ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

私達は、自分で考えないで政府に考えてもらっていないか

2014年12月16日 | Weblog
「お約束」の景気回復が実現しないと大変と早速安倍晋三内閣は3兆円を使って切れ目のない景気刺激策を実行するそうです。
具体的には人々の消費増を重視したものです。
本当に必要なものが買えない人が買えるようになることはいいのですが、景気回復が目的ですから不必要なものまで買うような消費を考えています。

地球環境が問題だ、省資源・省エネルギーが重要だと言っていた数年前とは価値観が変わってしまったようです。
下火になってほっとしたこの季節の電飾が再びど派手になってきました。
人々の消費マインドを刺激しています。
消費はいいことだという価値観に逆戻りです。
景気のためには省エネルギーは問題、どんどんエネルギーを消費して、不足するなら原発を再稼働しようと言っているようなものです。
これっておかしいのではないでしょうか。

地球温暖化問題を国際会議で論じると、先進国と中・後進国の意見が激しく対立し、取り決めができません。
意見がまとまらないことをいいことに日本は省エネルギーを軽視し、火力を増やし、次に火力は炭酸ガスを出すので原発を再稼働すべきということに話しを持っていきます。
地球温暖化や放射能汚染の危険を考えれば、現時点では省エネルギーが一番重要なはずです。
火力を増やさないようにして太陽光発電など新エネルギーを増やしていくべきです。

安倍内閣は、何が何でも原発を再稼働するため、消費を増やし、おんぼろ火力をフル稼働させ、高い電気代で人々を苦しめ、人々が原発を稼働してくれと言うように誘導しています。
これって消費しすぎの反省もなければ、地球温暖化を防ごうとする意志も欠いていないでしょうか。
原発が地球温暖化に関係ないという説はうそです。
温室効果ガスと言われる炭酸ガスこそ出しませんが、火力以上の廃熱を出し、海洋を温めます。
海水温の上昇が地球温暖化に影響していることは明白です。
原発は命に危険な放射性物質を増やすことも明白です。
電力会社が放射性物質を密閉系に保つことができず、放射性物質が自然に拡散していくことも明白です。

政府が原発は安全と言っても危険であることは東京電力福島第一原発がメルトダウンを起こしたことで証明されました。

景気などよくなくてもいい、生きるのに必要なものを買えない人がいたら買えるようにすることが大事ではないでしょうか。
安全な生活・生産環境を確保し、生活・生産の質を高めることに人々が元気を出すことが大事ではないでしょうか。

景気回復という人々が好むことを政治の第一目標に掲げ、人々を誘導し、消費を刺激して原発再稼働にもっていくことは人々のためになりません。

人々は自分で考えないで政府に考えてもらっていないでしょうか。
安倍内閣の「お約束」は半分信用する程度にして後は自分で真剣に考えるべきではないでしょうか。