ジャックフルーツ

ジャックフルーツ              2008.11.7. 金森正臣

 ジャックフルーツは、幹に直接花が咲き、大きな実が稔る典型的な熱帯植物。すばらしく大きくなり、フルーツ全体は20kg程度になるものも有る。普通は、12-3kgで有るが、我が家の大家さんの門の脇のものは、20kgを超え、ついに重さに耐え切れず転がり落ちていた。馬鹿なやつだと思うが、どうしてこんなに大きくなってしまうのだろう。

 ジャックフルーツには、2つのタイプがあり、見た目も写真のように異なる。左側が市場に出る大きなタイプ。右側は、ほとんど市場に出ない小さなタイプ。小さなタイプは、食べるところも少ないので、あまり市場に出ないのだと言う。好みにもよるが、小さい方が臭いも少なく、甘くて美味い。この果物の多い季節は6月ごろで、写真もその頃のもの。ジャックフルーツは樹脂をかなり含んでおり、結構腹が膨れる。食事の代わりになってしまう。

 大きなジャックフルーツは、ややドリアンに近い臭いがある。外側の粒のある厚い皮をむくと、結構樹液が出て手がべとつく。商売の人は手に油を付けたりしている。厚い皮の下からは、やや黄土色の果肉が現れる。ソラマメ大の中央の種を出すと、後はシャリシャリと食感が良い甘い部分が残る。

 ソラマメ大の種は、今まで食べたことはなかったが、最近カンボジア人は食べていることを知った。そのままかなり良く茹でて、薄皮を剥ぐとまるで栗の茹でたのに似ている。写真の中央の篭に入っているのがジャックフルーツの種。やはり集めて食べていた。今まで食べなかったので、なんだか損をしたような気がした。
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