第60回愛媛マラソン写真コンテストに応募するためにゴールとなる三之丸(城山公園)に行った。そして最初にシャッターを切ったのが画像のお二人です。
お二人には、写真コンテストに応募する被写体になることを了解の上撮りました。
自己新記録達成で喜びのお二人。
さて
新型コロナウイルス発生で、中断していた愛媛マラソン、開催は3年振りとなる第60回愛媛マラソンは快晴の令和5年2月12日、愛媛県庁前をスタート、伊予松山城三之丸公園をゴールとするコースで行われた。
スタートは午前10時、42,195kmの日本陸連公認コースで、間に10ヶ所の関門があり指定された時間内に通過しないと失格となる。そして6時間内にゴールしないと完走資格がない市民マラソンである。
愛媛マラソンには特権があり、3時間30分を切り参考となる完走記録証書を添付すると来年優先的に参加出来る。
愛媛マラソンは非常に人気があり、参加希望者が多く参加申し込みをしても抽選もれで参加できない状態で、全国47都道府県から今回も参加、10140人のランナーが早春の伊予路をかけぬけた。
開催5日前の天気予報は、雨天でしたが、2日前には晴れ午後曇りと変更され当日は、快晴となり天候の神様は、急遽3年振りの愛媛マラソンを快晴の状況を創ってくれた。
気温は、最高気温16,3度と春を思わせるものでランナーにはちょっと高すぎる気温であった。
少し松山の歴史を
松山市は、今から421年前の慶長7年(1602)伊予松山藩の初代藩主、加藤嘉明が関ケ原の戦いで武勲を挙げ、徳川家康から伊豫國20万石を拝領し、家康の許可を得て松山城天守をはじめ、城下町を建設し、420年前の慶長8年10月(1603)、城下町の名前を「松山」という名称が公にされ、嘉明は旧城下町松前(正木)から家臣や住民とともに新城下の松山に居を移し発展したのが現在の松山市である。
令和5年1月1日現在人口は、505,304人四国最大の50万都市として発展、中四国では、広島市・岡山市に次いで第三番目の都市である。
加藤嘉明は、愛媛マラソンのゴールとなる松山城三之丸上空の天国から、私が創った城下町「松山」も立派に発展しよった。全国47都道府県から1万人のランナーがマラソン大会に参加してくれて大変うれしいぞな!!と天国から笑顔で見ていると思います。
加藤嘉明が築城した松山城
三之丸は、現在 城山公園と名称変更され、10、140人のランナーはここに集合した。
愛媛県庁舎は、県庁舎と明記してある場所にあり、ここがスタート地点です。そしてゴールは三之丸(城山公園)に設定されています。
松山城全体の写真で、以前三之丸はいろんなスポーツ施設がありましたが特に三之丸が公園に変更されました。
これが現在の三之丸(城山公園)で小さく大勢の人々が見えるのがランナー達です。
松山城三之丸に集合した第60回愛媛マラソン参加者。
参加者は、1万140人(男子:8242人 女子:1898人)
完走者は、8895人で、男子・7357人 女子が、1538人、完走率は、87,72%でした。
優勝は、男子、中村佳樹(愛媛銀行・愛媛県松山市)・2時間17分27秒、2度目の優勝
女子、西田留依(肥後銀行・熊本県熊本市)が2時間40分51秒で初優勝した。
大会に従事するボランティアは、過去最大の4、400人がゴールや給水・給食で活躍愛媛みかんやみかんジュースそして松山銘菓でお持て成しの心配りをして選手の疲れを癒やした。
今年も全国都道府県から参加されランナー達は、沿道の声援やお持て成しが素晴らしかった来年もまた来ますと言われた参加者は多かった。
松山城三之丸(現。堀之内公園)に集合しスタートを待つ第60回愛媛マラソンランナー10140人。
松山城南山麓にある愛媛県本庁舎前からスタートする愛媛マラソンランナー、スタートは午前10時00分、10140人の最後のランナーがスタートしたのが午前10時16分13秒で、16分を要してスタートが完了した。
※ 愛媛県庁舎の説明
庁舎建設は、木子七郎が昭和4年に設計し建築された。
廃藩置県により、明治6年に愛媛県が誕生後4代目庁舎で、鉄筋コンクリート造り建設費102万円を掛けて創建された。
現在全国の県庁舎で3番目に古い庁舎で、一番古い庁舎は大阪府庁舎、二番目が神奈川県庁舎である。
10、140人の最後のランナーがスタートしたのが午前10時16分13秒で、16分を要してスタートが完了した。
優勝した、男子部、中村佳樹(愛媛銀行・愛媛県松山市)・2時間17分27秒、2度目の優勝で、
中村選手は、愛媛県立松山北高校・駒沢大学で箱根駅伝を走り卒業後地元愛媛銀行に就職、愛媛県のエースである。
優勝した男子部・中村佳樹選手ゴール後「ブラボー・ロード」を歩き、松山市内の女子高校生に迎えられ祝福を受けた。
参加し完走したランナーは、ブラボー・ロードを通る。
今年サッカーワールドカップで流行語になった「ブラボー」・・長友佑都選手も愛媛県出身である。
