EEKの紀行 春夏秋冬

紀行&散策を画像を交えた紹介です

第14回全国高等学校俳句選手権大会 決勝戦

2011年08月22日 | 伊予松山歴史散策
8月20日(土))から始まった第14回全国高等学校俳句選手権大会(愛称:松山俳句甲子園)は、会場を松山市総合コミュニティセンターの文化ホールで13人の審査委員の先生方を前にして準決勝、決勝戦が行われた。

俳句甲子園とは、17文字の熱闘で各チーム5人で構成し俳句を掲げ相手高校から質疑を受けそれに対して応答する言葉の戦いである。
言葉には、麗しさ、「力」、伝える事、伝わる事、覚える事、育てる事が多彩に含まれている。

昨日の予選を勝ち進み、また敗者復活戦から勝ち進んだ高校生が頂点を目指して戦った。

俳句は17文字に秘めた日本独特なもの、即興で特殊世界を作りその中で楽しむ芸事、世界最短の短詩系文学を素晴らしい表現力で戦った。

まず準決勝戦は、兼題「坂」で愛媛県の松山東高校Aと東京の開成高校Aが対戦し事実上の決勝戦であったと審査員の各先生から評価された。
両校とも質疑応答の論戦、乱戦が素晴らしく、特に松山東高校Aの女子生徒は歌を交えながらの素晴らしい応答で満員の観衆から大きな拍手が起こった。
オペラ歌手になったらいいような美声を披露検討したが残念3対2で開成高校Aに軍配があがった。

決勝戦は、兼題「雲」で愛知県の幸田高校対東京の開成高校Aが対戦し、昨年に次いで開成高校Aが二連勝を果たし大会を終了した。
東京の開成高校Aの生徒諸君優勝おめでとう。

君達の質疑応答素晴らしかった。・・来年も是非松山に来て下さい。
なお、個人最優秀句は、神奈川県厚木東高等学校Bの、菅 千華さん(2年生)の「未来もう来ているのかも蝸牛」が選ばれた。また東北大震災県、岩手県の黒沢尻北高等学校の佐々木 達也さん(3年生)の「夏雲や生きるとは生きること」が優秀句に選ばれた。

※ 個人最優秀句に選ばれた神奈川県厚木東高等学校Bの、菅 千華さんの句「未来もう来ているのかも蝸牛」は、松山市居相町にある「伊予豆比古命神社・通称 椿神社」の境内に栄冠を永久に句碑玉垣として建立される。

最後に審査に当たった13名の先生から現在ともすれば言葉使いが雑になっている昨今、今年参加した各高等学校の生徒諸君の言葉の表現を聞いてまだまだ日本の言葉使いは確りと護られている。そして各自が確りとした哲学を抱いている。今日本は大変な事に遭遇しているが二日間皆さんの活動をみて日本の復興が間違いなく出来ると安心した。・・と好評した。

私も同感である。


文化ホール舞台に掲示された大会標題。


会場に掲示された参加高等学校名。


松山俳句甲子園 組み合わせ表。


13名の審査委員を前にして対戦相手の俳句に対して質疑応答して戦う。


ご覧のように文化ホールは俳句愛好者で満員。




俳句甲子園は、句の鑑賞力を競い合うディベートである。


事実上の決勝戦と各審査員から好評を博した、愛媛県の松山東A高等学校。
松山東Aは歌を交えての論戦が繰り広げられ満員の会場から大拍手が起こった。


事実上の決勝戦と各審査員から好評を博した、方や東京都の開成A高等学校。
結果は、3対2で開成A高等学校が勝ち、決勝戦でも愛知県の幸田高等学校を撃破して開成A高等学校優勝した。二年連続6度目の優勝を果たした。


愛媛県下で一番多くの参拝者が訪れる伊予豆比古命神社・通称 椿神社」の境内に記念として栄冠を讃え永久に保存される句碑が建立されている。現在第1回目から第13回目までの個人最優秀句に選ばれた句が句碑玉垣として建立されている。


平成21年第12回・平成22年第13回・開催の全国高等学校俳句選手権大会(愛称:松山俳句甲子園)の個人最優秀句碑。今年の最優秀句碑が近々第13回句碑の左に建立される。
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高校俳句甲子園

