秋口になったというのにこの日は晴天で、まるで真夏のような陽気。まだまだ暑い休日の午後。自転車で円頓寺本町商店街を走っていて、涼を求めようと甘味処へ。詳しくは分からないが、創業は明治だという「太陽堂本店」(明治41年という記述を見た事がある)。奥に長い店に入ると、外れた時間だったからか先客はおらず、女将さんに「ここだとテレビがよく見えるよ」と壁際に並んだテーブル席の、入口に向かった側を案内してもらう。エアコンも稼働しているが、「暑かったでしょ」と扇風機をこちらに向けてくれたりととてもやさしい心遣い。冷たいお水を出して下さった。とりあえず冷たい物が食べたかったのでかき氷の宇治を注文。店の中には男性もひとり居て、調理は彼が担当しているようだ。
しばらくしてかき氷が運ばれた。宇治特有の苦味はあるが、昔ながらのしっかり甘いシロップ。サクサクと崩しつつ頬張った。だんだんと汗が引いて落ち着いてくる。店の中は特に歴史を感じさせる訳ではないし、なにか特別な名物があるようではないんだけれど…、のんびりとテレビを眺めながら過ごす午後、落ち着くなァ。「お腹が冷えたでしょ」と、今度は熱いお茶を持ってきて下さる女将さん。とても気を使って下さって嬉しい。ここはお好み焼きや焼きそばもあるし、焼餅などのメニューも揃っている。冬には雑煮があるようなので寒くなってもまたぜひ来よう。(勘定は¥550)
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太陽堂 (太陽堂本店)
愛知県名古屋市西区那古野2-19-22
(太陽堂 本店 たいようどうほんてん たいようどう)
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