ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

宮鍵 @名古屋市中村区・納屋橋

2014年06月22日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

Photo_3

「かしわ・うなぎ」と看板の出た明治32(1899)年創業の「宮鍵」。 広小路通沿いの納屋橋横に風格ある看板が上がっている。タイトルには便宜上、名駅と書いたが、伏見方面の柳橋バス亭近く。過去には某有名作家の本にこの店の名前が出ていたと記憶する歴史ある店。土曜日休みって珍しい。この日も自転車だったので駐車場を探す心配も無く、楽々。昼どきに伺ったが、まだ開店準備中だったので、自転車で近辺をウロウロ。すぐ近くのイチビキはこの日も大行列だった。よい天気の日曜午前に、この辺りから伏見、丸の内の辺りを自転車で走っていると、緑も目に入り、オープン・カフェでコーヒーを飲んでいる外国人も居て、まるでシドニーかどっかの道路を走っているような感じ。…すいません、ちょっと言い過ぎました。

開店して少し経った頃に店の中へ。入口すぐ横には調理場があり、何人もの職人がいそがしそうに準備している。店の中にはすでに何人もの客が入っている。家族連れの大人数の客は2階の座敷に案内されていたようす。自分は1階の仕切り板が背もたれ代わりになった年季の入ったテーブル席に腰を下ろす。すぐにお茶が運ばれた。この日の目当ては鰻ではなく、かしわ。親子丼も気になっていたが、とり丼を注文した。程なくして、とり丼が目の前へ。実はこのとり丼がどんなものなのかあまりよく知らなかったので、その姿は初めて見た。ご飯の上に切られた青葱がたっぷりと敷いてあり、その上に一緒に煮込んだと思われるかしわ(鶏肉)が並んでいる。とてもシンプル。一緒に吸い物と香の物(たくあん、牛蒡)も運ばれた。早速ひと口食べてみる。予想とは違い、甘めではあるが、とてもあっさりした味付け。つゆの色は薄く(白醤油を使っているのかな)、かしわはしっかりと煮込まれている。青葱を絡めていただくとそれぞれの素材の風味と食感が一緒になってなかなか旨い。他には無い丼だ。最近はどんな丼物を食べても過剰に濃い味付けのものが多いので、こういう味付けのものを食べるとホッとする(←歳をとった証拠か…)。(勘定は¥850)

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宮鍵

名古屋市中村区名駅南1-2-13

(みやかぎ かしわうなぎ宮鍵)


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