EEKの紀行 春夏秋冬

紀行&散策を画像を交えた紹介です

伊予松山城本丸に秋の訪れ「ひっそりと咲く花」

2014年09月03日 | 伊予松山歴史散策
今年の松山の夏は、好天に恵まれなく、空一面が一日中青空と言った日々が殆どなかった。
何だか梅雨が長引き夏らしい天候ではなく9月を迎えた。台風11・12号・豪雨、JA各地では土砂崩れや洪水で被害が多発した。異常であった8月も終わり、9月になると急激に気温が下がった地方もある。知人が住む、信州信濃地方は寒くって長袖を着用して居りますと連絡があった。
昨日、松山城ガイド当番で登城し、北海道・岩手県から松山城を観光にお越しになった御夫婦をご案内しましたが、松山は温かいですねと言われ、北海道の方は、寒く朝夕は一桁の気温ですと言われた。もしかすると今年は秋が短く冬の到来が早く来るのでしょうか?世間話をしながら、松山城の沿革を簡単に説明し、天守最上階から伊豫松山藩初代藩主、加藤嘉明が5層の天守を創建するが、3代目藩主松平定行が3層の天守に造り替える。天明4年(1784)1月元旦落雷で焼失、現在の天守は、安政元年(1854)に復興再建された天守で、現存天守では一番新しい天守ですと説明すると・・傍にいた広島から来られた観光客の方は、以前来た時にはその話は聞かなかったが、いい話を聞いたと言われた。ゴミが落ちてない清潔感があり素晴らしいお城、鉄筋コンクリート造りの城よりも木造の城が私は好きです・・と言われた。此れから道後温泉に行きますとの由、お気を付けていい旅をお続け下さいとお見送りした。
ガイドを終えて下山途中に石垣の間から秋口になると花を咲かす可愛い草花が咲いていた。この花はなんと言う花なのでしょう??・・お城に咲く花としては、打って付けの花、派手さが無く、控えめで、うっかりすると見過ごしてしまいそうな花だが可愛いいい花です。・・ある観光客は、松山城にぴったりの花ですね・・との言葉を残され天守に向かわれた。

画像は、話題の花です・・残念ながら私は植物には知識が無く花の名前が分かりません。以前教えて頂きましたが忘れました


この花は石垣の間から育ち9月から10月になると成長して花を付ける。




あまり栄養分も無い土の少ない場所から生命力が強く辛抱強い花だ。


揚木戸門跡に咲く・・この石垣の上に隠門続櫓がある。
秋山眞之が幼少の時に登った石垣で、櫓は「隠門続櫓」でこの石垣に画像の花が沢山咲いている・・高さ15mある。


太鼓門下の石垣で奥に小天守が見える。


石垣の間から「撫子」のようにひっそりと、控えめに咲いている。


何処から種子が飛んで来たのか??鳥類が運んで来たのか??松山城によく似合う花・・と言うよりも松山城の石垣を引き立て役の花・・と言った方がいいかも。


天守最上階で標高165mあり、天候がよければ、広島県呉市野呂山を見る事が出来る。
松山城天守は、初代藩主加藤嘉明が築城した5層の天守を、三代目藩主松平定行が三層に改築、5層時代の天守台に3層の天守を挙げたので各階の面積が広い。現存12天守の3層天守の中で各層の面積が一番広く、最上階も画像の様に広々としている。


徳川御三家、御三卿の天守や建物には三つ葉葵の紋が鬼瓦に付けられているが、地方の城の鬼瓦に三つ葉葵の紋が付いているのは伊予松山城にみである。


松山城天守の階段は急勾配で皆さんには、足元をくれぐれも気を付けて上り下りして下さいと何時もお願いをしております。
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