マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ONCE ダブリンの街角で

2007-12-27 11:18:21 | 映画ー劇場鑑賞
ーONCE ダブリンの街角でー
2006年 アイルランド ジョン・カーニー監督 グレン・ハンサード(男)マルケタ・イルグロヴァ(女)ヒュー・ウォルシュ(ティミー ドラマー)ゲリー・ヘンドリック(リード ギタリスト)アラスター・フォーリー(ベーシスト)ゲオフ・ミノゲ(エイモン)ビル・ホドネット(男の父親)ダヌシュ・クトレストヴァ(女の母親)ダレン・ヒーリー(ヘロイン中毒者)マル・ワイト(ビル)マルチェラ・プランケット(昔の彼女)ニーアル・クリアリー(ボブ)

【解説】
アメリカでわずか2館の公開から口コミで動員数を増やし、最終的には140館での上映となった話題のラブストーリー。ダブリンの街角で出会ったストリート・ミュージシャンと音楽の才能を持つチェコ移民の女性が、音楽を通して惹(ひ)かれ合っていく様を描く。アイルランドの実力派バンド、ザ・フレイムスのフロントマン、グレン・ハンサードが主人公の男を演じ、同バンドの元ベーシスト、ジョン・カーニーが監督。男女のドラマを音楽に乗せて展開させる、ロマンチックな作品に仕上がっている。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
ダブリンの街角で毎日のようにギターをかき鳴らす男(グレン・ハンサードは、ある日、チェコ移民の女(マルケタ・イルグロヴァ)と出会う。ひょんなことから彼女にピアノの才能があることを知った男は、自分が書いた曲を彼女と一緒に演奏してみることに。すると、そのセッションは想像以上の素晴らしいものとなり……。(シネマトゥデイ)

【感想】
この映画、セリフがわからなくても、歌があれば世界中に通じる映画だと思いました。

それほどまでに、歌が中心の映画でした。
ダブリンといえば、アラン・パーカー監督の「ザ・コミットメンツ」という私のお気に入り映画がありますが、それを彷彿とさせる映画でもありました。

ダブリンの街角で歌う「男」と、「 ISSUE」を売るチェコ移民の「女」の出会い。
二人は音楽を通じて、お互いを理解しようとしていきます。

見終わって気づく、二人はお互いを名前で呼び合っていなかったんだわ。

ストリートミュージシャンの男は、恋人と別れたばかり。
でも、女と出会って、もう一度音楽でやってみようと決心する。

女は、夫と別れて、幼い子供と母親を連れてダブリンにやってきた。
なれない土地での新しい生活。
でも、彼女は逞しい。
街角で雑誌や花を売り、お屋敷で掃除婦をしながら家族を養っている。
ただひとつの楽しみは、楽器店でピアノを弾かせてもらうこと。

ピアノとギターをあわせてみると、そこには新しい世界が広がった。

男は女を口説くけど、女は距離を保つ。
女は未だ夫と別れていなかった。

女は寂しさを抱えていた。
男は新しい生活に誘うが、女には荷物が多過ぎる。

クライマックスはレコーディング。
それまで音の悪いテープレコーダーで、とても個人的だったものでしかなかった歌が、スタジオレコーディングで新しく生まれ変わる。
この作品で唯一ではないかな、「ティミー」って名前で呼ばれるドラマーの笑顔がすごくかわいい。

男と女の距離感が切ない。
友情やパートナーシップや恋愛の中で、二人の関係は揺れています。

結局、二人は別の道を歩まなければならないんだけど、歌を通じて築いた信頼関係は、男と女を越えたんじゃないかなあ。

エイリアンVSヴァネッサ・パラディ

2007-12-27 11:15:08 | 映画ーDVD
ーエイリアンVSヴァネッサ・パラディー
2004年 フランス/ドイツ/イギリス
ディディエ・ポワロー 、ティエリー・ポワロー監督 ヴァネッサ・パラディ(コンチャ)ジェイソン・フレミング(ジェームス)ブノワ・ポールヴールド(アラン)ジャン=ピエール・マリエール(ボスコ)ヴェナンチーノ・ヴェナンチーニ(マット)

【解説】
フランスの歌姫ヴァネッサ・パラディが5年ぶりにスクリーン復帰を果たしたSFアクション。監督はミュージック・ビデオ界から生まれたフランス期待の新生ディディエ・ポワローとティエリー・ポワロー兄弟。突如として現れたエイリアンが、人間たちを襲う恐怖を残忍な映像で描き出し、ハリウッドに引けを取らない本格的なエイリアン映画を完成させた。また、ヴァネッサがセクシーでキュートな歌声を披露し、ラブストーリーとしても楽しめる独創的な作品。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
田舎町の歌手コンチャ(ヴァネッサ・パラディ)は、町にやってきたスタントマンのジェームズ(ジェイソン・フレミング)と出会い、恋に落ちる。一方、コンチャのプロデューサー(ブノワ・ポールヴールド)に何者かが襲いかかり……。(シネマトゥデイ)

【感想】
ヴァネッサファンとB級マニアのための映画。
歌よし、踊りよし、ヴァネッサの魅力炸裂。
お母さんになっても、衰えないプロポーションです。

美女と野獣ならぬ、美女とエイリアン!!
ヴァネッサファンって全世界に何人いるの?と思いますが、ジョニーのファンなら押さえておこうという、私のような人もいるかもしれないので。

私も、タランテイーノ作品とか、ロドリゲス作品とか、好きな方ですが、ここまでやるとはー!!
そんな映画です。

ホラー要素有り、SF要素有り、アクション有り、退屈有り、なんでもありなんだけど、ラストの不条理はいらなかったんでは?
「猿の惑星」かと思ってしまいました。
ちょっと真面目にB級を追求し過ぎたのかも。

ジェイソン・フレミングって「フロム・ヘル」の馭者の人じゃない?
ま、そんなところで喜んでも仕方がない映画ですが。

原題は「ATOMIK CIRCUS」。
こっちの方が映画の内容はよくわかります。