ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

横浜開港記念会館を公会堂として活用するのは問題

2018年02月19日 | Weblog
2月17日横浜開港記念会館で「地震・防災フォーラムinよこはま」という横浜市主催の講演会がありました。
今後30年の間に横浜で大地震がおこる確率は81%と言われています。
81%という数字の計算根拠は不明ですが、要するに今大地震が来てもおかしくないということでしょう。
 
ところで講演会場になった開港記念会館ですが、最初の建物は煉瓦造で1917年に竣工しました。
しかし1923年関東大震災で崩壊してしまいました。
横浜にとって重要な建造物でしたので1927年に一部RC等を取り入れて耐震性を強化し、ほぼ最初の形を復元しました。
戦後1989年未完であったドーム部を復元し、復元を完了しました。
国の重要文化財になっています。
 
この開港記念会館は横浜市中区の公会堂として現在も活用されています。
しかし戦前の建物です。
周りの壁や天井を見ながら、地震・防災に関する講演を聞いていると、参加者は、今大地震が来たらこの建物はもつだろうかと不安を感じたのではないでしょうか。
何でこんな建物で地震・防災に関する講演を横浜市はやったのかといぶかったでしょう。
 
この建物は玄関のドアを開けて外に出るとすぐかなり急な階段になります。
大地震で避難する人は、玄関のドアを出たあと、間違いなくすべての人が急な階段を転げ落ちるでしょう。
要するにこの開港記念会館は歴史的な建物ですが、到底安全な建物と言えません。
公会堂として活用するのは問題と思います。