ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

勝利亭 (2) @名古屋市西区・円頓寺 (※閉店)

2014年06月29日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

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 ↑ 五条橋側から見た商店街入り口と勝利亭

名古屋駅から少しだけ離れた(徒歩10分位か)円頓寺(えんどうじ)商店街の入り口にある創業明治42(1909)年の老舗洋食店「勝利亭」に久々の訪問。およそ1年ぶり。この日は以前から気になっていたメニュー「ミヤビヤ」がどんなものなのか確かめに行ってみた。この料理名をメニューに載せている店は、自分が知っている範囲ではこの店と、岐阜の1軒(そこでの名前は「ミヤベヤ」→未食)とあとわずか。すべて東海3県というのも面白い。語源が何なのか気になるなァ。

近くにバイクを停めて、午後1時過ぎに店に入る。この日は先客がおらず、自分が入った後に数組の客が入ってきた。おばちゃんに「ミヤビヤ」を注文。エビとチキンがあったが、エビを選んだ。ライスはなしで注文した(注・この店のライス¥200は単品料理とは別料金です)。どんなものが出てくるのかワクワクして待つ。もちろんネット上や本で写真は見た事があるのだが、こればっかりは本当に口に入れてみないと実際にどんな味なのか分からない。

しばらくして料理が運ばれた。平皿にデミグラス・ソースで煮込まれた、大きめの角に切られた玉ネギ、椎茸、グリーンピース、そして小振りなエビがたくさん入っている。真ん中には玉子が落とされている。表面が白くなっているのでオーブンで焼かれているのかもしれないが、スプーンを入れてみるとほとんど生玉子。デミは濃いめの甘めで、エビにはしっかり火が通っている。ライスは無しで頼んだが、やっぱり欲しくなる…。崩した玉子と混ぜて食べるとさらにマイルドになり旨い。ほぼ想像通りの味ではあったが、他所に無い歴史あるメニューを口に出来て嬉しい。値段の割に量はちょっと少なめ。平皿の真ん中にのっているだけなので、これ単品だけではちょっと物足りないかも。次こそは前回必ず、と思っていたメンチカツか、それとも正体不明のビーフライスか…。あ、お店のお母さんにミヤビヤの語源を訊くのを忘れた…。(勘定は¥1,250)

※残念ながら令和元年5月31日を以って閉店されました

 

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勝利亭

名古屋市西区那古野1-2-17

(しょうり亭 しょうりてい ミヤビヤ チキンミヤビヤ エビミヤビヤ)

近隣ではまだ未訪問だった店がいくつか閉店してしまっていた。「西アサヒ」(写真左)は一度店の前まで行って、予定が変わって入るのを止めてしまったすぐ後に一時休業になり、以来ずっと「休業中」のまま…無念。今をときめく「コメダ珈琲店」(写真右)はこちらが発祥の店のはず(つい先日閉店とのこと)。最後は以前から気になっていた「ラク亭」(注・筒井町商店街の店は営業しています)の現在の様子。

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