ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

景気が悪くても遺伝子は破壊しない

2014年12月13日 | Weblog
田中俊一原子力規制委員会委員長は東京電力福島第一原発敷地内に貯蔵しているトリチウム(放射性水素)を含む水を希釈して海に捨てることを提案しています。
彼は近くの住民の理解を得てやるしかないと言っています。
汚染水から放射性水素を除去する経済的技術がないからです。
放射性水素は水の形で含まれていますが、除去するには分子レベルで放射性水と普通の非放射性水を分別しなければなりません。
わずかな質量差がありますが、この差を利用して分別する技術がありません。
放射性の有無で分別する技術もありません。
海に捨てないとすれば永久にタンクに保管して放射能を失うのを待つしかありません。

海に捨てることは近くの住民がOKすればいいことでしょうか。
原発の建設も再稼働も周辺住民がOKすればいいことになっていますが、放射能汚染問題は近くの住民だけの問題ではありません。
日本はこの問題認識が不足し、原発に甘くなっており、結局、日本全体が放射能汚染に苦しみます。
政府に問題があるだけでなく、人々に問題があります。

トリチウムはβ崩壊します。
半減期は12年です。
出てくるβ線はエネルギーレベルが低く安全と言う人がいますが、体内に取り込まれると体を構成する有機体は至近距離からβ線を浴びますから決して安全ではありません。
もっと恐ろしいことは遺伝子を構成する水素が摂取量に応じて次第に放射性水素に置換されていくことです。
遺伝子内でβ線を受けて破壊しない遺伝子はありません。
置換量が少なくても遺伝子異常による障害が発生する恐れが高まります。

原因不明の遺伝子異常による障害については、環境にある人工放射能・放射性性物質の影響を疑っていいと思います。
自然界にあるウランを採取して集めることも人工放射能を高めること、人工放射性物質をつくることに等しい行為です。
まして放射性ウランを濃縮し、核分裂させて、人工放射性物質を増やすことは非常に危険な行為です。
(注)自然界の放射能でも遺伝子異常をおこし、障害が発生する恐れがあります。

発電技術はいろいろあるのに、過去原発に莫大な投資をしたという理由で原発を処理処分する決心ができない自民党・公明党は原発以上に危険な存在と思います。
人々も子孫に対してどう責任をとると言うのでしょうか。
東京電力福島第一原発事故処理もできない状態なのに地球温暖化防止のためだと言って原発を利用し続けると主張する自民党・公明党は異常です。
原発は、人工放射性物質を増やすだけでなく、火力発電以上の熱を出し、現在は熱を海に捨てていますから、海洋を温めており、地球温暖化の原因になっています。
自民党・公明党は無知です。
結果として人の命を軽視しています。

福一の事故原発処理、放射能汚染処理、放射性廃棄物処理もできないのに、原発を使い続けるという日本の方針は子孫に対し無責任すぎます。

明日の衆議選で一番重要なことは原発反対の政治家を衆議院に送り、まず日本が原発廃止を決め、放射能汚染のない日本を確保することだと思います。
景気などたいした問題ではありません。
景気が悪くても遺伝子が破壊することはありません。
私達人々がまず原発の危険性を知ることが大事と思います。