2011年08月21日 | 伊予松山歴史散策
子規が明治28年故郷松山に帰った時に詠んだ「春や昔15万石の城下哉」俳句の街・今年も全国各地から俳句という短詩系文学を介して高校生達が松山市に集い、日本語を操る能力の向上、将来日本俳句文学の振興と、高校生相互の文化交流を介して豊かな人間性を育むことを目的として、平成23年8月20日第14回全国高等学校俳句選手権大会(高校俳句甲子園)が開催された。
今年高校生が詠んだ句は、東北大震災に関する句が多く、早期の復興を願うものである。

参加資格 平成23年度在学中の高校生で全国大会に参加できる方。
出場資格 全国大会に出場できるのは、同一校5名で編成され、かつ次のいずれかに該当するチームとする。
1. 北海道・東北・関東・北陸信越・東海・近畿・中国・四国・九州の9地区30会場で開催される地方大会において、優勝したチーム。
2. 投句応募の中から、厳正な審査により選出されたチーム。(尚、地方予選において惜しくも敗退したチームは、投句応募審査の対象となります。)

第一日目の予選会は、四国一を誇る大街道商店街に特設舞台を6ヶ所の特設会場で行い、第二日目は松山市総合コミュニティーセンタの文化ホールに会場を移し、敗者復活戦、準決勝、決勝戦が行われた。


大街道商店街アーケードに取付られた歓迎の表示板。


大街道商店街で繰り広げられた全国高校俳句甲子園。


審査員も真剣な面持ちで厳正な審査をしていた。


熱心な俳句愛好者も真剣に聞いている。


決勝進出をめざしてもてる能力をフル回転。
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松山城特別ライトアップ「光の城」

2011年08月15日 | 伊予松山歴史散策
松山市では、平成14年から多色フィルムを使ったお盆の松山城ライトアップイベント「光の城」を続け来た。
今年2月3日から照明灯を水銀灯からLEDに変更工事を行い消費電力の削減を計画、4月からLEDに変更しライトアップしている。

今年から松山城ライトアップイベント「光の城」ではLEDによる初めての4色によるライトアップをした。なおLEDでのライトアップは、愛媛県内で松山城が初めてである。
8月13日・14日お盆で故郷に帰郷した方、県外から観光に来られた方々をお迎えするお持て成しの心を篭めて松山のシンボル「松山城」を白色・黄色・青色・緑色・紫色に変化させ様々な表情の松山城天守を醸し出した。

なお、松山城は平成19年「古都保存法」施行40周年に当たり、「財団法人古都保存財団」などが主催者となり、国土交通省や文化庁などが後援し、学識経験者等による選定委員会の審査を経て決定されたのが「美しい日本の歴史的風土100選」で、これは、全国に残るすばらしい歴史的風土の保存・継承や観光立国への貢献などを目的に、次世代に継承すべき

美しい日本の歴史的風土が良好に残されている地域(都市)を選定したもので、松山市は、「松山城」と「道後温泉」が情緒あるたたずまいが残されていると評価されました。美しい日本の歴史的風土100選(平成19年3月2日選定)に選定された。

お願い事項:4色変化のライトアップはいい企画であるが、見る側にとってはもう少し早く変化させて欲しい。・・県外から見に来られた方々から30分毎の変化は時間が長すぎる。せめて半分の15分毎にして欲しいと言われていた。・・私も同感である。

画像は、昨晩(8月14日)行われたLEDによる松山城ライトアップイベント「光の城」の画像。


午後6時40分雲の間から夕日が瀬戸内海に降り注ぐ。松山城本丸132mから撮影。


午後7時にLEDが点灯、先ず最初の色は、青色で照明。


午後7時30分黄色(オレンジ色)に変化。


午後8時には薄紫色に化粧替え。


午後8時30分に緑色に衣替えした。


本丸広場では、画像のような光の祭典、お城の盆踊り、民謡歌会、松山城志民の会による“夜の天守城門ツアー”、まつやま文化財サポートの会による“櫓特別開放” 隠門続櫓・野原櫓・乾櫓見学会、お伽座による“お城の昔語り” 夜の櫓の中で伊予弁の昔語り等々、松山城を保存に寄与している市内関係団体(奉仕活動)による行事を開催し県内外の観光者に楽しんでいた。


