ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

勝利亭 (3) @名古屋市西区・円頓寺 (※閉店)

2017年11月11日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

随分と久しぶりに五条橋西詰、円頓寺商店街の端にある明治42年(1909)創業の洋食の老舗「勝利亭」へ。ぶらぶらと近辺を歩きまわった日曜日の午後。昼飯という感じではなく歩き疲れたので、まだやっているかなと休憩がてら寄ってみた。店の中に入ると遅めの時間にも関わらずほぼ満席の盛況。逆読みで「ルービヒサア」と銘の入ったバックバー(棚)のあるカウンター席だけ空いていたので座らせてもらう。女将さんに「メンチカツ」を注文。「時間かかりますよ」と言われたが、座れる休憩場所確保の意味もあったのでもちろん問題無し。雑誌を何冊か取り出して時間を潰す。まだなかなか配膳されない客も居るようで後ろのテーブル席にはイライラしている年輩の客も。その間にもまだ次々と客が入ってきていて、女将さんは早々に「準備中」の札を掲げに表へ。

しっかりと1時間程も時間がかかって、やっと「メンチカツ」登場。ここで「ハイボール」を追加。この日は電車だったのでメンチカツでハイボール(ビールだとお腹が膨れてこの後歩けないので)をやろうと最初から画策していたのだった。ボリュームあるメンチカツがどっぷりと中濃ソースにくぐらせてあり、付け合わせは千切りキャベツにキュウリ、ポテトフライ。メンチカツにナイフを入れ、まだカリッとしている薄い衣ごと熱々を頬張り、冷たいハイボールで口中を冷やす。…至福。しっかりと肉が詰まっている。次第に衣がしっとりとしてきて、それはそれでまた旨い。辛子をちょこっと付けたりして食べ進んだ。つけ合わせのポテトはいまひとつだったが、この店が開発に関わった(※)という「カゴメケチャップ」をたっぷり付けて残らず平らげる。次はハヤシライスか、カレーライスか、あと気になる「フライエッグス」(目玉焼きのこと?)を頼んでみよう。(勘定は¥1,450)

※この店の元は中区栄にあった同名の店で、実はそこの暖簾分けなのだとか(知らなかった!)。正確にはケチャップの開発に関わったのはそこの主人で、現在のこの店の3代目の先祖ではないのだそう(出典はこちら)。

※残念ながら令和元年5月31日を以って閉店されました

 

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↓ 那古野1丁目の古い商店跡が改装されて居酒屋「新鮮倶味 名駅店」になっていた(建築詳細不明・)。

↓ 四間道から桜通を超えて南へ。歩いていて目が留まった建物。入口がシンメトリーなので、と裏に廻ると…やっぱり元銭湯の建物(建築詳細不明)。煙突は切断されているが煉瓦の腰壁が残っていた。にしても表だけタイル貼りの昭和ビル風という面白い建物。

 

 

↓ たぶんもう神様はいらっしゃらないだろう屋根神様の痕跡(写真下左・)と、今まで知らなかった屋根神様(写真下右・◇)を発見。でもこちらの神様も、もうお留守かも…。

 

 


 

 

レストラン 勝利亭

愛知県名古屋市西区那古野1-2-17

 

( 名古屋 なごや 円頓寺商店街 えんどうじ 五条橋 しょうりてい 洋食 老舗 レストラン ミンチカツ ウイスキー 屋根神さま やねがみ しけみち 四間道 銭湯 )


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