<新刊情報>
書名:近代日本の科学論~明治維新から敗戦まで~
著者:岡本拓司
発行:名古屋大学出版会
科学の営みや社会との関係をめぐる言説は、維新から対米戦までの歴史の流れに呼応し、劇的に変転した。同書は、文明開化、教養主義の時代を経て、科学を標榜し革命を起こしたマルクス主義の衝撃と、それを契機に誕生した日本主義的科学論をふくむ多様な議論の展開を、初めて一望する。
<新刊情報>
書名:近代日本の科学論~明治維新から敗戦まで~
著者:岡本拓司
発行:名古屋大学出版会
科学の営みや社会との関係をめぐる言説は、維新から対米戦までの歴史の流れに呼応し、劇的に変転した。同書は、文明開化、教養主義の時代を経て、科学を標榜し革命を起こしたマルクス主義の衝撃と、それを契機に誕生した日本主義的科学論をふくむ多様な議論の展開を、初めて一望する。
<テレビ番組情報>
プロジェクトX 挑戦者たち 4Kリストア版 NHK‐BSプレミアム 毎週火曜日 午後9時~9時45分
4月27日(火) えりも岬に春を呼べ~砂漠を森に・北の家族の半世紀~
北海道えりも岬200ヘクタールに及ぶ砂漠緑化プロジェクト。昭和20年代、人々は暖をとるため、森林を伐採、緑の土地は砂漠に変わった。砂が海に流れ込み、昆布は死滅する。立ち上がったのは地元の漁師たち。牧草の種をまき、それから植樹する気の遠くなる作業を繰り返す。しかし、強風に吹き飛ばされ、なかなか根付かない。40年ほどが経ち、ようやく森が生まれた。栄養分が海に流れ、豊かな昆布がとれる豊穣の海になった。
アナウンサー:国井雅比古、久保純子/語り:田口トモロヲ
コズミック フロント NHK‐BSプレミアム 毎週木曜日 午後10時~11時00分
4月29日(木) “水惑星”地球・大地創造のヒミツに迫れ!
地球をいろどる絶景はどのように生まれたのか? そのカギとなるのは、太陽系で地球にしかない表面を覆う「海」の存在だった。大地創造のヒミツとは!?
地球ドラマチック NHK‐Eテレ 毎週土曜日 午後7時~7時45分
5月1日(土) 海のスーパーハンターたち
多種多様な海の生きものたち。彼らの狩りの戦術は常に進化し、環境の変化に応じて驚異的な方法が編み出されてきた。泡を噴き出して獲物を囲い込み、華麗なチームプレーをみせるザトウクジラ。高度な狩りの技を子どもたちに伝授する、シャチ。そして、時に種を超えて協力しあう生きものたちも。変化し続ける環境に適応しながら、頭脳と技を駆使する、海のハンターたちの姿を追った。(フランス2020年)
ガリレオX BSフジ 毎週日曜日 午前11:30~12:00分(隔週新作)
5月2日(日) 地盤を科学する 軟弱地盤の“強靭化”ミッション(再放送)
私たちの暮らすこの日本列島の足元は、実は非常に脆弱だという。人口が集中する平野部は比較的新しい地層でできた軟弱地盤となっており、さらに世界に類を見ない複雑な地殻が地震をもたらすからだ。さらに造成地等の砂地盤では液状化現象も頻発する。そこで求められるのが軟弱地盤の「強靭化」だ。人々は長年にわたり、様々な地盤改良技術を模索してきた。今回は地中に砂の柱をつくり地盤を強化する工法や、微生物を利用する新技術を取材。建物と私たちの命を守る、地盤の科学に迫る。
主な取材先:北詰 昌樹(東京工業大学)
森川 嘉之(港湾航空技術研究所)
畠 俊郎(広島大学)
不動テトラ
千葉エンジニアリング
サイエンスZERO NHK‐Eテレ 毎週日曜日 午後11時30分~0時00
5月2日(日) 進化研究の新境地 “超遺伝子”スーパージーン
なぜこれほど見事な進化が可能だったのか?!そんな謎を解き明かすカギが「スーパージーン」と呼ばれる特別な遺伝子。同じ種なのに姿も性格も全く異なる3種類のオスがいる鳥など、まさに「進化パターン」が多様化する最中という生物たちは、ダーウィンの時代から生物学者にとって大きな謎だった。最近、これがなんと「遺伝子突然ひっくり返り事件」ともいう現象によって起きていたことが明らかに!進化研究の最前線をお伝えする。
ゲスト:東京大学教授…藤原晴彦
司会:小島瑠璃子、浅井理
書名:演習でマスターしよう! 化学のキソ・計算のキソ・有機化学のキソ
著者:立屋敷 哲、三芳 綾
発行:丸善出版
高校で化学を履修しなかった人、理解が不十分な人が、入学後スムーズに理系専門科目の学習ができるようになることを目標とした。化学の学習の大前堤となる「化学のキソ」、実験・実習の際に必要な化学の「計算のキソ」、そして専門基礎としての「有機化学のキソ」を厳選し、身につけておくべき基本がしっかり理解できるように構成されている。見た目は薄い本だがその内容はとても充実しており、何度も、“繰返し読んで、解く”を続けてみてほしい。その効果は歴然で、同書で身につけたことはこれから先の学習に必ず役立つ。また、著者による YouTube チャンネル「タッチーの納得! 化学解説」では同書の内容を補完した講義動画が収載されているので、わかりにくいところなどを YouTube の解説で補い、自学自修に活用してほしい。数十年に及ぶ著者の授業を通じた経験をもとに、学生がつまずきやすい問題を懇切丁寧にまとめた演習書。