山菜 コシアブラ

山菜 コシアブラ

 

最近新聞やネット上で、山菜のコシアブラが話題になっている。山梨県で採集された物などで、放射能が有ると言う。福島の原発の事故による、空中を漂ったものであろう。植物の種類によって放射能の吸収に差があり、残っている期間も異なる。

 

コシアブラは山菜としてはあまり有名ではないが、ウコギ科の植物でタラの芽と同じ仲間である。味もかなりよく似ている。暖かい地方に来るとタラの芽はあまり美味ではないが、コシアブラの方が味が良いように思われる。あまりあくが無いので、天ぷら、お浸し、味噌汁などに適している。

 

色々な動物がコシアブラを好きで、サルやカモシカ・ウサギは枝まで食べてしまう。枝の中は柔らかい組織で、食べやすいのかもしれない。5-6メートルになった木などは、冬には枝先の皮をむいてサルなどが食べている。かなり美味しいのであろう。

 

それぞれの味は、食べる人の経験によって異なる印象を持つことになる。最近テレビなどで、グルメ番組が流行っているが、経験による味の異なることはほとんど無視されている。多分、本当に味わって食べたことのない人が製作するとこの様になるのであろう。単に珍しい、或いは美味しいと言われている食材がもてはやされるだけで、本当の味は伝わってこない。一方大食い番組も盛況で、食に対する感謝や重要さは忘れられている。いよいよ日本も末期症状かと思われる。

一方、以前にも書いたと思うが原子力はまだ人間は使えるようになっていない。取り出すエネルギーよりも、その後に管理するエネルギーの方が膨大である。また福島の原発事故で明らかになったように、原子炉は取り崩すにも大きなエネルギーが必要である。

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