マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

マリア

2007-12-21 11:50:11 | 映画ー劇場鑑賞
ーマリアー
2006年 アメリカ
キャサリン・ハードウィック監督 ケイシャ・キャッスル=ヒューズ(マリア)オスカー・アイザック(ヨセフ)ヒアム・アッバス(アンナ(マリアの母))ショーン・トーブ(ヨアキム(マリアの父)キアラン・ハインズ(ヘロデ王)ショーレ・アグダシュルー(エリサベト)スタンリー・タウンゼント(ザカリヤ)アレクサンダー・シディグ(天使ガブリエル)ナディム・サワラ(メルキオール)エリック・エブアニー(バルタザール)ステファン・カリファ(ガスパール)

【解説】
イエス・キリスト誕生の裏に秘められた、母マリアとその夫ヨセフの愛の物語を映画化。監督は『ロード・オブ・ドッグタウン』のキャサリン・ハードウィック。ヨセフとの婚約中に身ごもってしまい、村人たちからさげずまれるマリアを『クジラの島の少女』のケイシャ・キャッスル=ヒューズが演じる。『砂と霧の家』のショーレ・アグダシュルーらも出演。神学、歴史、政治など、あらゆる専門家の協力を得て忠実に描かれた作品世界に注目。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
ヘロデ大王(キアラン・ハインズ)の圧政に苦しむナザレで、家族とともにつましい暮らしを送るマリア(ケイシャ・キャッスル=ヒューズ)。愛してもいないヨセフ(オスカー・イサーク)との婚約話が整ったことを両親から知らされた彼女は、心を落ち着けるために逃げ込んだ林で、天使ガブリエルから「あなたは神の子を身ごもる」と告げられる。(シネマトゥデイ)

【感想】
私が通っていた幼稚園では、毎年のクリスマス会でキリスト降誕劇を園児が行うのが通例で、私も年長組の時に受胎告知する天使を演じました。
マリア様は幼なじみのとしちゃん、ああ、懐かしい。

 「きよしこの夜」そのままのシーン
そして、馬屋に集まってくる羊飼いや三賢人たちの様子は「きよしこの夜」の歌詞そのままで、とても美しかったです。

この映画は、日本でもおなじみのキリスト降誕の物語を、宗教色を薄くして、淡々と描いていて、とても好感が持てました。

また、重大な決心をして、それを全うしようとするマリアと、それを支える誠実な夫ヨセフの物語でもありました。

 長い旅をするマリアとヨセフ

ナザレからエルサレムを経て運命のベツレヘムへ、そしてふたりはさらにエジプトへと旅を続けて行きます。
この長い過酷な旅を通して、若い二人は揺るぎない夫婦に成長して行くのでした。

わずかな食べ物を分け合って、しかもヨセフは自分の分をマリアを乗せるロバに分け与えます。
寝た振りをしながら見守るマリア。

また、疲れ果てて眠りこけるヨセフの足をそっと洗い、「あなたの立派な父親」とお腹の子に語りかけるマリア。

辛い旅を乗り越えながら、二人の絆が深まっていきます。

特に、ヨセフの誠実な人柄には、とても感動しました。

三賢人はとてもユーモラスに描かれてありましたが、賢人たる由縁も披露していました。

キリストを無事産み終えて、集まった羊飼いたちに「みなさんへの贈り物です」というマリアの顔は誇らしげでした。

いままで語り継がれてきただけのことはあると思いました。

毎年クリスマスになると見たい映画が増えました。

ただ、受胎告知のシーンは地味だったなあ。
大天使ミカエルもダヴィンチの「受胎告知」の絵のような大きな羽根は付けていなかったし。
あのシーンに思い入れがある私としては、少し残念でした。

ナンバ-23

2007-12-21 11:19:53 | 映画ー劇場鑑賞
ーナンバ-23ー
2007年 アメリカ ジョエル・シューマカー監督
ジム・キャリー(ウォルター・スパロウ/フィンガリング)ヴァージニア・マドセン(アガサ・スパロウ/ファブリツィア)ローガン・ラーマン(ロビン・スパロウ)ダニー・ヒューストン(アイザック・フレンチ/マイルズ・フェニックス)リン・コリンズ(ブロンドの女/ドブキンス未亡人/フィンガリングの母)
ローナ・ミトラ(ローラ・トーリンズ)

【解説】
偶然にもこれが23本目の監督作となる『オペラ座の怪人』のジョエル・シューマカーがメガホンをとったミステリー。ある1冊の本を手にした男と、その家族が次第に“23”という数字の謎に翻弄(ほんろう)されていく様子をスリリングに映し出す。『エターナル・サンシャイン』のジム・キャリーが平凡な主人公とダークな小説の登場人物の2役を見事に演じ分け、新境地を開拓。謎が謎を呼ぶ展開と衝撃の結末まで、一瞬たりとも目が離せない。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
動物管理局に勤めるウォルター(ジム・キャリー)は、自分の誕生日に1匹の犬の捕獲に手こずり腕をかまれてしまう。同じ日に、妻(ヴァージニア・マドセン)から“ナンバー23”という本をプレゼントされ、読み進むうちにウォルターは23という数字に取りつかれ始め……。(シネマトゥデイ)

【感想】
平凡な毎日を送っていたのに、妻(バージニア・マドセン)が風邪を引いて出席できなかったパーティーで、同僚の女性に誘惑されたのに、うまく断れず傷つけてしまった男(ジム・キャリー)が、終業時間ギリギリに彼女から仕事を与えられ、犬の捕獲に失敗して噛まれ、その犬に導かれて墓地へ行く。
妻との待ち合わせに遅れたために、その本は妻に買われ、自分にプレゼントされた。

本の題名は「ナンバ-23」著者はトップシー・クレッツ。

その本を読み進むうちに、「23」といいう数字に取り憑かれる。
そういえば、この本を手に入れるきっかけとなったパーティも、この本が手に入った日も23日だったーみたいに。

そのうち「23」が彼の人生を支配するようになる。
妄想に取り憑かれ、明らかに精神に異常をきたすようになる。

墓地に眠る人物が巻き込まれた殺人事件、その犯人、あげくは妻とその友人への疑いへと妄想はばく進する。

息子の助言でトプシー・クレッツと思われる人物をおびき出したまでは良かったが、そこで繰り広げられる恐怖の惨劇ー。

なかなか面白かったです。
ジムキャリーが平凡な男と、小説のなかの探偵を演じ分け、そのうち妄想に取り憑かれた男として、本領発揮です。

バージニア・マドセンもいいし、ニュートラルな息子も良かった。

そういえば、○の誕生日、○の命日も23日だった…私も「23」に支配されているのかも…妄想…
おっと、あぶない!!
「23」ってやはり魔力があるのかしら?