マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ルーキー

2007-12-29 16:29:17 | 映画ーTV
ールーキーー
1990年 アメリカ クリント・イーストウッド監督 クリント・イーストウッド 
チャーリー・シーン ラウル・ジュリア ソニア・ブラガ ララ・フリン・ボイル

【解説】
LAのベテラン刑事、ニック(クリント・イーストウッド)は高級車ばかりを狙い窃盗を続ける組織の壊滅に燃えていた。そんな中、彼の下に一人の新人警官デヴィッド(チャーリー・シーン)が相棒として付けられるが……。すでに'88年で終結した「ダーティハリー」シリーズに変わって、ワーナーで製作された刑事アクション。時折挟まれるイーストウッド風ユーモアと、ド派手なアクションのバランスが絶妙。(allcinema ONLINE)

【感想】
テレビで放映していたのを録画して見ました。
「ルーキー」というから、てっきり野球がテーマかと思ったら、刑事物で、相棒がルーキーというわけでした。

典型的な刑事物なんだけど、脚本や演出がすごくおしゃれで面白かった。
ニック(クリント・イーストウッド)が葉巻をくわえたら、「火はないのか?」って言うってわかっているのに、最後まで繰り返すしつこさが、とても気に入りました。
他にも、何度も出て来るシチュエーションが面白かったり、カーチェイスも素晴らしく、殺伐とした犯罪捜査の作品なのに、すごく楽しめました。
イーストウッドって、こんなに面白い人だったのですね。

ニックとデヴィッド(チャーリー・シーン)のコンビ、最高でした。

しゃべれどもしゃべれども

2007-12-29 16:09:03 | 映画ーDVD
ーしゃべれどもしゃべれどもー
2007年 日本 平山秀幸=監督 国分太一(今昔亭三つ葉(外山達也))香里奈(十河五月)森永悠希(村林優)松重豊(湯河原太一)八千草薫(外山春子)伊東四朗(今昔亭小三文)占部房子(実川郁子)外波山文明(末広亭の師匠)建蔵(今昔亭六文)日向とめ吉(今昔亭三角)

【解説】
1997年度“「本の雑誌」ベスト10”の第1位に輝いた佐藤多佳子の長編小説を映画化。情緒あふれる東京の下町を舞台に、1人の落語家のもとに集った口下手な美女、同級生に馴染めない関西弁の少年、毒舌の元野球選手らの人間模様が描かれる。監督は『愛を乞うひと』で日本アカデミー賞を受賞した平山秀幸。主人公の落語家をTOKIOの国分太一が演じる。温かい涙がこぼれるハートウォーミングでさわやかなストーリーが堪能できる。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
思うように腕が上がらず、壁にぶち当たって悩む二つ目の落語家・今昔亭三つ葉(国分太一)。そんな彼の教室に、無愛想で口下手な美女・十河五月(香里奈)、大阪から引っ越してきたものの、勝ち気なためにクラスに馴染めない小学生・村林優(森永悠希)、毒舌でいかつい面相の元野球選手・湯河原太一(松重豊)が通い始める。(シネマトゥデイ)

【感想】
地味だけど、いい映画でした。
これはかなりポイント高いです。

一番は猛虎亭優こと村林優(森永悠希)君。
この子の落語の腕前、びっくりするし、笑い転げるし。
すごい小学生です。
もっともっと彼の話が聞きたかった。
演目が大好きな枝雀さんの「まんじゅう怖い」。

2番目は国分太一のがんばり。
いやあ、あそこまで長い噺をするのは並大抵の努力ではなかったと思います。
主人公三つ葉の、落語への真摯な姿勢がよく表れていました。

脇を固める松重豊、八千草薫、伊東四朗が、ぶれることない演技で、作品を引き締めていました。

東京の下町情緒もよかったです。

大学生の頃、東京へ遊びに行って、寄席にも立ち寄りました。
江戸落語の粋、上品さ、上方にない魅力がありました。

落語、いいなあ。

毎年、小さな落語会を企画しているんですが、この会に落語好きの小学生が毎年来てくれます。
こういう小さなファンと一緒に、ささやかだけど、落語を応援していきたいと思っています。