EEKの紀行 春夏秋冬

紀行&散策を画像を交えた紹介です

JR四国ジパング倶楽部旅日記・佐田岬「せと風の丘パーク」

2014年09月20日 | 伊予松山歴史散策
観光列車「伊予灘ものがたり」大洲編で美味しい朝食を列車で取り、瀬戸内海の伊予灘を眺め、途中沿線の皆さんに送られて、伊予の小京都大洲に到着。旅人一行39名は、貸切バスに乗り換えて、日本一長い半島「佐田岬半島」中腹にある「せと風の丘パーク」へと移動した。
せと風の丘パークは、愛媛県の佐田岬半島にある伊方町にあり、年間平均風速8.3mの日本でも有数の風の強い地域である。この強風を利用し、瀬戸ウインドヒル発電所が平成15年10月1日に完成し、11基の三菱重工業株式会社製の巨大な風車が立ち並んでいる。その巨大な風車群を観光できるスポットとして、「せと風の丘パーク」も開業した。佐田岬半島のほぼ中央にある、風車群の他にも、風光明媚な瀬戸内海や宇和海の風景を360度のパノラマで楽しむことが出来る。 この強風を地元では「まじ」と呼び農業に悪影響を与える「悪魔の風」と揶揄されていた。このマイナスのイメージしかなかった風を、プラスの発想へ変換を試み、風力発電を中心にした風の町作りへとつなげた。
行く行くは近隣の「伊方ウィンドファーム」などを含めて伊方町の風車の数は総計60になり、日本最大級の風力発電地帯の一つとなる予定。しかし巨大な風車が回転時に発生する異様な音に地元住民は悩んでいる。羽は1枚の長さ29.5m・重さ4.3tで、風車1基に3枚が取り付けられている。公園内には実物大の羽が横たえて展示されており、見て触って、その大きさを体感することができる。
せと風の丘パークの直ぐ近くの瀬戸内海側に、三机湾がある。この湾は、真珠湾奇襲攻撃訓練の場所としてつかわれた。昭和14年頃から日本海軍は秘密兵器、特殊潜航艇の訓練基地として三机湾を選び、極秘で訓練を開始した。昭和16年11月軍神達は休暇で帰郷し、休暇があけ軍神達が帰ってきてから終日後に三机湾沖に黒い船体を見せた母艦「千代田」が突然姿を消し再び帰ってこなかった。4ヵ月後昭和17年3月6日九人の真珠湾での戦死が報じられた。この時はじめて三机の人々は、特殊潜航艇の訓練が三机湾で行われ、九軍神が三机から巣立って行った事を知ったとある。もう一つは、田部地区(伊方町田部)に西部ニューギニア・戦死没者慰霊観音菩薩がある。太平洋戦争末期の昭和18年11月陸軍教育総監は関東軍に公主嶺でわが国初めての海上機動旅団を編成した。(米軍の海兵隊に当てる部隊である)祖国の繁栄と家族の安全を心に抱戦い西部ニューギニア、ソロン地区防衛の任にあたり戦死した英霊を、遠く西部ニューギニアを望むよう戦没者慰霊観音菩薩が建立されている。現在伊方町には、戦前の軍国主義時代の遺産と、原発、風力発電があり過去現在が入り乱れている地区である。


JR大洲駅からバスで移動。




佐田岬半島のほぼ中央に位置する「せと風の丘パーク」に到着。


せと風の丘パークの展望台。標高330mの尾根の自然公園に高さ50mの風力発電機が立ち、瀬戸内海の伊予灘や宇和海が一望できる。


人と比べてその大きさを知る。


日本一長い佐田岬半島の峰に建つ風力発電機。
風力発電機1基で最大850Kwの発電能力があり、冷蔵庫(1200W)に換算すると700台分の電力発電。


未だ建設中で、完成すると60基の日本一の風力発電が完成する。この伊方町には、原子力発電もある。


羽根が回る時に発生する風切音が、付近の住民の障害になっている。昼間はあまり感じないそうだが、夜間になると耳につくらしい。


風力発電の羽根で、長さ29.5mが三枚ついている。


せと風の丘パークにある風力発電学習パネル。
以下の画像は、平成23年2月22日撮影。


伊方町三机の三机湾、ハワイの真珠湾と形、水深もよく似ているので、ここで昭和14年頃から日本海軍は秘密兵器、特殊潜航艇の訓練基地として、極秘で訓練を開始した。昭和16年11月軍神達は休暇で帰郷し、休暇があけ軍神達が帰ってきてから終日後に三机湾沖に黒い船体を見せた母艦「千代田」が突然姿を消し再び帰ってこなかった。4ヵ月後昭和17年3月6日九人の真珠湾での戦死が報じられた。この時はじめて三机の人々は、特殊潜航艇の訓練が三机湾で行われ、九軍神が三机から巣立って行った事を知ったとある。


三机湾に九軍神が写真入りで慰霊碑の前に祀られている。


内閣総理大臣佐藤栄作が揮毫した立派な慰霊碑が建立されている。


伊方町三机(旧瀬戸町)の瀬戸公民館2階に資料室がある。極秘訓練時代の資料がてんじしてある。


伊方町田部にある西部ニューギニア・戦線戦没者慰霊観音菩薩、戦死者は、愛媛県出身が多くおいでになり、温厚な信仰心の厚いお国柄ゆえ最適地と決め、この地に建立、平成16年4月25日、茲に祀ることとした。
海上機動旅団第2旅団機動第1大隊・ソロン観音像保存会一同と碑に刻印ある。
西部ニューギニア・戦線戦没者慰霊観音菩薩建立に際し、土地は地元の有志が提供されている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする