01日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

秋口になったというのにこの日は晴天で、まるで真夏のような陽気。まだまだ暑い休日の午後。自転車で円頓寺本町商店街を走っていて、涼を求めようと甘味処へ。詳しくは分からないが、創業は明治だという「太陽堂本店」(明治41年という記述を見た事がある)。奥に長い店に入ると、外れた時間だったからか先客はおらず、女将さんに「ここだとテレビがよく見えるよ」と壁際に並んだテーブル席の、入口に向かった側を案内してもらう。エアコンも稼働しているが、「暑かったでしょ」と扇風機をこちらに向けてくれたりととてもやさしい心遣い。冷たいお水を出して下さった。とりあえず冷たい物が食べたかったのでかき氷の宇治を注文。店の中には男性もひとり居て、調理は彼が担当しているようだ。

しばらくしてかき氷が運ばれた。宇治特有の苦味はあるが、昔ながらのしっかり甘いシロップ。サクサクと崩しつつ頬張った。だんだんと汗が引いて落ち着いてくる。店の中は特に歴史を感じさせる訳ではないし、なにか特別な名物があるようではないんだけれど…、のんびりとテレビを眺めながら過ごす午後、落ち着くなァ。「お腹が冷えたでしょ」と、今度は熱いお茶を持ってきて下さる女将さん。とても気を使って下さって嬉しい。ここはお好み焼きや焼きそばもあるし、焼餅などのメニューも揃っている。冬には雑煮があるようなので寒くなってもまたぜひ来よう。(勘定は¥550)

この後の記事はこちら

 

太陽堂 (太陽堂本店)

愛知県名古屋市西区那古野2-19-22

 

(太陽堂 本店 たいようどうほんてん たいようどう)

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浅田屋 @名古屋市西区・那古野 (※閉店)

2014年09月11日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

那古野の古い町並みの中にある麺類食堂「浅田屋」。佇まいはまさに昭和食堂といった感じ。創業は昭和17年(1942)だとか。昼食時を少し回った頃に店に入ってみた。夏用の白い暖簾をくぐると、意外にも入口は自動ドア。中に入ると奥に広く、左側が厨房、土間にテーブル席と小上がりがある。厨房には丈の短い暖簾も掛かっていていい感じ。この日は地元の人達とサラリーマンでいっぱい。人気あるんだなぁ。壁には黒い木札の品書きと、紙の短冊に書かれた品書きがびっしり。うどん、きしめん、そば、ご飯ものと何でも揃っているのが麺類食堂ならでは。小腹が空いている程度だったので、単品できしめんを注文。あっという間に丼が配膳された。

きしめんのつゆは溜り醤油由来でとても濃い色をしている。普通のうどんのつゆと比べたら「真っ黒」と表現していいかも。それでも味自体はさほど濃くなく、(花かつおのせいもあってか)出汁の風味も良く、グイグイと飲めてしまう程度。平打ちの麺はあまり太くなく、柔目の茹で加減。葱、ほうれん草、蒲鉾、甘く煮た揚げ、そして花かつおがのる典型的な具の数々。きしめんとしては強い個性は無く、オーソドックス。でもそれが旨い。

食べ終わる頃には店も空いてきたが、落ち着ける店だな。お手洗いをお借りしたが、奥の奥にあり、生活感溢れる住居部分を通り抜けさせてもらった。この日の夜にたまたまこの店の前をもう一度通ったが、大勢のとても賑やかな声が聞こえてきた。夜も大人気のようです。涼しくなったら今度は味噌煮込みを食べに来よう。(勘定は¥430)

※ご主人がお亡くなりになったため閉店したとのことです(平成29年10月現在)

 ↓ 夜の浅田屋はとても賑やかだった

浅田屋

愛知県名古屋市西区那古野1丁目18-5

 

(あさだや あさだ屋 なごの 円頓寺 えんどうじ)

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のんき屋 @名古屋市西区・名駅

2014年08月18日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

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まだ明るく暑い平日の午後5時。名古屋駅近くのオフィス・ビルで仕事の用事を済ませ、解放された時間。近辺は6時開店の店が多いので、まず喉を潤すといったらココでしょ。名駅(名古屋駅)から歩いて5~10分ほどの道路端。どてや串カツを喰わせる店が何軒も(うち一軒はすでに閉店)並ぶところ。短い通りだけれど名前付いてるのかな。その中でも独特な客あしらいで知られる「のんき屋」。昭和29(1954)年創業とか。店の前に行くとすでに店先で立って呑んでいる人がいる。うらやましい。狭い店だけにいつも満員で、入れず振られた事も数多い(近くに他の店があるからいいんだけれど)。だが、この日は珍しく、まだ中に余裕があったようで、暖簾をくぐるとすぐ前のテーブルに着席することが出来た(もちろん相席です)。

いつになく余裕をもって瓶ビールを注文。普段なら日本酒でいくところだが、この日も暑かった。アサヒ、キリン、サッポロから選べるということで、サッポロを注文。グイッとやる前に、とんやき、きもやきを2本づつ「てり(=たれ)」で注文しておいた。すぐに若い店員がビールを運んでくれ、冷たいのを一杯。そして、すかさず焼き場からとんやきと、きもやきが運ばれる。どちらも大きさは小さいが、この状況(暑さ、解放感、着席)で旨くないわけがないっ。途中でテーブルに置かれた生キャベツをつまみつつ、あっという間に胃の中に運ばれたので、追加で心臓と串カツをオカアサンに注文。

ここのオカアサン、ちょっとおっかない人と思われているが、注文さえ的確にすれば問題ない(笑)。最近みんなチェーン店店員のバカ丁寧な対応に慣れてしまったのか、こういう店の接客にいろいろ言うけれど、ちょっと前まではこのオカアサンくらいの対応は珍しくなかったと思う。だから社会人になりたてみたいな若い衆は、上の人に連れてきてもらうか、こういう店にはあまり行かなかったんじゃないかな。もちろん全然自分に合わない店員っているもんだし、自分も齢四十を越えてやっとこういう店に平常心で行けるようになったんだけれど(笑)。

この日は最初から腰を落ち着けて飲むつもりではなかったので(もちろんそんな店でもないか)、これだけで終了。放っておかれるっていいものだ。オカアサンに勘定をお願いしてサッと店を出た。店を出てもまだ日が高い。なんと気分のいいことよ。(勘定は¥1,500程)

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のんき屋

愛知県名古屋市西区名駅2-18-6

(のんきや)

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種久商店 @名古屋市西区・円頓寺

2014年07月03日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

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名古屋の円頓寺(えんどうじ)商店街から路地に入ったところにある最中種(最中の皮の事を最中種<もなかだね>という事を初めて知りました)を焼く専門店「種久商店」(店には「種久本店」の表示も)。その歴史は江戸時代末期にまで遡ることが出来るそうだ。長野県にも同じ屋号の同業者があるので何か関係があるのだろうか。その老舗が「手づめ最中」という持ち帰り商品を扱いだしたのは、まだそんなに前ではないそう。前から一度食べてみたいと思っていたが、不定休なのかたまたま何度も振られ、やっと店が開いている日に行く事が出来た。店と言ってもいわゆる商店然としてはおらず、表も入口があるだけ。扉を開けると入口のスペースにある小さなテーブルの上に商品サンプルがひとつ置いてあった。

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誰もいないので「こんにちはー」と声をかけるが反応が無い。奥に人が居る気配はするのだが…何やら来客でもある様子。何度か大きな声で声をかけると、「始まったら呼んで!」という声とともにやっと奥から「すみませーん」と主人が出てきた。もとより小売商品はひとつしかないので「手づめ最中」を注文。主人は奥に下がり、丁寧に梱包してくださった。

家に持って帰ってPCでいろいろ調べていて、偶然さっきのお店の変な雰囲気の理由が分かった!→コレです。そう、このお店が東海地方で放送されているテレビ番組「スタイルプラス」で特集されていて、自分が伺った時間がちょうどその放送時間だったというわけ。テレビの前で放映を待っていらっしゃったのだろう。偶然とはいえ、自分の接客をさせてしまって、主人はちゃんとテレビを見る事が出来たのだろうか心配だ。申し訳なかった(笑)。

箱の中にはいわゆる椀型の最中種10枚と平らなアーモンドの煎餅が12枚、それに手作りの餡がプラスチック・ケースに入れられている。自分の好きな量を皮にのせたり、挟んだりしてそのサクサクの食感と、上品な甘さで淡い色の餡を楽しんだ。アーモンドの方はあまりその風味が主張していないので、違和感なく食べられる。逆にもっとアーモンドの風味が強くても、と思うくらいだった。主人が教えて下さったようにアイスをのせてももちろん旨い。ちょうど家に抹茶のアイスがあったのでそれをのせたりしても楽しめた。数が限られているそうなので購入には注意が必要です。(勘定は¥1,100)

