大阪の西成

大阪の西成

 

最近テレビで、大阪の西成の映像が流れた。40年ほど前に西成の隣の市立大学の医学部に勤めていた。昼食などによく西成に出かけていた。朝など早い店があるので、朝食を食べにも行った。安くて旨い店が多かったので、結構気に入っていた。しかし朝から狭い道路には、飲んで行き倒れている輩が、あちこちに居た。

 

どんなに変わったのだろうかと、興味を持ってテレビを見た。阿部野も再開発が進んで、アベノハルカスなども出来、町並みは綺麗になっていた。しかし朝から流行っている喫茶店では、モーニングに生ビールが出ていたりして、内容は昔の面影があった。

 

私が勤めていた頃には、年間300人ぐらいの行き倒れが法医学教室に運び込まれ、検死が行われていた。法医学教室の助川教授と仲が良かったので、良く呼び出されて意見を聞かれた。死後の経過時間などの検証のために、実験動物(私の勤め先)室で実験が行われることもあった。また医動物の実習用にシラミを採集したこともあった。一度に、10年分ぐらいの材料が得られた時もあった。

 

アフリカでネズミの採集をしていた時に、タケネズミの仲間に大きなシラミが沢山ついていた。日本の人シラミの3倍ぐらいの大きさで、実習用にはこのくらいの大きさの方が楽なのに思ったことがあった。

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