SGDs(持続可能な開発目標) 2 自分の歩んでいる道

SGDs(持続可能な開発目標) 2 自分の歩んでいる道

 

以前に(6月4日)は、主に地球環境のキャパシティーから書いた。今回は、ヒトの幸福追求の視点から書きたい。

 

人は誰でも、自分の幸福を願って生活し、人生を過ごしている。

この人生の幸福感はそれぞれ異なるであろう。しかしながら、物質面から考えると、豊かになっても幸福にはなりそうもない。戦後すぐには貧しくて、食事も十分に取れない時期が長く続いた。私は1940年の生まれであるが、10歳上の人の平均身長は5センチ以上低い。これは、戦中の食糧不足によると言われている。また私より10年若い世代は、平均身長で10センチ以上高い。これは戦後復興が起こり、栄養が十分のとれるようになったからだと言われている。

 

我々は子どもの頃、履物が無かったので藁草履などを手造りしていた。今ではみな立派な靴を履いている。また食料も満腹に食べられれば、幸福感を味わっていた。現在は廃棄される食糧、が問題になるほど十分に存在する。

さらにいろいろな物資も、戦後に比べれば比較にならないほど多くなって、便利になっている。

 

しかし現在の皆さんの幸福感は、いかなるものであろうか。戦後に貧しい食卓を囲んで、皆で分け合って食べた時の幸福感ほどのものを感じているであろうか。

現在の人々の暮らしは、どこかで道を踏み間違えているのではなかろうか。「機心」(㋃15日)に書いた様に、自分の歩んでいる道を、もう一度見直す必要があるのではなかろうか。

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