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種久商店 (たねきゅうしょうてん)

愛知県名古屋市西区那古野1-21-13

(たねきゅう たねきゅうほんてん たね久 種久本店 種久 円頓寺商店街)

 

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勝利亭 (2) @名古屋市西区・円頓寺 (※閉店)

2014年06月29日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

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 ↑ 五条橋側から見た商店街入り口と勝利亭

名古屋駅から少しだけ離れた(徒歩10分位か)円頓寺(えんどうじ)商店街の入り口にある創業明治42(1909)年の老舗洋食店「勝利亭」に久々の訪問。およそ1年ぶり。この日は以前から気になっていたメニュー「ミヤビヤ」がどんなものなのか確かめに行ってみた。この料理名をメニューに載せている店は、自分が知っている範囲ではこの店と、岐阜の1軒(そこでの名前は「ミヤベヤ」→未食)とあとわずか。すべて東海3県というのも面白い。語源が何なのか気になるなァ。

近くにバイクを停めて、午後1時過ぎに店に入る。この日は先客がおらず、自分が入った後に数組の客が入ってきた。おばちゃんに「ミヤビヤ」を注文。エビとチキンがあったが、エビを選んだ。ライスはなしで注文した(注・この店のライス¥200は単品料理とは別料金です)。どんなものが出てくるのかワクワクして待つ。もちろんネット上や本で写真は見た事があるのだが、こればっかりは本当に口に入れてみないと実際にどんな味なのか分からない。

しばらくして料理が運ばれた。平皿にデミグラス・ソースで煮込まれた、大きめの角に切られた玉ネギ、椎茸、グリーンピース、そして小振りなエビがたくさん入っている。真ん中には玉子が落とされている。表面が白くなっているのでオーブンで焼かれているのかもしれないが、スプーンを入れてみるとほとんど生玉子。デミは濃いめの甘めで、エビにはしっかり火が通っている。ライスは無しで頼んだが、やっぱり欲しくなる…。崩した玉子と混ぜて食べるとさらにマイルドになり旨い。ほぼ想像通りの味ではあったが、他所に無い歴史あるメニューを口に出来て嬉しい。値段の割に量はちょっと少なめ。平皿の真ん中にのっているだけなので、これ単品だけではちょっと物足りないかも。次こそは前回必ず、と思っていたメンチカツか、それとも正体不明のビーフライスか…。あ、お店のお母さんにミヤビヤの語源を訊くのを忘れた…。(勘定は¥1,250)

※残念ながら令和元年5月31日を以って閉店されました

 

前回の記事はこちら (1

この後の記事はこちら (3)(4

 

勝利亭

名古屋市西区那古野1-2-17

(しょうり亭 しょうりてい ミヤビヤ チキンミヤビヤ エビミヤビヤ)

近隣ではまだ未訪問だった店がいくつか閉店してしまっていた。「西アサヒ」(写真左)は一度店の前まで行って、予定が変わって入るのを止めてしまったすぐ後に一時休業になり、以来ずっと「休業中」のまま…無念。今をときめく「コメダ珈琲店」(写真右)はこちらが発祥の店のはず(つい先日閉店とのこと)。最後は以前から気になっていた「ラク亭」(注・筒井町商店街の店は営業しています)の現在の様子。

Photo  Photo_2

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長命うどん本店 @名古屋市中村区・中村公園

2014年06月25日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

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自転車で名古屋駅の西側、大門(おおもん)近辺を散策。「大門」という名前からも想像出来る通り、この近辺はその昔遊郭(中村遊郭)で、現在もその名残りがある街。そこかしこに往時を偲ばせる妓楼建築や、カフェー建築、それに伴う施設が残っている。ただそんな名残りも風前の灯火だろう。そのうちに取り壊され、駐車スペースなどになってしまうに違いない。特に今となっては大っぴらにされない文化の側面でもあるだけに、一部を除いて保存に行政の協力を得るのも難しいに違いない。

 ↓ はいくつか残る名残り(左上:長寿庵、右上:松岡、左下:稲本、右下:寿湯)