松山城本丸を攻め込もうとする敵兵を攻撃し侵入を阻止する「隘路」、遠く奥に天守を望み、手前に太鼓櫓が見える。
隘路を侵入する敵兵を左右前後から攻撃防御するよう構築されている。


全国の城郭で唯一城門に「戸」が設置されてない珍しい門、重要文化財指定「戸無し門」である。奥に太鼓櫓、それを支える石垣群。


ふと気が付くと、すっかり「夜の帳が下りていた」・・松山城本丸132mから見た松山城下町の夜景・・奥は瀬戸内海。

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第46回 松山まつり開幕

2011年08月12日 | 伊予松山歴史散策
昭和41年(1966年)に松山市、松山商工会議所、南海放送、愛媛新聞社の四者で主催した「松山おどり」がその始まりで、松山おどりの名称は昭和46年(1971年)の第6回まで、その後は松山まつりと称して開催継続中。
毎年は、8月11日から13日までの3日間行われ、野球拳おどりや野球サンバの連とチームが街を練り歩く。

11日は野球サンバ、12日は野球拳おどり(企業連)、13日は野球拳おどり(団体連)が演舞する。
今年は、「心を一つに、今出来る事は・・小さな事でもいい・・頑張ろう日本」を合言葉に松山まつりも東日本大震災の早期復興を祈念して、そして亡くなられた方々の追討鎮魂を祈りつつ。」・・今日の観覧者7万8千人の観衆一人一人の心にもその絆は宿っていたのでは。
野球サンバ参加チームは、二番町をスタートし千舟町を踊り観衆を魅了していた。


松山まつりの開幕を宣言する野志松山市長・・挨拶の中に「東日本大震災の早期復興に松山から元気を届けようと」言葉を付け加え松山まつりが開始した。


松山まつりの初日は、野球サンバから・・・気持ち、元気よく届け東北まで。


サンバのリズムを奏でる打楽器奏者たち。・・やはりサンバはこれが無くては始まらない。・・今年も元気よく奏でよう。


チームも個性のある衣裳で参加。






東北の皆さんに元気が届くように気持ちを篭めて踊ります。
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第7回 全日本女子硬式野球選手権大会 終わる

2011年08月11日 | 伊予松山歴史散策
8月6日(土)から開催されていた、第7回全日本女子硬式野球選手権大会は8月10日(水)天候に恵まれ日程通り終了した。

参加チームは27チームが予選、決勝リーグを行い、決勝リーグを制した、平成国際大(埼玉)-尚美学園大(埼玉)・尚美CROSS(埼玉)-神村学園(鹿児島)が準決勝を行い、尚美学園大と尚美CROSSが勝ち決勝戦を行った。
決勝戦の結果4対0で尚美学園大(埼玉)が3年振り2度目の優勝を果たした。

優勝おめでとう!!尚美学園大・・是非来年も優勝目指して頑張って下さい。そして松山に来て下さい。

また、8月11日(木)12日(金)両日マドンナ球場と坊ちゃん球場で、日本・台湾のスポーツ交流事業として女子野球の交流試合が開催される。
今まさに松山市は女子野球大会の花盛りである。


スコアボードに電光掲示された大会名称表示。


第7回全日本女子硬式野球選手権大会を制覇した尚美学園大学(埼玉)の選手達。
第3回目の優勝おめでとう!!・・・画像は開会式のもの。


グランド整備も念入りにし、最高の状態で試合が出来る様にと、松山市営球場職員が整備機械を運転し整備を。


グランド整備も念入りにし、最高の状態で試合が出来る様にと、松山市営球場職員が整備機械2台を運転し整備を。


松山市営球場(愛称:坊っちゃんスタジアム)内野は土のグランドで、外野は天然芝、内野ファールグランドは人工芝である。




吹奏学部も応援に来ていた。


熱戦にふさわしい打撃。・・
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