給水準備も高校生、それも女子生徒の皆さんで、愛媛マラソンは松山市内と近郊の高校女子生徒で支えられていると言っても過言でない・・ご苦労さま。愛媛県立今治西高校の生徒会長(女子)が先頭に立ち支援活動していた。
今年もゲストランナーとして応援に来ていただき、ランナー達をハイタッチで迎える高橋尚子さん。
高橋尚子さんは、いままさに愛媛マラソンの顔です。
ハイタッチしたあと左手には除菌シートを持ち一回一回、タッチする手を除菌する心遣いが素晴らしい高橋さんらしさが伺えた。
高橋さんの挨拶の中、沿道に立ち応援する方々、各ボランティアの方々のお持て成しの心でランナーの皆さんが元気づけられるこの大会「!!愛媛最高」来年も来ますと挨拶された。
今大会は、レースアドバイザーが6人伴走した。
特に、愛媛マラソンの特権事項として3時間30分以内で完走すると、来年優先的に参加できるのでレースアドバイザーが伴走した。
画像は、5時間台で完走できるようにと5時間レースアドバイザーである。
愛媛マラソンは、日本陸連公認のマラソン大会で、第1回は昭和38年1月15日の成人の日に行われ参加選手、30名で開催、昭和58年にやっと100名の参加となり、参加資格は日本陸上競技連盟に登録されている事が条件で男子のみのであった。
第44回、平成10年開催から女子の部が開催され、この時から以前は見る・応援する愛媛マラソン大会でしたが、市民が楽しく参加できる現在の市街地発着の市民マラソンとして定着した。
それ以来参加し楽しむマラソンが急増し大変身、今や日本でも屈指の有名なマラソン大会となった。
シドニーオリンピック金メダリスト、高橋尚子さん曰く、全国に数あるマラソン大会に参加して来ましたが、愛媛マラソンは市民の応援、支援が素晴らしい大会と称賛され。
大会関係者もこの言葉を聞き感激、高橋尚子さんは毎回参加し支援していただいている。
来年も来ますと挨拶され帰られた。
報道機関のカマラマン、一人が3台のカメラを6時間連続で操つり大忙し。
私達お応援しています!!頑張って
皆さんお応援ありがとう42,195km走破してきました。
我らも応援していますよ。「オトナノアソビバ」・・より!!
コースの両側で凄い応援・声援とても感動しながら走りました。来年も是非参加します。
うわさ通りの素晴らしい愛媛マラソンでした。・・東京から参加された方の言葉です。
本当に温かい大会で気持ちよく走れました。・・兵庫県から参加した女性ランナーの言葉です。
愛媛マラソン参考資料
第1回愛媛マラソン大会で力走する 寺沢 徹選手。
寺沢選手は
元マラソン世界最高記録保持者(昭和38年2月17日、別府大分毎日マラソンで達成・2時間15分8秒)
それまでの記録は、アベベ・ビキラが持っていた世界最高記録を上回った。)
愛媛マラソン第1回、昭和38年1月15日開催、優勝者・寺沢 徹選手(倉レ本社)が時間は2時間20分25秒であった。
第3回大会、昭和40年1月15日開催に参加した宍戸英顕選手(群馬陸協)が優勝、時間は2時間16分49秒、日本歴代8位で、この記録が平成29年2月7日開催の第55回大会まで愛媛ラソン記録としてその後51年間破る選手はいなかった。
第55回・平成29年2月7日開催に公務員ランナー・川内優輝選手(当時埼玉県庁)が初参加、2時間9分54秒のとてつもない大新記録で優勝し記録が更新された。
それまでは、宍戸英顕さんが樹立した(昭和40年1月15日、第3回愛媛マラソン大会で2時間16分49秒で優勝)当時日本人歴代8位の大記録であったが52年ぶりに川内優輝選手が記録更新した。
この記録は当分更新する選手は出てこないと思う。
平成29年2月7日開催の第55回愛媛マラソン大会に公務員ランナー、川内優輝選手(当時埼玉県庁)が初参加、2時間9分54秒のとてつもない大新記録で優勝し記録が更新された。
35km地点を新記録ペースで激走する川内優輝選手(当時埼玉県庁)
令和3年2月28日(日)第76回びわこ毎日マラソン大会で、日本新記録となる2時間4分56秒を達成で喜びの鈴木健吾選手(愛媛県宇和島東高等学校・神奈川大学卒)。
「小柄な身体ですが、体力は素晴らしい(車で表現すれば、昭和39年3月に発売した小型のスポーツカー・ホンダS600みたいです)日本記録を樹立した第76回びわこ毎日マラソン大会で少し無理をしたのかその後大きな大会には出場していない。
令和5年(2023年1月1日開催の)第67回 全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)にも参加してなかった。何処か体調が悪いのか?です。びわこ毎日マラソンで無理をし過ぎたのか?
鈴木健吾選手の走りは理想的な走法で頭がブレない綺麗な走りです。
今後愛媛マラソンの新記録更新できる選手は、愛媛県立宇和島東高等学校卒・神奈川大学で箱根駅伝・日本大学駅伝で活躍し、現在富士通陸上部所属、現マラソン日本記録保持者である「鈴木健吾」選手しかいない。
いつの日か故郷の愛媛マラソンに帰ってきて記録更新を願いたい。
出来れば奥様ともどもの参加で、女子の記録更新も願いたい。