Photo  2_2

3_2 Photo_3

そんな大門から太閤通を挟んで南に少し行くと、大正2(1913)年創業の老舗うどん店「長命うどん本店」がある。中休み無しで年中無休のお店。駐車場もたくさんあり、とても使い易いお店だ。伺ったのは午後3時頃だったと思う。そんな外れた時間でも次から次へと車が停まり、ひっきりなしに客が店に吸い込まれていく。休日とあって家族連れも多く、地元の人達を中心ににぎわっている活気のあるお店だ。

店は間口こそ狭いが、奥行はけっこうあり、テーブル席とカウンター席がある。厨房は入って左側。その前に揚げ終わった天ぷらが山ほど積み重ねられている。この日は暑かったので冷たいものを、と「ころ」(=冷たい麺+少量の冷たいつゆ)を小盛で注文した(ちなみにこの店では小盛でも並盛くらいの量があるので注意)。ここの特徴は、うどん、きしめん、中華、そば、と麺が選べるところ。いくつかをミックスして注文する事も出来る。例えば「う中」だとうどんと中華のミックス。自分も店に入る前はうどんときしめんかな…と思っていたのに、席に座って注文する段になって、すっかり忘れて普通に注文してしまった。

しばらくしてころうどんが配膳される。ここのうどん麺は、つるっとした麺肌で、今まで食べたこの地方の老舗よりも細く、しっかりとしたコシのあるもの。どちらかというと、今をときめく讃岐うどんの食感に近かった。老舗でこういう食感って珍しい。ただし、後から他の人が書いた感想を読むと、コシが無いとしている人も多いのが謎だ。メニューによって違うのだろうか。麺の量が多く、小盛でも充分な麺量があった。すっきりとして冷たいつゆのうどんが、暑い中を自転車で走ってきた身にうれしい。旨かった。次こそミックスして注文してみよう。(勘定は¥432)

この後の記事はこちら

 

長命うどん本店

愛知県名古屋市中村区下中村町1-3

 

(ちょうめいうどん 長命うどん 本店 中村遊郭 妓楼 妓楼建築 老舗 )

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宮鍵 @名古屋市中村区・納屋橋

2014年06月22日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

Photo_3

「かしわ・うなぎ」と看板の出た明治32(1899)年創業の「宮鍵」。 広小路通沿いの納屋橋横に風格ある看板が上がっている。タイトルには便宜上、名駅と書いたが、伏見方面の柳橋バス亭近く。過去には某有名作家の本にこの店の名前が出ていたと記憶する歴史ある店。土曜日休みって珍しい。この日も自転車だったので駐車場を探す心配も無く、楽々。昼どきに伺ったが、まだ開店準備中だったので、自転車で近辺をウロウロ。すぐ近くのイチビキはこの日も大行列だった。よい天気の日曜午前に、この辺りから伏見、丸の内の辺りを自転車で走っていると、緑も目に入り、オープン・カフェでコーヒーを飲んでいる外国人も居て、まるでシドニーかどっかの道路を走っているような感じ。…すいません、ちょっと言い過ぎました。

開店して少し経った頃に店の中へ。入口すぐ横には調理場があり、何人もの職人がいそがしそうに準備している。店の中にはすでに何人もの客が入っている。家族連れの大人数の客は2階の座敷に案内されていたようす。自分は1階の仕切り板が背もたれ代わりになった年季の入ったテーブル席に腰を下ろす。すぐにお茶が運ばれた。この日の目当ては鰻ではなく、かしわ。親子丼も気になっていたが、とり丼を注文した。程なくして、とり丼が目の前へ。実はこのとり丼がどんなものなのかあまりよく知らなかったので、その姿は初めて見た。ご飯の上に切られた青葱がたっぷりと敷いてあり、その上に一緒に煮込んだと思われるかしわ(鶏肉)が並んでいる。とてもシンプル。一緒に吸い物と香の物(たくあん、牛蒡)も運ばれた。早速ひと口食べてみる。予想とは違い、甘めではあるが、とてもあっさりした味付け。つゆの色は薄く(白醤油を使っているのかな)、かしわはしっかりと煮込まれている。青葱を絡めていただくとそれぞれの素材の風味と食感が一緒になってなかなか旨い。他には無い丼だ。最近はどんな丼物を食べても過剰に濃い味付けのものが多いので、こういう味付けのものを食べるとホッとする(←歳をとった証拠か…)。(勘定は¥850)

この後の記事はこちら (2)(3

 

宮鍵

名古屋市中村区名駅南1-2-13

 

( みやかぎ かしわうなぎ宮鍵 )

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